キャンプなどアウトドアでの楽しみといえば、開放的な雰囲気の中で味わうおいしい料理。なかでもスモーク料理(燻製)は、アウトドアの醍醐味の1つですね。ただ自宅では、近所に煙やにおいが流れてしまうおそれがあって、おいそれとは手が出せません。ところが先日、キッチンでもスモーク料理ができるお手軽なスモーカー(燻製器)が販売されていることを知りました。換気扇直下で使用するという条件はありますが、これなら筆者宅でもスモーク料理が作れそうな予感。さっそく購入して、自宅のキッチンで挑戦してみました。
購入したのは、さまざまなアウトドア製品を展開するロゴスコーポレーションの「LOGOSの森林 クラフトスモーカー」。アウトドアはもちろん室内でも手軽にスモーク料理ができるスモーカーです。しかも紙(段ボール)製なので、組み立ても簡単。さらに、使い終わったあとのゴミ処理も困りません。
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それでは説明書に従って組み立ててみましょう。内側にどんどん折り込んでいくように進めます。完成まで30分程度かかりました |
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完成しました♪ 3段式なのでさまざまな種類の食材をスモークできますよ |
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3段重ねるとこんな感じです。室内で使用する場合は真上に換気扇があることが条件です |
今回は、「購入しやすい身近な素材でスモークを楽しもう!」をコンセプトにスモークすることにしました。そのため、すべての食材を自宅近くにあるコンビニで購入。もちろん、みなさんは自由に食材を選んでお楽しみください♪
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こちらが、用意したスモーク用素材。さばの塩焼き、ゆでたまご、ぬか漬け3点盛、ロースハム、チーズ、えだ豆の全6種類 |
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なお、スモークウッドは別売りです。今回は「LOGOSの森林 消えないスモークウッド」のさくらを購入。スモークウッドはほかにもナラやクルミなど全部で7種類用意されており、それぞれに香りや風味が異なります |
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まずは、金網に食材を並べて… |
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スモークウッドをライターやコンロで発煙するまで加熱したら、付属のアルミ皿の上に置き、その上から食材を並べた本体をかぶせます。今回はフライパンの上にセットしました |
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スモークが始まると本体の穴から煙がもくもくと出てきます。あとは、換気扇の下で完成するのを待つだけ。もちろん換気扇は回し続けます |
さて、約2時間スモークした状態で取り出してみました。ちなみに、その間、室内の空気清浄機もフル回転しっぱなしでした。
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チーズとハムを最も火力と煙が強い下の段に置いたため、ややスモークし過ぎて焦げてしまいました。残念〜! |
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さばの塩焼きとゆでたまごはいい感じで仕上がっています。これはどちらもおいしかったです♪ |
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最上段に置いた漬物はイメージしていたようなスモーク感が出ませんでした |
初めてだったので、とりあえず適当に食材を3段にわけて配置したのですが、熱と煙が強い下段には水分の多いものや、より強めにスモークしたい食材を、上の段には軽くスモークしたいものを配置すればよかったと反省しております。ちなみに、段数はお好みで1段だけや2段にすることもできます。
なお、今回の食材のなかでは、定番ともいえるゆで玉子はやはりおいしかったです。さばの塩焼きはいわずもがなですね。段ボール製とはいえ、ちゃんと香りがついていて本格的な仕上がりでした。最上段のえだ豆は独特の風味があっておいしかったのですが、漬物はもっとしっかりスモークできていればよかったのではと思いました。焦がしてしまった、チーズとハムはノーコメントで…。まあ、それなりに食べられましたけど…。
初めてということで、うまくいかないこともありましたが、自宅でのスモーク体験はかなり楽しめました。近いうちに、もう一度チャレンジいたします。みなさんもいろいろと工夫しながら、「LOGOSの森林 クラフトスモーカー」を使って自宅でもスモーク料理を楽しまれてはいかが♪ もちろん、キャンプなどのアウトドアに持っていって、その場で組み立てるという使い方もできますよ。