衣服に付いたシミや汚れをきっちり落としたいときに活躍する漂白剤。漂白剤というと、鼻にツンとくる嫌なにおいをイメージされる方も多いと思いますが、それはいわゆる塩素系の漂白剤だからです。塩素系は強い漂白力がありますが、衣類に使う場合は基本的に白物の生地にしか使えませんし、生地をいためやすいという欠点もあります。そのため、衣類では酸素系といわれる漂白剤を使うのが一般的。近年、コストコやテレビショッピングで販売されているとある酸素系漂白剤が、洗濯だけでなくキッチンや掃除など、さまざまなシーンで大活躍する万能クリーナーとして大人気なのはご存じですか?
「オキシクリーン」の特徴は、「酸素の力」で汚れを落とすその洗浄力。酸素の泡が汚れを徹底的に落とし、スッキリと洗浄します。もちろん色柄ものにも使えますし、嫌なにおいもありません。ここは、四の五の言わず、「オキシクリーン」の洗浄力をいろいろと試してみましょう。
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洗濯機に入れるときは、洗濯用洗剤とは別にキャップ1杯分の「オキシクリーン」を入れるだけ |
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洗濯では、色落ちや色移りはまったくありませんでした。心なしかいつもよりキレイになっているような気がします。さて、いよいよ気になる洗浄力を検証していきましょう♪ |
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まずは、新品のタオルをワザと汚してみます。登場いただくのは、右から、しょう油、トマトケチャップ、野菜ジュース、ラー油、ブラック缶コーヒーの5種類 |
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少しずつこぼして、タオルにシミを作りました |
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「オキシクリーン」をシミ抜きとして使う場合は、お湯(40〜60度程度)0.5Lに1/8杯の溶液を作ります |
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まずは溶液に汚れた部分をしばらくつけておき、汚れが浮いてきたと思ったら取り出して水洗いします。今回は30分ほどつけてみました |
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結果はこんな感じに! しょう油とコーヒーはキレイに落ちましたが、ケチャップ、野菜ジュース、ラー油は少し色が残りました。中でも、ラー油の汚れ(残った汚れの左端)は油分も多いのでかなり強力。餃子を食べるときは服を汚さないように気をつけたほうがいいですね |
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さらに、襟の部分がこんなに黄ばんで、カビがはえてしまったシャツにチャレンジ |
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かなりキレイになりました。これなら問題なく着られそうです |
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調子にのってこんなに使い古した汚い布巾と、ちょっと汚れた布巾も試してみました |
さすがに、真っ黒な布巾が真っ白になることはありませんでしたが、結構汚れは落ちました。また、ちょっと汚れたほうの布巾は、シミ汚れがほとんど取れました♪
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最後に、茶渋の付いた湯飲みと、うっすらと汚れたスプーンでもチャレンジ |
茶渋はすっかりなくなって、湯飲みはほぼまっさらに。また、スプーンもかなりキレイになりました!!
なお、国内ではアメリカ製の「オキシクリーン」と中国で生産された日本オリジナル版「オキシクリーン」の2種類が入手可能なようで、販売元のサイトによれば、アメリカ製と日本オリジナル版では成分に違いがあるようです。洗浄力自体は変わらないものの、日本オリジナル版ではアメリカ製に含まれている界面活性剤と香料を除いており、やや泡立ちが悪くなっているとのこと。そうしたことが影響してか、日本オリジナル版はアメリカ製よりも洗浄力が劣るという書き込みをネットで見かけます。
筆者が今回使用したのは中国産の日本オリジナル版。アメリカ製のものと直接比較したわけではないため、優劣は判断できませんが、筆者的には十分高い洗浄力があったと満足しております。ただし、野菜ジュースやラー油の汚れが今回はきれいに落ちなかったので、このあたりは「オキシクリーン」の使用量や、つけておく時間を変えるなどいろいろと試して、よりきれいになる工夫をしてみようと思っている今日この頃です。衣類はもちろん、食器などにも使える万能さにすっかりはまってしまいました♪
主に東京の湾岸エリアに生息しているが、中国、タイ、インドネシアなどでの発見情報もあり、その実態は定かではない。仲間うちでは「おっちゃん」と呼ばれることも。