秋は「●●の秋」と、いろいろなことが楽しめる季節といわれますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。筆者にとって秋はどんな季節かといわれれば、間髪入れずに「食欲の秋」と答えてしまいます。そして、食欲の秋における旬の食材といえば、何を差し置いても「秋刀魚(サンマ)」ではないでしょうか。
サンマはお刺身でも竜田揚げでも、何でもおいしい!! でも、もっともおいしくいただける方法は、やはり塩焼きではないか、そう思って毎年秋を迎えております。今年はさらにそのサンマの塩焼きをおいしくいただくべく、最強アイテムを入手しました。そうです。「七輪」です。
七輪を使い、炭火で焼き上げるサンマの塩焼きこそ、至高の食べ物なはず! 憧れている人も多いのではないでしょうか? というわけで、実家でサンマを用意し、炭火焼きをしてみました。
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真ん中に仕切りがある七輪 |
約40pと今回の七輪は幅広で四角い形。サンマを切り分けることなく、1尾丸ごと焼くこともできます。
これはこれで魅力なのですが、上記のように真ん中に仕切りがあるので、1台の七輪で火力を分けることも可能。片方は強火で一気に肉や魚を焼き上げ、もう片方では弱火にしてしっぽりと野菜などを焼く、なんてこともできますね。
また下部の左右それぞれに空気が通るように窓がついているので、火加減の強弱にもひと役買いそう。
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左右に通気用の窓があるので火力が調節できます |
使い方は簡単。火をおこした炭を投入して、網を乗せ、塩を振ったサンマを置いていきます。今回は両方ともに強火で焼き上げましょう。
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火おこしも楽しいんですよね |
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充分な火力になったところでサンマをON! |
七輪は、多くの赤外線を発生させ、熱効率が非常によいので魚などをおいしく焼ける、といわれています。それにしても、このサンマから出る脂が網から滴って、炭に落ちるあのジュッという音、そして目に染みる煙。どれもこれからいただくサンマがおいしくなるスパイスだと思うと、筆者の空腹中枢はビンビンと刺激を受けます。
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立ち込める煙の中で焼かれるサンマ |
頃合いを見て、サンマをひっくり返します。網に引っ付いた皮すらおいしくなるためのステップでしょう。
皮からはじける脂。もうたまりません。焼き始めてから10分もたたないところで、焼き上がり。家のコンロではまず見られないこの焼き加減。七輪で焼き上げたサンマならでは、ではないでしょうか。
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こんなのおいしいに決まってる! |
もはや、味の説明は不要。ふっくらと焼きあがったサンマは極上の味わいでした。七輪で焼く食材は魚のほかにも、焼鳥や野菜などなんでもおいしく焼き上がります。秋の夜長に炭のとろ火を見ながら、グラスを傾ける。なんてぜいたくなひとときでしょう。
七輪を使う際は、換気がとても重要です。締め切った部屋などでは一酸化炭素中毒などになってしまう恐れもあるので、窓を開けたり換気扇を回したり、屋外で楽しんだりするようにしたほうがいいでしょう。ルールや使い方をきちんと守れば、おいしい食事が楽しめること間違いありません!
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火の後始末も忘れずに |
以上、左右で火力が分けられる、大型の七輪を使ったおいしいサンマの塩焼きレポートでした。