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NTTドコモが、家族向けプランに月額980円の新料金を発表

NTTドコモは、2017年4月27日に行われた2016年度の決算説明会で、同社の料金メニューである「カケホーダイ&パケあえる」の新しい基本プランとして、月額980円の「シンプルプラン」と、30GBをシェアグループ内で分け合えるパケットパック「ウルトラシェアパック30」を発表した。それらの新料金の概要をレポートしよう。

新料金を発表するNTTドコモの吉澤和弘社長。今年度に予定されるユーザー還元策の第1弾として、「シンプルプラン」を発表した。今年度更なるユーザー還元にも強い含みを持たせている

月額980円で家族間のみ通話し放題になる「シンプルプラン」

今回、NTTドコモの発表した新料金は、いずれも、家族間でデータ容量をシェアする「カケホーダイ&パケあえる」に追加されるものだ。「シンプルプラン」は、通話し放題の「カケホーダイプラン」、「カケホーダイライト」に続く、第三の通話し放題プラン。月額980円で、家族間は通話し放題、家族以外については20円/30秒で音声通話が行える。音声通話はほとんど行わないというユーザーを対象にしているが、従来最安だった「カケホーダイライト」の月額1,700円と比較して、月額720円の値下げとなった。なお、spモード利用料(月額300円)および、シェアオプション定額料(月額500円)はそのままなので、シェアパック子機の利用料金は、月額1,780円まで抑えることが可能となる。

「シンプルプラン」の対象となるのは、「シェアパック」および「ビジネスシェアパック」のユーザーで、2017年5月24日よりサービスが開始される。

子ども1人を含む家族3人で「シンプルプラン」と「シェアパック5」を組み合わせた場合の利用イメージ。「U25応援割」を組み合わせれば、1人当たり2GBのデータ通信と家族間無料通話を3人合計で10,540円(1人当たり3,513円)で利用できる

30GBのデータ通信が月額13,500円で利用できる「ウルトラシェアパック30」

「ウルトラシェアパック30」は、上記「シンプルプラン」を含む、「カケホーダイ&パケあえる」に組み合わせられる新しいシェアパックだ。月額13,500円で30GBのデータ通信が行えるもので、従来の月額12,500円で15GBのデータ通信が行える「シェアパック15」と比べて、月額1,000円の追加でデータ通信容量が2倍になるという割安感の強いメニューとなっている。なお、余ったデータ容量は翌月まで繰り越すことができる。

「ウルトラシェアパック30」は、長期契約者向けの特典である「ずっとドコモ割」および、光回線の契約ユーザー向けの特典「ドコモ光パック」にも対応しており、12年以上の契約者であれば月額1,200円の割引きが適用されるほか、「ドコモ光パック」の2,000円の割引を受けることも可能だ。「ウルトラシェアパック30」はシンプルプランと同じく、5月24日よりサービスを開始する。

「ウルトラシェアパック30」は、「シェアパック15」より月額1,000円高いが、通信容量が2倍になるので、コストパフォーマンスはかなり高い

今年秋に「シェアパック分割請求の対象者を指定できる機能」などがスタート

これらの新料金とともに、シェアユーザー間の料金負担方法についても新しいオプションが発表された。今まで「カケホーダイ&パケあえる」は、代表回線のユーザーがシェアパック料金を全額負担するか、全員でパック料金を均等割する2通りの料金負担方法しか選ぶことができなかった。だが、この秋に始まる「シェアパック分割請求の対象者を指定できる機能」では、新たな選択肢として、“代表回線のユーザーが指定した子回線を、シェアパックの分割対象から除外できる”。これによって、家族間の料金負担をより柔軟に調整できるようになり、家族の実情にあわせて料金を割り振ることが容易に行えるようになる。

また、「シェアグループの子回線にデータ利用の上限を設定できる機能」もあわせて用意される。これを使えば、「シェアパック15」のデータ通信容量15GBのうち、両親は月間6GBまで、子どもは月間3GBまでといった具合に、1〜10GBの範囲でデータ通信容量の上限を設定できるようになり、子どものデータ通信の使い過ぎがコントロールしやすくなる。

田中 巧(編集部)

田中 巧(編集部)

FBの友人は4人のヒキコモリ系デジモノライター。バーチャルの特技は誤変換を多用したクソレス、リアルの特技は終電の乗り遅れでタイミングと頻度の両面で達人級。

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