新製品レポート
「Fall Creators Update」の新機能「People Bar」をサポート

MacでWindowsが使える「Parallels Desktop 13 for Mac」登場! Touch BarでCortanaを起動

Macを使っているけれど、どうしてもWindowsのアプリケーションを使わなければならない――。そんなときに便利なのが、パラレルスの「Parallels Desktop for Mac」だ。アップルの「Boot Camp」(Mac上でWindows動作させる機能)と違い、再起動せずにWindowsのアプリケーションを、Macのアプリケーションのように使える。そんなParallels Desktop for Macの最新バーションである「Parallels Desktop 13 for Mac」が2017年8月25日に発売された。最新バージョンがどのようにパワーアップしたのか、詳しく見ていきたい。

Mac上でWindowsを動作させられるParallels Desktop 13 for Mac。最新バージョンは、「MacBook Pro」の「Touch Bar」をサポートし、WindowsのアプリケーションをTouch Barでコントロールできるようになった。メーカー希望小売価格は通常版が7,870円(税別)

「Touch Bar」でWindowsアプリケーションを操作

Parallels Desktop 13 for Macの発売に合わせて東京都内で報道陣向けの製品説明会が開催された。その中で、同社のアジア太平洋地域 ジェネラルマネージャーのケビン・グリーリー氏が進化点として強調したのが、Macのすぐれた機能をWindowsで、Windowsのすぐれた機能をMacで活用すること。

まず、Macのすぐれた機能をWindowsで活用したのが「Touch Bar」のサポートだ。Touch Barとは、「MacBook Pro」が搭載する新しいインターフェイスで、キーボードのFnキー部分がタッチパネルとなっており、利用するアプリケーションごとに表示が切り替わり、直感的な操作を実現するというもの。Parallels Desktop 13 for Macでは、Touch BarをWindowsのアプリケーションでも利用できるようにした。

Windowsのデスクトップを表示している場合は、タスクバーに表示されている「Cortana」やタスクビュー、タスクバーにピン留めしているアプリケーションなどがTouch Barに表示される。対応しているアプリケーションはOffice(Word、Excel、PowerPoint、Outlook)やWebブラウザー(Internet ExplorerやEdge、グーグルのChrome、モジラのFirefoxなど)に限られるが、Touch Barのカスタマイズ機能を利用して、非対応のアプリでもユーザーが自分で使いやすいようにカスタマイズできる。

PowerPoint利用時のTouch Bar。戻る/送る、文字の装飾、ページの送り(Wordでは表示されない)などが表示される

Windowsのデスクトップを表示した場合のTouch Bar。左から2番目にCortanaのボタンが表示されているのが目を引く

その逆に、Windowsのすぐれた機能をMacで活用したのが「People Bar」のサポートだ。People Barとは、マイクロソフトが今秋提供予定の「Windows 10 Fall Creators Update」で追加される新機能。タスクバーに頻繁に連絡をとる人を表示して、すばやくメールや「Skype」で連絡がとれるというもの。Parallels Desktop 13 for Macでは、「Dock」にPeople Barを表示できる。しかも、Windowsではタスクバーに3人までしか表示できないが、MacではDockに無制限に表示しておける。

People Barは、タスクバーによく連絡をとる人をつねに表示しておけるWindows 10 Fall Creators Updateの新機能。Parallels Desktop 13 for Macでは、Dockに数に制限なしで表示できる

パフォーマンスがアップ! 最新OSへも対応

パフォーマンス面では、利用者から要望の多かったという、Thunderbolt用の外付けSSDの転送速度を最大2倍にアップし、ネイティブで使った場合とほぼ同水準にまで高めた。そのほかにもUSB機器の転送速度を最大40%、Mac上でWindowsのファイルを操作する際のパフォーマンスを最大40%高速化している。

このほか、Windows 10などの仮想マシンをピクチャー・イン・ピクチャーで表示する機能も追加された。Macのアプリケーションをフルスクリーンモードで利用しても、つねに最前面にアクティブな仮想マシンのウィンドウを表示しておける。このピクチャ・イン・ピクチャを使えば、仮想マシン上で動画を再生し続けたり、複数のOSで複数の作業を同時に行ったりできる。細かい点だが、Macの高解像度なRetinaディスプレイで、文字や画像をより鮮明に表示できるように、グラフィックス面も改良されている。

Parallels Desktop 13 for Macは、前述のWindows 10 Fall Creators Update、今秋登場する「macOS High Sierra」という最新OSにも対応する。macOS High Sierraに関しては、ホストOSとしてもゲストOSとしても使えるという。メーカー希望小売価格は通常版が7,870円、乗り換えアップグレード版が6,000円、生協版が5,556円(いずれも税別)。ちなみに、前バージョンにあったUSB版は、MacノートのUSB Type-Aポートの廃止を受けて、今回は用意されない。

macOSにマッチした新デザインのインストール画面。マイクロソフトと協力し、プロダクトキーなしでWindows 10 Homeの90日間トライアル版が利用できる。従来バージョンでは、トライアウト期間が終了すると、データがすべて消えてしまっていたが、Parallels Desktop 13 for MacではWindows 10のプロダクトキーを購入すれば、データを引き継いでそのまま利用できるようになった

Parallels Desktop 13 for Macに含まれる「Parallels Toolbox」。動画からGIFアニメを作成したり、「YouTube」や「Facebook」の動画をダウンロードしたりできる単機能のツールが30以上用意されている

三浦善弘(編集部)

三浦善弘(編集部)

パソコン関連を担当する双子の兄。守備範囲の広さ(浅いけど)が長所。最近、鉄道の魅力にハマりつつあります。

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