「コントロールセンター」「片手入力」など、かゆいところに手が届く進化

「iOS 11」の日常使いで便利な5つの新機能

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アップルは2017年9月20日、「iPhone」や「iPad」向けの最新基本ソフト(OS)「iOS 11」の提供を開始した。「App Store」の刷新や、写真機能の強化、拡張現実(AR)のサポートなど、多くの新機能が盛り込まれている。新機能の中でも、iPhoneユーザーが日常使いで便利に使える新機能を5つ紹介したい。

1.新デザインでできることも増えた「コントロールセンター」

まずはデザインが一新された「コントロールセンター」。表示するアプリが選べるようになったほか、強く押し込む「3D Touch」を使って多くのコマンドを使いこなせるようになった。表示するアプリは、「設定」→「コントロールセンター」→「コントロールをカスタマイズ」で追加および整理(表示する順番)が可能。

個別のアプリも強化されており、「タイマー」は、時間を指定してすぐにタイマーを開始できるようになった。「メモ」は、ロックを解除せずにすぐにメモをとれる「インスタントメモ」という機能が追加されている。操作画面を動画で撮影できる「画面収録」は、アプリ開発者にとって重宝しそうな機能だ。

新デザインのコントロールセンター。3D Touchで強めにタッチすると、左上の通信機能なら無線LANのSSID、Bluetoothで接続しているApple Watchなどの詳細情報を確認できる。見た目ががらりと変わっているので、最初は戸惑ったが、できることが増えており、使い勝手はよさそうだ

タイマーは、真ん中のバーを上下に動かして時間を設定し、開始でタイマーがスタートする。数ステップでタイマーをかけられる

「設定」→「コントロールセンター」→「コントロールをカスタマイズ」で、コントロールセンターに追加するアプリ(機能)を選べる。並び替えも可能

2.「片手入力」で“親指が届かない”を解消!

キーボードには「片手入力」が追加された。キーボードを左右のどちらかに寄せて、片手で操作しやすくするという機能だ。Androidスマートフォンでは同機能を備える機種が多いが、iOSでも同様のことができるようになった。「iPhone 7 Plus」などの大画面モデルを使っている人にはうれしい新機能だろう。

片手入力は、地球アイコンのキーを長押しして設定できるほか、「設定」→「一般」→「キーボード」からも設定可能だ。

また、戻るキーを長押しすると、入力位置をすばやく動かせるようになった。長文のメモなどを修正したい場合に便利な機能だ。

片手入力は地球アイコンを長押しすると、表示される。左右どちらにでもキーボードを寄せられる。サイズは変更できない

右側に寄せた状態。これなら親指が「あ」に届く。設定は維持されるので、ほかのアプリでも右側にキーボードが表示される

3.ストレージ容量を節約できる新機能

iOS 11では、ストレージを節約できる機能が追加されている。まず、「非使用のAppを取り除く」という機能を有効にすると、文字通り使用していないアプリが自動的に削除される。なお、書類とデータは保持されるので、アプリを再インストールするとデータは元に戻る。アプリを断捨離できる賢い機能だ。

「設定」→「iTunes StoreとApp Store」の一番下の「非使用のAppを取り除く」を有効にすると、使っていないアプリが削除される

カメラは、高圧縮のHEIF(High Efficiency Image File Format)/HEVC(High Efficiency Video Coding)フォーマットでの撮影・録画ができるようになった。HEIFフォーマットで写真を撮影したところ、通常のJPEGフォーマットで撮影した写真の1/3程度の容量で済んだ。ストレージの節約に大いに役立ちそうだが、互換性の問題もあり、これまでどおりJPEG/H.264で撮影・録画することもできる。「MACまたはPCに転送」で、「自動」を選んでおけばHEIF/HEVCフォーマットを選んでも、JPEG/H.264に変換されるので、新しいフォーマットを選んでも問題はない。HEIF/HEVCフォーマットを選ぶと、4K/60p記録が可能になるというメリットもある。

「設定」→「カメラ」→「フォーマット」で、フォーマットを選べる。「高効率」はファイル容量が少なく、互換性が低い。もういっぽうの「互換性優先」は互換性が高く、ファイル容量は従来通り

「高効率」を選ぶ場合は、「写真」→「MACまたはPCに転送」を「自動」にしておこう

「高効率」を選ぶ場合は、「写真」→「MACまたはPCに転送」を「自動」にしておこう

4.「Google Drive」など他社製クラウドストレージが使いやすくなった

iOS 11では、「Google ドライブ」や「Dropbox」など、他社製のクラウドストレージとの連携がスムーズになった。新しい「ファイル」というアプリから、他社製のクラウドストレージを操作・閲覧できるようになり、ファイルの管理が簡単になっている。複数のクラウドストレージを活用しているユーザーにはうれしいアプリだ。

ただし、他社製のクラウドストレージをファイルで利用する場合、従来通り、専用アプリのインストールおよびログインが必要となる。

ファイルというアプリで、他社製のクラウドストレージを操作・閲覧できる

ファイルというアプリで、他社製のクラウドストレージを操作・閲覧できる

5.WebサイトをPDF化&手書き入力

最後はWebブラウザー「Safari」に追加されたWebページのPDF化機能。表示しているWebページをPDF化して、手書きのメモなどを追加できるという機能だ。使い方は、共有ボタンをタップして、「PDFを作成」を選ぶだけ。

手書きのメモ機能が充実しており、吹き出しや矢印なども追加できる。長いWebページを保存したり、情報をクリップしたり、使い道はさまざまだ。

共有ボタンの「PDFを作成」をタップするだけで、WebページをPDF化できる

共有ボタンの「PDFを作成」をタップするだけで、WebページをPDF化できる

PDFに手書きで注釈を書き込める

PDFに手書きで注釈を書き込める

三浦善弘(編集部)

三浦善弘(編集部)

パソコン関連を担当する双子の兄。守備範囲の広さ(浅いけど)が長所。最近、鉄道の魅力にハマりつつあります。

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2017.10.17 更新
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