「話のネタになる最新ITニュースまとめ」は、主に海外のIT業界で先週話題になったニュースを紹介する連載です。知っておいて損はない最新情報から、話のネタになりそうな事柄まで、さまざまなニュースをお届けしていきます。
ゲーミングデバイスメーカーのRazerが、2017年11月11日に同社初のスマートフォン「Razer Phone」を発表しました。ゲーミングに特化したモンスター級のスペックを有しながらも、価格は699ドル(約79,700円)に抑えられています。
ゲーミングデバイスメーカーのRazerが、なんとスマートフォンを発表
Razerが発表した「Razer Phone」は、CPUに最新の「Snapdragon 835」を採用し、1600MHz駆動の8GBメモリーと64GB(microSD最大2TB)のストレージを備えるハイエンドスマートフォン。ゲーミングに特化した端末ということで、5.72型のWQHD液晶(2560×1440)はリフレッシュレート120Hzで駆動するIGZO液晶パネルを搭載しています。
前面の上下に搭載されたステレオスピーカーは、立体音響のDolby Atmosに対応するうえに、それぞれ独立で駆動するアンプを備えており、サウンド面も強化。イヤホンジャックは搭載していないものの、THX認証された24-bit DACのUSB Type-C変換アダプターが付属します。
スマートフォンでゲームをプレイする際に気になるのはバッテリーですが、これも大容量4,000mAhのバッテリーを搭載。さらに、急速充電技術の「Quick Charge 4+」に対応し、不安点をカバーしています。
カメラは、昨今主流のデュアルレンズ仕様で、2倍の光学ズームを備えるF値1.75/1200万画素の広角カメラと、1300万画素の望遠カメラを背面に搭載。ここまでのスペックを備えたスマートフォンだと、ゲーマーだけでなくハイエンドスマートフォンを求めるユーザーのニーズにも応えられそうです。
「Razer Phone」は、アメリカやイギリスなどで2017年11月17日から発売開始。日本での発売は未定となっています。なお、Razerの日本版公式ページには「Razer Phone」のメニューがあるものの、クリックするとアメリカの公式サイトのページが開く状態です。
ソース:Razer
初来日で連日ニュースをにぎわせているアメリカのトランプ大統領。Twitterで頻繁にツイートすることでも知られているのですが、一時的にトランプ大統領のアカウントが無効化されるという事態が起こりました。
2017年11月2日、トランプ大統領のTwitterアカウントが11分にわたって閲覧できない状態が発生。この1時間後にTwitterは「人為的ミスによりトランプ大統領のアカウントが無効化された」と発表しました。
しかし、その後の調査で、カスタマーサポートを担当する従業員が、自身の最終出社日にトランプ大統領のアカウントを無効化していたことが判明。Twitterは、今後も調査を進め原因の究明に最善を尽くすと説明しています。
公的アカウントが無効化されるという事態にTwitterは調査を実施
アメリカ国内では、アカウントを無効化した元従業員が正社員ではなく請負業者だったと報じられており、正社員ではない社員がアカウント無効化、しかも公的なアカウントまで無効化できる権限を持っていたことに対して批判が集まっています。
トランプ大統領は、11月4日に「1人の悪党により私のアカウントが11分間わたって無効化された」と今回の一連についてツイートし、不満をあらわにしています。
ソース:Twitter
「PlayStation 4」や「PlayStation Vita」のゲームには、各タイトルに設定された条件を達成することで得られる「トロフィー」というシステムがあります。「トロフィー」は、ユーザーのやり込み度を示す指標のような扱いなのですが、獲得した「トロフィー」に応じてポイントを付与し、そのポイントを「PlayStation Network」(PSN)で使用できるプログラムがアメリカで発表されました。
米ソニーは、獲得したトロフィーに応じてPSNで利用できるポイントを付与するプログラムを発表
「PS4」や「PS Vita」で獲得できるトロフィーは、条件の難度に合わせて「プラチナ」「ゴールド」「シルバー」「ブロンズ」という4種類が用意されています。今回明らかにされたプログラムの対象となるのは「プラチナ」「ゴールド」「シルバー」の3つです。
「シルバー」は1トロフィーにつき1ポイント、「ゴールド」は1トロフィーにつき10ポイント、「プラチナ」は1トロフィーにつき100ポイントが付与され、このポイントはPSNで映画のデジタルコピーやゲームソフトのダウンロード購入に使うことが可能です。ちなみに、PSNでは1000ポイントが約10ドルに相当します。
トロフィーの世界ランキングでトップのユーザーだと「プラチナ」のトロフィーを1,359個、ゴールドを6,903個、シルバーを15,551個も所有しており、PSNでのポイントに換算すると15,830ポイント、つまり1,583ドルに相当する買い物ができることになります。実際にゲームソフトを購入できるほどのポイントを集めるのはかなり苦労しそうですが、何よりこれまでは達成感を得られるものだったトロフィーに、新しい価値が付与されるのはユーザーとしてもうれしいはず。日本でも早く実施されれば好評を得そうです。
ソース:ソニー