ドルビーアトモスがノートPCで楽しめる、ファーウェイのクラムシェル型ノートPC

まるで映画館のような迫力!「MateBook X」の“いい音の秘密”とは?

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2017年11月9日、ファーウェイ・ジャパンとドルビージャパンは共同セミナーを開催。ファーウェイのノートパソコン「Matebook X」の内部構造を初公開し、両社が共同開発した立体音響システム「ドルビーアトモスサウンドシステム」の“いい音の秘密”を説明した。

ファーウェイでは初となるクラムシェル型のノートパソコン「MateBook X」。その内部設計を初公開した

ファーウェイでは初となるクラムシェル型のノートパソコン「MateBook X」。その内部設計を初公開した

内蔵スピーカーだけで再生できるドルビーアトモス

ファーフェイ・ジャパンが2017年7月7日に発売した、同社初となるクラムシェル型のノートパソコン「MateBook X」。持ち運びに適したスリムモバイルで、厚さ12.5mmのスリムボディに13型のディスプレイを搭載する。本体重量は1.05kgで、設置面積はA4用紙よりひと回り小さいという、コンパクトぶりばかりが注目されがちな「MateBook X」だが、実は、高音質な映像体験ができるのも大きな魅力だ。

最近では、インターネットでの動画配信サービスが普及したことにより、テレビではなくノートパソコンやタブレットで動画コンテンツを見るというスタイルも一般的になってきた。また、じっくり見たいときはあえて、ひとり見できるノートパソコンで視聴する人も少なからずいる。しかし、ノートパソコンのサウンドというと、音が小さかったりこもったりで、セリフが聞き取りにくかったり、音量を上げれば音割れしてしまうなど、問題も多かった。

ファーウェイはこうした問題に取り組むべく、長年テレビや映像の音響技術や再生技術を支えるドルビーラボラトリーズと手を組み、問題を解決することにした。そこで生まれたのが「MateBook X」で搭載された、「ドルビーアトモスサウンドシステム」である。

パソコン搭載としては世界初となる「ドルビーアトモスサウンドシステム」では、全方位の音を再現する立体音響技術「ドルビーアトモス」対応コンテンツの音を、内蔵スピーカーだけで手軽に再現できるのが特徴。さらに、大音量でも音が割れせず、音のこもりも感じない。クリアで迫力のある音が楽しめるという。

ドルビーアトモスでは、あらゆる方向の音が再現できるようになっている。その秘密は、音の位置情報や移動距離の情報も記録されているからで、これが従来のチャンネルベースサラウンドとの大きな違いになっている

その秘密が、ドルビーがデザインした専用スピーカーだ。ドルビーといえば映画館などの音響システムではおなじみの音響研究開発企業。その同社がスピーカー設計から携わっているのだ。「MateBook X」の本体左右に1基ずつ備えられた専用スピーカーは、長方形状の特徴的な形をしており、内部に強力なマグネットを2基搭載している。さらに大音量での音の歪みを抑えるための制振材も装着されている。ハードウェアはもちろんのこと、ソフトウェア上でも音質チューニングを徹底して行っており、これらを統合することにより、ノートパソコンの内蔵スピーカーだけで迫力あるサウンドを再現した。

キーボード上側にあるメッシュの下に、スピーカーユニットが搭載されている

キーボード上側にあるメッシュの下に、スピーカーユニットが搭載されている

長方形状のスピーカーユニット。内部の容積を大きくとることで迫力のあるサウンドを実現している。銀色のマグネットが2つ搭載されているのも特徴的

マグネットの上にあるのがおそらく振動板にあたる部分。構造的にはダイナミック型だと思われるが、ファーウェイでは2つのモーターを持つ専用スピーカーと説明している

また音質面で大きく貢献しているのが、「MateBook X」が冷却ファンのないファンレス構造であること。航空宇宙産業でも使われているという放熱素材を活用することで実現した、独自の「スペース・クーリング・テクノロジー」が採用されている。動作音がほとんどしないため、じっくりサウンドに集中できるのだ。

冷却ファンがないファンレスを実現している放熱機構(ヒートシンク)

冷却ファンがないファンレスを実現している放熱機構(ヒートシンク)

実際に「MateBook X」でドルビーアトモス対応の映像コンテンツを見てたみたが、映像とリンクするように音が四方八方から聴こえてくる感じを体験できた。左右はもちろん、後ろからの音も感じとれ、実際にその場にいるような臨場感を体感できる。さすがに本格的なドルビーアトモス対応シアターシステムと比べるとスイートスポットは狭いが、ひとり見なら十分な臨場感は得られるだろう。また、大音量で再生しても音が割れず、筐体が共振でビビる様子もなかった。

また、「MateBook X」は音質面だけでなく画質面もぬかりない。ディスプレイの解像度はフルHDを超える2160×1440。広色域(sRGBカバー率100%)で高コントラスト(1000:1)な、広視野角のIPSパネルを採用。色の再現性が高く、黒が浮きにくくなっている。また、ベゼル幅が4.4mmの狭額縁設計により没入感も高い。

「MateBook X」は、自宅でも仕事先でも十分使える完成度の高いクラムシェル型ノートパソコンであるいっぽうで、パーソナルな映画館という面も持ち合わせている。動画再生をよく楽しむ方にとっても注目できる機種だろう。

初のノートPCとは思えない完成度の高さ! ファーウェイ「MateBook X」を試す

銭袋秀明(編集部)

銭袋秀明(編集部)

編集部の平均体重を底上げしている下っ端部員。アキバをフィールドワークにする30代。2015年4月、某編集部から異動して価格.comマガジン編集部へ。今年こそ、結果にコミット!

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2017.11.23 更新
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