レビュー
13.3型フルHD液晶、Core i7+480GB SSDで、何と89,797円!(税別)

価格.com20周年記念パソコン「iiyamaモデル」ノートPC レビュー

今年2017年は、「価格.com」が生まれてから20周年の記念すべき年にあたる。これを記念して、価格.comおよび価格.comマガジンでは、「あなたの理想のパソコンを作ろう!」と名付けた、ユーザー参加型のパソコン制作企画をスタート。パソコンを愛してやまない、価格.comユーザーの皆さんにアンケートを採り、皆さんが思い描く「理想のパソコン」の姿をあぶり出した。その結果を受け、いくつかのパソコンメーカーに「理想のパソコン」の製造を打診したところ、価格.comでもおなじみの「iiyama」と「マウスコンピューター」の2社から、実際に理想のスペックにほど近いパソコンを製造していただけることになったのだ!

ここでは、その第1段として発表されたiiyamaモデルからノートPCの製品レビューをお届けしよう。ぜひこの記事を参考に、ユーザーの願いが現実のものとなった本製品の購入を検討していただければと思う。

価格.com 20周年限定ノートパソコン [Core i7] iiyamaモデルiiyama「STYLE-13FH052-i7-HMES-20TH [Windows 10 Home]」

13.3型フルHD液晶、Core i7+480GB SSDで、10万円以内、という厳しい条件をクリア!

まず、製品レビューに入る前に、今回の企画で、ユーザーが理想とするノートパソコンの理想スペックを確認しておこう(詳細はこちら)。まず液晶ディスプレイは、15.6型あるいは13.3型が拮抗していたが、「持ち運びに便利な軽量モデルが欲しい」という声も多かったことから、今回は家でも外でも使える実用的なサイズとして13.3型を選択。解像度は「フルHD」を望む声が多かった。処理系のスペックでは、CPUはハイエンドの「Core i7 7500U」が人気。メモリーは「8GB」、ストレージは「SSD 512GB」が多い回答となった。これで、できれば「10万円以下」という価格設定が理想とされたわけだが、さすがに「理想」だけあって、この条件をクリアするようなノートパソコンは存在しなかった。ありそうでなかったスペックの製品というわけだったのである。

なかでも製品設計の段階でネックになったのは、やはり価格だった。このスペックをクリアする製品ならいくらでもあるのだが、これだけのハイスペックともなると、最低でも11万〜12万はいってしまう。さすがに10万円以内というのは無理がある。この企画に携わった誰もがそう思った。

しかし、国内有数のBTOパソコンメーカーであるiiyamaがやってくれた! なんと10万円どころか税別で9万円を切る89,797円という超絶プライスを、価格.com 20周年の記念ということで、特別に出してくれたのだ。これなら税込み価格でも96,980円。10万円で十分おつりの来る価格だ。正直、このスペックでのコストパフォーマンスは、今考えられる限りで最高のものと言っていい。お買い得度では、どこにも負けない製品が誕生したのだ。

こうして実現した本製品の主要スペックを確認しておこう。CPUは「インテル Core i7-7500U」、メモリーは8GBで空きスロットはなし。ストレージは480GBのSSDということになった。OSはWindows 10。液晶ディスプレイは、フルHD対応の13.3型ノングレア液晶だ。無線LANは、IEEE802.11 ac/a/b/g/nに対応するほか、有線LANにも対応。USBポートは、最新のUSB 3.0(Type-C)を含め3基を搭載する。細かいインターフェイス類は、下記写真にて確認していただきたいが、通常使用においては、何ら不足のないスペックといえる。この内容で、税別9万円以下のプライスというのは、相当に驚きだ。

なお、もうひとつ、このパソコンを企画するにあたって、できたら実現したいと思っていたことがあった。それは、「天板のメーカーロゴをなくす」というもの。正直、メーカーさんには失礼な話だとは重々承知ではあったが、「理想のパソコン」アンケートでのフリーアンサーで意外に多かったのが、この意見だったのだ。恐る恐るこの要望もぶつけてみたところ、即答で承諾してくれたのが、ほかならぬこのiiyamaだったのだ。というわけで、デザイン的に特別なものはないが、天板にロゴのないスッキリしたものになっているのが、価格.com流のこだわりになっている。カフェや電車内など、外出先でパソコンを開く機会の多い方にとっては、メーカーロゴが主張しないこのスッキリデザインは、かなりツボを突いたポイントになるのではないだろうか。

シンプルかつ飽きの来ないシルバー基調のデザイン

シンプルかつ飽きの来ないシルバー基調のデザイン

デザイン上の特徴は、ありそうでなかった「メーカーロゴなし」のスッキリデザインの天板。こういうのが欲しかった!という人は多そう

キーボードは一般的なセパレートタイプ。キーピッチ、キーの押し下げ幅とも十分なもので、タイピングはしやすい。右側「Enter」キー横のキーの幅が大きいのが少しイレギュラーかもしれない。手前のタッチパッドはパッドとボタンの分離型だが、個人的にはこちらのほうが操作しやすいと思う

右側面には、前からUSB 3.0(Type-C)、USB 3.0(Type-A)、ディスプレイ出力(mini Display port/HDMI)、SD(HC/XC)/MMC対応カードリーダー、LAN(1000BASE-T)の各ポートが並ぶ。最近増えてきたUSB 3.0(Type-C)対応機器との接続もバッチリで、映像出力も問題ない

左側面には、前からヘッドホン端子、マイク端子、電源ボタン、USB 3.0(Type-A)ポートが並ぶ。その後ろのSIMスロットは使用できない。左右両方にUSBポートがあるので、有線マウスなどはどちらでも接続できる

底面には廃熱孔があり、ファンで熱を排熱する。ハイスペックな「Core i7 7500U」を搭載するだけあって廃熱は重要だ。低負荷の処理ではファンは回らず静かだが、処理が重くなるとファンが回り出して、やや音が出る。ただし、さほど気になるほどではない。前面両サイドには、ステレオスピーカーが備わる

クリアで見やすいフルHD対応液晶。3Dゲームだっていけちゃう充実の高性能

それでは、本機の処理性能などについて、詳しく見てみよう。上述のように、本機は、CPUは、第7世代の「インテル Core i7-7500U」(Kaby Lake)を搭載する点が最大の特徴。コア数2つのデュアルコアプロセッサーだが、インテル ハイパースレッディング・テクノロジーによって、4つの独立スレッドで処理を実行できる。ベースクロックは2.70GHzだが、インテル ターボ・ブースト・テクノロジーに対応しており、高負荷時には3.50GHzまでクロックを上げての処理が可能だ。言わずもがなのハイエンドCPUであり、ノートPCでさまざまな作業を行ううえでは不足のない処理性能を発揮してくれる。もちろん「Core i7」シリーズには、これよりも上位のモデルもラインアップされているが、価格と性能のバランスのよさでは、この「Core i7-7500U」はかなりすぐれており、ゆえに搭載モデルも数多い。「Core i7」シリーズの中でも、ベストセラーモデルと言っていい、使い勝手のいいCPUなのだ。

もちろん、ご存じのように、パソコンの処理性能はCPUだけでは決まらない。特に重要なのがメモリーだが、本機は8GBという、ノートパソコンでは比較的大きなメモリー容量を搭載しており、Windows 10環境で多様なアプリケーションを動作させるのには十分なスペックとなっている。さらに、最近では当たり前のようになってきたSSDをストレージとして採用しているので、データの読み書きも非常に速い。パソコンの起動も速いし、アプリケーションの起動や、データの書き込みなど、全てにおいて、このSSDの速さがモノを言っている。実際、本機でWebサイトや動画などを再生してみたが、その動作は軽快のひと言。5〜6万円台のノートパソコンでは、ストレージはHDDのみということが多いが、やはり軽快さを求めるならSSDは必須といえるだろう。しかも、最低容量の250GBクラスではなく、480GBの容量をしっかり確保したところもいい。クラウド時代になって、さほどストレージ容量にこだわらなくてもよくなってきているとはいえ、さまざまなデータを保存するノートパソコンだけに、500GBクラスのストレージ容量は何かと安心だ。

定番のベンチマークプログラムである「PC Mark 10」の結果。総合スコアは「3423」で、外付けグラフィックを搭載しないノートパソコンとしては優秀な部類

試しに、定番のベンチマークプログラムである「PC Mark 10」で、本機のベンチマークテストを行った。グラフィック機能がCPU内蔵の「インテル HD グラフィックス 620」である以外は、ノートパソコンではかなりのハイスペックなので、まあまあのスコアが出るのではないかと期待したが、総合スコアは「3423」となった。これがどれくらいのスコアかというと、現状の最新モデルでは標準的といったところだろう。「PC Mark 10」を利用しているユーザーの中では標準よりやや下に位置するスコアであるが、スコアの高いモデルは、ほとんど軒並み外付けの専用グラフィックを使っているものばかりであることを考えると、「インテル HD グラフィックス 620」だけでここまでのスコアを出せたというのは、なかなかのものだろう。

「ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター」のベンチマークプログラムも実行してみたが、「2807(やや快適)」(1280×720 高品質)というスコアで、3Dゲームでもある程度こなせてしまう実力であることがわかった

さらに、やや無謀かとも思ったが、3Dグラフィックを使ったオンラインRPG「ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター」のベンチマークプログラムを使ったテストも実施してみた。その結果、思ったよりも高評価で、「2807(やや快適)」(1280×720 高品質)というスコアが出た。ベンチマーク動作中のグラフィック描画もおおむねスムーズに行えており、外付けグラフィックを搭載しないノートPCでは厳しいかと思われた3Dゲームでも、案外快適にプレイできそうだ。

フルHDに対応する液晶ディスプレイに関しても、非光沢のノングレアタイプなので、画面への映り込みもほとんどなく、画質も非常にクリアで見やすい。13.3インチでフルHDという解像度はかなり精細で、かつ情報量も多く、WEBサイトなどを見るのには最適。光沢タイプのギラつく感じがないのも好印象だ。なお、色合いをチェックするため、いくつかの写真を表示させたが、発色も良好で、ディスプレイとしての品質はかなり高い。動画についても十分な画質で再生できており、フルHDでの動画配信でもしっかり鑑賞できる。サウンドも、底面左右に備わったステレオスピーカーのおかげで、十分クリアに聞こえる。とがった機能こそないものの、必要十分なサウンド性能だ。

搭載される13.3型液晶は、非光沢のノングレアタイプ。フルHD(1920×1080)の高解像度なので表示される情報量が多く、Webサイトなどを見るのには最適な精細感がある(写真は150%の拡大表示時)

いくつかの写真を表示させてみたが、色合いは自然で、表示はクリア。色域、コントラストとも問題ない高品質な画質だ

付属するACアダプターも比較的コンパクトなので、一緒に持ち歩いても問題なさそうだ。なお、本体重量は約1.53kgで、カバンに入れての持ち運びも十分可能な重さ

まとめ:多くの人が考える必要十分なスペックを、低価格にまとめた、高コスパモデル

以上、価格.com20周年記念パソコン「iiyamaモデル」のノートパソコンを詳細にレビューしてきたが、いかがだったろう。繰り返しになるが、本機は、多くの価格.comユーザーが思い描く「理想のスペック」を盛り込み、しかも「理想の価格」を実現した、まさにスペシャルなモデルだ。シンプルかつ飽きの来ないボディデザインは、天板にメーカーロゴをプリントしないという、さりげないこだわりがポイント。インターフェイス類も十分で、液晶ディスプレイも高品質。処理性能も日常使いには十分以上で、3Dゲームだってプレイできるレベルの性能を持っている。これだけの内容で、税別9万円以下というプライスは、ほかには見当たらない。現状では「最強のコスパ」を実現した製品と言っていいだろう。オールラウンドに使える、シンプルかつ性能のよい、しかも10万円以内で買えるノートパソコンを探しているなら、この機会を逃す手はない。

鎌田 剛(編集部)

鎌田 剛(編集部)

価格.comの編集統括を務める総編集長。パソコン、家電、業界動向など、全般に詳しい。人呼んで「価格.comのご意見番」。自称「イタリア人」。

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