レビュー
有機ELディスプレイや顔認証機能などハイエンドスマホ並みの機能が盛りだくさん

OPPO「R11s」レビュー。カメラ優秀でiPhoneライクな高コスパスマホ

スマートフォン市場で急成長をとげ、今では世界4位、アジア1位のシェアを誇る中国のスマートフォンメーカー、OPPO。このOPPOが日本市場参入第1弾モデルとして投入したのが6.01型有機ELディスプレイ搭載のSIMフリースマートフォン「R11s」だ。価格.comでの最安価格は62,510円(税込)。本記事では、「R11s」を実際に試し、使い勝手をレビューする。

OPPOの日本市場第1弾スマホ「R11s」をレビュー

OPPOの日本市場第1弾スマホ「R11s」をレビュー

18:9の縦長有機ELディスプレイ、狭額縁ベゼルなど最新トレンドをおさえたモデル

まずは、「R11s」のデザインから見ていこう。本記事で試したのはレッドのモデル。少しピンクがかった鮮やかな赤色のボディが目を引き、見た目のインパクトもなかなかのものがある。本体サイズは155.1(幅)×75.5(奥行き)×7.1(厚さ)mmで、重量は153g。手で持ってみると、ものすごく薄いのが印象的だった。

メタリックな背面、そして端末の端に向かって滑らかなカーブを描く2.5Dガラスは、スタイリッシュで高級感にあふれている。そこにトレンドの6.01型有機ELディスプレイ(2160×1080)と狭額縁ベゼルが加わり、見た目はハイエンドスマートフォンと比べてもそん色ないデザインだ。

厚さ7.1mmとかなり薄いが、背面が外側に向かって丸みを帯びているため、手のひらにしっかりフィットする

厚さ7.1mmとかなり薄いが、背面が外側に向かって丸みを帯びているため、手のひらにしっかりフィットする

18:9の6.01型有機ELディスプレイは発色が鮮やか。狭額縁ベゼルは最新スマートフォンのトレンドとなっている

18:9の6.01型有機ELディスプレイは発色が鮮やか。狭額縁ベゼルは最新スマートフォンのトレンドとなっている

ディスプレイ上部と下部には、赤のグラデーションがうっすらとかかっている。これは3種類あるカラバリの中でもレッドのみのデザインだ。レッド以外にはブラックとシャンパンが用意されている

本体前面から盛り上がったデザインの2.5Dガラス。ディスプレイと背面パネルが接触する部分は、光が当たるとキラリと反射する加工が施されていて、デザインのアクセントになっている

メタリックな背面は非光沢で、サラサラとした加工(サンドブラスト)が施されており、指紋は一切つかない。指紋認証センサーは背面に搭載されている

デュアルレンズ搭載の背面カメラ。表面から若干盛り上がった形状だ

デュアルレンズ搭載の背面カメラ。表面から若干盛り上がった形状だ

天面(左)と底面(右)。底面にイヤホンジャック、microUSBポート、スピーカーが備わっている

天面(左)と底面(右)。底面にイヤホンジャック、microUSBポート、スピーカーが備わっている

DSDS(デュアルSIMデュアル)に対応しているが、SIMカードスロット(nano-SIM)はmicroSDカードとの排他利用となる。対応バンドはLTEが1/2/3/4/5/7/8/18/19/20/26/28/38/39/40/41で、ドコモ、au、ソフトバンク主要キャリア3社のVoLTEに対応。3Gは1/2/4/5/6/8/19、GSMは900/1700/1800/1900/2100MHzの各バンドに対応する

最大の特徴は“カメラフォン”のブランドを背負う高性能なカメラ

OPPOのスマートフォンの特徴は、自身で“カメラフォン”と呼ぶほどの高性能なカメラにあり、「R11s」もカメラの性能を全面に押し出したモデルだ。メインカメラは2000万画素と1600万画素イメージセンサーにF1.7のレンズを搭載したデュアルレンズ仕様。ほかのスマートフォンと異なるのは、明るさに応じてセンサーを自動で切り替える設計になっていることだ。

光量が十分な昼間は1600万画素のセンサーを使用するのだが、暗い場所では2000万画素のセンサーを使用。2000万画素のセンサーは、フォトセンサーの受光面積を4倍に拡大し、夜間や暗い室内でも明るくノイズの少ない写真を撮影できるという。また、F1.7のレンズとソフトウェア処理により、暗いシーンでもボケ味のある明るいポートレート写真が撮影可能だ。ただし、カメラの切り替えは手動ではなく、自動で行われる。

実際に「R11s」のメインカメラで撮影して、その性能を確かめてみた。明るい昼間だと、被写体の細かいディテールまで確認できるほど高精細な写真を撮影できる。また、HDR機能が搭載されているため、明暗のくっきりとした写真撮影が可能だ。特に設定を気にすることなく、初期設定のオートモードでパシャパシャ手軽に高品質な写真を撮れるのは非常に楽チン。ポートレートモードはソフトウェアによりボケ味を演出するためか、髪の毛など細かい部分の処理が若干あいまいに出てしまうこともあったが、気になるほどのレベルではない。

細かな枝をくっきりと捉えた1枚

細かな枝をくっきりと捉えた1枚

岩に生えたコケや、雪の微妙な質感もしっかりと再現できている

岩に生えたコケや、雪の微妙な質感もしっかりと再現できている

動物の毛並みは1本1本視認できるほど

動物の毛並みは1本1本視認できるほど

みかんの表面の凹凸を捉えた1枚。少し青味が出たような色味になった

みかんの表面の凹凸を捉えた1枚。少し青味が出たような色味になった

走行中の電車にもぴたりとピントが合った

走行中の電車にもぴたりとピントが合った

ポートレートモードはボケ味をソフトウェアで演出。さすがに髪の毛と背景の細かい境目は処理が追いついていないが、高いクオリティのポートレート写真が撮影できる

昼間の撮影は、さすがカメラフォンといったところで、満足のいく出来栄えの写真が撮影できた。次は夜間の撮影にトライ。お店の照明などがあるくらいの暗さであれば、ディテールもくっきりとした明るい写真が撮影できた。ノイズはどうしても出てしまうが、許容範囲だろう。夜間でのポートレート撮影は、人物にボケ味処理がかぶさってしまい、さすがに昼間ほどの高品質なポートレート写真を撮るのは難しかった。

街灯とお店の明かりが多少入るくらいの暗さだと少しだけノイジーだが、ビルや看板のディテールはくっきり。陰影も自然で夜の商店街の雰囲気を捉えている

さすがに街灯がポツポツあるくらいの厳しい暗さだと、ノイズがかなり強くなりディテールもぼやけてしまった

さすがに街灯がポツポツあるくらいの厳しい暗さだと、ノイズがかなり強くなりディテールもぼやけてしまった

夜間のポートレートは昼間と比べると質が落ちるのは致し方ない。それでも被写体から奥に離れるに連れて強くなる自然なボケが出ている

「R11s」はフロントカメラにも力を入れており、2000万画素のセンサーとF2.0のレンズを搭載。また、膨大な量のセルフィー画像を学習させたAIにより実現した、ユーザーごとに最適な補正を行う「A.I.ビューティーモード」が大きな特徴だ。セルフィーを頻繁に撮るユーザーにはもってこいの機能だろう。

2000万画素のイメージセンサーとF2.0のレンズを搭載したフロントカメラ

2000万画素のイメージセンサーとF2.0のレンズを搭載したフロントカメラ

「A.I.ビューティーモード」は強さの異なる6段階で設定可能。左からオフ/1/3/6(数字が高いほど補正が強くなる)の順番。6まで強くすると、肌が人間を超越したレベルでツルツルになってしまうので、3くらいがちょうどよかった。盛りに盛りまくりたい人は6でもいいのかも

なお、フロントカメラは顔認証を搭載しており、0.08秒という速さで認識して端末をアンロックしてくれる。顔認識を使うときは、持ち上げるとスリープから復帰する機能をオンにしておくと、わざわざ電源ボタンを押す手間が省ける。実際に試してみたが、認証スピードはかなり速かった。

ゲームまで快適にこなすスペック。AndroidなのにiPhoneライクなUI

最後は「R11s」のスペックを見ていこう。「R11s」は、CPUがミドルレンジの「Snapdragon 660」、メモリーが4GB、ストレージ容量が64GB(microSD最大256GB)、バッテリーが3205mAhという構成だ。「AnTuTu Benchmark(v7.04)」を使ったベンチマークテストでは“136273”というスコアを記録。「AnTuTu Benchmark」がメジャーアップデートしため、同じCPUを搭載した過去のベンチマーク結果とは比較できないが、「Snapdragon 660」搭載モデルとして相応のスコアに落ち着いている。いっぽう、3Dグラフィックの性能を測る「3DMark」のテスト「Ice Storm Unlimited」では、“25056”というスコアをたたき出した。3Dゲームをプレイするなら少なくとも“20000”は欲しいところであり、「R11s」ならヘビーな3Dゲームもそつなくこなすだろう。

「AnTuTu Benchmark(v7.04)」と「3DMark」の「Ice Storm Unlimited」のスコア

「AnTuTu Benchmark(v7.04)」と「3DMark」の「Ice Storm Unlimited」のスコア

「R11s」は、「Android 7.1」をベースにOPPOが独自に開発した「ColorOS 3.2」というOSを搭載している。これがなかなかきわどいデザインで、簡単に言ってしまえばアップルの「iOS」なのだ。ディスプレイを上から下にスワイプすると通知画面が、下から上にスワイプすると設定メニューが表示されるといった具合で、設定画面やカメラUIなどもiPhoneライクなデザインになっている。

Android端末のはずなのに、Androidユーザーの筆者が操作に戸惑うこともあった。慣れれば問題ないのかもしれないが、これは好みがわかれそうなポイント。iPhoneからAndroidに移行しようと思っているユーザーなら、すんなりと操作できるかもしれない。iOSに似ているからと言って、Android向けのアプリが使えないというわけではなく、ほかの機種と同じように「Google Play」からアプリをダウンロードできるので、その点は安心していただきたい。

Googleの検索ウィジェットが表示されたホーム画面は完全にAndroid……と言いたいところだが、アイコンの形状からiOSらしさを感じられる

左から通知、設定メニュー、カメラ、写真アプリの画面。iPhoneライクの意味ががおわかりいただけるだろうか

左から通知、設定メニュー、カメラ、写真アプリの画面。iPhoneライクの意味ががおわかりいただけるだろうか

総合的な性能は間違いなし! ハイエンドモデル並みの機能が揃ってコスパ優秀

「R11s」は、カメラフォンというだけあって、カメラ機能は非常にすぐれている。誰でも簡単に高品質な写真を手軽に撮れるし、夜間にも対応するポートレートモードやAIにより補正機能は、SNSに共有して自慢できるレベルのクオリティだ。

狭額縁デザインを採用した6.01型有機ELディスプレイや顔認証機能は、いわゆるハイエンドスマートフォンに搭載されているものであり、これらを搭載しながらも6万円台の価格に抑えたのは非常に高いコストパフォーマンスを備えていると言えるだろう。iPhoneライクなOSが気にならない人は、選択肢のひとつとして手にとってみていただきたい。

水川悠士(編集部)

水川悠士(編集部)

最新ガジェットとゲームに目がない雑食系ライター。最近メタボ気味になってきたので健康管理グッズにも興味あり。休日はゲームをしたり映画を見たりしています。

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