今週発売される新製品の中から注目度の高い製品を、さまざまなカテゴリから横断ピックアップして紹介する連載「今週発売の注目製品ピックアップ」。今週は、HTCのVRヘッドマウントディスプレイ「VIVE Pro HMD」や、マイクロソフトの2in1ノートパソコン「Surface Book 2 15インチ」、ソニーのバーチャル7.1ch対応ワイヤレスヘッドホン「WH-L600」を紹介する。
2018年4月6日(金)発売
HTC NIPPONから、VRヘッドマウントディスプレイ「VIVE Pro HMD(アップグレードキット)」が登場する。価格は94,000円(税別)。
デュアル有機ELディスプレイを搭載したVRヘッドマウントディスプレイ。両目での解像度は、現行モデル「VIVE」の2160×1200ドットから78%アップし、2880×1600ドットの高画素を実現している。
また、高性能なハイレゾ対応ヘッドホンを搭載し、内蔵アンプがノイズキャンセリングを通してリアルな存在感やサウンドを実現するという。
さらに、本体の設計も見直しており、上部のヘッドストラップや、重さのバランスを改良。眼鏡をかけた人でも調整が簡単なボタンを採用している。
なお、「VIVE Pro HMD」は、SteamVR Tracking1.0と2.0の両方で動作する。「VIVE(コンシューマーエディション)」もしくは「VIVE(ビジネスエディション)」のユーザーは、ヘッドセット部分をアップグレードするだけで、所有するコントローラーとベースステーションを使用することができる。
2018年4月6日(金)発売
日本マイクロソフトから、自社ブランドで展開する「Surface」シリーズの「Surface Book 2 15インチ」が発売。ラインアップとして、SSDの容量が異なる、256GBモデル、512GBモデル、1TBモデルを用意する。
市場想定価格は、256GBモデルが283,800円、512GBモデルが327,800、1TBモデルが371,800円(いずれも税別)。
キーボードが着脱可能な2in1タイプのノートパソコン。高精細な3240×2160ドット(260ppi)で、10点マルチタッチ対応の15型PixelSenseディスプレイを搭載する。
主な仕様は、CPUはが第8世代インテル「Core i7-8650U」、メモリーが16GB DDR3、GPUが「GeForce GTX 1060」。最大約17時間の動画再生が可能なバッテリーを搭載。OSは「Windows 10 Pro Creators Update」をプリインストールする。
ボディ素材にはマグネシウム合金を採用。カメラは、前面に500万画素カメラ、背面に800万画素カメラを搭載。インターフェイスは、USB 3.1 Gen1×2、USB Type-C×1、ヘッドホン×1、Surface Connect×2、SDカードリーダー×1を備える。
無線通信は、IEEE802.11a/b/g/n/ac準拠の無線LANとBluetooth 4.1に対応する。
本体サイズは343(幅)×15〜23(高さ)×251(奥行)mm。重量は1905g(キーボードを含む)。
2018年4月7日(土)発売
ソニーから、デジタルサラウンドヘッドホンシステム「WH-L600」が発売される。市場想定価格は30,000円前後(税別)。
独自のバーチャルサラウンド技術で、7.1chのサラウンド音場を再現できるワイヤレスヘッドホンとトランスミッター(送信機)のセット。なお、入力は5.1chまで対応し、アップチャンネルすることでバーチャル7.1chを実現する。
また、音声フォーマットは、DOLBY DIGITAL、DTS Digital Surround、AACに対応。エフェクトモードは、「シネマ」「ゲーム」「ボイス(ステレオ)」に加え、新たに「スポーツ」を選択することが可能だ。
さらに、ヘッドホン出力に従来から採用しているシングルエンド方式(Lch/GND:Rch/GND)ではなく、バランスドライブ方式(L+/L-:R+/R-)を採用。チャンネル間の分離度を向上させることで、より高いサラウンド効果を実現している。
ヘッドホンは密閉ダイナミック型を採用。重量は320g。バッテリー駆動時間は最大17時間となる。
このほか、トランスミッターを充電用ヘッドホンスタンドとして使用することが可能。入力端子として、HDMI(ARC)×1、光デジタル×1、ステレオミニ×1を装備する。トランスミッターの本体サイズは145(幅)×278(高さ)×188(奥行)mm。
新しいもの好きで、アップルやソニーと聞くだけでワクワク・ドキドキ。デジタル好きだが、最近はアナログにも興味が出てきたアラフォー編集者。