トレンドニュース
トレンドニュース

新型アップル「iPad」発売開始。ユーザーの反応はひかえめだが、世代交代はスムーズに進む

このエントリーをはてなブックマークに追加
アップル 第6世代「iPad」

アップル 第6世代「iPad」(「Apple Pencil」は別売)

ユーザーの反応は今ひとつだが、新旧モデルの交代はスムーズに進む

2018年3月28日(米現地時間)に発表され、同日中に発売が開始された、アップルの新型「iPad」(9.7インチモデル/第6世代)。内部のプロセッサー類がグレードアップしたほかは、これまでの「iPad」(2017年春モデル/第5世代)と大きな変更はないマイナーバージョンアップ版だが、これまで上級モデル「iPad Pro」でしか対応していなかった「Apple Pencil」(別売)が使えるようになったのが、最大の特徴と言える。なお、アメリカの本国仕様版では20ドルほど価格が引き下げられたが、日本国内版の価格は従来モデルから据え置かれており、アップルストアにおけるWi-Fiモデルの価格は、32GB版が37,800円、128GB版が48,800円となっている。

図1:「タブレットPC」カテゴリーのアクセス推移(過去3か月)

図1:「タブレットPC」カテゴリーのアクセス推移(過去3か月)

図1は、「価格.comトレンドサーチ」で見た「タブレットPC」カテゴリーのアクセス推移を示したものだ。これを見ると、新型「iPad」が発表された3月28日にアクセスは上がっているが、その後すぐに収束している。大きな技術的な進化や、値下げといったニュースがなかったこともあり、ユーザー側の反応としては今ひとつ盛り上がりに欠けるといったところだ。ただ、ここしばらくタブレット市場では目新しい話題や製品がなく、アクセスも右肩下がりの様相を呈していたため、今回の新型「iPad」の発表が、ある程度はユーザーの関心度を高めたとはいえる。

図2:「タブレットPC」カテゴリーにおける主要5メーカー別のアクセス推移(過去3か月)

図2:「タブレットPC」カテゴリーにおける主要5メーカー別のアクセス推移(過去3か月)

図2は、「タブレットPC」カテゴリーにおける主要5メーカー別のアクセス推移を示したもの。ここしばらく、アップルはファーウェイ、ASUSといったメーカーと混戦の首位グループに位置していたが、今回の新型「iPad」発表で、一気に単独首位に躍り出た形だ。ただ、その勢いはすでに収束しつつあり、ピークはさほど長くないものと思われる。

図3:「iPad」主要モデルのアクセス推移(過去1か月)

図3:「iPad」主要モデルのアクセス推移(過去1か月)

図3は、この1か月間における、「iPad」主要モデルのアクセス推移を示したもの。従来より、昨年春に発売された「第5世代 iPad(Wi-Fi/32GBモデル)」が高い人気を維持してきたが、新型モデルの発表と同時にこちらのアクセスもグンと跳ね上がった。その後1週間程度でそのアクセスは収束しているが、代わって新型モデルのアクセスが増加しており、ちょうど旧モデルと入れ替わったような形となっている。

図4:「iPad」主要モデルの売れ筋ランキング推移(過去1か月)

図4:「iPad」主要モデルの売れ筋ランキング推移(過去1か月)

図4は、上記主要5モデルの売れ筋ランキング推移を示したもの。図3のアクセス推移とほぼ連動しているが、4月3日を境にこれまで首位だった「第5世代 iPad(Wi-Fi/32GBモデル)」に代わって、「第6世代 iPad(Wi-Fi/32GBモデル)」が首位に立っており、iPadの新旧モデル交代はスムーズに行われているようだ。上級モデルの「iPad Pro(Wi-Fi/64GBモデル)」についてはさほど大きな影響はないようだが、旧モデルの中でもっとも容量の大きかった「第5世代 iPad(Wi-Fi/128GBモデル)」はランクを大きく下げている。

新旧モデルの価格差は約6,000円。日本版が値下げされなかったのが残念

図5:「iPad」主要モデルの最安価格推移(過去1か月)

図5:「iPad」主要モデルの最安価格推移(過去1か月)

図5は、上記主要5モデルの最安価格推移を示したもの。アップルの「iPad」は、ほとんど値崩れを起こさないことで知られているが、新モデルが発売になっても、旧モデルの価格が大きく下がるといった現象は見られない。ただ、細かく見ていくと(図6)、「第5世代 iPad(Wi-Fi/32GBモデル)」の最安価格は、それまでの35,700円台から、一時的に1,000円以上下げた34,400円台にまでなった。なお、現時点では再び35,000円前後に戻してきている。現時点での、第5世代モデルと第6世代モデル(いずれもWi-Fi/32GBモデル)の価格差はおよそ6,000円となる。

図6:アップル「第5世代 iPad(Wi-Fi/32GBモデル)」の価格推移(過去1か月)

図6:アップル「第5世代 iPad(Wi-Fi/32GBモデル)」の価格推移(過去1か月)

しばらくは、旧モデルと新モデルとでどちらが買いか?といった話題がクチコミでも花開きそうな「iPad」であるが、現状レベルの価格差であれば、基本性能が上がり、新たに「Apple Pencil」に対応した新モデルのほうが「買い」と言っていいだろう。6,000円ほどの価格差の意義は十分にある。ただ、それだけに、もし日本国内でも新型「iPad」が20ドル程度(2,000程度)の値下げを行っていたら(つまり、税込39,000円程度の価格となっていたら)、その価格差は4,000円程度で、より消費者の購買意欲がかき立てられたのではないか。そう思えてならない。

鎌田 剛(編集部)

鎌田 剛(編集部)

価格.comの編集統括を務める総編集長。パソコン、家電、業界動向など、全般に詳しい。人呼んで「価格.comのご意見番」。自称「イタリア人」。

紹介した製品の最新価格・クチコミをチェックする
このエントリーをはてなブックマークに追加
関連記事
ページトップへ戻る