2018年4月12日、エムエスアイコンピュータージャパンはゲーミングノートPCブランド「G」シリーズの新製品発表会を開催。「Coffee Lake H」の開発コードネームで呼ばれていたノートPC向け第8世代インテルCoreプロセッサーHシリーズを搭載した新製品群を一挙発表した。
発表会の会場となったのは、京都府京都市にある京都コンピュータ学院。1963年に開校し、今年で55周年を迎える日本で最初のコンピューター専門学校だ。同社は2016年から京都コンピュータ学院との協業を開始。同社ノートPC営業部部長のRicky Chiang氏が同校に感銘を受け、今回の発表会実施となった。
京都駅前にある京都コンピュータ学院で発表会は行われた
正面入り口を抜けた先の階段にエムエスアイコンピュータージャパンのゲーミングノートPCブランド「G」シリーズの旗がズラリと並ぶなど、かなりの気合の入った発表会
発表会冒頭、挨拶にたったにエムエスアイコンピュータージャパン ノートPC営業部部長のRicky Chiang氏。2016年から協業している京都コンピュータ学院で念願の発表会を開催できたことに感謝していた
会場となった教室には、京都コンピュータ学院に通う学生も招待され、新製品の説明だけでなく、さまざまな登壇者による特別講演も行われるなど、これまでにないユニークな新製品発表会となった。
発表会の司会は、同校の情報処理科 IT声優コース2回生の熊谷拓哉さん、水本綾さん、片山めい美さん、マルケスツヨシさんらが務めた
発表会で特別講演を行った株式会社アルファコード代表取締役社長の水野拓宏氏
水野拓宏氏は「VRとその本質」というテーマで講演。これまで手がけてきたVRコンテンツ制作の実例を交えながら、よいVRコンテンツと悪いVRコンテンツを解説していた
ちなみに、同社が手がけるVRコンテンツ制作でも、エムエスアイコンピュータージャパンのゲーミングノートPCが大活躍しているという
京都情報大学院講師のキリルコシック氏による特別講演
MSIのゲーミングノートPCを使って、ハリウッドなどのスタジオで使われている最先端の合成ソフトウェアソリューション「Fusion 9」の即興デモを披露。ハイパフォーマンスなMSIのゲーミングノートPCなら、最先端の映像製作も快適に行えることをアピールしていた
今回発表されたゲーミングノートPC「G」シリーズの新製品は、全モデルとも6コア/12スレッドのノートPC向けインテル第8世代Coreプロセッサー搭載となったのが最大の特徴だ。
発表会に登壇したプロダクトマーケティングの新井雅俊氏によると、Coreプロセッサーが第7世代から第8世代へと変わり、コア数/スレッド数が4コア/8スレッドから6コア/12スレッドに増えたことで、レンダリング性能はデスクトップ版第7世代Coreプロセッサーを凌駕するほどに進化。全体の処理能力が向上したことで、3Dパフォーマンスもゲーミングデスクトップに匹敵するレベルにまで達したという。
新製品の特徴を解説するプロダクトマーケティングの新井雅俊氏
CPUの世代が進んだことで、大幅なパフォーマンス向上と果たしたという
また、新製品の投入にあわせてMSI独自のツールもバージョンアップ。CPUやGPUのパフォーマンスチューニングやモニタリングが行える独自ユーティリティ「MSI Dragon Center」は、「MSI Dragon Center 2.0」となり、ユーザーインターフェイスを刷新し、ワクリックによるメモリー解放機能や、ゲームタイトルごとに設定したキーボードイルミネーションやシステム環境を呼び出せる「Gaming Mode」などが新たに実装された。
ユーザーインターフェイスを刷新した「MSI Dragon Center 2.0」
タイトルごとにあらかじめ設定した内容を一発で呼び出せる「Gaming Mode」
新機能「Voice Boost」は、ボイスチャットとゲーム音声のボリュームバランスを最適に調整できるという
このほか、一部モデルでは、MSIのゲーミングPCでおなじみとなっているサウンドユーティリティ「Nahimic」の最新バージョン「Nahimic 3」や、最新無線LAN「Killer Wireless-AC 1550」なども搭載されるという。
サウンドユーティリティ「Nahimic」も、最新バージョン「Nahimic 3」に進化
一部モデルには、最新無線LANチップ「Killer Wireless-AC 1550」も搭載される
各シリーズの位置付け