特別企画
不要なファイルの削除方法も詳しく解説

スマホを大掃除! 中も外もキレイにして新たな年を迎えよう!

毎日利用するスマートフォンやイヤホンは、どうしても指紋や手垢が付いてしまうし、細部にはホコリもたまる。また、スマホの中にも、不要なファイルがたまっている。大掃除でリフレッシュしよう。

スマホ本体やイヤホンの掃除には、液晶画面専用のクリーナー、アルコール配合のウェットティッシュ、先細の綿棒、歯間ブラシ、糸くずの出ないやわらかい布(レンズクリーナーなど)などを準備しよう

スマホも不要ファイルは捨てたほうがいいの?

スマホやタブレット端末でユーザーが削除できる不要ファイルには、使わないアプリ、アプリが一時的に利用するキャッシュファイル、撮影に失敗した、あるいは似たような写真、聴かなくなった音楽、観終えた動画ファイルなどがある。

キャッシュファイルは、一度画面に表示したデータなどを一時的に保存するファイルのこと。これにより、次回使用時に素早く画面を表示したりできる。

このキャッシュファイル、以前はユーザー管理だったのだが、最近では基本的にはOSが定期的に自動削除するようになっている。そのため、あえて削除する必要はないのだが、一定容量に達しないと削除されないため、手動の削除方法を紹介する。

不要なファイルを削除するメリットのひとつは、目的のコンテンツが探しやすくなる点だ。たとえばアプリが大量にあると、目的のアプリを探すのにひと苦労することになる。

また、これらのファイルは基本的に容量が大きいので、削除することで空き容量を増やす効果もある。スマホやタブレット端末もパソコンと同様に、空き容量が不足すると動作速度の低下を招くので、必要に応じて削除しておきたい。

特に、「空き容量が足りません」といったメッセージが出る状態なら、空き容量を確保することで快適に利用できるようになる。

そのほか、自分が使っているアプリで不要なデータがあるなら、合わせて削除しておこう。

なお、以下の解説には「iPhone 11 Pro」(iOS 13.3)、「Pixel 3」(Android バージョン 10)を使用した。

不要ファイルを削除する
〜iOS、iPadOS編〜

iPhone/iPadの場合はまず、不要なアプリを削除しよう。ホーム画面でアプリを長押しして削除してもいいのだが、「設定」アプリの活用がおすすめだ。

手順は、「設定」アプリの「一般」→「iPhone(iPad)ストレージ」とタップする。

「iPhone(iPad)ストレージ」画面では、使用済み/空き容量がわかる。アプリは容量の大きなものが上から順に並び、アプリ名の下に前回使用した日付けが表示されるので、長期間使っていないアプリが探しやすい。

「非使用のAppを取り除く」は、空き容量が少なくなったときに使っていないアプリを自動的に削除(書類とデータは残る)する機能だ。「写真を最適化」を有効にすると、空き容量が少なくなったときにオリジナルでフルサイズの写真とビデオがiCloud上に保存され、iPhone/iPad上のものは容量の小さなデータに置き換わる。

「Appを取り除く」→「Appを取り除く」とタップすると、アプリデータのみが削除され、アプリで作成した書類とデータは残る。この場合、App Storeにアプリがある限りは、再度ダウンロードすれば書類とデータがそのまま使える。

書類やデータが不要な場合は、「Appを削除」→「Appを削除」をタップする。

このようにして、不要なすべてのアプリを削除しよう。

「Appを取り除く」か「Appを削除」を選択する。画面は、「Appを取り除く」を選んだ例

「Appを取り除く」か「Appを削除」を選択する。画面は、「Appを取り除く」を選んだ例

「Appを取り除く」を実行した場合は、同じ画面を開いて「Appを再インストール」をタップすれば再インストールできる

●キャッシュファイルの削除

iPhone/iPadでは、ユーザーが削除できるキャッシュファイルには「Safari」の閲覧履歴とCookie、Webサイトデータくらいしかない。

Cookieは、同じ人が再訪してきたときにわかるように、Webサイト側が訪問者の機器に残していくデータのことだ。一般的にはログイン情報(ユーザーアカウントとパスワード)も含まれるが、iOS/iPadOSの場合、ログイン情報を別途管理する機能も持っている(後述)。

閲覧履歴、Cookie、Webサイトデータを削除する手順は、「設定」アプリの「Safari」をタップ。「履歴とWebサイトデータを消去」→「履歴とデータを消去」とタップすると削除される。

「設定」アプリの「Safari」→「履歴とWebサイトデータを消去」→「履歴とデータを消去」で削除

「設定」アプリの「Safari」→「履歴とWebサイトデータを消去」→「履歴とデータを消去」で削除

Cookieのみを削除して閲覧履歴を残したい場合は、「設定」→「Safari」→「詳細」→「Web サイトデータ」とタップし、「全Webサイトデータを削除」→「今すぐ削除」をタップする。

「設定」アプリの「Safari」→「詳細」→「Web サイトデータ」→「全Webサイトデータを削除」→「今すぐ削除」で削除

●ログイン情報の削除

iPhone/iPadでは、次回以降に自動ログインできるように、Webサイトやアプリのログイン情報を保存できる。

この機能を利用している場合、Webサービスから退会したので情報が不要になったり、金融機関サービスへの自動ログインをやめたい、といったケースもあるだろう。そこで、不要な情報は削除して整理しておこう。

手順は、「設定」アプリの「パスワードとアカウント」→「WebサイトとAppのパスワード」とタップ。パスコードまたはTouch ID/Face IDによる認証を行うと、保存情報が一覧表示される。

個別に削除するには、削除したい項目を左方向へスワイプし、右側に表示される「削除」をタップすればいい。

個別の削除は、左方向へスワイプして「削除」をタップ

個別の削除は、左方向へスワイプして「削除」をタップ

また、右上の「編集」をタップすると各項の先頭に「○」が表示される。すべての削除したい項目をタップしてチェックを入れ、左上の「削除」→「削除」とタップすればまとめて削除することも可能だ。

「編集」をタップすると、まとめて削除することもできる

「編集」をタップすると、まとめて削除することもできる

なお、一覧の項目をタップすると、「ユーザ名」と「パスワード」を確認できる。たとえば、パスワードを変更するときに現在のパスワード入力を求められたが覚えていない、といったときにここで確認できる。知っておくと便利だ。

不要なファイルを削除する
〜Android編〜

●不要なアプリの削除

試しにインストールしたアプリなど、使わなくなったアプリを削除する。

削除は、ホーム画面でアプリをドラッグして「ゴミ箱(アンインストール)」へドロップでもいいのだが、ここでは最後に使った時期が確認できるので、「設定」からアンインストールする方法を紹介する。

手順は、「設定」の「ストレージ」をタップし、「空き容量を増やす」をタップする。「アイテムを削除」画面が開き、「ほとんど使われないアプリ」蘭に使用頻度の少ないアプリが一覧表示される。

この一覧から、削除したいアプリをタップして選択し、「(選択したアプリの合計容量)を解放」→「空き容量を増やす」とタップ。これで、アプリが削除される。

「設定」の「ストレージ」をタップし、この画面で「空き容量を増やす」をタップ

「設定」の「ストレージ」をタップし、この画面で「空き容量を増やす」をタップ

最後に使った日も参考にしながら、削除するアプリを選択して「(選択したアプリの合計容量)を解放」→「空き容量を増やす」とタップ

●キャッシュファイルの削除

アプリ内で保存、管理しているデータやキャッシュファイルを個別に削除することもできる。ただし、ここでアプリ内のデータを削除すると何が削除されたかよくわからないので、ここではキャッシュファイルのみを削除する。キャッシュファイルは、特にChromeなどは容量が大きくなりがちなので、定期的に削除するといい。

削除の手順は、「設定」の「ストレージ」をタップし、「その他のアプリ」をタップ。アプリが一覧表示されるので、キャッシュファイルを削除したいアプリをタップする。

アプリの画面が開いたら、「キャッシュを削除」をタップ。直ちにキャッシュファイルが削除される。

「設定」の「ストレージ」→「その他のアプリ」とタップし、この画面でアプリを選択する

「設定」の「ストレージ」→「その他のアプリ」とタップし、この画面でアプリを選択する

Chromeの例。「キャッシュを削除」をタップすれば、確認もなく削除される

Chromeの例。「キャッシュを削除」をタップすれば、確認もなく削除される

アプリごとの不要ファイルをチェック

アプリで保存、管理しているデータは個別に確認し、不要なものがあれば削除して整理しておこう。以下に、削除対象になりそうな主なアプリのデータをまとめておく。

・写真、ビデオデータ
撮影に失敗した写真やビデオ、似通ったカットなど、要らない写真とビデオを削除する
・音楽データ
聴かなくなった音楽データを削除する。定額制音楽配信サービスを使っている場合、削除してもストリーミング再生ができる
・動画データ
ダウンロードした動画、映画などで観終わったデータを削除する。有料サイトで購入した映画は、ストリーミング再生ができる
・連絡先の住所録の整理
引っ越しや部署の移動などで変更になったデータを修正。また、連絡を取らなくなった人の住所録を削除する
・電話の着信/発信履歴
着信/発信履歴で不要なものは削除する
・留守番電話の留守録データ
聞き終えていらなくなった留守録データがあれば削除する
・メモ帳・ボイスメモのメモ
一時的にメモしたものなど、用が済んだメモを削除する

スマホを掃除する

スマホの中身を整理したら、本体やカバーも掃除してキレイにしておこう。

まず重要なことは、掃除をするときにはケーブルを外した状態で、電源もオフにしておくこと。また、たとえ防水仕様でも、ジャブジャブ水洗いするのは御法度だ。

掃除には液晶画面専用のクリーナー、アルコール配合のウェットティッシュ、先細の綿棒、歯間ブラシ、糸くずの出ないやわらかい布(レンズクリーナーなど)などを利用するが、いずれも100均ショップで購入できる。なお、モデルによっては掃除に使ってはいけない薬品や素材などがあるのでメーカーのWebサイトや取扱説明書をよくチェックしてから作業してほしい。

【関連情報】
iPhone のお手入れをする(アップルのWebサイト)
・Pixel スマートフォンの背面と側面の汚れを落とす(GoogleのWebサイト)

●コネクタの掃除

主に電源ケーブルを挿して充電などに使用するコネクタ部は、想像以上にホコリがたまりやすい。外光や蛍光灯などの明かりを当てて確認してみよう。

ホコリは、先細の綿棒などでやさしく取り出そう。綿棒で取れないホコリは、先が細くて柔らかい歯間ブラシを使うと、かき出しやすい。このとき、端子の故障につながるので先端を強く押しつけないこと。端子には触れないように、あくまでもそ〜っと、やさしくかき出すのがポイントだ。

また、エアーダスターはホコリを吹き飛ばしてくれて便利なのだが、逆にホコリが奥に詰まってしまう可能性があるので、おすすめしない。

ホコリの侵入を防ぐために、コネクタカバーを付けておくのもいいだろう。「Lightning コネクタカバー」「Type-C コネクタカバー」「microB コネクタカバー」などで検索すると見つかる。2〜3個セットを500円以下で購入できる。

カバーを付けておくと、ホコリや水の浸入を防ぐことができる

カバーを付けておくと、ホコリや水の浸入を防ぐことができる

合わせて、スピーカーやマイク部も確認し、汚れが付着していたら歯間ブラシで取り除いておきたい。

●液晶画面以外の本体の掃除

スマホ本体には、かなりの雑菌が付着している。糸くずの出ないやわらかい布(レンズクリーナーなど)でやさしくていねいに拭き上げよう。

それでも汚れが落ちない場合は、布を少しだけ濡らして拭こう。先端が細い綿棒を用意しておくと、細かい部分の掃除がしやすい。

●液晶画面の掃除

液晶画面は、液晶画面専用のクリーナーを使いたい。液体とシートタイプがあるが、液体はコネクタ部などに入り込んでしまうことがあるのであまりおすすめしない。掃除のしやすさからも、シートタイプがおすすめだ。

液晶画面も、傷を付けないよう注意しながら、やさしく拭き上げよう。

液晶画面は、液晶画面専用のクリーナーシートでキレイに拭き上げる

液晶画面は、液晶画面専用のクリーナーシートでキレイに拭き上げる

●ケースの掃除

スマホケースを使っている場合は、ケース自体はもちろん、ケースとスマホの隙間にはホコリや汚れが付着しやすいので取り外してケースも掃除しよう。

ケースは、シリコン製のような洗える素材なら水洗い、あるいは除菌もかねてハンドソープなどで洗い、十分に乾かす。

洗えないものは、素材に合わせてアルコール配合のウェットティッシュや、OA機器用のクリーニングクロスなどで掃除すればいいだろう。

イヤホンを掃除する

イヤホンを使っている場合は、イヤホンも掃除しておこう。イヤホンにも指紋が付いているし、汗や耳垢による汚れもある。

カナル型の場合はまず、イヤーチップ(イヤーピース)を取り外す。

イヤーチップは直接耳穴に接するため、耳垢などが付着していたら歯間ブラシや先細の綿棒でやさしく取り除く。そのうえで、可能なモノは水洗い、またはアルコール配合のウェットティッシュで掃除する(※こちらも各メーカーのお手入れ方法に従ってください)。裏返せるものは裏返し、裏側も忘れずにキレイにする。

イヤーチップは表面だけでなく、裏側も掃除しておこう(画面は「AirPods Pro」の例)

イヤーチップは表面だけでなく、裏側も掃除しておこう(画面は「AirPods Pro」の例)

イヤホン本体のスピーカ−のメッシュ部も、歯間ブラシや先細の綿棒で汚れをやさしく取り除く。本体自体は、アルコール配合のウェットティッシュや、OA機器用のクリーニングクロスなどで掃除しよう。

メッシュ部は、歯間ブラシなどで汚れをやさしく取り除き、本体はアルコール配合のウェットティッシュなどで拭き上げる。無線タイプの場合は充電端子があるので、完全に乾くまで充電ケースに入れないこと

インイヤー型の掃除方法は、カナル型の本体と同じだ。

また、有線タイプの場合にはケーブル自体も忘れずに掃除しよう。

無線タイプなら、充電ケースも掃除しよう。中は、歯間ブラシや綿棒で汚れをやさしく取り除き、外側はアルコール配合のウェットティッシュや、OA機器用のクリーニングクロスなどで掃除すればいい。

まとめ

スマホの不要ファイルの削除・整理は、いつかやろうと思ってはいても、ついつい後回しにしがちだ。

スマホやイヤホンの掃除もしかり。スマホは毎日、しかも長時間利用するので、汚れやすい。マメに掃除をする人でも、ケースまで取り外してしっかりと掃除する機会は少ないのではないだろうか。

スマホの中や外、イヤホンを掃除しておき、定期的にメンテナンスをする習慣を付けておくと、いつまでもキレイに使い続けられる。

この機会にぜひ、実践してみてはいかがだろうか。

小野均

小野均

パソコンからモバイルまで、ハード&ソフトのわかりやすい操作解説を心がける。趣味は山登りにクルマという、アウトドア志向のIT系フリーライター。

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