トラックパッドやタッチパネルなど、パソコンの操作方法はいろいろありますが、やっぱりポインター操作はマウスで……という人は多いことでしょう。
大体、こんな組み合わせで使ってるんじゃないでしょうか?
使い慣れているマウスは便利ですけど、そこそこ広いスペースが必要なので、カフェの小さな机などでは使いづらいときもあります。
結構、グイグイ動かしますからね
もうちょっと別のタイプのマウスはないものかと探してみたら……ありました!
「ペン型マウス」! 写真は付属のスタンドに立てた状態です
もう名前そのまんま。ペンの形をしたマウスです。
こういうふうに持って使うようです……マウス感ない!
パソコンとはBluetoothで接続します。電源は単4形乾電池1本
こんな形ですが、マウスに必要な機能はひと通り付いているようです
操作方法もそのまんま、ペンで書くように机の上を滑らせると、その通りにパソコン上のポインターも動きます。「左ボタン」を押したままでのドラッグ操作も滑らかです。
ペン型だけに接地面が少ないため、必要なスペースも狭くて済みそうです。
手首から先を動かすだけで、ほとんどの操作ができるんです
通常のマウスよりも(ちょっと)軽いから、疲れも軽減されるかも!?
ただ特殊な形だけに、やはり問題点も。
ボタンをクリックするとポインターがズレがちなんですよ……
「ダブルクリック」に独立したボタンが割り当てられているのも納得です。普通に「左ボタン」を2回押してダブルクリックするのは難しいんですよ。ズレちゃうから!
さて、この形状を見たときから、こう思っていた人も多いんじゃないでしょうか?
ペンタブレットのペンと比べるとかなり太いですけど、大きいマーカーペンくらいのサイズ感。絵を描くのに使えないこともなさそうですが……。
ちょっとしたイラストとかを描くのに、わざわざペンタブレットを取り出さなくても済んだら便利ですよね。
……ということで、このペン型マウスで絵を描いてみたのですが。
うーん……
慣れていないこともありますが、思った以上に難しいですね。
普通にペンで絵を描く感覚で操作していると、マウスの方向が回転してしまったりして、思ったように線が引けません。
また、ペンタブレットのペンとは違い、クリックボタンを押しているときだけ線を引くことができるという方式なので、先ほどのダブルクリックと同様、どうしても描き始めと描き終わりがブレちゃうんですよね……。
ちなみに、普通のマウスで描いた絵はこちら。
普段使い慣れている分、こっちのほうがまだマシな仕上がりに……
そして、ペンタブレットで描くとこんな感じ
……まあ、筆圧とかもつけられるし、絵を描くなら素直にペンタブレットを使えって話ですな。
ただ、説明などで使うこういうちょっとした記号を描くのには、ペン型マウスも十分に役立ってくれそうです
ちなみに、お尻の部分はスマホやタブレット用のタッチペンになっています
太くて使いやすいとは言えないですが、こっちは絵を描く用途にもそこそこ使えますね
いくらペン型だと言っても、絵を描くのには向いていなかった「ペン型マウス」。
でも、狭いスペースでマウスを使いたい、あまり手を動かさずに操作したい……などの場合の実用性は十分!
プレゼンなど、立った状態でマウスを使いたいときにも活躍してくれそうです
テレワークでマウスを持ち運んだり、カフェなどの出先で使ったりという機会が多い方は取り入れてみてもいいんじゃないでしょうか!
藤子・F・不二雄先生に憧れすぎているライター&イラストレーター。「デイリーポータルZ」「サイゾー」「エキサイトレビュー」他で連載中。