アイ・オー・データ機器は、2021年11月5日に新製品発表会を開催し、ゲーミングディスプレイ(モニター)の新製品「LCD-GCU321HXAB」と、HDMIキャプチャーユニット「GV-USB3/HDS」を発表しました。どちらもソニーの次世代機「PS5」対応をうたうハイスペックモデルになります。
PS5対応、4K、144Hz駆動の31.5型液晶ディスプレイ「LCD GCU321HXAB」
アイ・オー・データ機器のゲーミングディスプレイのブランド「GigaCrysta」の最新モデルは、4K表示に対応し、リフレッシュレートが144Hzの31.5型モデル「LCD GCU321HXAB」です。PS5が2020年秋に発売されて以来、「4K 120Hz」というスペックがゲーミングディスプレイの中でキーワードとなっており、その需要が増えていると言います。
その需要に応えるべくして、アイ・オー・データ機器が開発した本機は、HDMI 2.1規格のHDMIポートを搭載しており、PS5の売りである4K、120Hz出力に対応するのが特徴です。DisplayPortは4K、144Hz、10bitカラーに対応しており、最新GPUのパフォーマンスを最大限発揮可能。PS5のユーザーだけではなく、PCゲーマーのニーズも満たしてくれます。
PS5のフルスペックに対応する「LCD GCU321HXAB」
入力ポートはHDMIポート(HDMI 2.1)×3、DisplayPort 1.4
採用されているパネルの種類は不明ですが、178°の広視野角でありながら、中間応答速度1ms(GtoG)を実現。内部フレーム遅延を抑えて操作をよりリアルタイムで反映する「スルーモード」や、NVIDIA製GPUで利用できるティアリング防止機能「NVIDIA G SYNC」に対応。また、暗部の視認性を向上させる「Night Clear Vision」など、ゲームを優位に進めるための機能も取りそろえられています。また、DCI P3のカバー率が90%で、HDR(DisplayHDR 400)に対応するなど、映像を美しく表示する性能についてもハイエンドディスプレイらしいスペックになっています。
デザイン面では、左右と上の3辺がフレームレスの設計を採用し、スタイリッシュなデザインにこだわったとのこと。高さ調節やチルト調節機能も搭載。2021年12月下旬頃に出荷開始予定で、市場想定価格は159,500円(税込)です。
アイ・オー・データ機器が、PS5向けのゲーミングデバイスとして発表したもうひとつの製品がHDMIキャプチャーユニットの「GV USB3/HDS」です。ゲーミングディスプレイ「GigaCrysta」のファミリーブランドである「GigaCrysta E.A.G.L(イーグル)」のラインアップとして発売されます。4K、120Hz出力、HDR対応など、映像の品質が向上したPS5を、可能な限り高画質、高フレートで録画したいという要望に応えるHDMIキャプチャーユニットです。
PS5対応のHDMIキャプチャーユニット「GV USB3/HDS」
「GV USB3/HDS」は、パススルー出力4K60p/2K120p、録画4K30p/2K120pに対応。PCでゲームの録画や配信を行う際でも、パススルー出力により、映像は4K60p/2K120pが保たれます。また、最大画質でもHDR録画に対応しており、PS5の美しい映像が劣化ほぼなしで録画可能です。また、PS5には本体に録画機能が搭載されていますが、こちらは最大4K60pの録画に対応しているものの、120pには対応していないため、「GV USB3/HDS」を使うことでより滑らかな映像が録画できます。
OS標準ドライバーで動作するため、PCに接続するだけでドライバーのインストールは不要。なお、本機は、PCやPS5などとUSBケーブルで接続して使う製品で、本製品単独での録画には対応していません。
なお、4K動画、120fps動画、HDR動画対応の録画ソフト「HD Mix Capture」、編集ソフト「PowerDirector 18 for I-O DATA」が付属するほか、有料の配信ソフト「XSplit」の2か月利用クーポンも付属します。
アイ・オー・データ機器によると、本製品と同スペックの製品は他社から提供されていますが、それらよりもワンランク下の価格を実現したとのこと。市場想定価格は30,470円(税込)で、2021年12月中旬頃出荷開始です。
最新ガジェットとゲームに目がない雑食系ライター。最近メタボ気味になってきたので健康管理グッズにも興味あり。休日はゲームをしたり映画を見たりしています。