隔週スマホニュース

シャオミが「Snapdragon 8 Gen1」搭載のハイエンドスマホ「Xiaomi 12」シリーズを中国本国で発表

直近2週間に発表された、スマートフォンなどをはじめとするモバイル業界に関わるニュースや、各社のスマートフォンのアップデート情報をまとめて紹介する連載「隔週スマホニュース」。今回は、クアルコムの最新SoC「Snapdragon 8 Gen1」をいち早く搭載したシャオミのハイエンドスマートフォン「Xiaomi 12」や、auの初売りセールなど、4つの話題をお届けする。

シャオミが「Snapdragon 8 Gen1」搭載のハイエンドスマホ「Xiaomi 12」と「Xiaomi 12 Pro」を発表

シャオミは、2021年12月28日、中国本国において、ハイエンドスマートフォンの最新モデル「Xiaomi 12」と「Xiaomi 12 Pro」を発表した。いずれも、クアルコムの最新ハイエンドSoC「Snapdragon 8 Gen1」を搭載しているのが特徴で、前世代の「Snapdragon 888」と比較して、CPU性能が20%以上、GPU性能は30%以上、AI処理は最大で4倍の性能を果たしているという。

「Xiaomi 12」は、2,400×1,080のフルHD+表示に対応した約6.28インチの有機ELディスプレイを搭載するスマートフォン。このディスプレイは約10億色表示に対応し、120Hzのリフレッシュレートを実現しているほか、12bitの階調表現、16,000段階の輝度調整、HDR10+やDolby Visonにも対応する。メモリー容量は8GBあるいは12GB、ストレージ容量は128GBあるいは256GBが用意される。OSは、Android 12をベースにした「MIUI13」を採用。メインカメラは、約5,000万画素の広角カメラと、約1,300万画素の超広角カメラ、約500万画素のテレマクロカメラを組み合わせたトリプル構成となる。人物およびペットのシルエットと目を識別して焦点を合わせることのできる「CyberFocus」機能を備えている。

本国での販売価格は8GB/128GBモデルが3,699人民元(約66,600円)、8GB/256GBモデルが3,999人民元(約72,000円)、12GB/256GBモデルが5,399元(約97,200円)となる。

いっぽう「Xiaomi 12 Pro」は、3,200×1,440のWQHD+表示に対応する約6.73インチ液晶ディスプレイを備えたひと回り大きなモデル。ディスプレイの性能は「Xiaomi 12」と同等だが、サムスンのE5パネルやLTPOテクノロジー、マイクロレンズテクノロジーを採用することで電力効率を高めている。メモリー容量は8GBあるいは12GB、ストレージ容量は128GBあるいは256GBが用意される。メインカメラは広角カメラ、望遠カメラ、超広角カメラという組み合わせのトリプルカメラで、いずれも5,000万画素のイメージセンサーが使われる。本国での販売価格は8GB/128GBモデルが4,699人民元(約84,600円)、8GB/256GBモデルが4,999人民元(約90,000円)、12GB/256GBモデルが5,399元(約97,200円)となる。

日本国内での取り扱いは、現時点で明らかにされていない。ただ、すでにハイエンドモデルである「Xiaomi 11T」シリーズが投入された経緯があるため、国内市場での販売に期待したいところだ。

写真左の「Xiaomi 12 Pro」は6.73インチディスプレイを搭載し、横幅は74.6mm。同右の「Xiaomi 12」は6.28インチディスプレイで、横幅が69.9mmに抑えられている

写真左の「Xiaomi 12 Pro」は6.73インチディスプレイを搭載し、横幅は74.6mm。同右の「Xiaomi 12」は6.28インチディスプレイで、横幅が69.9mmに抑えられている

VC冷却システムと熱放散グラファイトを搭載。アンテナ周辺も白色グラフェンで放熱を行っている

VC冷却システムと熱放散グラファイトを搭載。アンテナ周辺も白色グラフェンで放熱を行っている

カラーバリエーションは、両機ともブルー、パープル、グリーン、ブラックの4色。グリーンのみ素材にビーガンレザーを使う

カラーバリエーションは、両機ともブルー、パープル、グリーン、ブラックの4色。グリーンのみ素材にビーガンレザーを使う

「Xiaomi 12 Pro」のディスプレイは、サムスンのE5パネルやLTPOテクノロジー、マイクロレンズテクノロジーを採用することで電力効率を向上させている

「Xiaomi 12 Pro」のディスプレイは、サムスンのE5パネルやLTPOテクノロジー、マイクロレンズテクノロジーを採用することで電力効率を向上させている

auとUQ mobileの契約解除料が3月末に廃止

KDDIは、auおよびUQ mobileの両キャリアにおいて、契約解除料を2022年3月31日に廃止することを発表した。これにより、いわゆる2年縛り契約プランをいつでも解約金不要で解約できるようになる。なお、この廃止措置にともない、auでは、契約更新の際に進呈されていた「2年契約更新ギフト券プレゼント」が廃止されるほか、2年契約Nプランの新規受付も終了となる。また、UQ mobileでは、「長期利用割引」と「スマトク割」を廃止し、対象料金プランの基本料金を割引適用後の金額に改定する。

また、auの端末購入補助プログラム「アップグレードプログラムEX/EX (a)」、「アップグレードプログラム (タブレット)」、「アップグレードプログラム (ジュニア)」において、au契約継続という条件が廃止となる。同プログラムを適用している場合、au解約後でもあっても、端末の買い替えと旧機種回収を条件に残債の免除が適用可能になる。

dポイントが貯まる2プランを用意「ドコモでんき」が3月1日スタート

NTTドコモは、2021年12月23日、9月に発表していた「ドコモでんき」を2022年3月1日に開始するとした。ドコモポイントの還元率やプラス料金の有無によって「ドコモでんきGreen」と「ドコモでんきBasic」の2プランが用意される。なお、ドコモ回線を契約していないユーザーであっても利用可能だ。

「ドコモでんきGreen」は、再生可能エネルギー比率100%を実現するのが特徴のプラン。地域電力会社の月額料金プラス500円のオプション料金を支払うことで、利用料金100円(税別)ごとに最大10%のdポイント還元が受けられる。なお、10%還元には、「dカードGOLD」を契約したうえで「ギガホ」「ギガライト」「ahamo」など、2019年9月30日以降に登場した料金プランを利用している必要がある。

いっぽうの「ドコモでんきBasic」はオプション料金不要で、地域電力会社の月額料金と同額で利用できるプラン。「dカードGOLD」の契約も不要で、2019年9月30日以降に登場した料金プランに契約していれば3%、それ以外の料金プランに契約していれば2%のdポイント還元をそれぞれ受けることができる。

なお、「ドコモでんき」開始にともなうキャンペーンとして「『ドコモでんき』先行予約キャンペーン」が実施される。同キャンペーンは、2022年1月12日〜2月28日の期間にかけて専用のキャンペーンページからdアカウントでエントリーをしたうえで、3月1日〜4月30日の期間に「ドコモでんき」の契約を行うことで、5,000ポイントのdポイント(期間・用途限定)を進呈するというものだ。

「ドコモでんきGreen」は、地域電力会社の月額料金プラス月額500円の料金を支払うことで、再生可能エネルギー比率100%を実現。さらに、条件を満たせば最高で10%という高い還元率でdポイントが還元される

「ドコモでんきGreen」は、地域電力会社の月額料金プラス月額500円の料金を支払うことで、再生可能エネルギー比率100%を実現。さらに、条件を満たせば最高で10%という高い還元率でdポイントが還元される

「ドコモでんきBasic」は、オプション料金なしに地域電力会社の月額料金と同等の料金で利用できるプラン。dポイントの還元率は、2019年9月30日以降に登場した料金プランに契約しているなら3%、それ以外の料金契約なら2%となる

「ドコモでんきBasic」は、オプション料金なしに地域電力会社の月額料金と同等の料金で利用できるプラン。dポイントの還元率は、2019年9月30日以降に登場した料金プランに契約しているなら3%、それ以外の料金契約なら2%となる

auの初売り詳細発表。ハイエンド機を中心に16,500円の割引き! Povoでは、最大100GBが当たるお年玉を用意

KDDIは、2021年12月27日、au、UQ mobile、povoの各ブランドにおける2022年の初売り・お年玉情報を発表した(いずれも、2022年1月1日から11日の期間に実施)。

auの初売りでは、Xperia 1 III/Xperia 10 III/Xperia 5 III/Galaxy S21+ 5G/Galaxy S21 5G/Galaxy Z Fold3 5G/Galaxy Z Flip3 5G/OPPO Find X3 Pro/Google Pixel 6/TORQUE 5Gの各端末に対して、16,500円(税込)の割引きが行われる。なお、au Online Shopでの購入の場合、購入翌月下旬以降にau PAY残高に上記割引相当額が還元される。

au Style、auショップ、UQスポットの各店舗では、支払いにau PAY(コード支払い)を利用した場合に、Pontaポイントを最大20%還元する(ひとつのIDにつき最大3,000ポイントを上限とする)。

また、au PAY マーケットでは、同マーケットで利用できる割引きクーポンが進呈されるお年玉ガチャを実施する。1等は3,000円、2等は500円、3等は100円となる。

いっぽう、オンライン専用プランの「povo」では、「povo2.0 お年玉キャンペーン2022」を実施する。このキャンペーンでは、「povo2.0」の3GB以上のデータトッピングを購入したユーザーを対象に、3分の1の確率で当選するくじを実施。大吉なら「20GB(30日間)×5回分」、中吉なら「データ使い放題(24時間)」、小吉なら「データ使い放題(24時間)」がそれぞれ進呈される。

スマホや携帯電話のアップデート情報まとめ

2021年12月17日から12月28日の間に公開された、スマートフォンやタブレット、携帯電話などのソフトウェアアップデート情報をまとめた。なお、定期的なアップデートが行われている端末については、除外している。

NTTドコモ

セキュリティアップデートおよび不具合修正など
・Xperia 10 III SO-52B(ソニー)
・arrows We F-51B(FCNT)
・arrows We F-51B(FCNT)
・arrows ケータイ F-03L(FCNT)
・Galaxy A41 SC-41A(サムスン)
・Galaxy A21 SC-42A(サムスン)
・Galaxy S20 5G SC-51A(サムスン)
・Galaxy S20+ 5G SC-52A(サムスン)
・AQUOS ケータイ SH-02L(シャープ)

au・UQ mobile

セキュリティアップデートおよび不具合修正など
・AQUOS zero6 SHG04(シャープ)
・Speed Wi-Fi HOME L02(シャープ)
・Speed Wi-Fi HOME L02(シャープ)※UQ mobile版
・TORQUE 5G KYG01(京セラ)
・arrows We(FCNT)※UQ mobile版

ソフトバンク・ワイモバイル

セキュリティアップデートおよび不具合修正など
・Pocket WiFi 809SH(シャープ)
・Lenovo TAB6(モトローラ)
・razr 5G(モトローラ)
・Libero 5G(ZTE)※ワイモバイル版

楽天モバイル

セキュリティアップデートおよび不具合修正など
・OPPO Reno5 A(オッポ)
・OPPO A55s 5G(オッポ)

SIMフリー(一般流通モデル)

セキュリティアップデートおよび不具合修正など
・Xperia 1 II XQ-AT42(ソニー)
・Xperia PRO-I XQ-BE42(ソニー)
・Xperia 5 II XQ-AS42(ソニー)
・Xperia PRO XQ-AQ52(ソニー)
・OPPO Reno3 A(オッポ)

田中 巧(編集部)

田中 巧(編集部)

FBの友人は4人のヒキコモリ系デジモノライター。バーチャルの特技は誤変換を多用したクソレス、リアルの特技は終電の乗り遅れでタイミングと頻度の両面で達人級。

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