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ソニーが望遠カメラに本格的光学ズームを備える「Xperia 1 IV」など新スマホ3機種を発表

ソニーは、Xperiaシリーズの今夏モデルとして、ハイエンドモデル「Xperia 1 IV(エクスペリア・ワン・マークフォー)」、ミドルレンジモデル「Xperia 10 IV(エクスペリア・テン・マークフォー)」、エントリー向けモデル「Xperia Ace III(エクスペリア・エース・マークスリー)」の3機種を発表した。なかでも「Xperia 1 IV」は、望遠カメラに本格的な光学ズーム機能を搭載しており、新機軸を打ち出した製品となっている。

光学ズーム対応望遠カメラを搭載。カメラ間の機能差を縮小した正常進化モデル
「Xperia 1 IV」

「Xperia 1 IV」は、映像にこだわる「Xperia 1」のコンセプトを受け継いだハイエンドモデル。外見は前モデル「Xperia 1 III」とほとんど共通で、サイズも、約72(幅)×165(高さ)×8.1(厚さ)mmで、変更はない。ただし、フレームの縁とディスプレイの保護ガラスの高さを揃えることで、ガラスの破損を起こりにくくしているほか、Googleアシスタントの呼び出しボタンが省略されるなど、細かな変更が施されている。機能面では、IPX5/8等級の防水仕様と、IP6X等級の防塵仕様をクリアするほか、FeliCaポートおよびQi規格のワイヤレス充電ポートを備える。

細かなブラッシュアップはあるものの、前モデル「Xperia 1 III」から外見の変更はほとんどない

細かなブラッシュアップはあるものの、前モデル「Xperia 1 III」から外見の変更はほとんどない

スピーカーはドライバーとエンクロージャーを刷新し、低音域の音圧を20〜50%向上させた

スピーカーはドライバーとエンクロージャーを刷新し、低音域の音圧を20〜50%向上させた

ディスプレイも、基本的には「Xperia 1 III」と同じもので、4K(3,840×1,640)表示に対応する約6.5インチの有機ELディスプレイを採用。残像低減機能付き240Hz駆動と、240Hzのタッチサンプリングレートにも引き続き対応している。強化点として、最大輝度が「Xperia 1 III」と比較して50%向上したほか、HDRコンテンツの視認性を高める「リアルタイムHDRドライブ」機能が加わった。

搭載する約6.5インチの有機ELディスプレイは、前モデル「Xperia 1 III」から、残像低減機能付き240Hz駆動や、クリエイターモードなどの特徴を受け継ぎつつ、最大輝度を50%向上させ、明るい場所での視認性を高めている

搭載する約6.5インチの有機ELディスプレイは、前モデル「Xperia 1 III」から、残像低減機能付き240Hz駆動や、クリエイターモードなどの特徴を受け継ぎつつ、最大輝度を50%向上させ、明るい場所での視認性を高めている

メインカメラは、約1,200万画素の超広角カメラ(焦点距離16mm)、約1,200万画素の広角カメラ(24mm)、約1,200万画素の望遠カメラ(85〜125mm)と、測距用の3D iToFセンサーを組み合わせたクアッドカメラだ。なかでも注目は望遠カメラで、焦点距離85mm〜125mmの領域では一般的なデジタルズームではなく無段階の光学ズームが利用できる。また、動画撮影時にも、超広角から望遠までシームレスなズームが可能なほか、超広角、広角、望遠の各カメラとも、4K/120FPSのスローモーション動画撮影に対応した。なお、フロントカメラも、1/4インチ約800万画素から、1/1.29インチ1,220万画素にセンサーが強化されている。

カメラごとの細かな機能の違いを減らしているのも特徴で、すべてのカメラで、瞳AFやオブジェクトトラッキングに対応したほか、FlawlessEye対応のハイブリッド手ブレ補正が望遠カメラでも利用できるようになっている。

超広角、広角、ペリスコープ望遠カメラ、3D iToFセンサーというメインカメラの組み合わせは前モデルから変わっていないが、望遠カメラについては全域が光学ズームに対応した

超広角、広角、ペリスコープ望遠カメラ、3D iToFセンサーというメインカメラの組み合わせは前モデルから変わっていないが、望遠カメラについては全域が光学ズームに対応した

動画撮影アプリ「Videography Pro」から直接YouTubeに動画配信が行えるようになった。また、ゲーム最適化機能「Game enhancer」ではプレイ中のゲームの様子をYouTubeに配信できる

動画撮影アプリ「Videography Pro」から直接YouTubeに動画配信が行えるようになった。また、ゲーム最適化機能「Game enhancer」ではプレイ中のゲームの様子をYouTubeに配信できる

動画撮影時でも、すべてのレンズで瞳AFやオブジェクトトラッキングに対応した

動画撮影時でも、すべてのレンズで瞳AFやオブジェクトトラッキングに対応した

望遠カメラで20FPSの連写撮影を行ったひとコマ。望遠かつ動きの激しい被写体という、スマートフォンでは難しかった撮影が可能になる

望遠カメラで20FPSの連写撮影を行ったひとコマ。望遠かつ動きの激しい被写体という、スマートフォンでは難しかった撮影が可能になる

すべてのレンズで、リアルタイム瞳AFとリアルタイムトラッキングが可能。カメラごとに異なっていたオートフォーカスの機能差がなくなっているのが本機のカメラの特徴

すべてのレンズで、リアルタイム瞳AFとリアルタイムトラッキングが可能。カメラごとに異なっていたオートフォーカスの機能差がなくなっているのが本機のカメラの特徴

基本スペックは、SoCにハイエンド向け「Snapdragon 8 Gen 1」を搭載するほか、12GBのメモリーと256GBのストレージ、1TBまで対応するmicroSDXCメモリーカードスロットを組み合わせる。OSはAndroid 12だ。また、通信機能は、5Gのミリ波とSub6の両方を併用したデュアルコネクティビティに対するほか、5G SA(Stand Alone)モードにも対応している。

発売は2022年6月上旬以降の予定。NTTドコモ、au、ソフトバンクの各ブランドを通じて発売される。NTTドコモにおける販売価格は190,872円(税込)、auは192,930 円 (税込)となる。

5,000mAhの大容量バッテリーと161gの軽さを両立
「Xperia 10 IV」

ミドルレンジスマホ「Xperia 10 III」の後継機。こちらも外見は前モデルからほとんど変わっておらず、キープコンセプトの製品と言える。

本機のボディサイズは約67(幅)×153(高さ)×8.3(厚さ)mm、重量は約161gで、横幅については前モデル「Xperia 10 III」 より1mm小さくなり、重量は約8g軽い。IPX5/8等級の防水仕様と、IP6X等級の防塵仕様をクリアするほか、FeliCaポートも搭載している。ディスプレイは2,560×1,080のフルHD+表示に対応する約6.0インチの有機ELディスプレイ「TRILUMINOUS Display」で、解像度やサイズは前モデルから変わりはないものの最大輝度が1.5倍向上している。サウンド面では、ヘッドホン端子は搭載するが、スピーカーはモノラルとなる。

ディスプレイの基本的なスペックは変わっておらず60Hz駆動のまま。ただし、最大輝度が高められており、明るい場所での視認性が改善されている

ディスプレイの基本的なスペックは変わっておらず60Hz駆動のまま。ただし、最大輝度が高められており、明るい場所での視認性が改善されている

バーチャルサラウンド技術の「360 Reality Audio Upmix」に対応。対応ヘッドホンを組み合わることで、立体音響再生が行える

バーチャルサラウンド技術の「360 Reality Audio Upmix」に対応。対応ヘッドホンを組み合わることで、立体音響再生が行える

メインカメラは約800万画素の広角カメラ(焦点距離16mm)、約1,200万画素の広角カメラ(27mm)、約800万画素の望遠カメラ(54mm)という組み合わせのトリプルカメラだ。強化点として、広角レンズに光学式手ブレ補正機構を備わっている。また、HDR撮影時の画質向上、ナイトモードにおけるノイズ削減、ビデオ撮影時における逆光補正の向上、デジタルズームでの超解像処理などの各種改良がなされた。なお、フロントカメラは800万画素で変更はないが、AIが人物を適度に補正してくれる機能が加わった。

広角カメラが光学式手ブレ補正機構に対応。ネックだった高感度撮影の画質向上が期待できる

広角カメラが光学式手ブレ補正機構に対応。ネックだった高感度撮影の画質向上が期待できる

搭載されるSoCは「Snapdragon 695 5G」で、6GBのメモリーと128GBのストレージを組み合わせる。OSはAndroid 12。バッテリー容量は、前モデルより500mAh増量され5,000mAhとなった。

発売は2022年7月上旬以降を予定。NTTドコモ版は64,152円(税込)。auおよびUQ mobile、ソフトバンクの各チャンネルからも発売される。

バッテリーの容量は前モデルよりも500mAh増量され5,000mAhとなった

バッテリーの容量は前モデルよりも500mAh増量され5,000mAhとなった

好評だったエントリーXperiaが5Gに対応
「Xperia Ace III」

「Xperia Ace III」は、低価格のXperiaとして人気を集めた「Xperia Ace II」の後継モデル。こちらも製品のコンセプトに変更はない。

ボディサイズは、約69(幅)×140(高さ)×8.9(厚さ)mm、重量は約162gで、サイズは前モデルと変わらないが、3gほど重くなった。ディスプレイは1,496×720のHD+表示に対応した約5.5インチ液晶で、前モデル「Xperia Ace II」から変更はない。FeliCaポートを搭載するほか、IPX5/8等級の防水仕様と、IP6X等級の防塵仕様にも引き続き対応しているが、強化点として、ディスプレイの保護ガラスに「Corning Gorilla Glass Victus」を使用することで耐久性が高められた。サウンド機能としては、ヘッドホン端子とモノラルスピーカーを備える。新機能として、ハイレゾ音源の再生に対応したほか、Bluetoothのオーディオコーデックとして、高音質のLDACが加わった。

ディスプレイの保護ガラスには、主にハイエンドモデルで使われていた「Corning Gorilla Glass Victus」が使われる

ディスプレイの保護ガラスには、主にハイエンドモデルで使われていた「Corning Gorilla Glass Victus」が使われる

メインカメラは、前モデルで搭載されていた深度センサーが廃止され、約1,300万画素の標準カメラのみのシングルカメラ仕様となる。画素数は前モデルから変わりはないが、F1.8の大口径レンズを新たに採用することで感度特性が向上した。フロントカメラは約500万画素となる。

搭載されるSoCは「Snapdragon 480」で、4GBのメモリーと64GBのストレージ、最大1TBまで対応するmicroSDXCメモリーカードスロットを組み合わせる。OSはAndroid 12だ。新搭載の5G通信機能は、Sub6周波数帯のみの対応となる。バッテリー容量は4,500mAhだ。NTTドコモ版は34,408円(税込)。auおよびUQ mobile、ワイモバイルの各チャンネルから発売される。6月中以降の発売を予定している。

田中 巧(編集部)

田中 巧(編集部)

FBの友人は4人のヒキコモリ系デジモノライター。バーチャルの特技は誤変換を多用したクソレス、リアルの特技は終電の乗り遅れでタイミングと頻度の両面で達人級。

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