近年、定番化しつつあるセキュリティーグッズのひとつが、スマートロック。スマートフォン(スマホ)でドアの施錠、解錠ができるアイテムですね。
ドアの内側のサムターン(鍵の開け閉めを行うつまみ)に取り付けることで……
スマホで自宅のロックを施錠・解錠できる便利なアイテム!
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いちいち鍵をポケットやかばんから取り出さなくても済むし、オートロック設定もできるので、鍵の閉め忘れもナシ! メチャクチャ便利なアイテムなんですが……。
心配なのが、スマホを忘れた or スマホの電池が切れちゃったケース。
電池切れの場合は、どこかで充電させてもらえばなんとかなります。問題は、オートロック設定をした状態で、スマホを家に置き忘れて外出してしまった場合。これは本当に詰むんですよ。
まあ今どき財布は忘れても、スマホを忘れて外出することは少ないですが、それでも、チョロッとゴミ捨てをするときなど、スマホを持たずに出てしまうシーンはありそう。
もちろんオートロックで施錠されても、通常の鍵を持っていれば開けられるわけですが……
スマートロックを使っていると、スマホで開けるのにすっかり慣れてしまい、通常の鍵は持ち歩かなくなりがち。スマホも鍵も持ってない、となると完全に閉め出された状態に。
こうなったら、マジで鍵屋さんを呼ぶしかないです!
スマートロックはホントに生活が変わるくらい便利ではあるものの、そんな事情があるため、イマイチ信頼しきれないんですよね。
そんなスマートロックの使い勝手を、画期的に変えてくれそうなグッズが出ましたよ!
それが、「SwitchBotキーパッドタッチ」。単体で使うものではなく、スマートロック「SwitchBotロック」と組み合わせて使うアイテムです。
「SwitchBotキーパッドタッチ」
我が家で元々使っているスマートロック「SwitchBotロック」(写真左)と組み合わせて使う、オプション的なアイテムです
要は、「SwitchBotロック」を取り付けた玄関の外側に「SwitchBotキーパッドタッチ」を設置することで、スマホがない状態でも「SwitchBotロック」を動作させられるようになるというグッズです。
取り付け方は簡単! ベースとなる金具を玄関外に貼り付けて、「SwitchBotキーパッドタッチ」を取り付けるだけです。
ガッチリとネジ止めしたほうが安心感は高まりますが、賃貸だとそうもいかないので、強力な両面テープも付属しています
そこに「SwitchBotキーパッドタッチ」を取り付けます
あとは専用アプリを使って「SwitchBotロック」と連携させて、設定をするだけ!
すると、「SwitchBotキーパッドタッチ」のキーパッドでパスコードを入力すれば、鍵を開けられるようになります。
設定したパスコードを入力すれば解錠!
これで、スマホや鍵を持たずに外出してしまっても安心です。
パスコードは6〜12桁の数字を設定可能。常に有効なパスコードのほか、指定した期間限定で使えるパスコードや、1回だけ使えるもの、使用されるたびにメールで通知が届くパスコードなども作れます。
たとえば、家に遊びに来る友達に「先に入ってて〜」みたいなことや、不在時に家事代行サービスを頼むときなど、いちいち鍵の受け渡しをすることなく、家に入ってもらうことができるわけです。
ちなみに、このパスコードで解錠できる機能は、「SwitchBotキーパッドタッチ」だけでなく、「SwitchBotキーパッド」というアイテムでも使用可能です。「SwitchBotキーパッド」のほうがお値段も安いので、パスコードで解錠できればOKならそっちでもいいのですが、「SwitchBotキーパッドタッチ」にはさらなる便利機能が搭載されているのです。
パスコードで解錠できるのは便利ですが、日常的に数字を打ち込むのも面倒ですよね? そこで、「SwitchBotキーパッドタッチ」の目玉とも言える機能が……。
指紋認証!
指紋を登録しておけば、タッチするだけで鍵を開けられるんです!
これなら、スマホや鍵、さらにはパスコードを忘れてしまっても大丈夫だし、外出先でとんでもない事故でも起こらない限り、「指紋がなくなる」こともないでしょう。安心!
指紋は100個まで登録可能
家族それぞれの分を登録するのはもちろん、両手の親指と人さし指あたりを登録しておけば、荷物や傘を持っているときなどに便利です。
寒い時期、手袋をしている状態では使えませんが、まあ、チョロッと手袋を外せばいいだけですからね。
指をピッとタッチするだけで
鍵が開いた〜!
ただ、iPhoneなどに付いている指紋認証よりは精度がよくないのか、登録してあるはずの指紋でも、1発ではうまく読み取ってくれないことがあります(何度か試せば大丈夫ですが)。
まあ、別人の似た指紋で開けられてしまうよりは、チェックが厳しすぎるくらいのほうが安心でしょう。
ちなみにパスコード、指紋のほかに、専用のカードでも開けることができます
カードはカードで便利そうではありますが、手ぶらでも大丈夫という指紋認証の便利さに慣れてしまうと微妙……。
一時的に誰かに貸す、みたいな用途ですかね?
ちなみに、「SwitchBotロック」はインターネットには接続されていない(スマホとはBluetooth接続)ので、外出先から遠隔で鍵を開ける……みたいな用途には使えません。
インターネット経由で操作したい場合は、「SwitchBot Hub Mini」と連携させましょう。
スマートリモコンとしても使える「SwitchBot Hub Mini」
出先から鍵を開け閉めすることなんてめったになさそうですけど、「SwitchBot Hub Mini」と連携してネット対応することによって、出先から「ちゃんと鍵がかかっているのか」確認できたり、解錠時の通知を受信できたり、「誰が開け閉めしたか」の履歴を見れたりするので、あったらあったで便利だとは思います。
「子供がちゃんと帰ってきているか?」みたいな確認にも使えそうですね
指紋認証で解錠できるようになって、ほぼ最強のスマートロックと化した「SwitchBotロック」。
残された心配点は電池切れでしょうか……。「SwitchBotロック」も「SwitchBotキーパッドタッチ」も電池で動いているため、切れちゃうとどうしようもないですからね。
とはいえ、電池残量が20%を切ったらしつこく通知が届くので、よっぽどの長期間、留守にしない限り、電池切れになることはないんじゃないかと。
使用されている電池は「CR123Aリチウム電池」という、コンビニあたりだと売っていなかったりする電池です
どこでも手に入る電池という感じでもないので、事前にストックしておくのがいいでしょう。
※「SwitchBotロック」の導入を検討される場合は、ご自宅の鍵に対応しているかどうか、公式サイト(https://www.switchbot.jp/pages/lock-purchase)であらかじめご確認を!
藤子・F・不二雄先生に憧れすぎているライター&イラストレーター。「デイリーポータルZ」「サイゾー」「エキサイトレビュー」他で連載中。