隔週スマホニュース

日本投入の噂もある「Xiaomi 12T」シリーズをシャオミがグローバル発表

直近2週間に発表された、スマートフォンなどをはじめとするモバイル業界に関わるニュースをまとめて紹介する連載「隔週スマホニュース」。今回はグローバル発表が行われたシャオミのハイエンドスマホ「Xiaomi 12T」の概要、NTTドコモのAndroid 13バージョンアップなど4つの話題を解説しよう。

※本記事中の日本円価格は税込で統一している。

シャオミが新ハイエンドスマホ「Xiaomi 12T」シリーズを発表

日本市場への投入が噂される「Xiaomi 12T」シリーズのグローバル発表が行われた

日本市場への投入が噂される「Xiaomi 12T」シリーズのグローバル発表が行われた

シャオミは、2022年10月4日、ハイエンドスマートフォン「Xiaomi 12T」シリーズ2機種のグローバル発表を行った。1機種は、クアルコムの最新ハイエンドSoC「Snapdragon 8+ Gen1」を採用する「Xiaomi 12T Pro」で、約2億画素カメラ、約800万画素の超広角カメラ、約200万画素のマクロカメラのトリプルカメラを搭載。もう1機種は、メディアテックのハイエンドSoC「Dimensity 8100-Ultra」を採用する「Xiaomi 12T」で、こちらは、約1億画素カメラ、約800万画素の超広角カメラ、約200万画素のマクロカメラのトリプルカメラを搭載している。

両機種のサイズは共通で、約75.9(幅)×163.1(高さ)×8.6(厚さ)mmだ。重量は「Xiaomi 12T Pro」が約205gで、「Xiaomi 12T」は約202gと約3gの違いがある。搭載される約6.67インチの有機ELディスプレイは、前モデル「Xiaomi 11T」のフルHD+表示から、2712×1220表示に高精細化し、約680億色の表示、30Hz・60Hz・90Hz・120Hzの4段階の可変リフレッシュレート対応などの機能強化が施されている。なお、480HzのタッチサンプリングレートやHDR10+、「Dolby VISION(Xiaomi 12T Proのみ)」は引き続き対応している。

前モデル「Xiaomi 11T」シリーズは、熱処理に課題があったが、「Xiaomi 12T」シリーズはより大型のベイパーチャンバーや多層化されたグラファイトシート、窒化ホウ素フィルムを組み合わせることで効率的な熱処理が行えるように強化されている。内蔵のバッテリーは容量5000mAhで、120Wの出力に対応する同梱の充電器を使えば最短19分でフルチャージが行える。前モデル「Xiaomi 11T」シリーズより2分ほど充電に時間がかかるが、それでも圧倒的な急速充電性能なのは変わりない。

「Xiaomi 12T Pro」に備わる約2億画素のメインカメラは、1 /1.22インチという大型のイメージセンサーを使用する。高精細化とともに4個あるいは16個のサブピクセルをひとつにまとめることで感度性能を確保している。また、8枚のレンズで構成されたレンズは、F1.69の大口径で、光学式手ブレ補正機構も備えている。

通信性能を見てみよう。両機種ともに、nanoSIM+eSIMあるいはnanoSIM+nanoSIMのデュアルSIMに対応する。5Gの対応周波数帯はn1/3/5/7/8/20/28/38/40/41/66/75/77/78、4Gの対応周波数帯はB1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19/20/25/26/28/32/38/39/40/41/42/48/66だ。

「Xiaomi 12T Pro」は、メモリー容量/ストレージ容量の組み合わせが8GB+128GB、8GB+256GB、12GB+256GBの3モデル。「Xiaomi 12T」は、8GB+128GBと8GB+256GBの2モデルを用意する。欧州版の価格は、「Xiaomi 12T」が599ユーロ(約86,000円)から、「Xiaomi 12T Pro」が749ユーロ(約107,000円)からとなっている。

気になる日本での発売だが、一部の通信キャリアなどで発売されるという噂があるものの、現時点では不明。「Xiaomi 11T Pro」に搭載されていたFeliCaについても明らかにされていない。ただし、上記の4G対応周波数帯には、NTTドコモの専用のB19とKDDI専用のB18、ソフトバンクのB8や、楽天モバイルのB3といったプラチナバンド・コアバンドにも対応しており、日本で使用しても通信機能には問題なさそうだ。

ドコモがAndroid 13バージョンアップ対象機種を発表

NTTドコモは、2022年10月6日、AndroidスマートフォンのAndroid 13へのバージョンアップ対象機種を発表した。注目点は、グローバルで発売後3年3回という新しいバージョンアップポリシーを公表したサムスンの製品だ。このポリシーに従い2020年に登場した「Galaxy S20」シリーズの製品が、3回目のバージョンアップとして今回のリストに含まれている。

なお、サムスンでは2022年9月に新たなバージョンアップポリシーを発表しており、「Galaxy S21」シリーズ以降の「Galaxy S」シリーズや、「Galaxy A53 5G」などを対象に4回のOSバージョンアップを予告している。この件について、NTTドコモでは、個別の機種については触れなかったが「サムスンとの話し合いのうえにソフトウェアアップデートを行う」としている。

■Android 13 へのバージョンアップ予定の製品

AQUOS sense5G SH-53A
AQUOS R6 SH-51B
AQUOS sense6 SH-54B
AQUOS wish2 SH-51C
AQUOS R7 SH-52C
AQUOS sense7 SH-53C
arrows Be4 Plus F-41B
arrows We F-51B
arrows N F-51C
Galaxy S20 5G SC-51A※ahamo版を含む
Galaxy S20+ 5G SC-52A
Galaxy Note20 Ultra 5G SC-53A
Galaxy A51 5G SC-54A
Galaxy S21 5G SC-51B
Galaxy S21 5G Olympic Games Edition SC-51B
Galaxy S21 Ultra 5G SC-52B
Galaxy A52 5G SC-53B
Galaxy Z Flip3 5G SC-54B
Galaxy Z Fold3 5G SC-55B
Galaxy A22 5G SC-56B
Galaxy S22 SC-51C
Galaxy S22 Ultra SC-52C
Galaxy A53 5G SC-53C
Galaxy Z Flip4 SC-54C
Galaxy Z Fold4 SC-55C
Galaxy A23 5G SC-56C
Xperia 1 III SO-51B
Xperia 10 III SO-52B
Xperia Ace II SO-41B
Xperia 5 III SO-53B
Xperia 1 IV SO-51C
Xperia 10 IV SO-52C
Xperia Ace III SO-53C
Xperia 5 IV SO-54C
dtab d-51C
dtab Compact d-52C
あんしんスマホ KY-51B

auが「Pixel 7」など4機種を対象に「5G機種変更おトク割」を16,500円に増額

今回発表されたauの「5G機種変更おトク割」は、「Pixel 7」シリーズなど最新モデルが対象になっている

今回発表されたauの「5G機種変更おトク割」は、「Pixel 7」シリーズなど最新モデルが対象になっている

KDDIは、2022年10月7日〜11月30日の期間限定で、「au」ブランドで行っている「5G機種変更おトク割」の割引額を、一部機種について通常の5,500円から16,500円に増額する。対象は「Google Pixel 7 Pro(134,900円)」「Google Pixel 7(87,310円)」「Xperia 5 IV(134,900円)」「Galaxy S22(125,030円)」の4機種だ。

「5G機種変更おトク割」の詳細は以下のページを参照

au版「Xperia 5 IV」は134,900 円だが期間限定割引や予約キャンペーンが手厚い

KDDIは、2022年10月8日、「au」ブランドで取り扱うソニーのハイエンドスマートフォン「Xperia 5 IV」の価格を134,900 円だと公表した。この価格は、先行して発表されている楽天モバイル版の119,900円よりも一見すると割高だ。

ただし、上記の「5G機種変更おトク割」を使えば、2022年11月30日までの期間限定になるが16,500円の割引の118,400円となり、楽天モバイルが先行して発表した価格、119,900円よりも1,500円割安になる。

これに加え、発売日の前日までの予約でPontaポイントを5,000ポイント進呈する「Xperia 5 IV 予約キャンペーン」や、5,000円相当のソニーポイントを進呈するauのオンライン直販サイト限定の「Xperia 5 IVオンライン限定キャンペーン」が用意されている。これらを駆使すれば、最大で1万円相当のポイント還元が受けられ、さらに割安に購入できる。

「Xperia 5 IV 予約キャンペーン」の詳細
「Xperia 5 IVオンライン限定キャンペーン」の詳細

スマホや携帯電話のアップデート情報まとめ

2022年10月1日から10月13日の間に公開された、スマートフォンやタブレット、携帯電話などのソフトウェアアップデート情報をまとめた。なお、定期的なアップデートが行われている端末については、除外している。

キャリア・SIMフリー共通

iOS 16.0.3へのバージョンアップ
・iPhone(アップル)※iPhone 8 以降

NTTドコモ・ahamo

セキュリティアップデートおよび不具合修正など
・Xperia 1 IV SO-51C(ソニー)
・Xperia Ace II SO-41B(ソニー)
・Xperia 10 III SO-52B(ソニー)
・Galaxy A22 5G SC-56B(サムスン)
・Galaxy A41 SC-41A(サムスン)
・Galaxy A51 5G SC-54A(サムスン)
・AQUOS sense6 SH-54B(シャープ)
・AQUOS sense5G SH-53A(シャープ)
・arrows We F-51B(FCNT)
・arrows NX9 F-52A(FCNT)
・LG V60 ThinQ 5G L-51A(LG)
・LG VELVET L-52A(LG)
・LG style L-03K(LG)

au・UQ mobile

セキュリティアップデートおよび不具合修正など
・AQUOS sense6 SHG05(シャープ)※UQ mobile版を含む
・AQUOS zero5G basic DX SHG02(シャープ)
・AQUOS wish SHG06(シャープ)※UQ mobile版を含む
・AQUOS sense5G SHG03(シャープ)※UQ mobile版を含む
・TORQUE 5G KYG01(京セラ)
・Galaxy Z Fold4 SCG16(サムスン)
・Galaxy Z Flip4 SCG17(サムスン)
・Galaxy A21 シンプル SCV49(サムスン)
・Galaxy A21(サムスン)※UQ mobile版
・Galaxy A41 SCV48(サムスン)※UQ mobile版を含む
・Galaxy A51 5G SCG07(サムスン)
・Xperia 10 III SOG04(ソニー)

ソフトバンク・ワイモバイル

Android 12へのバージョンアップ
・Redmi Note 10T(シャオミ)

セキュリティアップデートおよび不具合修正など
・arrows We(FCNT)
・AQUOS wish(シャープ)
・Xperia 1 IV(ソニー)※5G SA対応

楽天モバイル

セキュリティアップデートおよび不具合修正など
・Xperia 10 III Lite(ソニー)

田中 巧(編集部)

田中 巧(編集部)

FBの友人は4人のヒキコモリ系デジモノライター。バーチャルの特技は誤変換を多用したクソレス、リアルの特技は終電の乗り遅れでタイミングと頻度の両面で達人級。

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