レビュー

買って損なし! 「OPPO Find X8」はカメラ、処理性能、ディスプレイ全部が超優秀

オッポの「OPPO Find X8」は、スウェーデンの名門カメラメーカー「Hasselblad(ハッセルブラッド)」と協業開発したカメラシステムを採用したハイエンドスマホです。アウトカメラにはすべて5000万画素のイメージセンサーが採用されており、ハイエンドスマホとしてもトップクラスの画質を実現していると謳われています。今回は、本製品のスペック、使い勝手、パフォーマンス、カメラ画質などにスポットを当ててレビューしていきましょう。

OPPO「OPPO Find X8」、希望小売価格125,820円〜(税込)、2024年12月12日発売

OPPO「OPPO Find X8」、希望小売価格125,820円〜(税込)、2024年12月12日発売

SoCにハイエンドスマホ向けの「MediaTek Dimensity 9400」を採用

「OPPO Find X8」は、SoCに「MediaTek Dimensity 9400」を採用。メモリーは16GB、ストレージは512GBを搭載しています。

ディスプレイは約6.6インチの有機ELディスプレイ(2760×1256、リフレッシュレート最大120Hz)を採用。ディスプレイ表面はCorning「Gorilla Glass 7i」でカバーされています。

カメラは約5000万画素広角カメラ(F1.8)、約5000万画素超広角カメラ(F2.0)、約5000万画素望遠カメラ(F2.6)、約3200万画素インカメラ(F2.4)を搭載しています。

本体サイズは約74(幅)×157(高さ)×7.9(厚さ)mm、重量は約193g。5630mAhのバッテリーを搭載します

本体サイズは約74(幅)×157(高さ)×7.9(厚さ)mm、重量は約193g。5630mAhのバッテリーを搭載します

カラーは、スターグレー(画像)とスペースブラックの2色を用意

カラーは、スターグレー(画像)とスペースブラックの2色を用意

SIMカードトレイは2枚のnanoSIMカードを装着可能

SIMカードトレイは2枚のnanoSIMカードを装着可能

左側面に配置されたアラートスライダーは、着信音、バイブ、サイレントの切り替えを行えます

左側面に配置されたアラートスライダーは、着信音、バイブ、サイレントの切り替えを行えます

パッケージに充電器は同梱されません

パッケージに充電器は同梱されません

ディスプレイは、DCI-P3 100%、通常輝度800nits/日光下最大輝度1600nits/HDR最大輝度4500nitsとハイスペック。色表現が正確かつ、鮮やかで、高品質な映像体験が可能です

ディスプレイは、DCI-P3 100%、通常輝度800nits/日光下最大輝度1600nits/HDR最大輝度4500nitsとハイスペック。色表現が正確かつ、鮮やかで、高品質な映像体験が可能です

ベンチマークテスト「AnTuTu Benchmark V10」実行中の背面の最大温度は45.2度(室温19.6度で測定)でした

ベンチマークテスト「AnTuTu Benchmark V10」実行中の背面の最大温度は45.2度(室温19.6度で測定)でした

ベンチマークテストでランキングトップと誤差レベルのハイスコアを記録

「OPPO Find X8」が搭載するSoC「MediaTek Dimensity 9400」はハイエンドスマホ向けの製品です。その実力を定番ベンチマークで検証してみました。

その結果、「AnTuTu Benchmark V10」の総合スコアは2712888、「Geekbench 6」のMulti-Core Scoreは8796、「3DMark」のWild Life Extremeのスコアは6598、「Geekbench AI」のSingle Precision Scoreは1396、Half Precicion Scoreは9294、Quantized Scoreは12720というスコアを記録しました。

記事執筆時点のAnTuTu Benchmarkのランキング1位は「Snapdragon 8 Elite」を搭載する「iQOO 13」で、その総合スコアは2731039。つまり「OPPO Find X8」はAndroidスマホのランキングトップと誤差レベルのハイスコアを叩き出したわけです。

ゲーミングスマホのスコアと比べても大きく上回っており、125,820円〜と比較的安価なハイエンドスマホながら、最高クラスの処理性能を備えていると言えます。

「AnTuTu Benchmark V10」の総合スコア

「AnTuTu Benchmark V10」の総合スコア

「Geekbench 6」のスコア

「Geekbench 6」のスコア

「3DMark」のスコア(Wild Life Extreme)

「3DMark」のスコア(Wild Life Extreme)

「Geekbench AI」のスコア

「Geekbench AI」のスコア

ズーム撮影のクオリティがスゴいカメラ

冒頭でお伝えしたとおり、「OPPO Find X8」にはスウェーデンの名門カメラメーカー「Hasselblad」と協業開発したトリプルカメラが搭載されています。今回実際に撮影テストしてみたところ、広角、超広角、望遠カメラのどれで撮影しても、ほぼ同じ発色で撮影できました。ズーム操作などでカメラが切り替わると色味が変わるスマホがありますが、本製品ではまるでひとつのズームレンズで倍率を変えて撮影したかのような一貫性があります。

もうひとつ驚いたのがデジタルズーム時の超解像技術。本製品の望遠カメラは光学最大3倍に対応し、それ以上の高倍率では超解像技術により高精細化が施されているのですが、30倍デジタルズームならほとんど劣化は感じず、最大の120倍でもややディテールは甘くなるものの、それでもクッキリとした画像を得られます。

また、「夜景モード」では明るく、なおかつノイズはほとんど目立たず、白飛びも強力に抑えられます。「OPPO Find X8」のカメラには生成AI補正がサポートされているとのことですが、超高倍率や、極暗所などの厳しい状況でこそ、大きな効果を得られると言えるでしょう。

超広角カメラ(0.6倍)

超広角カメラ(0.6倍)

広角カメラ(1倍)

広角カメラ(1倍)

望遠カメラ(光学ズーム3倍)

望遠カメラ(光学ズーム3倍)

望遠カメラ(デジタルズーム6倍)

望遠カメラ(デジタルズーム6倍)

望遠カメラ(デジタルズーム30倍)

望遠カメラ(デジタルズーム30倍)

望遠カメラ(デジタルズーム120倍)

望遠カメラ(デジタルズーム120倍)

広角カメラ(1倍)

広角カメラ(1倍)

広角カメラ(「夜景モード」)

広角カメラ(「夜景モード」)

カメラ、処理性能、ディスプレイのすべてにおいてすぐれた1台

「OPPO Find X8」のカメラは、生成AI補正により超高倍率や極暗所での撮影でも高画質で撮影可能です。また、処理性能についてでもスマートフォントップクラス。ディスプレイも正確かつ鮮やかな表示が可能で、日光下でも見やすい輝度を備えています。

カメラ性能、処理性能、ディスプレイのすべてにおいてすぐれており、弱点は「おサイフケータイ」に対応していないことぐらい。ハイレベルな写真撮影を楽しみたい人、ハイパフォーマンスを生かして快適にゲームを楽しみたい人に強くおすすめできる1台と言えます。

ジャイアン鈴木
Writer
ジャイアン鈴木
レビューした製品を高確率で買ってしまう物欲系ITライター。守備範囲はPC、スマホ、VRがメイン。ゲーム、デジタルトイも大好き。最近サバゲにはまっています。愛車はスイフトスポーツで、断然マニュアル派です。
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水川悠士(編集部)
Editor
水川悠士(編集部)
デジタル系メディアから価格.comへ。スマホ、スマートウォッチなどのガジェット周り、ゲーム関連を担当。触ってきた製品は数えきれないほど多いです。価格.comマガジンのYouTubeにも出演中。
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