Wi-Fiルーターってどう選べばいいの? そんな疑問を持つ方に向けて、本記事では新旧ルーターを使った実機検証をもとに、選び方のポイントをわかりやすく解説します。さらに、価格.comの売れ筋ランキングから人気の高い製品を厳選してご紹介。買い替えや初めての購入を検討している方にぴったりの1台が見つかるはずです!
価格.comの売れ筋ランキングで人気の高いWi-Fiルーター8製品を厳選! 新旧ルーターを使った通信速度の比較検証も行いました
■本記事で紹介しているAmazon.co.jp販売品について
Amazon.co.jpで販売されている、バッファロー、TP-Link、NECのWi-FiルーターはAmazon.co.jp限定品です。外装パッケージのデザインなど一部仕様が通常品と異なっています。
自宅でインターネットを利用していて、「Webページの表示が遅い」「動画やゲームがつながりにくい」という悩みを抱えている人も少なくないでしょう。その原因のひとつに、古いWi-Fiルーターを使い続けていることがあるかもしれません。
外観がきれいなので一見するとまだ使えそうですが、実は2017年発売の古いWi-Fiルーターです。すでに8年近く使用しており、最新モデルと比べると性能面で見劣りします
Wi-Fiルーターは、スマートフォンやパソコンなどの端末をインターネットに無線で接続するための機器です。インターネット回線契約時などに一度設置してしまえば、置き場所を移動したり設定を見直したりすることはほとんどありません。
そのため故障が少なく、何年間も使い続けられます。しかし、古いルーターは最新モデルと比べて性能が低く、通信速度を落とす原因になります。無線電波が届く範囲も狭いため、ルーターから離れた場所だと接続が不安定になることもあります。
さらに、何年も前に発売されたルーターはメーカーのサポートが切れている場合があるのも心配な点。ソフトウェアのアップデートがなくなると、セキュリティ面でも不安が残ります。
一般的なWi-Fiルーターの寿命は、ハードウェアの故障リスクと、対応する規格を考慮すると、だいたい4〜5年です。もし、4〜5年以上前に購入したルーターを使っているのなら、最新モデルに買い替えることをおすすめします。
最新のルーターは、「Wi-Fi 6」や「Wi-Fi 7」といった新しいWi-Fi規格に対応していて、性能が大きく向上しています。古いルーターから最新ルーターに置き換えるだけでも通信環境は改善されますよ。
Wi-Fi ルーターの最新規格は「Wi-Fi 7」。古い規格と比べてベースとなる性能が向上しています。通信速度だけでなく接続の安定性でも優位です
インターネットの速度が遅くて悩んでいて、Wi-Fiルーターを4〜5年以上使用しているのであれば、ぜひルーターの買い替えを検討してください。最新モデルを使えば、より快適な通信環境を実現できます。セキュリティ面でより安心して利用できるのも大きいです。
Wi-Fiルーターの買い替えを検討する際にぜひ試してほしいのが「通信速度の測定」です。以下に紹介するWebサイトを使って実際にどのくらいの速度が出ているのかチェックしてみましょう。どれも操作は簡単。スマートフォンからサイトにアクセスして手軽に試すことができます。
■通信速度測定サイト
Fast.com ※ページを開くと同時に測定が開始されます
USENスピードテスト
ブロードバンドスピードテスト
Webページの閲覧だけでなく、「YouTube」などでの高画質な動画再生、大人数でのWeb会議、動きの少ないオンラインゲームなどをひととおりこなすには、ダウンロード時に「30Mbps」の通信速度が求められます。時間をおいて何度か測定してみて常に30Mbpsを切るような状態であれば、Wi-Fiルーターの買い替えを検討してください。
スマートフォンを使って簡単に通信速度を測定できます
ただし、Wi-Fiルーターの設置場所近くでも通信速度が遅いようであれば、Wi-Fiルーターではなくインターネット回線そのものに原因がある可能性が高いです。その場合は、回線の見直しを考えてもよいでしょう。
インターネット回線の見直し時にぜひ活用してほしいのが、価格.comの「プロバイダ」カテゴリーです。戸建てタイプやマンションタイプから回線を探せるうえ、価格.comだけのキャッシュバックなどお得な特典が多数用意されています。ぜひご活用ください!
続いて、最適なWi-Fiルーターを見つけるために知っておきたい選び方のポイントを2点解説します。
Wi-Fiルーターのスペックを見ていると、数値や機能が多く何を基準にしてよいのかわかりにくいところがあります。いろいろとチェックすべき点はあるのですが、製品選びの絶対的な基準として知っておきたいのが「Wi-Fiの規格」です。
現在販売されているWi-Fiルーターの主な規格は、Wi-Fi 5からWi-Fi 7までの4種類。規格の数字(5〜7)が大きくなればなるほど高性能になりますが、その分価格も高くなります。
これらの規格のなかで特に押さえておきたいのは、Wi-Fi 6とWi-Fi 7の2つです。
特に、性能と価格のバランスがよく、最もコストパフォーマンスが高いのがWi-Fi 6対応のルーター。スマートフォンやタブレット、パソコンなど多くの製品がWi-Fi 6をカバーしているため標準的な選択と言えます。迷ったらWi-Fi 6ルーターを選んでおけば間違いありません。
長く使えるルーターを求める場合は、最新規格Wi-Fi 7対応のルーターを選ぶとよいでしょう。Wi-Fi 7は、帯域幅が広い6GHz帯に対応する製品を選べるうえ、一度に送信できる情報量も多く、より高速な通信が可能です。さらに、ほとんどの製品が、複数の周波数帯を同時に利用できるMLOという機能に対応しているので接続の安定性も向上しています。
ただし、6GHz帯を含めて3つの周波数帯に対応するフルスペック仕様のWi-Fi 7ルーターはWi-Fi 6ルーターよりもかなり高額です。そこまでの通信速度を求めないのなら、MLO機能を狙って、6GHz帯非対応の安価なモデルを選ぶのもよい選択です。製品によってはWi-Fi 6ルーターとそう変わらない価格で手に入りますよ。
覚えておきたいのは、ルーターに接続する端末にもWi-Fi 7対応が求められること。Wi-Fi 7対応端末でなければルーター本来の性能が出ません。「iPhone 16」などの最新のスマートフォンのなかにはWi-Fi 7に対応しているものもありますが、2023年よりも前に発売された製品はWi-Fi 6までの対応にとどまっているものが多くなっています。
>>長く使える最新規格! Wi-Fi 7ルーター人気モデル3選
2階建て以上の戸建てや、3LDK以上のマンションなど、自宅の間取りが広い場合、1台のWi-Fiルーターでは、場所によって速度が出なかったり接続が安定しなかったりすることがあります。こうした場合に、絶大な威力を発揮するのが「メッシュWi-Fi」(規格名:Wi-Fi EasyMesh)という機能です。
「ルーターは1台で使うもの」と思っている人もいるかもしれませんが、メッシュWi-Fiに対応しているルーターなら複数台の連携が可能です。親機となるルーターを中心に複数のメッシュ子機(ルーターや中継機)が網目状のネットワークを形成することで、より安定したWi-Fi環境を実現できます。
さらに、メッシュWi-Fiを利用することで、
・スマートフォンやタブレット、パソコン、テレビなど利用機器が増えても接続が安定しやすい
・1階から2階への移動など、階またぎでも接続先を切り替える必要なし
といったメリットも生まれます。
注意点は、メッシュネットワークを構築するすべてのルーター・中継機がメッシュWi-Fiに対応している必要があること。従来の中継機は使用できませんので買い直す必要があります。
実際にメッシュWi-Fi だとどのくらい速度が向上するのかを、2階建ての戸建て住宅で検証してみましたが、ルーターを2台使ったメッシュWi-Fi環境のほうが通信速度は圧倒的に速かったです。ルーター1台の環境と比べて約4.2倍も速度が向上しました。
このようにメッシュWi-Fiはとても便利なのですが、ルーターや中継機を複数台購入するのはコストがかかります。そこで、まずは1台から試してみることをおすすめします。メッシュWi-Fiのルーターを1台使ってみて、Wi-Fi環境に不満が出るようならルーター・中継機を追加してみてはどうでしょうか。本記事で紹介するおすすめWi-FiルーターはすべてメッシュWi-Fiに対応していますので、安心して選べますよ!
>>初心者におすすめ! Wi-Fi 6ルーター3選
>>長く使える最新規格! Wi-Fi 7ルーター3選
さらに、本記事ではメッシュWi-Fi対応ルーターが2台同梱するお得なセット品も紹介しています。セット品であれば、より手軽にメッシュWi-Fi環境を構築できますよ。
「最新のWi-Fiルーターは性能が高くて速度も速い!」とはいうものの、実際にルーターを最新モデルに変えることで、どのくらい通信環境が改善するのでしょうか?
ここでは、2階建ての戸建て十楽にて、Wi-Fi 5対応の古いルーター(2017年モデル)と、Wi-Fi 7対応の最新ルーター(2025年モデル)を使って、インターネットの通信速度を比較した結果をレポートします。メッシュWi-Fiを利用した場合(2階に子機を設置した場合)の速度も測定してみたので参考にしてください。
ルーターを設定した場所は1階の端の部屋(1階間取り図の右上)。メッシュWi-Fiの子機は2階の中央付近(2階間取り図の中央左側の部屋)に設置しました。測定場所は1階2か所、2階2か所の計4か所です
どの測定場所でも最新ルーターが圧勝の結果となりました。1Gbpsを超える高速インターネット回線下でのテストですが、古いルーターはルーターの近くでも100Mbpsを超えることはなく、1階の奥の部屋ではなんとか30Mbpsを超える程度。2階ではほぼ接続できない状況になりました。いっぽう、最新ルーターは1階で600Mbpsを超えたほか、ルーターから最も遠い2階の奥の部屋でも40Mbps近い速度が出ました。
最新ルーターを2台使用したメッシュWi-Fi環境(2階に子機を設置)でも同様の検証を行ってみたところ、同じルーターを1台使う場合と比べて2階の通信環境がさらによくなりました。2階の奥の部屋では、ルーター1台の環境と比べて約4.2倍も速度が向上しました。
このように、同じインターネット回線下であっても、Wi-Fi 5ルーターとWi-Fi 7ルーターで通信速度が大きく変わることがわかりました。さらに、メッシュWi-Fiを利用すれば、ルーター1台ではカバーできないエリアでも速度が向上することも実証できました。
実際の検証の様子は、以下の動画で紹介しています。ぜひご覧ください!
実機検証の詳細
・検証場所:2階建ての戸建て住宅(鉄筋コンクリート構造、1階:140平米、2階:90平米)
・インターネット固定回線:1階に設置(NURO 光 2ギガ 戸建てプラン)
・使用したWi-Fiルーター
古いルーター(Wi-Fi 5、2017年モデル):バッファロー「AirStation HighPower Giga WHR-1166DHP4」
最新ルーター(Wi-Fi 7、2025年モデル):バッファロー「AirStation WSR3600BE4P-BK」
メッシュWi-Fi:バッファロー「AirStation WSR3600BE4P-BK」×2台 ※2階にメッシュ子機を1台設置
・接続端末:スマートフォン Google「Pixel 9」(Wi-Fi 7対応)
・検証方法:1階端の部屋にWi-Fiルーターを設置して、1階2か所、2階2か所の計4か所で通信速度を測定。メッシュWi-Fiの検証は、2階中央付近に子機を設置して行いました。速度測定にはFast.comを使用しています。
製品 価格.com最安価格 | 画像 | ショップリンク | 無線LAN規格 | アンテナ数(5GHz帯) | 最大通信速度(5GHz帯) | メッシュWi-Fi |
---|---|---|---|---|---|---|
| ![]() | Amazon楽天市場Yahoo! | Wi-Fi 6 | 3本(2.4GHz帯共通2本) | 2401Mbps | ○ |
| ![]() | Amazon楽天市場Yahoo! | Wi-Fi 6 | 3本(2.4GHz帯共通2本) | 2401Mbps | ○ |
| ![]() | Amazon楽天市場Yahoo! | Wi-Fi 6 | 2本 | 2402Mbps | ○ |
| ![]() | Amazon楽天市場Yahoo! | Wi-Fi 6 | 4本 | 4803Mbps | ○ |
| ![]() | Amazon楽天市場Yahoo! | Wi-Fi 6 | 4本 | 4803Mbps | ○ |
| ![]() | Amazon楽天市場Yahoo! | Wi-Fi 7 | 3本(2.4GHz帯共通2本) | 2882Mbps | ○ |
| ![]() | Amazon楽天市場Yahoo! | Wi-Fi 7 | 3本(2.4GHz帯共通2本) | 2882Mbps | ○ |
| ![]() | Amazon楽天市場Yahoo! | Wi-Fi 7 | 4本 | 5764Mbps | ○ |
| ![]() | Amazon楽天市場Yahoo! | Wi-Fi 7 | 2本 | 2882Mbps | ○ |
| ![]() | Amazon楽天市場 | Wi-Fi 6E | 2本(2.4GHz帯共通2本) | 2401Mbps | ○ |
| ![]() | 楽天市場Yahoo! | Wi-Fi 6 | 2本 | 2402Mbps | ○ |
ここからは、価格.comの売れ筋ランキングで人気の高い、おすすめのWi-Fiルーターをご紹介します! 「とりあえずこれを選べばOK」という定番モデルや最新の高性能モデルを厳選しました。
それほどコストをかけずに必要十分な性能のWi-Fiルーターが欲しいのならWi-Fi 6ルーターがおすすめです。コストパフォーマンスにすぐれた定番品を3つ厳選しました。
バッファロー「AirStation WSR-3000AX4P」
価格.com「無線LANルーター(Wi-Fiルーター)」カテゴリーの人気売れ筋ランキングで長期にわたって上位をキープする、スタンダードなスペックのWi-Fi 6ルーター。5GHz帯のアンテナは計3本(2.4GHz帯と共通:2本、5GHz帯専用:1本)で、最大通信速度は2401Mbpsと十分な性能です。
もちろんメッシュWi-Fiにも対応していて、価格.com最安価格は8,000円台。多くのユーザーから支持されるのも納得のコストパフォーマンスの高さを誇ります。ホワイトカラーを選べるのもうれしい点です。
・70m2程度のマンションに暮らしていますが性能的には満足しています。
・バッファローのWi-Fi 6ルーターなかでは、家庭向けでいちばん定番だと思います。
・設定は本当に拍子抜けするくらい簡単。今まで全然つながらなかった2階でもWi-Fiが使えるようになりました。
※2025年7月23日時点の、価格.com「AirStation WSR-3000AX4P」の製品ページに寄せられたユーザーレビューの一部を抜粋・編集しています。
TP-Link「Archer AX3000」
メッシュWi-Fiに対応しながら低価格を実現したお買い得品。数あるWi-Fi 6ルーターのなかでもコストパフォーマンスの高さはピカイチです。5GHz帯の最大通信速度は2402Mbpsと十分なスペック。手軽にルーターの設定が行える独自の「Tetherアプリ」の使用にも対応しています。
Wi-Fiルーターの利用人数が1〜2人程度、同時に接続する機器が3台以下といったように、利用人数・機器が少ない場合に特におすすめしたい製品です。
・娘の1人暮らし用(スマホ用)に購入しました。問題なく使えています。
・シンプルなデザインで好感が持てます。横向き設定でもLEDがちゃんと見えるのがいいですね。
・専用アプリの出来が非常によいです。TP-LINKアカウントと紐付ければ外出先から監視や設定が行えます。
※2025年7月23日時点の、価格.com「Archer AX3000」の製品ページに寄せられたユーザーレビューの一部を抜粋・編集しています。
バッファロー「AirStation WSR-5400AX6P」
バッファローのWi-Fi 6ルーターのなかで、より高性能なプレミアムモデルに位置づけけられている製品。5GHz帯のアンテナを4本搭載していて、最大通信速度は4803Mbpsに達しています。
これだけの性能であれば、利用人数が3〜4人以上、同時接続機器が4〜5台以上でも安定した通信速度が得られることでしょう。1〜2人用としては少しオーバースペックかもしれませんが、より高速かつ安定したWi-Fi環境が欲しいのなら選択肢に入れておきたいところです。ホワイトカラーも選べます。
2010年発売のWi-Fiルーターと比べて「こんなにも速度が違うのか」という印象。Wi-Fiが不安定だった状態は一気に解消されました。
本製品に変えてからは電波が安定しています。エントリー機と比べてやや高いですが、よい買い物だったと感じています。
2階建ての戸建てで初期設定のままで使っていますが、特に問題ありません。有線・無線とも安定していて不満はありません。
※2025年7月23日時点の、価格.com「AirStation WSR-5400AX6P」の製品ページに寄せられたユーザーレビューの一部を抜粋・編集しています。
少しでも長く使えるWi-Fiルーターを探しているのなら、最新規格のWi-Fi 7に対応する製品がおすすめです。特に、すでに「iPhone 16」シリーズなどWi-Fi 7対応のスマートフォンを使っている人は、Wi-Fi 7ルーターに買い替えることでより安定した通信環境が得られますよ。
バッファロー「AirStation WSR3600BE4P」
価格.com「無線LANルーター(Wi-Fiルーター)」カテゴリーの人気売れ筋ランキングで上位に位置するWi-Fi 7ルーター。6GHz帯には非対応ですが、最新のWi-Fi 7ルーターを約1万円という低価格で購入できるのが人気の理由です。
5GHz帯のアンテナは3本(2.4GHz帯共通:2本、5GHz帯専用:1本)で、最大通信速度は2882Mbps。価格を考慮すると十分なスペックで、より安定したWi-Fi環境を手軽に構築できる製品と言えます。
バッファローの最新Wi-Fi 7ルーターをこの価格で手に入れられるのは非常にお買い得。2025年7月時点では、「Wi-Fi 7ルーターのベストバイ」と自信を持って言えるおすすめできます。
NEC「Aterm PA-7200D8BE」
NECのWi-Fiルーターはどれも性能が高く、安定した通信環境を得やすいのが特徴です。そのラインアップのなかで今最も人気を集めているのが本製品。6GHz帯非対応の最新Wi-Fi 7ルーターです。
注目点は基本性能の高さ。5GHz帯のアンテナを4本搭載しており、その最大通信速度は5764Mbpsと高速です。さらに、2.4GHz帯のスペックも高く、搭載するアンテナは4本で、最大通信速度は1376Mbps。障害物が多く5GHz帯の電波が届かない場所でも、より安定したWi-Fi環境を構築できます。
加えて、有線LAN端子の通信速度が速いのも見逃せません。WAN側(インターネット側)は10Gbpsに対応しているので、1Gbpsを超える高速インターネット回線に対応できます。家族全員でゲームや動画などを高速かつ安定した速度で楽しめる高性能な1台と言えます。
・NECの新しい鉄板機種という評判を見て購入。通信速度は明らかに速くなりました。
・6GHz帯をカットして、実用面での必要機能を絞り込んだ傑作機。5Ghz帯と2.4GHz帯の性能が高く、多くの機器をつないでも速度が落ちにくいです。
・6GHz帯に対応していないデメリットはありますが、それ以外の欠点はありません。
※2025年7月23日時点の、価格.com「Aterm PA-7200D8BE」の製品ページに寄せられたユーザーレビューの一部を抜粋・編集しています。
アイ・オー・データ機器「WN-7T94XR」
6GHz 帯に対応するトライバンド仕様のWi-Fi 7ルーター。6GHz/5GHz/2.4GHz帯それぞれで2本の専用アンテナを搭載しています。最大通信速度は6GHz帯が5765Mbps、5GHz帯が2882Mbps、2.4GHz帯が688Mbps。3つの周波数帯それぞれで高速通信が可能です。
さらに、有線LAN端子はWAN側(インターネット側)が10Gbpsに対応。LAN側には2.5Gbps端子を3基備わっています。最新のWi-Fi 7ルーターとして、高速インターネット回線にフル対応できる“全部入り”のハイスペックを実現しています。
Wi-Fi 6接続でも十分な性能を発揮しますが、本領を発揮するのはやはりWi-Fi7環境。「iPhone 16」シリーズなどWi-Fi 7対応のスマートフォンを所有していて、自宅のインターネット回線が1Gbpsを超える高速回線の場合に選びたい1台です。
・インターネット回線1Gbps+Wi-Fi 7環境で試してみましたが、有線接続よりも速度が速いという、驚きの結果になりました。
・どの周波数帯域も速度は良好。以前使っていたルーターでは360Mbps程度の速度でしたが、本機だと560Mbps程度にまで向上しました。
・自宅(木造2階建て、5LDK)の1階ほぼ中央に本製品を設置したところ、2階の隅々まで電波を受信することができました。
※2025年7月23日時点の、価格.com「WN-7T94XR」の製品ページに寄せられたユーザーレビューの一部を抜粋・編集しています。
2階建て以上の戸建てなど自宅の間取りが広い場合、ルーター1台では家じゅうで安定した通信速度が得られない場合があります。そんな場合に威力を発揮するのがメッシュWi-Fiです。ここでは、メッシュWi-Fi対応の、お得な2台セット品をご紹介します。
バッファロー「AirStation WNR-5400XE6P/2S」
6GHz/5GHz/2.4GHzの3つの周波数帯に対応する、Wi-Fi 6Eルーターの2台セット品。それぞれ親機/中継機としてペアリング済みなので、購入してすぐにメッシュWi-Fi環境を構築できます。
基本性能は十分に高く、6GHz帯専用のアンテナを2本、5GHz/2.4GHz帯の共通アンテナを2本搭載。最大通信速度は6GHz/5GHz帯で2401Mbps、2.4GHz帯で573Mbpsです。WAN側(インターネット側)が最大2.5Gbps対応で、LAN端子が3系統備わっているのも特徴です。
シンプルなデザインの筐体なので、置く場所を選ばずに使えるのも魅力です。
・設定は簡単です。ネットワークに関する知識をある程度有する方であれば、30分もあれば終わります。
・ペアリング済みのセットなので、特にメッシュWi-Fiを意識することなく、説明書どおりに進めていって設定が完了しました。
・木造の3階建てで使っています。メッシュWi-Fiの親機を1階に、中継機を2階に設置していますが、家全体で電波を受信できています。
※2025年7月23日時点の、価格.com「AirStation WNR-5400XE6P/2S」の製品ページに寄せられたユーザーレビューの一部を抜粋・編集しています。
TP-Link「Deco X50」
ルーターの2台セットながら安価に購入できるのが魅力の製品。2025年7月23日時点での価格.com最安価格は15,010円で、メッシュWi-Fiに対応するWi-Fi 6ルーターの2台セットとしては最安です。
性能面では、5GHz帯のアンテナを2本搭載し、最大通信速度は2402Mbps。コンパクトながらLAN側に3基の有線端子が備わっているので、パソコンなど複数の機器を有線で接続したい場合にも対応できます。
このほか、円柱デザインのコンパクトな筐体を採用しているのも特徴。専用の「Decoアプリ」を使って簡単に設定が行えるのも押さえておきたい点です。
・2台でメッシュWi-Fiを組んでいることもあるのでしょうが、設置場所のほぼどこでもつながります。
・円柱型で置き場にこまらず、インテリアとしてなじんでいます。設定は専用のアプリを使用して簡単に行えます。
・設定はとても簡単で、説明もわかりやすいです。受信感度も良好で、メッシュWi-Fiのよさを十分享受できます。
※2025年7月23日時点の、価格.com「Deco X50」の製品ページに寄せられたユーザーレビューの一部を抜粋・編集しています。
質問:5GHz帯と2.4GHz帯ではどのような違いがありますか?
回答:5GHz帯は現在最も主流の周波数帯で、通信速度が速く、電子レンジなど家電製品との電波干渉が発生しにくいのが特徴です。いっぽうの2.4GHz帯は、障害物や遮蔽物に強く、電波がより遠くまで届くのがメリット。
基本的には5GHz帯をメインで使用してみて、電波が届きにくい場合に2.4GHz帯を利用するとよいでしょう。
質問:Wi-Fiルーターのアンテナとはどういったものですか?
回答:アンテナは、無線通信を行う際に電波を送受信する役割を担う重要なパーツです。アンテナの数が多いほど、より安定したWi-Fi環境を構築できます。
製品選びでは5GHz帯のアンテナの本数に注目してください。最適でも2本、できれば2本以上のアンテナが備わっているものを選ぶとより快適な通信環境が得られます。
質問:最大通信速度が速いとどういったメリットがありますか?
回答:最大通信速度とは、Wi-Fiルーターが1秒間に送受信できるデータ量の最大値のことです。ルーターの性能を示す指標のひとつで、この値が大きいほど、より高速かつ安定したWi-Fi接続が可能になります。
ただし、あくまでも理論上の数値ですので、実際の速度は、周囲の電波状況やルーターと接続端末間の距離にも左右され、理論値よりも低くなることがほとんどです。
製品選びの基準にしたいのは5GHz帯の最大通信速度。最低でも2400Mbpsを超えるスペックを持つものを選ぶようにしましょう。
質問:Wi-Fi 6E対応のルーターは選ばないほうがよいのでしょうか?
回答:Wi-Fi 6Eは、Wi-Fi 6の拡張規格で、高速な6GHz帯に対応しているのが特徴です。6GHz帯対応の機器を使えば、Wi-Fi 6と比べてより快適な通信環境が得られます。Wi-Fi 6の性能はひととおりカバーしているため、Wi-Fi 6Eルーターを選んでも問題ありません。
ただし、2025年に入ってからは、最新規格がWi-Fi 7に移行していることもあって、Wi-Fi 6Eルーターの新製品の数は減少傾向にあります。また、Wi-Fi 6ルーターを比べて2〜3割ほど価格が高くなります。
質問:外付けアンテナと内蔵アンテナでどのくらい性能が変わりますか?
回答:外付けアンテナは、2万〜5万円台の価格帯のハイスペックモデルで採用されていて、1〜2万円程度の内蔵アンテナタイプよりも通信性能が高いものがほとんどです。内蔵アンテナタイプと比べると、より広範囲で安定した速度が得られる場合が多いです。
また、外付けアンテナはアンテナの向きを調整して、電波の指向性を変えられるのも大きなメリット。たとえば、ルーターから離れた場所で速度が出にくいようであれば、アンテナの角度を調整して、速度が出ない場所に電波が届くようにできます。
バッファローのフラッグシップWi-Fi 7ルーター「AirStation WXR18000BE10P」。4万円を超える価格のハイスペックな外付けアンテナモデルです
実際に、2階建ての戸建て住宅で、1万円程度の内蔵アンテナタイプと、4万円超えの外付けアンテナタイプで通信速度を検証してみましたが、外付けアンテナタイプのほうが家じゅうで安定した速度が得られました。ただし、1万円程度の内蔵アンテナタイプを2台使って、1階と2階でメッシュWi-Fi環境にしたほうがわずかに結果はよかったです。
上記検証の詳細は以下の動画をご覧ください。
質問:Wi-Fiルーターを買い替えてもインターネットの速度が遅いままなのはなぜ?
回答:インターネット接続のトラブルの原因は、主に以下の3つが考えられます。
1.Wi-Fiルーターの性能が低い
2.ルーターに接続しているLANケーブルが古い
3.契約しているインターネット回線がそもそも遅い
Wi-Fiルーターを買い替えてもインターネットの速度が改善されない場合は、まず光回線終端装置(ONU)とWi-Fiルーターを接続するLANケーブルをチェックしましょう。LANケーブルには規格があって、古いものだと通信速度に影響を及ぼします。
契約しているインターネット回線の最大通信速度にもよりますが、大抵は1Gbpsの速度に対応する「CAT.6」のLANケーブルを使っておけば問題ないでしょう。1Gbpsを超えるインターネット回線に契約しているのであれば、10Gbps対応の「CAT.6A」か、それ以上のカテゴリーのケーブルを選択しましょう。
LANケーブルを購入する際は、対応するカテゴリーを忘れずに確認しましょう
また、契約しているインターネット回線の速度がそもそも遅いということも考えられます。もし、今使っている回線の最大通信速度がわからなかったり、何年も契約の見直しをしていなかったりするのなら、契約内容を一度確認しておきましょう。マンション・アパートによってはインフラが強化されていて、昔よりも高速な回線契約を選べるようになっている可能性があります。
価格.comは、製品カテゴリーごとに、最新の人気製品がわかる人気売れ筋ランキングを掲載しています。ランキングを読み解くことで、今どういった製品が人気を集めているのかを解説します。
2025年7月23日時点の価格.com「無線LANルーター(Wi-Fiルーター)」カテゴリーの人気売れ筋ランキング
価格.com「Wi-Fiルーター」カテゴリーの人気売れ筋ランキングを見ると、Wi-Fi 7ルーターの人気が急速に高まっていることがわかります。2025年7月23日時点ではWi-Fi 7ルーターがランキングの1位と2位に位置している状況です。これは、将来を見据えてWi-Fi 7ルーターを選んでいる人が増えていることと、Wi-Fi 7ルーターの価格が少しずつ下がってきていることが大きいのでしょう。 とはいえ、市場全体では、まだまだWi-Fi 6ルーターのほうが選ばれています。特に、1万円前後の製品に人気が集中。ユーザーの評価も高く、安定した動作の定番品として支持を受けているようです。
【価格.comマガジン編集部 水川悠士 プロフィール】
デジタル系メディアから価格.comへ。パソコン、スマホ、スマートウォッチなどのガジェット周り、ゲーム関連を担当。触ってきた製品は数えきれないほど多いです。価格.comマガジンのYouTubeにも出演中。