スマートフォンの値上がりが続いていますが、今でもMNP(スマホ乗り換え)を駆使すればお得に買える場合があります。今回は、「iPhone 16e」や「Pixel 9a」など、ワイモバイルで発売されているなかから、端末キャンペーンでリーズナブルな価格を実施しているスマートフォンをセレクト。お値打ちの掘り出し物を紹介します。
ワイモバイルの大幅な端末キャンペーンを利用するにはいくつかの条件があります。
1.MNPで契約
2.料金プラン「シンプル3 M」または「シンプル3 L」を契約
3.端末購入補助の「新トクするサポート(A)」を活用
これらを簡単に解説しましょう。
ワイモバイルのMNPは、他社(LINEMOとソフトバンクは除く)から電話番号を移行させて契約するものです。なお、ワイモバイルはMNPワンストップに対応しているため、MNP予約番号の取得手続きは不要。いきなりワイモバイルで購入・契約の手続きが進められます。
ワイモバイルの料金プランは「シンプル3」シリーズの3種類。月額3,058円で5GBの通信が可能な「シンプル3 S」、月額4,158円で30GBの通信が可能な「シンプル3 M」、月額5,258円で35GBの通信が可能な「シンプル3 L」が用意されています。そのうち、「シンプル3 M」または「シンプル3 L」の契約が端末キャンペーンの利用に必要です。
「新トクするサポート(A)」は、端末を48回の分割払いにして、購入してから24か月以降に、端末を返却することで、残りの支払が不要になるというワイモバイル独自のサービスです。返却する、しないの判断は自由です。ただし、返却時の査定によって電源が入らない、画面表示がおかしい、ボディが破損しているなど、破損品であると判断された場合、追加で22,000円の支払が求められることがあります。
今回紹介している端末キャンペーンは、「新トクするサポート(A)」を利用することで非常にお得度の高い割引が適用されます。なるべく安くしたい人は検討してください。
「新トクするサポート(A)」は、48回払いで端末を購入し、支払い25回目以降のタイミングで返却すると、残りの支払が不要になります
ユーザー負担額
定価88,416円
新トクするサポート(A)利用(2年後に返却)で24円
Google純正のAndroidスマートフォン「Pixel」シリーズの最新廉価モデルです。廉価モデルですが、Googleの注力するAI機能に強く、翻訳機能や写真の高度な編集や合成を楽しめます。また、ソフトウェアのサポート期間が発売後7年と長く、2032年まで安全な最新の環境を維持できることも魅力です。
強力なソフトウェア技術を活かしたカメラを備えており、撮影者を交代して再度撮影した写真を合成して1枚のグループ写真にする「一緒に写る」や、「マクロフォーカス」、夜景撮影では天の川の撮影も行えるなど、ユニークな機能を多数搭載しています。
搭載されるSoCの「Google Tensor G4」は、上位機種である「Pixel 9」シリーズと同じもので、基本性能も高く動作がスムーズ。コスパのよさも大きな魅力です。
■割引きの条件
・「新トクするサポート(A)」を使用
・他社からMNPで料金プラン「シンプル3 M」または「シンプル3 L」を契約する
■毎月の支払
1〜24回:月額1円
ユーザー負担額
定価21,996円が一括1円
5G対応のエントリースマートフォン。元の価格が2万円台と安価なうえ、MNPの割引きが加わり、今や貴重な1円で購入できる格安が魅力です。
冒頭で触れたように5G対応なうえに、フルHD+ディスプレイやステレオスピーカー、おサイフケータイ、防水・防塵など基本機能に大きな見劣りはありません。特に注目したいのは動画再生機能。ディスプレイは約6.7インチの大画面、YouTubeで見かけることの多いHDRコンテンツにも対応、サウンド性能もステレオスピーカーなうえに、バーチャルサラウンド再生「Dolby Atmos」にも対応など、ハイエンドクラスに迫る機能を備えています。
■割引きの条件
・他社からMNPで料金プラン「シンプル3 M」または「シンプル3 L」を契約する
■毎月の支払
1円の一括払いを支払えば、月々の端末代はかからない
ユーザー負担額
定価31,680円
新トクするサポート(A)利用(2年後に返却)で24円
シャープの人気ブランド「AQUOS」シリーズの最新型エントリースマートフォンです。6.6インチの液晶ディスプレイは120Hzの倍速駆動に対応しており、画面をスクロールしたときなどでも残像感の少ない表示が行えます。再生素材を使ったボディは米国国防総省の調達基準「MIL-STD-810H」の18項目をクリアしたタフネス性能を備え、水没や落下などに耐えることが可能です。ものの扱いが荒い子どもに持たせる場合でも心強い1台と言えるでしょう。
豊富な防犯機能のひとつである「防犯アラート」は本体を振るだけで大音量の警告音を発するほか、カバンやランドセルに入れた状態でも日常と違う揺れを感知すると反応します。このほかに、AIが通話内容を解析し、不審な電話をブロックする「電話アシスタント」も備えています。
■割引きの条件
・「新トクするサポート(A)」を使用する
・他社からMNPで料金プラン「シンプル3 M」または「シンプル3 L」を契約する
■毎月の支払
1〜24回:月額1円
ユーザー負担額
定価26,640円
新トクするサポート(A)利用(2年後に返却)で24円
オッポの最新エントリースマートフォン。約6.7インチの大画面液晶ディスプレイを備えたボディに、おサイフケータイやIPX5等級の防水や、IP6X等級の防塵仕様を組み合わせ、ストレージ容量も128GBが確保された扱いやすい性能です。本機はオッポのAI機能「OPPO AI」に対応しており、ボケやガラスの反射、背景に写り込んでしまった人物の除去などハイエンドスマホのような高度なAI機能を使うことができます。
また、6000mAhの大容量バッテリーを内蔵するためバッテリー持ちも良好。別売のオッポ独自の充電器「45W SUPERVOOC」を使うことで最短37分のフル充電が行えます。もちろん汎用のUSB Type-C充電器も使用できます。
■割引きの条件
・「新トクするサポート(A)」を使用する
・他社からMNPで料金プラン「シンプル3 M」または「シンプル3 L」を契約する
■毎月の支払
1〜24回:月額1円
ユーザー負担額
定価21,880円が一括1円
Galaxyシリーズの最新エントリースマートフォン。約6.7インチの液晶ディスプレイを備えたボディは重量が210gという大きめのサイズです。ボディは、IPX5/8等級の長時間の水没に耐える防水仕様と、IP6Xの防塵仕様をクリア。もちろんおサイフケータイに対応しています。
ほかの端末から本機の場所を追跡する「端末リモート追跡」や音声通話を自動で録音する機能などセキュリティ機能も特徴で、子どもや年配の方が使い場合にも便利です。
■割引きの条件
他社からMNPで料金プラン「シンプル3 M」または「シンプル3 L」を契約する
■毎月の支払
1円の一括払いを支払えば、月々の端末代はかからない
ユーザー負担額
定価119,088円
新トクするサポート(A)利用(2年後に返却)で4,920円
2025年2月に登場した、iPhoneの廉価モデルです。従来の廉価モデルだったiPhone SEシリーズからボディが大きくなり、欠点だったバッテリー持ちが大幅に改善。価格.comのユーザーレビュー項目「バッテリー」の評価が5点満点の4.58点という高評価を得ています(レビュー点数は2025年12月中旬時点のもの)。
液晶だったiPhone SEから有機ELディスプレイを採用することで画質も改善されました。アップルのAI機能Apple Intelligenceに対応しているほか、A18チップによって高い処理性能も魅力です。
背面の「48MP Fusionカメラ」は、広角撮影と2倍の望遠撮影をひとつのカメラで行えるもので、劣化を抑えた高画質な望遠撮影が楽しめます。
「おサイフケータイ」やIP68等級の防水・防塵に対応、なお深度6メートルの水圧に最大30分耐えることができます。ワイヤレス充電に対応していますが、充電器と磁石で固定する「MagSafe」には対応していません。ただし、磁石を備えたケースを使えば、簡易的に「MagSafe」のように使うことはできます。
■割引きの条件
・「新トクするサポート(A)」を使用する
・他社からMNPで料金プラン「シンプル3 M」または「シンプル3 L」を契約する
■毎月の支払額
1〜24回:月額205円
ユーザー負担額
定価145,440円
新トクするサポート(A)利用(2年後に返却)で53,760円
2024年秋に登場したiPhone。Apple Intelligenceや、側面にカメラの起動、シャッターやズームなどが簡単に行える「カメラコントロール」ボタンが搭載されているのも特徴です。また、Apple Intelligenceにも対応しています。
iPhone16eと同じ「A18」チップを搭載しています。ただし、動作するGPUのコア数が「iPhone16e」の4個に対して「iPhone16」は5個でひとつ多いため、GPUを使ったゲームや動画のエンコードにより強くなっています。また、MagSafeに対応している点も異なります。
■割引きの条件
・「新トクするサポート(A)」を使用する
・他社からMNPで料金プラン「シンプル3 M」または「シンプル3 L」を契約する
■毎月の支払
1〜24回:月額2,240円
ユーザー負担額
2年後に返却した場合960円
高価なイメージの折りたたみスマートフォンですが、ワイモバイルの「nubia Flip 2」は格安です。2年後の返却なら月額40円の24回払い、合計960円のユーザー負担。返却せずに完済しても、25〜48回目の支払は月額2,840円、合計で69,120円と、通常型のミドルレンジスマートフォンの価格帯に収まります。
折りたたみスマートフォンの利点は折りたたんだときの小ささ。人気のあったコンパクトスマホを現在の技術で再現したものと言えます。なお、背面のサブディスプレイはアプリの一部がそのまま利用でき、閉じたままでも操作が行えます。
おサイフケータイに対応していますが、折りたたみ構造のため防水はIPX2の飛沫防水、防塵もIP4Xとなっています。
■割引きの条件
・「新トクするサポート(A)」を使用する
・他社からMNPで料金プラン「シンプル3 M」または「シンプル3 L」を契約する
■毎月の支払
1〜24回:月額40円
「シンプル3」はちょっと高いかな? と思う人もいるでしょう。ただ、これまで解説した料金は基本的に割引きを反映していない基本料金です。実際は「シンプル3 M」や「シンプル3 L」には豊富な割引きメニューが用意されているのです。その内容を解説しましょう。
もし、同じ住所の家族あるいは住民(別姓も含む)または、離れたところに住んでいる血縁・婚姻関係の家族がワイモバイルを契約しているなら、月額1,100円の「家族割引」が利用できます。なお、割引きされるのは2回線目以降の契約です。後述する「おうち割 光セット(A)」や「おうち割 でんきセット」と重複しての割引きはできません。
支払にPayPayカードを使用すると月額330円の割引きが適用されます。なお、PayPayカードは年会費がかかりません。このほか、「PayPayカードゴールド」を使って支払うことで、月額550円の割引きが適用される「PayPayカードゴールド割」も用意されています。なお、「PayPayカードゴールド」は、11,000円の年会費が必要です。
光回線の「SoftBank光」あるいは、ホームルーター「SoftBank Air」を契約している場合、月額1,650円の割引きが受けられます。なお、前述の「家族割引(2回線目以降)」と、後述の「おうち割 でんきセット」との重複割引きは行えません。
ソフトバンク系の「おうちでんき」を契約している場合、契約から24か月間の期間限定で、月額1,100円の割引きを受けられます。なお、前述の「家族割引(2回線目以降)」と「おうち割 光セット(A)」の重複割引きは利用できません。「シンプル3 S」は対象外になります。
2025年11月13日に始まった終了日未定のキャンペーンで、月額1,100円の割引きが、最長で契約後12か月間適用されます。5〜18歳の子どもとその家族が対象です。
本記事ではワイモバイルの端末を紹介していますが、これを機に格安SIMに乗り換えたい人は以下の記事も参考にしてみてください。