スマートウォッチ市場は二極化の傾向にあります。アウトドア環境で使えるほどタフなボディや特殊なセンサーなどを搭載することで5万円を超えてくるハイエンドモデルがあるいっぽう、1万円くらいで手軽に購入できるエントリーモデルも数多くあります。
そんななか、2万円台と比較的安価ながら、ハイエンド並みの機能を詰め込んだ「Amazfit Active MAX」に注目が集まっています。今回は、この“コスパMAX”な一台を実際に使ってみて感じたポイントを紹介します。
2万円台のコスパ最強と噂される「Amazfit Active MAX」
筆者がスマートウォッチに求める条件は以下のとおりです。
・高級感のあるデザインで、ビジネスでも使える
・本格的なスポーツデータが取得できる
・毎日こまめに充電したくない
・3万円以下
条件が重なる読者の人も多いのではないでしょうか。
これらの条件を完璧なバランスで満たすのが、「Amazfit Active MAX」(以下、「Active MAX」)です。2万円台という価格設定でありながら、ビジネスで使えるデザイン、ハイエンド並みの機能性、バッテリーもバッチリ。筆者のわがままな条件に合致しています。
デザイン、機能、バッテリー、価格設定すべてが筆者の理想に合致しています
ここからは、筆者が魅力を感じたMAXなポイントごとに解説していきます。
まず手に取った瞬間に感じるのが、大画面のインパクトです。1.5インチ有機ELディスプレイは大きいだけでなく、ベゼルが細いので画面占有率が高くなっており、表示される情報量も充実しています。サイズは直径約44.8mmと大きいですが、重量は約56gなので「重たい」と感じることはありません。
ディスプレイの解像度が高く、発色が鮮やかなので、ランニング中に腕をチラッと見ただけでも、心拍数、ペース、距離など必要なデータがしっかりと確認できます。
陽の当たる屋外でも、写真のようにしっかりとデータが視認できます
高級感を感じる要因はケースの質感でしょう。アルミニウム合金のベゼルは、高級時計のような雰囲気を醸し出し、繊維強化樹脂が軽さと強度を担保してくれます。その2つの素材がマットなカラーリングと組み合わさることで、ビジネスシーンでも着用できる「大人っぽさ」につながっています。
クラシックな腕時計の文字盤へと変更すると、よりビジネスライクな印象に
高級感のあるマットな質感
筆者が個人的に気に入ったのがバンドのクオリティと形状です。表面がサラサラで適度に柔らかく、細かなサイズ調整が可能。スポーツをするときに長時間装着する筆者にとって、このストレスのなさは、スペック以上に重要なポイントです。
通気性の高いシリコンバンドは、ピンバックル式で細かく調整できます
なんと「Amazfit」の上位モデルに搭載されているAIアシスタント機能「Zepp Flow」が、2万円台の「Active MAX」にも搭載されています。大規模言語モデルの「GPT-4o」をベースにしているため、「今日の天気に合わせて、ランニングの服装を提案して」など複雑な内容の質問にも回答してくれます。もちろん日本語対応です。
また、「画面を一番明るくして」「睡眠モードをオンにして」といった操作を、ボタンやタッチ操作ではなく「Zepp Flow」への声かけで完結できます。“指で操作しなくてよい”という体験は、一度味わうとほかのスマートウォッチでの操作が面倒に感じるほど便利です。
「Zepp Flow」を通して、質問をしたり、設定を変更したりといったことが音声で操作できます
スマートウォッチ選びのポイントのひとつがバッテリー性能です。どんなに高機能なスマートウォッチでも、いざ出かける時に、電源が落ちていては意味がありません。その点、この「Active MAX」は通常使用で最大25日間の超ロングバッテリーを搭載。旅行や数日間の出張なら、専用の充電器を持ち歩く必要がありません。
また、GPS稼働時でもバッテリーの持続時間は最大64時間と極めて優秀。円偏波アンテナを採用した高精度なGPSを搭載しており、高いビルが立ち並ぶ都市部でも正確にルートを記録してくれます。エントリーモデルさながらの価格ながら、昼夜を問わずトレイルを走り続ける過酷なレースにも耐えうる「モンスターマシン」なのです。
メーカー公称値によると、フル充電まで約2時間
「Active MAX」には、「バイオチャージ」という機能があり、睡眠の質や運動量、ストレス値など様々な健康データを分析しエネルギー残量を数値で表示してくれます。「85点だからもっとトレーニングを増やそう」「20点しかないから、今日はゆっくり過ごそう」など、日々の過ごし方の指標になります。自分のエネルギー残量を数値で確認すると、まるでゲームの中で生活しているかのような楽しさがあります。
「バイオチャージ」機能を使えば、今の自分のエネルギー残量が100点満点でスコア化されます
本機には170種類以上のスポーツモードが搭載されていますが、筆者のように日常的にスポーツを楽しむ人間にとってうれしいのが、それぞれの種目に対する”データの深さ”です。ランニングであれば、距離と心拍数、ペースを測るだけでなく、「ストライド」や「垂直振動」「接地時間」などフォームに関わる専門的なデータまでも算出してくれます。2万円台の時計で、ここまで本格的なパフォーマンス分析ができるモデルはなかなかないでしょう。
詳細すぎるランニングデータを確認していると、自分の知らなかった課題が見えてきます
「Active MAX」のデザインは非常に上品で、スポーツウォッチらしからぬ腕時計っぽさがあります。そこに、AIでの音声操作、アスリートも納得のセンサー性能とロングバッテリー、これらすべてを詰め込んで2万円台は「価格破壊レベル」のコスパです。「スマートウォッチは欲しいけど、高価なハイエンドモデルには手が出ない。でも、安っぽいのは嫌だ」そんな悩みを持っている方は、迷わずこの「Active MAX」を選んでよいでしょう。