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「iPhone 6/6 Plus」じっくりレビュー! 大型化で使い勝手はどう変わった?

2014年9月19日、アップルから最新スマートフォン「iPhone 6」と「iPhone 6 Plus」が発売された。従来機種の「iPhone 5s」と「iPhone 5c」よりも画面サイズが大きくなったのに加え、デザインを一新するなど、“新世代のiPhone”と呼ぶのにふさわしいほど、大きな進化を遂げている。アップルによると、「iPhone 6」と「iPhone 6 Plus」の販売台数が発売後3日間で1000万台を超え、過去最高を更新したという。初代iPhoneが発売されて7年が経過したが、その勢いは、とどまるところを知らないようだ。

今回は、2モデルをじっくりレビューしていきたい。なお、価格.comマガジンでは、すでにファースインプレッション(「iPhone 6/6 Plusついに発売! この大きさはあり? なし?)を公開済みなので、そちらもあわせてチェックしてもらいたい。

4.7インチの「iPhone 6」(左)と5.5インチの「iPhone 6 Plus」(右)

4.7インチの「iPhone 6」(左)と5.5インチの「iPhone 6 Plus」(右)

画面が大きくなって使い勝手はどう変わったのか?

「iPhone 6/6 Plus」の一番のポイントは、“大型化”だ。「iPhone 6」は4.7インチ、「iPhone 6 Plus」は5.5インチのディスプレイを搭載する。4インチの「iPhone 5s」と並べてみると、サイズの違いは一目瞭然。画面がかなり大きくなっているのがわかる。「iPhone 6」と「iPhone 6 Plus」の2モデルは、デザインと基本スペックは同じだ。昨年の「iPhone 5s」と「iPhone 5c」のような上位モデル、下位モデルという違いはない。あえて言うならば、「iPhone 6」がベースモデルで、「iPhone 6 Plus」は、大画面モデルという位置づけになるだろう。主な違いは、画面と本体サイズのほか、カメラの光学手ぶれ補正や横向き画面用のユーザーインターフェイス(UI)の有無、それにバッテリーの容量だ。なお、カラーは2モデルともに、「シルバー」「ゴールド」「スペースグレイ」の3色を用意する。

画面サイズが大きくなったので、ボディそのものも大きくなっている。筆者は日ごろ、4インチの「iPhone 5」をメインに利用しているが、4.7インチの「iPhone 6」には、すぐに慣れた。片手でのフリック操作も余裕だ。利き腕ではない左手でも問題なく操作できる。持ちやすさを左右する幅は、58.6mmから67.0mmに広がっているものの、ラウンドした新デザインと薄さにより、幅の広さを感じさせない作りになっているのだ。しかし、実際に使っていると、幅よりも高さが気になってくる。123.8mmから138.1mmに高さが増したことで、片手操作時に、これまで届いていた画面の上部に親指が届かないのだ。そこで、ホームボタンを2回タッチすると、画面が下に降りてきて親指で操作できる「簡易アクセス」という便利な機能が用意されている。この機能を活用すれば、いちいち持ち直すことなく、片手で操作できる。

いっぽうの「iPhone 6 Plus」は、幅77.8mm、高さ158.1mmもあり、さすがに大きい。シャツやズボンのポケットには入るが、かさばってしまう。初めて手にしたときは、「片手で持てるし、操作もできそう」と思ったが、実際に電車で試したところ、片手操作の難易度が高いことがすぐにわかった。これまでのように、片手だけで使うことは、はっきり言って難しい。両手で扱うのが基本となるだろう。

前述の通り、「iPhone 6 Plus」は、5.5インチの大画面を活かした横向き用の専用UIを搭載する。ホーム画面では、ドックが右側に表示されるほか、「メール」や「メッセージ」などの一部のアプリは、画面の構成が2ペインになり、より効率的に作業できる。もちろん、画面が大きいので、写真や動画が見やすく、電子書籍も読みやすい。小さな字が読みにくい人にとって5.5インチの「iPhone 6 Plus」は、待望の“大画面iPhone”なのではないだろうか。

ディスプレイの解像度は、4.7インチの「iPhone 6」が1334×750、5.5インチの「iPhone 6 Plus」が1920×1080。「iPhone 5s」と比べて、コントラスト比がアップしており、黒をより黒く表現できるようになった。解像度と画面サイズがアップしながら、2モデルとも輝度は500カンデラを維持。新たに「デュアルドメインピクセル」という、視野角を広げる技術も盛り込まれている。アップルでは、この新しいディスプレイを「Retina HDディスプレイ」と呼んでいる。表示品質は非常に高く、特に視野角の広さには驚かされた。「iPhone 6 Plus」は、大画面を活かして、複数の人に画面を見せる機会もあるだろう。そんなときに視野角の広さが役に立つはずだ。

「iPhone 6」の本体サイズは67.0(幅)×138.1(高さ)×6.9(厚さ)mm、重量は129g。片手で問題なく操作できるサイズ感だ。「iPhone 5」よりも大きく、重くなっているが、よく手にフィットする

「iPhone 6 Plus」の本体サイズは77.8(幅)×158.1(高さ)×7.1(厚さ)mm、重量172g。片手で使うのが難しいサイズ感だ。片手で使えないことはないが、フリック入力や、写真を撮影する際などに落としそうになった

4インチの「iPhone 5s」(左)、4.7インチの「iPhone 6」(中央)、5.5インチの「iPhone 6 Plus」(右)。画面はかなり大きくなっているのがわかる

ホームボタンを2回タップすると、画面が下に降りてくる。これで、片手で画面上のアイコンにタップできる。「iPhone 6」(左)と「iPhone 6 Plus」(右)では、下がる距離が異なり、画面の大きな「iPhone 6 Plus」のほうが下まで降りてくる

アイコンや文字が大きく表示される「拡大表示」機能を備える。初期設定で「標準」か「拡大」を選べる(左)。中央が「標準」、右が「拡大」。文字やアイコンだけでなく、メッセージに添付される写真も大きく表示される

「iPhone 6 Plus」は、横向き用の専用UIを備える。ホーム画面ではドックが右側に表示される

「iPhone 6 Plus」は、横向き用の専用UIを備える。ホーム画面ではドックが右側に表示される

「メッセージ」は、左側にメッセージをやりとりしている人がリストで表示され、右側にメッセージのやりとりが表示される

像面位相差AFで合焦スピードと精度がアップ! 「iPhone 6 Plus」は光学手ぶれ補正搭載

カメラ機能は、画素数やレンズの明るさは「iPhone 5s」から変わっていないが、センサーを新しくすることで使い勝手を高めている。具体的には、デジタル一眼カメラなどで採用されている「像面位相差AF」を採用することで合焦スピードと精度を高めた。明るいところでは差を感じられないが、暗いところだと、迷うことなく素早くピントが合うことが体感できた。もともと、AF性能はすぐれていたが、さらに磨きをかけたといえる。「iOS 8」の機能だが、露出補正が可能になったのもポイント。ピントを合わせたいところをタッチすると、四角い枠が表示される。この枠の右に新たに露出マークが追加され、上にスワイプすると明るく、下にスワイプすると暗く調整できる。このほか、3秒、10秒の「タイマーモード」が追加された。「タイマーモード」で撮影する場合は、自動的に「バーストモード」になり、複数枚の写真からベストな1枚を自動で選んでくれる。パノラマ機能は、最大4300万画素に画像サイズがアップしているのも見逃せない。さらに、「iPhone 6 Plus」には、光学手ぶれ補正も備わっている。暗所でもノイズの少ない写真を撮影できるようになった。

動画では、アップルが「映画レベルのビデオ手ぶれ補正」と呼ぶ、強力な手ぶれ補正を備えた。スローモーションは、従来の120fpsに加え、さらにゆっくりの240fpsが加わった。解像度が変わらず240fpsのスローモーション動画を撮れるのはデジカメでも珍しい。新機能の「タイムラプス」も面白い。一定間隔で連続撮影した写真をつなぎ合わせて生成する動画で、雲の動き、植物の成長する様子などを短い時間で見られる。アイデア次第で面白い動画を撮影できそうだ。使い方は、録画ボタンを押すだけ。シンプルさは、iPhoneのカメラの魅力の1つ。光学手ぶれ補正や「タイムラプス」など、新機能が加わりつつも、シンプルさは、しっかりと継承されている。

「iOS 8」から露出補正が可能となった。ピントを合わせたい場所をタップ。四角い枠の右上に露出マークが表示される。この状態で、画面を上にスワイプするとプラス補正で明るくなる。反対に下にスワイプするマイナス補正で暗くなる

「タイマーモード」は、画面の上の時計マークをタップして利用する。時間は3秒と10秒。自動的に「バーストモード」での撮影となり、複数撮影した写真の中からベストな1枚を自動的に選んでくれる

室内は意外と光量が少なく手ぶれしがちだ。光学手ぶれ補正を備える「iPhone 6 Plus」であれば、ぶれを抑えた写真を撮影できる

何気なく撮影した夜景。手持ちで構図などを気にせず、ラフに撮影したものだが、ノイズの少なさに驚かされた。光学手ぶれ補正の効果は絶大だ

「iSightカメラ」は画素数やレンズの明るさは変わっていないが、「像面位相差AF」を採用して合焦スピードや精度がアップしている。「True Toneフラッシュ」は引き続き備える

カメラのレンズは、本体から少し出っ張っている。ケースに入れてしまえば気になることはない。ケースを使わない人は、扱いに少しだけ注意が必要だ

「FaceTimeカメラ」は、F2.2の明るいレンズを採用。「iSightカメラ」と同じように「バーストモード」も利用可能になり、よりきれいに自撮りできるようになった

見た目は変わらないが、大きく変わった「iOS 8」

次に「iOS 8」をくわしく見ていきたい。「iOS」は、昨年公開された「iOS 7」にてデザインを一新した。そのため、今回の「iOS 8」はデザイン面での変更点は少ないが、中身は大きく変わっている。まず、「メッセージ」では、文字だけでなく、音声や現在地情報を送受信できるようになった。電車移動の多い都心では、使いにくいが、自動車で移動する機会が多い人にとっては素早く安全にメッセージをやりとりできる。
「写真」は編集機能が強化された。「iPhoto」のように、露出、明るさ、コントラストの微調整が可能になったほか、明るさや色味をスワイプ操作で調整できるスマート編集ツールも備える。「カメラ」には、前述の通り、露出補正や「タイムラプス」、「タイマーモード」などが追加された。

「iOS 8」は、アプリ開発者向けに多くの機能を開放したのもポイントだ。たとえば、「Safari」や「写真」の「共有オプション」をサードパーティが使えるようになった。キーボードも開放され、Androidのように、サードパーティ製のキーボードが使えるようになった。「ATOK for iOS」や「mazec」、「Simeji」など、はやくも「App Store」にはキーボードアプリが公開されている。日本語入力に不満のある人にとっては大きなトピックだ。写真は、他社製の写真フィルタや編集ツールを呼び出せるようになった。さらに、「iPhone 5s」から導入された指紋認証センサー「Touch ID」もサードパーティに開放された。対応アプリは、いまのところ「1Password」だけだが、今後、重要なデータを取り扱うアプリでは採用が増えてくることが予想される。

このほかにも、進行中の作業を別のデバイスに引き継げる「Handoff機能」、iPadやMacでの電話の発信/着信など、ほかのアップルの機器との連携機能も強化されている。ヘルスケア、ファミリー共有、「iCloud Drive」など、注目すべき新機能もまだまだある。「iOS 8」に対応したアプリは、「App Store」の「iOS 8 おすすめAppとゲーム」にまとめられているので、チェックしてみてほしい。なお、「iOS 8」は、「iPhone 6/6 Plus」だけでなく、「iPhone 4S」以降、「iPad 2」以降、「iPod touch」第5世代以降のiOS機器で利用できる。

マイクアイコンをタップしている間に音声を録音して、すぐに送信できる「Tap to Talk」を備えた「メッセージ」

複数の写真を添付できるようになったのもうれしい機能アップだ。いちいち写真アプリを開かなくても、直近撮影した写真なら、すぐに選べる

「写真」アプリ単体で多彩な画像編集が可能になった

「写真」アプリ単体で多彩な画像編集が可能になった

サードパーティの写真フィルタや編集アプリとスムーズに連携できる

サードパーティの写真フィルタや編集アプリとスムーズに連携できる

PCやMac向けのATOKと同等の変換エンジンを採用するジャストシステムの「ATOK for iOS」(1,500円)。入力方法として、iPhone向けにはテンキーキーボードでのマルチタップとフリック入力、iPad向けにはQWERTYキーボードを用意する

「通知センター」のウィジェット。「通知センター」は、画面を上部からスワイプすると、スケジュールや天気、株価などを表示できる機能だ。ここに対応アプリのウィジェットを追加できるようになった。Yahoo ! Japanのニュースアプリなどが対応している

指紋認証センサー「Touch ID」を利用したアプリ「1Password」

指紋認証センサー「Touch ID」を利用したアプリ「1Password」

第2世代64ビットアーキテクチャを採用した「A8」チップ。バッテリーの持ちもアップ

続いて、「iPhone 6/6 Plus」の処理性能をチェックしてみたい。総合的なパフォーマンスを測定するベンチマークアプリ「Geekbench3」の結果は以下の通り。「iPhone 5」と「iPhone 5s」ほどの差はないが、着実にパフォーマンスがアップしていることがうかがえる結果となった。処理性能を左右するプロセッサーには、第2世代64ビットアーキテクチャをもとに構築された「A8」チップを搭載する。アップルによると、初代iPhoneよりCPUパフォーマンスは最大50%アップ、GPUパフォーマンスは最大84%もアップしているという。処理性能だけでなく、エネルギー効率が高いのも特徴だ。「A7」チップとくらべて、エネルギー効率は最大50%向上しているという。この結果、バッテリーの持ちはかなり伸びている。特に大容量のバッテリーを搭載する「iPhone 6 Plus」は、LTE使用時で最大12時間の使用が可能だ(「iPhone 5s」は最大10時間)。3Gでの連続通話は最大24時間(「iPhone 5s」は最大10時間)、連続待受時間は最大16日間(「iPhone 5s」は最大10日間)。「iPhone 6」もバッテリーの持ちは改善されているが、「iPhone 6 Plus」のほうがインパクトは大きい。電池の持ちに悩みたくない人には、「iPhone 6 Plus」のロングバッテリーは魅力的だ。

加速度センサー、コンパス、ジャイロスコープ、気圧計で測定したデータを記録し続ける「M8モーションコプロセッサ」も搭載する。「A8」チップの負荷を減らしながら各種情報を常時収集して処理するのが役割だ。「iPhone 6/6 Plus」に新たに搭載された気圧計は、山を登ったときだけでなく、階段を登ったときの高さも測定するので、意外と使い道は多そうだ。パフォーマンス面では、「Metal」にも注目したい。OpenGLよりもオーバーヘッドが少なく、GPUハードウェアの性能をよりダイレクトに引き出せるグラフィックスAPIである。「Metal」対応のゲームなら、数段すぐれたグラフィックスを実現できるか、より低い消費電力で描画できるという。

左が「iPhone 6 Plus」、右が「iPhone 6」のベンチマークアプリの結果。何度か測定した結果、微妙に数値は上下するが、大きな差は見られなかった

ネットワークでは、下り最大150Mbpsの高速なLTEをサポートしたのが見どころだ。今回試した「iPhone 6 Plus」は、キャリアアグリゲーションとWiMAX 2+(TD-LTE)に対応したauのモデルだ。もうひとつの「iPhone 6」は、「SoftBank 4G」(AXGP/TD-LTE)に対応するソフトバンクモバイルのモデルである。アンテナピクトを見ても、どの方式で通信しているかは確認できなかったが、どちらも下り20Mbps以上の速さを体感できた。また、LTE網で音声通話を実現する「VoLTE」もサポートする。NTTドコモが夏にサービスを開始しているが、9月の発売時点では3キャリアとも利用できない。

auの「iPhone 6 Plus」。アンテナピクトでは、キャリアアグリケーションが利用できているのか、WiMAX 2+を利用しているのかわからない。測定した時間は深夜で、利用者の少ない時間帯だが、30Mbpsと非常に高速に通信できた

ソフトバンクモバイルの「iPhone 6」。測定時間は「iPhone 6 Plus」と同じ。こちらもTD-LTEにて通信しているかどうかはわからない。auの「iPhone 6 Plus」よりは遅いものの、コンスタントに20Mbpsのスピードを実現していた

大きくなった「iPhone 6/6 Plus」。新しい時代の予感

以上、「iPhone 6/6 Plus」をくわしくみてきたが、大きな進化をとげているのがわかった。画面サイズが大きくなったことに目を奪われがちだが、カメラや処理能力、ネットワークなど基本性能も数段アップしている。「iOS 8」は、見た目こそ変わっていないが、各機能をサードパーティに開放したことで、さらなる使い勝手の改善が見込まれる。MacやiPadとの連携機能にも磨きがかけられており、総合力は一段と高まった印象を受けた。本体が大きくなったことの賛否両論はあるだろう。トレンドを追いかけたといえばそれまでだが、「Apple Watch」と同時に発表したということは、組み合わせての使い方も想定しているはずだ。「iPhone 6/6 Plus」の画面サイズが違うのは、「Apple Watch」と組み合わせるiPhoneの適正なサイズを探っているのかもしれない。いずれにしても、画面サイズのアップは、iPhoneの新しい時代を予感させる変化だ。

最後に、「iPhone 6」にするか、「iPhone 6 Plus」にするか、非常に悩ましい問題について考察したい。まず、どちらを買っても、新しいiPhoneを存分に体験できる。決め手はサイズ感とバッテリーだ。「iPhone 6 Plus」は、スマホとしては大きな部類に入る。これまでのiPhoneのように片手で操作するのは難しい。片手で使いたい人は、「iPhone 6」を選ぶといいだろう。対する「iPhone 6 Plus」は、画面が大きいのに加えて、バッテリーの持ちがよいのが魅力だ。個人的には、バッテリーで悩む機会が多いので、「iPhone 6 Plus」に乗り換える予定だ。しかし、今回2つのモデルを同時に使っていると、「iPhone 6」のほうを使っている時間のほうが長くなっていることに気がついた。どちらのiPhoneがいいのか、もう少し2台を使ってから選ぶことにしたい。

三浦善弘(編集部)
Writer / Editor
三浦善弘(編集部)
出版社で月刊誌やWebメディアの編集・記者を経験し、2013年にカカクコム入社。「価格.comマガジン」にて、PCやスマートフォン分野を担当。取材歴は20年以上。現在は「価格.comマガジン」全体を統括する。
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