3世代目として登場したマイクロソフトのWindowsタブレット。1920×1280表示に対応する約10.8インチの液晶ディスプレイを搭載する。本体サイズは約 267 (幅)× 187(高さ)×8.7(厚さ) mmで、重量は約641gとコンパクトで軽量なのが特徴だ。「Surface 2」よりも、約35g軽くなっている。
処理性能では、インテルのクアッドコアプロセッサー「Atom x7(1.6 GHz)」を搭載し、64GBストレージモデルでは2GBのRAMを、128GBストレージモデルでは4GBのRAMをそれぞれ備えている。OSは、「Windows 8.1」だが、この夏に「Windows 10」への無償バージョンアップが予定されている。
Windowsタブレットをデジタルコンテンツプレーヤーとして見ると、Windowsの膨大なアプリケーション資産や、アドビのFlashコンテンツに対応している点が特徴だ。Flashは、かつてほどの勢いはないものの、ブラウザーゲームなどWebコンテンツではまだ使われることも多い。AndroidやiOSなどでは利用できないコンテンツも本機のようなWindowsタブレットなら利用できる。
また、本機の場合、フル機能のOfficeをプリイストールしており、文書作成や表計算やデータベースなど、公私にわたり活用できるのも魅力である。こうして見ると、コンテンツを閲覧するというタブレットの特徴に加えて、コンテンツを作るという用途でも使いやすいタブレットであると言える。
「Surface Pro 3」と同様、「Surfaceペン」による手書き入力もサポートする。筆圧感知や画面が手に触れても使うことができる機能を備えているので、使い勝手がペンと紙に近い。小さな子供が使う場合にも適しているだろう。
なお、この「Surfece3」は、LTE対応機種のみが用意されている。Wi-Fiモデルが用意されていない。発売は6月19日の予定だ。
約 267(幅)×187(高さ)× 8.7(厚さ)mm、重量約641gで、前モデルの「Surface2」より、厚みで約0.2mm、重量では約35gの軽量化を実現している
Surfaceの特徴であるカラフルなキーボード「Surface 3 Type Cover」(別売り)。Sureface3では、シアン、レッド、ブラック、ブライトレッド、ブルーの5色が用意されている
別売りで用意されるSurfaceペンは、筆圧感知機能や、画面に手が触れてもペン先部分だけを認識できる「Palm Blockテクノロジー」を備え、ペンと紙に近い感覚の入力が行える
この夏登場のWindows 10へ無償でバージョンアップが予定されている点も、魅力のひとつだ