ThinkPad好きならチェックしたい便利な周辺機器

「ThinkPad Stack」は重ねて使うスグレモノ! スマホやタブレットでも使える

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レノボ・ジャパンからユニークな周辺機器「ThinkPad Stack」が登場した。Bluetoothスピーカー、ワイヤレスルーター、ポータブルHDD、モバイルバッテリーの4つの機器を重箱のように重ねる(Stack)ことで、1本のUSBケーブルですべての機器に給電できるスグレものだ。別々のメーカーで4つの機器をそろえた場合、充電が面倒だったり、機器ごとに大きさがバラバラで持ち運びにくかったりする。ThinkPad Stackは、これらの問題を一気に解消できる便利な周辺機器なのだ。

同社のノートパソコン「ThinkPad」シリーズ向けの周辺機器だけに、デザインはThinkPadと同じテイストで、質感もThinkPadと同じ梨地だ。もちろん、ThinkPad以外のノートパソコンと組み合わせて利用できる。専用アプリを使えば、AndroidやiOSを搭載したスマートフォンやタブレットとワイヤレスで接続してファイルのやりとりが可能。これ1つでパソコン、スマートフォン、タブレットなどと連携できるのはありがたい。

ラインアップは、4つの機器がセットになった「ThinkPad Stackプロフェッショナルキット」、Bluetoothスピーカー単体の「ThinkPad Stack Bluetooth スピーカー」、ワイヤレスルーターとポータブルHDDがセットになった「ThinkPad Stack ワイヤレス ルーター/1TB ハードドライブキット」、モバイルバッテリー単体の「ThinkPad Stack 10000mAh パワーバンク」の4種類。今回はThinkPad Stackプロフェッショナルキットを使って、その特徴をチェックしていきたい。

レノボ・ジャパンのThinkPad Stackプロフェッショナルキット。同社のオンラインショップでの価格は42,660円(税込、2015年8月7日時点)

4つの機器は、分離して単体で利用できる。組み合わせは自由で、必要な機器だけを持ち出すことも可能だ

4つの機器は、分離して単体で利用できる。組み合わせは自由で、必要な機器だけを持ち出すことも可能だ

ポゴピンとマグネットで接続&固定! サイズはスマホ程度

ThinkPad Stackのポイントは、ポゴピンとマグネットによって各機器を接続&固定できること。それぞれの機器の上下に端子があり、重ねる順番は自由。煩わしいケーブル接続が不要なのがうれしいところだ。

本体は非常にコンパクトだ。機器によって厚みは異なるが、いずれも136(幅)×76.8(奥行)mmと、スマートフォンとほぼ同じ大きさだ。重量はBluetooth スピーカーが242g、モバイルバッテリーが250g、ワイヤレスルーターが138.5g、ポータブルHDDが211.6g。合計すると842.1gで、そこそこの重さとなるが、Bluetoothスピーカーだけ、ポータブルHDDとワイヤレスルーターだけ、という風に用途に応じて必要な機器だけを持ち歩けば荷物になることはないだろう。

4つの機器はポゴピンとマグネットにより接続&固定される。すべて合体させた状態の重量は842.1g

4つの機器はポゴピンとマグネットにより接続&固定される。すべて合体させた状態の重量は842.1g

厚みはバラバラだが、4つの機器の設置面積は136(幅)×76.8(奥行)mmで同じだ。アップルのスマートフォン「iPhone 6 Plus」よりもコンパクトだ

キャリーバッグ、ACアダプター、マイクロUSBケーブル、マイクロUSB 3.0ケーブル、オーディオケーブル(写真に含まれていない)が付属する

ワイヤレスルーターとポータブルHDDの組み合わせでスマホのバックアップが可能

それぞれの機器を細かくチェックしていこう。まずはワイヤレスルーターから。スマートフォンやタブレットとの接続を担う重要な機器で、無線LANはIEEE802.11a/b/g/n/acをサポートする。通信速度は2.4GHz帯が150Mbps、5GHz帯で433Mbps。ネットワークへの接続は有線LANかUSBを利用する。ホテルの有線LANに接続して、Wi-Fi環境を構築するといった使い方も可能だ。USBに関しては、3G/4GのUSBドングルタイプの通信アダプターを接続することで利用できる。

続いてポータブルHDD。上記のワイヤレスルーターと組み合わせることで、ワイヤレスモバイルストレージとして使えるのが特徴だ。組み合わせると言っても、重ねるだけなのでケーブルで接続する必要はない。AndroidやiOS向けの専用アプリ「ThinkPad Stackアシスタント」(無料)を利用すれば、スマートフォンのデータのバックアップや、パソコンとスマートフォン間のデータのやり取りなどに使える。アプリでできることは少ないが、シンプルなユーザーインターフェイスで、データのコピーや貼り付けの操作がわかりやすく、使いやすかったのが好印象だ。インターネット環境に接続されていなくても、データのやりとりができるので、外出先で使ってこそ便利なアイテムだろう。ポータブルHDDの容量は1TBで、USB3.0による有線接続もできる。

ワイヤレスルーター。無線LANはIEEE802.11acをサポートする。単体での購入はできず、ポータブルHDDとセットで購入しなければならない。同社のオンラインショップでの価格は29,160円(税込、2015年8月7日時点)

有線LANコネクターを搭載。ホテルの有線LANに接続し、Wi-Fi環境を構築するといった使い方ができる

有線LANコネクターを搭載。ホテルの有線LANに接続し、Wi-Fi環境を構築するといった使い方ができる

USBポートは、USBタイプの通信コネクターを接続するためのものだ

USBポートは、USBタイプの通信コネクターを接続するためのものだ

ポータブルHDD。容量は1TBでUSB3.0接続が可能。ワイヤレスルーターと組み合わせた場合、最大5台までの機器からアクセスできる(推奨台数)

Windows版のThinkPad Stackアシスタント

Windows版のThinkPad Stackアシスタント

Android版のThinkPad Stackアシスタント。接続中の機器のステータスを確認できる(左)。ポータブルHDDに関しては、データをフォルダで管理可能(中央)。画像の自動同期を有効にすれば、スマートフォンで撮影した写真を自動でバックアップできる(右)

モバイルバッテリーはThinkPad Stackのバッテリーにもなる

10000mAhのモバイルバッテリーには、2つのUSBポート(合計5V/2.1A)があり、スマートフォンなどの機器を2台同時に充電できる。また、重ね合わせることで、ほかの機器へ電源を供給できる仕様となっているのもポイントだ。なお、ワイヤレスルーターはバッテリーを内蔵していないため、出先で利用する場合はモバイルバッテリーと接続しておかなければならないので注意しよう。バッテリーの残量は本体の4つのLEDで確認できる。

10000mAhの大容量モバイルバッテリー。重ねることで、ThinkPad Stackのすべての機器に給電できる。充電時間は約6時間。同社のオンラインショップでの価格は8,100円(税込、2015年8月7日時点)

2つのUSBポート(合計5V/2.1A)を備えており、スマートフォンなどのデバイスを2台同時に充電できる

2つのUSBポート(合計5V/2.1A)を備えており、スマートフォンなどのデバイスを2台同時に充電できる

ThinkPad Stackアシスタントでは、充電中か放電中かを確認できる。バッテリー残量は確認できないようだ

ThinkPad Stackアシスタントでは、充電中か放電中かを確認できる。バッテリー残量は確認できないようだ

Bluetoothスピーカーは、ノイズ低減マイクを搭載しており、テレビ電話などでも利用できる。1500mAhのバッテリーを内蔵しており、約8時間の連続再生が可能。モバイルバッテリーと組み合わせれば48時間連続再生できる。出力は2W×2で、大きな音が鳴るので、プレゼンで動画を再生する際に重宝しそうだ。音質は価格を考えると、少し物足りない。同じ金額を出せば、もっと良い音のスピーカーはいくつもある。ひとつ残念な点は、モバイルHDDに保存した音楽を直接再生できないこと。せっかくHDDと組み合わせられるのだから、連携して音楽を再生できれば、さらに便利だったかもしれない。音量は本体前面のボタンやThinkPad Stackアシスタントで調整できる。ステレオミニ端子も備えており有線接続できる。

Bluetoothスピーカーは前面のボタンで音量調整が可能。マイクのミュートもできる。同社のオンラインショップでの価格は11,880円(税込、2015年8月7日時点)

ステレオミニ端子を備えており、有線でも接続できる

ステレオミニ端子を備えており、有線でも接続できる

ThinkPad Stackアシスタントでは、音量の調整やミュートが可能。少し離れた場所に設置しても、手元のスマートフォンから音量調整ができて便利だ

ThinkPad好きの心をくすぐる周辺機器

ThinkPad Stackは、ThinkPad好きの心をくすぐる周辺機器だ。それぞれの機器のスペックで特筆すべき点は少ないが、4つの機器を組み合わせることで本領を発揮する。1本のケーブルで充電ができ、スマートフォンやタブレットとワイヤレスで接続してデータをやり取りできる。特に出張が多いビジネスパーソンにとっては、心強い周辺機器と言える。4つそろったThinkPad Stackプロフェッショナルキットが欲しいところだが、予算と用途に応じて、必要な機器を単体で購入してもいいだろう。ThinkPad好きならぜひチェックしてみてほしい。

三浦善弘(編集部)

三浦善弘(編集部)

パソコン関連を担当する双子の兄。守備範囲の広さ(浅いけど)が長所。最近、鉄道の魅力にハマりつつあります。

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2017.1.20 更新
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