特別企画
Dropbox、Evernote、OneDrive、Eight、freeeなど11のサービスと連携

「ScanSnap」から直接クラウドへ! PFUが「ScanSnap Cloud」を発表

PFUは2015年11月25日、ドキュメントスキャナ「ScanSnap iX」シリーズ向けのクラウドサービス「ScanSnap Cloud」を発表した。パソコンやスマートフォンを使わず、読み取りボタンを押すだけで、スキャンした原稿を「Dropbox」や「Evernote」など11のクラウドサービスへ直接アップロードできる。対応機器は、「ScanSnap iX500」と「同 iX100」の2機種。既存のユーザーは、ファームウェアをアップデートすることで利用できる。利用料金は無料。

ScanSnap Cloudの概要。スキャンするだけで、あらかじめ指定したクラウドサービスへ直接アップロードできる

ScanSnap Cloudの概要。スキャンするだけで、あらかじめ指定したクラウドサービスへ直接アップロードできる。スキャン作業にパソコンやスマートフォンなどは不要だ

ワンプッシュ操作を追求! 自動振り分け機能を搭載

ScanSnap Cloudは、スキャナに原稿をセットしてスキャンするだけの“ワンプッシュ”操作を追求し、スキャン操作を徹底的に簡素化するクラウドサービスだ。最初にアップロード先を指定すれば、あとはスキャンするだけで指定したクラウドサービスへ直接アップロードできる。用紙の仕分けやクラウドサービスへの手動転送といった面倒な操作をなくすことで、シンプルな使い勝手を実現する。

ScanSnap Cloud以前の操作手順の比較

ScanSnap Cloud以前の操作手順の比較

自動振り分け機能を搭載するのも特徴だ。原稿のサイズにより、「レシート」「名刺」「文書」「写真」の4つに自動で分類し、ユーザーが指定したクラウドサービスに振り分けて保存できる。たとえば、レシートは「Dr.Wallet」、名刺は「Eight」、文書はDropbox、写真は「Google Photos」といった具合に自動で仕分けできる。振り分け先はユーザーが自由に指定できる。文書に関しては、原稿からタイトルを抜き出して自動でファイル名を生成する機能を搭載。効率的に文書管理ができるという。これまでパソコン上で行っていた画像の最適化処理(自動サイズ検出、向き補正、白紙ページ削除、カラー自動判別)は、ScanSnap Cloud上で行うことで、従来と変わらない使い勝手を実現している。

ScanSnap Cloudに対応するScanSnap iX100

ScanSnap Cloudに対応するScanSnap iX100

ScanSnap iX500

同じくScanSnap Cloudに対応するScanSnap iX500

連携サ―ビスのアカウント設定・管理を行う「ScanSnap Cloud設定ツール」。対応OSは、Windows、OS X、Android、iOS

スキャンしたデータはScanSnap Cloudに2週間保存される。一度保存した原稿を別のサービスに移動することも可能

ScanSnap Cloudは、マイクロソフトのパブリッククラウド「Microsoft Azure」をサービスの基盤として採用。多くの企業でサービス運用実績があり、強固なセキュリティを誇るMicrosoft Azureを採用することで、安全で信頼性の高いサービスを実現しているという。なお、安全性を確保する目的で、公衆無線LANを利用したアップロードはできない仕組みとなっている。

11のクラウドサービスと連携

11月25日のサービス開始時点で連携するクラウドサービスは11(サポート時期はサービスにより異なる)。会計・個人資産管理分野では、BearTail のDr.Wallet、freeeの「クラウド会計ソフト freee」、マネーフォワードの「MFクラウド会計・確定申告」、クラビスの「STREAMED」、弥生の「弥生会計」、名刺管理はSansanのEight、ドキュメント管理はDropbox JapanのDropbox、EvernoteのEvernote、グーグルの「Google Drive」、マイクロソフトの「OneDrive」、写真管理は「Google Photos」。このほか、アカウンティング・サース・ジャパン、マネーツリー、メリービズがScanSnap Cloudとの連携を表明している。開発キット「ScanSnap Cloud SDK」も公開し、連携サービスの拡充も図る予定だ。2016年春にはe-文書法対応とグローバル展開を開始する。

25日の新製品発表会では、同社の長谷川清社長がScanSnap Cloudの狙いを説明。「クラウドサービスと連携することで、ScanSnapは新たなステージへ進化する」と語った。2001年に発売したScanSnapは、紙をボタン1つでPDF化できる画期的なスキャナだったが、パソコンとUSBケーブルで接続しなければならず、置き場所と使い方が制限された。その後、無線LANやスマートデバイスに対応し、その制限は解消される。そして今回、クラウドサービスと直接連携することで、ボタン1つでスキャンできるデバイスレスを実現した。

会場で行われたデモストレーションは、ボタンを押すだけなので、見どころはなかったが、それがScanSnap Cloudの特徴であり、画期的なポイントだ。文書や名刺、写真を一気に読み取り、自動で指定したクラウドサービスにアップロードされる。パソコンやスマートフォンでアプリを起動する必要もないし、読み取った原稿を分類する手間もかからない。ScanSnap Cloud は、ScanSnapの活用シーンを一気に広げるキラーサービスになるかもしれない。

発表会には連携するクラウドサービス9社の代表者が登壇した

発表会には連携するクラウドサービス9社の代表者が登壇した。中央左が同社の長谷川社長

三浦善弘(編集部)

三浦善弘(編集部)

パソコン関連を担当する双子の兄。守備範囲の広さ(浅いけど)が長所。最近、鉄道の魅力にハマりつつあります。

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