単3形乾電池2本で動作! モバイルバッテリーでも動く

「Happy Hacking Keyboard」をiPadでも使える幸せ! ファン待望のBluetooth版を試す

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PFUのパソコン用高級キーボード「Happy Hacking Keyboard」(以下、HHKB)に、ファン待望のワイヤレスモデル「Happy Hacking Keyboard Professional BT」(以下、HHKB BT)が登場した。HHKBユーザーにとっては、パソコンだけでなく、タブレット端末やスマートフォンでも使い慣れたキーボードが使える、待ちに待ったモデルと言えるだろう。PFUの直販サイト「PFUダイレクト」限定モデルで、ラインアップは英語配列、英語配列の無刻印、日本語配列の3モデル。価格は3モデルとも27,500円(税別)。4月25日に発売されたばかりのHHKB BTの日本語配列モデルをアップルの「9.7インチiPad Pro」と組み合わせて使ってみた。

HHKB BT は、「Happy Hacking Keyboard Professional2」(以下、HHKB Professional2)のBluetooth版。打鍵感やキーピッチはUSB版のHHKB Professional2と同じだ。PFUダイレクト限定モデルで、価格は27,500円(税別)。今回は日本語配列モデルを試用した

Bluetoothでマルチペアリングに対応! 有線接続は不可

HHKB BTは、パソコンやタブレット端末などとBluetoothで接続して利用する。Bluetooth 3.0に対応しており、最大4台の機器と接続できる。複数台の機器と接続できるマルチペアリングに対応しているのが、キーボード側で接続先を変更することはできず、接続する機器の電源をオフにして切り替えなければならない。4台以上の機器と接続すると、ペアリングした順番が古いものから接続が解除される仕様だ。

電源は単3形乾電池を2本使用する。単3形アルカリ乾電池を使った場合は約3か月動作するという。電源に電池を採用したのは、入手のしやすさのほか、HHKBの特徴であるコンパクトさを維持するためという理由もある。電源を収めるスペースは後ろに張り出ているが、奥行き以外のサイズは、ほかのHHKBと変わっていない。

給電用のmicroUSBポートを備えており、電池がなくなった場合はモバイルバッテリーで動作する。電源まわりは、モバイル用途に特化した仕様だ。なお、microUSBポートは給電専用で、パソコンとの接続には利用できない。電池を気にせずに済む、有線接続ができないのは残念だ。

背面に電池を収納するための出っ張りがあるが、横の長さと高さはほかのHHKBと同じ。滑らかで、少ない力でタイピングできる打鍵感も変わらない

電源には単3形乾電池2本を使用する

電源には単3形乾電池2本を使用する

microUSBポートにモバイルバッテリーを接続して使うことも可能

microUSBポートにモバイルバッテリーを接続して使うことも可能

使っていて少し気になったのが省電力機能。5分ほど使用していないとスタンバイ状態になり、キーを押すと復帰する。これは問題ないが、使用していない時間が30分ほど続くと、電源がオフになり、機器との接続も切れてしまう。こうなると、背面の電源スイッチを押さないと復帰せず、復帰するまでに少し待たされる。底面のDIPスイッチでこの自動電源オフを無効化することもできるが、その場合は駆動時間が短くなってしまう。どちらがいいかは使い方次第だろうが、わずらわしく感じる人もいるだろう。

背面の電源ボタンは、自動電源オフからの復帰に利用する

背面の電源ボタンは、自動電源オフからの復帰に利用する

9.7インチiPad Proとの組み合わせで幸せになれる

HHKB BTを9.7インチiPad Proと組み合わせて使ってみた。今回は普段利用している日本語配列モデルを試用したが、やはり、パソコンと同じように使えるのは便利だ。英語配列のキーボードに慣れているのなら別だが、純正のキーボード兼カバー「Smart Keyboard」よりもストレスなくタイピングできた。ひし形が印刷されたキーとスペースキーの組み合わせが「ホーム」に割り当てられている(Macモードの場合)など、慣れは必要だが、タイピング自体は快適そのもの。

厚みはあるがコンパクトで持ち歩きしやすいのもポイントだ。本体サイズは294(幅)×120(奥行)×40(高さ)mm、重量は530g(電池含まず)。電池を入れると少し重く感じるが、カバンに入れて問題なく持ち歩ける重さだ。

9.7インチiPad Proと組み合わせて使ってみたが、使い慣れたキーボードでタイピングできるのは快適そのもの

9.7インチiPad Proと組み合わせて使ってみたが、使い慣れたキーボードでタイピングできるのは快適そのもの

細かな機能と使い心地はHHKB Professional2と同じ

Bluetoothと電源まわり以外の仕様は、HHKB Professional 2と同じだ。静電容量無接点方式を採用しており、軽いタッチでタイピングできる。タイピング音は、小さくはないがうるさいとは感じなかった。外出先で使うなら、打鍵音を30%低減した「Happy Hacking Keyboard Professional Type-S」と同じ静音タイプのほうが好ましいが、コストの関係で今回は通常のタイプを採用したという。

キーピッチは19.05mm、キーストロークは4.0mm。キートップの刻印は、耐久性の高い昇華印刷方式で、長時間使っても刻印が剥げることはない。スタンドは2本の脚を使って、3段階で傾きを変えられる。底面には大きなゴム足が四隅に配置されており、強めにタイピングしても動くことはなかった。

底面のDIPスイッチを使って、Macモードに切り替えたり、左のFnキーをCtrlキーに変更したりできる。対応OSはWindows Vista SP1以降、Mac OS X v10.5以降、iOS 7.1以降、Android 4.0以降となっている。

キートップは昇華印刷方式で刻印されており、長く利用しても剥げることはない

キートップは昇華印刷方式で刻印されており、長く利用しても剥げることはない

DIPスイッチでキーの配置などをカスタマイズできる

DIPスイッチでキーの配置などをカスタマイズできる

長短2本のスタンドを使って、3段階で角度を調整できる。大きめのゴム足で滑ることはない。使い勝手へのこだわりは、長く続くHHKBの伝統だ

スマートデバイスでもHHKBが使える時代に

キーボードは長時間使うものなので、少し価格が高くても気に入ったものを使うべきだ。特にキーボードを多用するライターやプログラマーといった職種の人は、こだわって選びたいところだ。HHKB BTは27,500円と高級キーボードの中でも高価な部類に入るが、5年、6年、7年と長く使うことを考えれば十分に元はとれるだろう。複数の機器を利用している人は、キーボードをHHKB BTの1つにすることで、作業効率が高まるはずだ。ケーブルがわずらしいと感じている既存のHHKBユーザーにとってもHHKB BTは待望のモデルと言える。

三浦善弘(編集部)

三浦善弘(編集部)

パソコン関連を担当する双子の兄。守備範囲の広さ(浅いけど)が長所。最近、鉄道の魅力にハマりつつあります。

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2017.6.24 更新
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