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au、冬スマホ「Xperia XZ」と「isai Beat」を発表

auは、2016年10月18日に、Androidスマートフォンの冬モデルとして「Xperia XZ SOV34」(ソニーモバイル製)と、「isai Beat(イサイ ビート)LGV34」(LG電子製)の2機種を発表した。各機種の特徴を解説しよう。

トリプルイメージセンシング技術を搭載したカメラ機能が特徴
ソニー「Xperia XZ SOV34」

先日お伝えしたソフトバンクに続いて、auからも「Xperia XZ」が発売される。フルHD表示に対応する約5.2インチの液晶ディスプレイを搭載するボディは、サイズが約72(幅)×146(高さ)×8.1(厚さ)mm、重量は約161gだ。背面に神戸製鋼の新素材「ALKALEIDO(アルカレイド)」を採用したボディは、質感が高い。シルエットは従来からの「Xperia X」シリーズを踏襲したものだが、やや丸みを持たせた側面や、表面と裏面の同色カラーなどにより、デザインはいっそう洗練された印象だ。

「Xperia XZ」では、メインカメラが大幅に強化されている。約2,300万画素のイメージセンサーに、広角24mmの「Gレンズ」を組み合わせている。これに加えて、暗い場所での正確かつ高速なオートフォーカスを実現する「レーザーAF」センサー、ホワイトバランスを正確に計測する「RGBC-IR」センサーを新たに搭載し、正確なオートフォーカスで、肉眼の印象に近い自然な色合いの撮影が行える。

加えて、手ブレ補正機能も強化され、従来の上下/左右の角度ブレと回転ブレに加えて、マクロ撮影時に威力を発揮する上下/左右のシフトブレにも対応。合計5軸の手ブレ補正機能を備えた。また、「Xperia X Performance」では採用が見送られていた4Kの動画撮影機能が復活している。いっぽうのサブカメラには、約1320万画素のイメージセンサーを搭載。新機能の「ハンドシャッター」は、カメラに向かって手を広げるだけで、手軽に自分撮りを行えるものだ。

基本性能は、クアッドコアCPU「Snapdragon 820 MSM8996(2.2GHz×4+1.6GHz×4)」に、3GBのRAMと32GBのROMという組み合わせで、OSにはAndroid 6.0.1が採用されるなど、大筋でXperia X Performanceから変更はないが、microSDXCメモリーカードの容量の上限が、従来の200GBから256GBに変更されている。

バッテリー性能では、新たにバッテリー制御技術「いたわり充電」機能を搭載している。これは、ユーザーの利用パターンを学習し、睡眠中の充電をあえて遅らせることで、バッテリーに負荷のかかる100%充電の状態を短く抑えることができるというものだ。
なお、バッテリー容量は2,900mAhとなっており、Xperia X Performanceの2,570mAhよりも容量がアップ。これにともない、バッテリーの持続性を示す指標「電池持ち時間」が、約80時間から約90時間に延長されている。このほか、充電に使うUSBポートの形状が、従来のmicroUSBからUSB Type-Cに変更されており、通常の5V/3Aの充電に加えて、急速充電規格「QuickCharge 3.0」に対応する充電器と組み合わせれば、急速充電も可能だ。

発売は、11月上旬以降を予定している。

Xperia XZは、前モデル「Xperia X Performance」に比べて画面が少し大きくなり、カメラ機能も強化された。Xperiaシリーズの真のフラッグシップモデルとなる製品だ

カラーバリエーションは、左から、ミネラルブラック、プラチナ、フォレストブルー、ディープピンクという4色のラインアップ

Android 7.0をいち早く搭載! サウンド機能にもこだわりを持った1台
LG電子「isai Beat LGV34」

au独自のサブブランドである「isai」シリーズより、5世代目となる新モデル「isai Beat LGV34」が登場した。1440×2560のWQHD表示に対応する液晶ディスプレイは約5.2インチで、ボディサイズは、約72(幅)×149(高さ)×8.0(厚さ)mm、重量は約146gとなっている。また、メインディスプレイとは別にサブディスプレイをボディ前面上部に搭載しており、日付や時間などの情報を表示させたり、ゲームや動画の視聴をしながら新着メッセージの確認ができる。

本機の特徴のひとつはサウンド機能だ。デジタル音源をアナログに変換するD/Aコンバーターを4基搭載し、LGの海外モデル「V10」と比較してノイズを50%低減した、クリアな音質を実現している。ハイレゾ音源の再生にも対応しており、FLAC、ALAC、WAV、AIFFに加え、DSDフォーマットの再生にも対応した。また、接続するイヤホンやヘッドホンにあわせて自動で音声出力を最適化する機能や、左右の音量バランスを細かく設定できる機能も備えている。音量も75段階で調整可能だ。

基本性能は、クアッドコアCPU「Snapdragon 820 MSM8996(2.2GHz×2+1.6GHz×2)」に、4GBのRAMと32GBのROMを組み合わせている。microSDXCメモリーカードスロットは256GBまで動作確認済みだ。

OSに、最新世代のAndroid 7.0を採用している点も注目。Android 7.0の標準機能である2画面のマルチウィンドウ機能や、利用シーンの増えた節電機能「Doze(ドーズ)」などを利用できる。

メインカメラは、約1600万画素で、標準画角レンズと視野角135度の広角レンズという2個のデュアルレンズ仕様となっており、よりワイドな集合写真や風景写真が撮影できるほか、1.8と高いF値を持つため、薄暗い場所でも明るい写真を撮影できる。また、暗い場所で正確なオートフォーカスが行えるレーザーオートフォーカスや、自然な色合いでフラッシュ撮影が行えるデュアルフラッシュも備える。サブカメラは約500万画素で、こちらは視野角120度のレンズと組み合わされている。

バッテリー容量は約3,000mAh。電池持ち時間については現在計測中とのこと。なお、本機も外部インターフェイスにUSB Type-Cポートが採用され、「QuickCharge 3.0」にも対応している。

発売は11月中旬以降を予定している。

最近では珍しいサブディスプレイを搭載する。時計や通知の確認に便利だ

最近では珍しいサブディスプレイを搭載する。時計や通知の確認に便利だ

カラーバリエーションは、左のチタン、右のゴールドの2色が用意される

カラーバリエーションは、左のチタン、右のゴールドの2色が用意される

田中 巧(編集部)

田中 巧(編集部)

FBの友人は4人のヒキコモリ系デジモノライター。バーチャルの特技は誤変換を多用したクソレス、リアルの特技は終電の乗り遅れでタイミングと頻度の両面で達人級。

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