au初のAndroid 7.0搭載機は、今期屈指の高性能モデル

発売直前のハイレゾ音源対応スマホ、au「isai Beat LGV34」速報レポート

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auのスマートフォン冬モデルとして、2016年11月18日に発売される「isai Beat LGV34」は、こだわりのオーディオ機能や、ユニークなカメラ機能を備えた、今期屈指の高性能モデルだ。その魅力や特徴をレポートしよう。

「isai Beat LGV34」は、充実したハイレゾ音源の再生機能や、画角の異なる2個のレンズとセンサーを組み合わせたメインカメラ、そしてau初のAndroid 7.0搭載など、注目ポイントが豊富な、今期屈指の高性能スマートフォンだ

手ごろなサイズのボディに魅力的な機能を詰め込んだauの注目モデル

auのスマートフォンのサブブランドである「isai(イサイ)」は、これまでハイスペックなハードウェアとユニークなユーザーインターフェイスを組み合わせた、高性能ながら親しみやすい製品というコンセプトで展開されてきた。だが、今回の「isai Beat LGV34」(LG電子製。以下、isai Beat)では、そのコンセプトが一新され、オーディオやカメラ機能に注力した高性能スマートフォンに生まれ変わった。

「isai Beat」は、1440×2560のWQHD表示に対応する約5.2インチ液晶ディスプレイを搭載。ボディサイズは、約72(幅)×149(高さ)×8.0(厚さ)mm、最厚部9.0mm、重量は約146gだ。後でくわしく述べるように、本機はかなりの高性能機なのだが、ボディサイズや重量は、このクラスのスマートフォンとしてはむしろ軽い部類で持ちやすい。背面が金属製になっていることもあり、手にした感触もなかなかいい。

1440×2560表示対応の約5.2インチディスプレイを搭載。同サイズの「Xperia XZ」のフルHDディスプレイより高精細

左側面にはボリュームボタンが配置される

左側面にはボリュームボタンが配置される

右側面には、SIMカードスロットおよびmicroSDXCメモリーカードスロットが見える

右側面には、SIMカードスロットおよびmicroSDXCメモリーカードスロットが見える

カラーは、チタン(写真左)と、ゴールド(写真右)の2色。背面は金属製だ

カラーは、チタン(写真左)と、ゴールド(写真右)の2色。背面は金属製だ

メインディスプレイの上部に、サブディスプレイの「セカンドスクリーン」が搭載されているのもユニークな点だ。「セカンドスクリーン」は、メインディスプレイとは別に動作し、日付や時刻、ボリュームやWi-Fiなどの設定、アプリなどのショートカット、連絡先などを表示できる。フルスクリーンで動画を再生している最中でも、中断せずに新着メッセージや時刻を確認できるのは便利だ。

「セカンドスクリーン」は、メインディスプレイの上、サブカメラの隣に配置される

「セカンドスクリーン」は、メインディスプレイの上、サブカメラの隣に配置される

「セカンドスクリーン」で表示できる機能は設定画面でカスタマイズできる

「セカンドスクリーン」で表示できる機能は設定画面でカスタマイズできる

基本スペックを解説しよう。搭載されるCPUは、「Xperia XZ」と同じクアッドコアの「Snapdragon 820 MSM8996(2.2GHz×2+1.6GHz×2)」。このCPUに、4GBのRAMと32GBのROMを組み合わせる。microSDXCメモリーカードスロットは256GBまで対応。OSはAndroid 7.0だが国内で正規販売されるスマートフォンとしては、リファレンスモデルである「Nexus」シリーズを除いて初のAndroid 7.0搭載機となる。このように本機は、最新かつハイスペックな性能を備えているのが大きな魅力だ。バッテリーは、容量3,000mAhで「電池持ち時間」は、約70時間。「Xperia XZ」の約90時間よりもカタログ上のスペック値では、2割ほど短い。

その他の付加機能も十分で、フルセグよびワンセグチューナー、FeliCaポートとNFCポート、IPX5/7等級の防水仕様、IP6Xの防塵仕様、指紋認証センサーなどを搭載している。また、従来のmicroUSBポートの代わりにUSB Type-Cポートが採用されている。

Android 7.0の注目機能、マルチウインドウも利用可能

Android 7.0の注目機能、マルチウインドウも利用可能

下面には、USB Type-Cポートやヘッドホン端子が配置されている

下面には、USB Type-Cポートやヘッドホン端子が配置されている

幅広いハイレゾ音源に対応するほか、圧縮音源のアップスケーリング機能も搭載

本機の特徴のひとつは、高性能なオーディオ機能にある。注目のハイレゾ再生機能では、FLAC、ALAC、WAV、AIFFの各ファイル形式に加えて、最大384kHz /32bitのPCMとDSD512までのDSD形式にも対応する。また、最大384kHzまで対応するアップスケーリング機能も搭載されており、圧縮音源などでもより高音質な再生が行える。

なお、本機は、サウンド専用チップとして、ESS Technology製のSoC(System-on-a-Chip)「ES9218 SABRE」を搭載する。このSoCは、デジタル信号をアナログの音声データに変換するDACを4個内蔵するほか、ヘッドホンアンプとアナログボリュームコントローラー(以下、AVC)も統合されている。内蔵される4個のDACは、音源に対してそれぞれが並列して処理を行い、それらを合成した際に差分となるノイズを最大50%まで(本機のベースとなるグローバルモデル「V10」と比較した数値)削減できるという。そして、同様に内蔵されるAVCがさらにノイズを削減したうえで、ヘッドホンアンプを介して音声として出力する。ワンチップ上でこれら一連の処理が行えることで、低ノイズのサウンドを、イヤホン・ヘッドホンのインピーダンス値を問わずに再生できるのだ。

2016年12月31日までに本機を購入したユーザー全員に、「B&O PLAY」のカナル型イヤホン「B&O PLAY H3」のLG特別モデルまたは、auのうたコイン7,000円分がもらえるキャンペーン「“極上オンガク”プレゼントキャンペーン」も実施される

カメラ機能も特徴的だ。背面のメインカメラは、約1,600万画素のイメージセンサーとF値1.8の標準レンズを組み合わせたものと、約800万画素のイメージセンサーに135°の広角レンズを組み合わせたものという、2系統のカメラユニットを組み合わせており、それぞれを切り替えて使う。また、暗い場所で高速なオートフォーカスを行うレーザーオートフォーカス機能や、調光対応のデュアルフラッシュ、マニュアル撮影機能(シャッタースピード、ホワイトバランス、マニュアルフォーカス、露出補正、ISO感度、アスペクト比、RAWおよびJPEGのファイル形式)機能も搭載されている。

サブカメラは、約500万画素のイメージセンサーに、120°の広角レンズとF値1.9の大口径レンズが組み合わされている。スマホに向かって開いた手を握ることで3秒後にシャッターを切る「ジェスチャーショット」や、顔を認識して自動でシャッターを切る「オートショット」を搭載するほか、LEDフラッシュの代わりに、ディスプレイを使う「フロントカメラサブフラッシュ」も備えており、店内など暗い場所でもきれいな自分撮りが行える。

メインカメラは、標準レンズと広角レンズを切り替えて使うユニークなものだ

メインカメラは、標準レンズと広角レンズを切り替えて使うユニークなものだ

メインカメラの両レンズの画角を比較してみた。左が標準レンズで右が広角レンズのもの。さすがに広角の135°という画角は広い

高性能かつ個性的。見どころの多い1台

通信キャリア各社が今冬に発売するモデルは、かつてのように高性能・高級機ばかりではなく、低価格機やミドルレンジ機も増えている。そんな多様なラインアップの中にあって、この「isai Beat」は、最新CPUである「Snapdragon 820」や4GBの大容量RAM、USB Type-Cポート、Android 7.0といった、魅力的な性能を備えており、今期最高の高性能機といっても過言ではない存在感がある。オーディオやカメラ機能も特徴的で、いずれも本機を選ぶ動機になりうる。11月18日の発売が楽しみな1台だ。

田中 巧(編集部)

田中 巧(編集部)

FBの友人は4人のヒキコモリ系デジモノライター。バーチャルの特技は誤変換を多用したクソレス、リアルの特技は終電の乗り遅れでタイミングと頻度の両面で達人級。

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2017.10.17 更新
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