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フジ医療器、マッサージチェア「サイバーリラックス」の最高峰モデルを発表

2017年6月27日、フジ医療器はマッサージチェア新機種の発表会を行った。今回発表されたのは、同社のハイエンドモデルに位置づけられる「サイバーリラックス マッサージチェアAS-1100」(以下、AS-1100)と、コンパクトサイズながら多機能な「リラックスマスター マッサージチェア AS-690」(以下、AS-690)の2機種。両機種とも、2017年7月1日発売予定となる。

ハイエンドモデル「AS-1100」(右)とコンパクトモデル「AS-690」(左)。ともにカラーバリエーションはブラックとベージュ

使う人の好みに合ったマッサージをかなえる最高峰モデル「AS-1100」が誕生

「AS-1100」は、2001年に初代モデルが発売された「サイバーリラックス」シリーズの最新機種で、同シリーズの開発によって積み重ねてきたマッサージ技術を結集したフジ医療器の最高峰モデル。市場想定価格は48万8,000円(税別)となる。

「AS-1100」は、多種多様なコリや疲れを集中的にほぐすために、各部位に特化したマッサージを行う7分間ミニ自動コース「部位集中技」を12種類搭載しているのが特徴。また、全身へのマッサージやリラックス性の高いマッサージなど、より多くのニーズにこたえられるよう、自動コースを業界最多(メーカー談)の21種類、もみ技は41タイプ搭載した。さらに、31個のエアーバッグで全身を包み込むような「エアーマッサージ」と、筋肉を伸ばしてほぐす「パワーストレッチ」も搭載している。もみユニットには、前モデル「AS-1000」と同様、約12.5cmのもみ玉突出量で筋肉の深層にアプローチする「深層 極メカPRO」を採用し、首筋からお尻までをケア。また、背すじと足裏にヒーターを内蔵しているため、体を温めながらマッサージすることも可能だ。

リクライニング機能を利用していない時の本体サイズは約760(幅)×1,380(奥行き)×1,250(高さ)mm。重量は約78kg。定格時間は30分となる

7分間のコース「部位集中技」は、もみほぐすことを重視した「部位集中マッサージ」が首、肩、肩甲骨、腰、坐骨、脚部の6種類。体を引っ張るようにして伸ばすことで心地よくほぐす「部位集中ストレッチ」は首、背、腰の3種類。さらに、体幹ケアができる「体幹ほぐし技」として背、腰、骨盤の3種類が用意されている。

「部位集中技」の詳細。「AS-1100」では、「部位集中マッサージ」に脚部が加わったほか、「体幹ほぐし技」が追加された

部位集中コースの新機能として搭載された「足裏つかみ指圧」は今回の刷新ポイント。足裏へのマッサージを強化するため、足首から甲を押さえるエアーバッグと足裏専用ローラーを組み合わせて、足裏をつかんで指圧するようなマッサージを行うというものだ。

ローラーは足裏のアーチに剃った形状で、土踏まずから足裏の外側にかけて伸ばし広げるようにマッサージする

ローラーは足裏のアーチに剃った形状で、土踏まずから足裏の外側にかけて伸ばし広げるようにマッサージする

「足裏つかみ指圧」を試してみると、エアーバッグで押さえられている足首もまた気持ちいい。強烈な“ぐりぐり”ではないので、足ツボマッサージが苦手な人でも心地よいと感じられるはず

「AS-1100」の自動コース21種類のうち4種は30分コースで、長時間かけて全身をもみほぐす贅沢なコースになだ。そのほかの17種は16分コースで、30分コースの半分ほどの時間ながら、部位ごとや好みに対応したマッサージコースやストレッチを重点的に行う。

21種類もあるコースの詳細。こんな細かいコース設定やもみ分けは人間でも難しいだろう

21種類もあるコースの詳細。こんな細かいコース設定やもみ分けは人間でも難しいだろう

多種多様な機能を簡単に使いこなせるよう、リモコンはタッチ式で操作しやすいものを採用している。メニューがアイコンと共に表示されるので、操作しやすい

エアーマッサージもストレッチも! コンパクトでも機能充実の「AS-690」

日本の住宅事情では、大きなマッサージチェアの設置スペースをとることが難しいという世帯が多いためか、フジ医療器によれば、昨年よりコンパクトタイプのマッサージチェアの売り上げが好調だという。

「AS-690」はコンパクトながら、もみ玉によるマッサージはもちろん、エアーマッサージ、ストレッチ機能など、充実した自動コースや部位別の専用技を装備したフルスペックのマッサージチェアだ。市場想定価格は25万8,000円(税別)となる。

リクライニング機能を利用していない時の本体サイズは約690(幅)×1,060(奥行き)×1,040(高さ)mm。重量は約61kg。定格時間は20分となる

「AS-690」には、より体感にこだわったもみメカ「GRIP式メカ3.0+(プラス)」を搭載。6つのもみ玉で首からおしりまで部位に合わせてきめ細かいマッサージができるほか、従来の横回転に加えて縦回転を可能にした「360度回転もみ玉」と、もみ玉が首・肩・背中・腰の曲線にフィットしやすくなる「S字フィットフレーム」によって、体に沿ったやわらかなマッサージを実現するという。

マッサージコースは、「首ほぐし」「肩ハード」「肩甲骨」「腰ハード」「尻ほぐし」の専用技を搭載しているほか、26個のエアーバッグで全身を心地よく圧迫して癒すエアーマッサージ機能も備える。また、さらに、エアーバッグで体を固定したうえで体を引っ張って伸ばすストレッチ機能も搭載している。

「GRIP式メカ3.0+(プラス)」では、肩は上玉と中玉でつかんでほぐし、背中は上玉と下玉で広範囲にマッサージ、腰は上玉が突出することで深く刺激、おしりは下玉の突出によって押し上げるようにほぐす

「360度回転もみ玉」の動きは下の動画でチェック。キャスターのような体に沿って流れるような動きで上下移動がよりなめらかになり、より質の高いマッサージが可能になった。なお、もみ玉のセンサーは自動で肩の位置を検出するほか、背中・腰部の位置を自動予測し、プログラムに反映することで体に合わせたマッサージを行ってくれるという。

リモコンはタッチ式ではないが、ボタンごとに部位名やメニュー名がわかりやすくほどこされており、操作に迷うことはなかった

肩部と脚部が収納可能。マッサージをしない時はソファとして使用できる

肩部と脚部が収納可能。マッサージをしない時はソファとして使用できる

実際に試してみると、「AS-1100」に比べてコンパクトなせいか、体にしっかりフィットしてもみ玉が密着するような感覚がかなりいい。「GRIP式メカ3.0+(プラス)」というだけあり、肩甲骨をしっかりつかむようなもみ玉の動きも感じることができた

大泉瑠梨(編集部)

大泉瑠梨(編集部)

美容・健康家電を中心に新製品レポートやレビュー記事を担当。時には体を張って製品の実力をチェックします。

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