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ニッチにもほどがある。ドウシシャから“焼き芋専用”メーカーが登場!

2017年9月5日、ドウシシャは2017年秋冬新商品内覧会を行った。当日発表された製品の中で特に注目を集めていたのが、「焼き芋メーカー Bake Free」(以下、焼き芋メーカー)だ。かき氷器としては異例の10万台という販売数を記録した「電動ふわふわとろ雪かき氷器」など、ニッチな市場でのヒットの実績があるドウシシャだが、この焼き芋メーカーも、かき氷器に続くヒット製品となるだろうか。

焼き芋以外もおいしく焼ける“焼き芋専用”メーカー

「焼き芋メーカー」は、さつまいもを上下のヒーターで外側からまんべんなく加熱することで芯までしっかりと熱を伝え、甘く焼き上げることができるという製品。使い方は、さつまいもを「焼き芋プレート」にセットし、電源を入れて約40分待つだけだ。タイマーは付いていない。なお、さつまいも以外にも、とうもろこしやじゃがいもも丸ごと焼き上げることができる。価格はオープンで、2017年9月に発売予定となっている。

同社は、さつまいもが女性に人気が高いこと、スーパーなどでも通年焼き芋が販売されており需要が見込めること、また、レシピ検索サイト「クックパッド」では、「オーブントースター」との組み合わせ検索ワードで、10月〜翌1月の4か月連続「焼き芋」が1位になっているということから着想を得て開発したという。

ストウブ(staub)の鍋っぽいデザインがかわいらしい。サイズは35(幅)×25(奥行き)×15(高さ)cmで、使用しない時は立てて収納することもできる

「焼き芋プレート」は、6(直径)×22(長さ)cm程度のLサイズ級のさつまいもが収まるサイズ。プレートより小さな芋でもおいしく焼くことができ、プレートからはみ出るサイズの芋の場合も、カットして設置すれば問題ないという。

プレートの表面が凸凹しているのは、芋とプレートの間に隙間を作ることで焦げるのを防止するため。プレートは着脱可能で丸洗いできる

温度は100〜200℃を無段階で調節でき、ちょうど中間あたりの焼き芋に適した温度のところに「焼き芋マーク」がほどこされている

火力の強いトースターでは皮が焦げることがあるが、「焼き芋メーカー」で焼いたさつまいもは皮が焦げにくいので、皮までおいしく食べられそう

焼き芋以外にも、ホットサンドなどの調理に便利な平面プレートも付属する。また、2種類のプレートを活用した12種類のレシピを搭載したレシピブックも同梱されるという。

平面プレートは、耳ごとの食パンが2枚入るサイズ

平面プレートは、耳ごとの食パンが2枚入るサイズ

そのほかの新製品

内覧会では、「焼き芋メーカー」のほかにも、この秋冬に発売される製品が多数発表された。

ヒートショック対策に! タテ・ヨコ・壁かけ可能なヒーター

人感センサー付き壁掛けセラミックヒーター「CHS-122/ SHC-122」は、たて置き、横置き、壁かけが可能なので、脱衣所など狭いスペースでも設置することができる。ヒートショック対策として、お風呂あがりの寒暖差をなくす用途に最適だ。2017年9月に発売予定となっている。

縦置き

縦置き

横置き

横置き

付属の金具を使用すれば、簡単に壁に設置できる

付属の金具を使用すれば、簡単に壁に設置できる

壁にかけた状態でも手入れがしやすいよう、フィルターは横から引き出せる仕様になっている

壁にかけた状態でも手入れがしやすいよう、フィルターは横から引き出せる仕様になっている

上部給水できてお手入れも簡単! 清潔に使える加湿器3種

冬場に必須な家電と言えば加湿器。この秋ドウシシャが発売する加湿器3モデルは、いずれも上部のフタを開けて給水できるので、やかんなどで手軽に給水が可能。タンクは工具なしで取り外しが可能なので、丸ごと洗えて清潔に使用できる。3モデルとも、2017年9月に発売予定。

ハイブリッド式(右)と、超音波式(中央、左)を用意する

ハイブリッド式(右)と、超音波式(中央、左)を用意する

タンクや噴出口には抗菌素材が練りこまれた素材が使用されており、SIAA(抗菌製品技術協会)認定も受けている

技ありシーリングライト2種

「TKCS-S06D」は、被災経験者の「地震後の暗闇が怖かった」という声を受けて開発された停電検知機能付きのシーリングライト。停電時やブレーカーが落ちた時など、電気が供給されない状態でも明かりを確保できるため、ブレーカーのある場所や、避難経路への設置に適しているという。発売は、2017年10月を予定している。

シーリングライトの明るさは3,400lmで、6畳までの部屋に適している。停電時など、かべのスイッチをオンにするか、リモコンの「非常点灯」ボタンを押すことで突然の停電をサポートする。リモコンのボタンは暗闇でも目視できる蓄光ボタン

「DCC-08CM」は、サーキュレーターの役割をするファンを内蔵したシーリングライト。市場のほとんどのシーリングファンは電球タイプで、照度不足で調光ができない。また、サイズが大きくマンションなどには設置できないという不満を、ファンを内側に入れることで解消した。2018年2月に発売予定。

本体の厚みは16cm以下で、マンションなどでも圧迫感なく使用できる。シーリングライトの明るさは3,800lmで、8畳までの部屋に適している

大泉瑠梨(編集部)

大泉瑠梨(編集部)

美容・健康家電を中心に新製品レポートやレビュー記事を担当。時には体を張って製品の実力をチェックします。

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