レビュー

やさしく効果的な歯周ケアを実践! パナソニックの電動歯ブラシ「ドルツ」の最上位モデルをレビュー

歯や歯茎など口腔内の衛生管理は、毎日を健康に過ごすうえでとても重要です。たとえば、歯周病は歯を失う最大の原因。「歯周病になって噛む力が弱くなると肥満になりやすい」「歯周病の原因菌が血管に入るとインスリンの働きを阻害し、糖尿病が悪化する」など、歯周病とメタボリックシンドロームとの関連も指摘されています。また、20歳以下でも軽度の歯周病を持つ人が6〜7割いるそうで、早め早めの歯周病予防が推奨されています。

パナソニックの電動歯ブラシ「ドルツ EW-DT51」

そんな歯周病予防に効果的とされているのが、毎日の歯磨きによる「プラークコントロール」。とはいえ、手磨きですべての歯をムラなく磨くのは大変。そこで有用なのが電動歯ブラシで、筆者も日頃から歯周病対策に電動歯ブラシを愛用しています。

今回はそんな筆者宅に、パナソニックの電動歯ブラシ「ドルツ」の最新モデル「EW-DT51」が届きました。この機会に、「W音波振動によるこだわりの歯周ケア」をうたう同社の最上位機の機能・使用感をじっくり検証していきたいと思います。

「W音波振動」で歯周ポケットも歯と歯の間もパワフルに汚れ除去し、効率的な歯周ケアが可能!

パナソニックによれば、「EW-DT51」は「バス法」「スクラビング法」という歯科医師推奨の磨き方ができる唯一の電動歯ブラシだそう。「バス法」というのは歯と歯茎の間の「歯周ポケット」の汚れをかき出す磨き方のことで、「スクラビング法」は歯と歯の間の歯垢を落とす磨き方を指します。

同モデルは、横方向に約31,000/分ブラシストロークの細かなリニア音波振動を生み出すことで、歯周ポケットの歯垢や歯周病菌を除去し、同時に縦方向への約12,000/分ブラシストロークのたたき磨きで、歯間部の汚れを強力にかき出します。この横と縦の「W音波振動」で、効率的に歯周ケアできる、というわけです。

「EW-DT51」の本体サイズは、約29(幅)×241(高さ)×34(奥行)mm(ブラシ含む)。本体質量は約115gです(ブラシ含む)。「極細毛ブラシ(コンパクト)」「極細毛ブラシ(ラージ)」「クリーン&ホワイトブラシ」「ポイント磨きブラシ」の4種のブラシが付属しています

「EW-DT51」の本体サイズは、約29(幅)×241(高さ)×34(奥行)mm(ブラシ含む)。本体質量は約115gです(ブラシ含む)。「極細毛ブラシ(コンパクト)」「極細毛ブラシ(ラージ)」「クリーン&ホワイトブラシ」「ポイント磨きブラシ」の4種のブラシが付属しています

「バス法」は歯ブラシの毛先を歯と歯茎の境目に45°の角度で当て、細かく動かして磨きます。歯周ポケットのケアに最適です。※画像はパナソニック製品ページより

「バス法」は歯ブラシの毛先を歯と歯茎の境目に45°の角度で当て、細かく動かして磨きます。歯周ポケットのケアに最適です。※画像はパナソニック製品ページより

「EW-DT51」を使うと、約31,000/分ストロークの横振動により、歯にブラシを当てるだけで「バス法」にのっとったブラッシングができます。※画像はパナソニック製品ページより

「EW-DT51」を使うと、約31,000/分ストロークの横振動により、歯にブラシを当てるだけで「バス法」にのっとったブラッシングができます。※画像はパナソニック製品ページより

こちらは「スクラビング法」。歯の外側はブラシの毛先を歯に垂直に当て、歯の内側は45°に当てて磨きます。こちらもバス法と同じく、軽い力でブラシを細かく動かして磨きます。※画像はパナソニック製品ページより

こちらは「スクラビング法」。歯の外側はブラシの毛先を歯に垂直に当て、歯の内側は45°に当てて磨きます。こちらもバス法と同じく、軽い力でブラシを細かく動かして磨きます。※画像はパナソニック製品ページより

約12,000/分ストロークストロークの縦への振動で、歯間を「たたき磨き」。「スクラビング法」を再現し、歯と歯のすき間もしっかり歯垢除去できます。※画像はパナソニック製品ページより

約12,000/分ストロークストロークの縦への振動で、歯間を「たたき磨き」。「スクラビング法」を再現し、歯と歯のすき間もしっかり歯垢除去できます。※画像はパナソニック製品ページより

より薄くなった新型ブラシで奥歯の奥までしっかり磨きやすい

最新モデルは、ブラシ部のヘッドとネックの部分をこれまでにない薄型構造にしたのもポイント。これにより、奥歯の奥の部分までブラシがしっかり届き、よりくまなく歯垢除去できます。さらに、スマホにダウンロードした「ドルツアプリ」とBluetoothで接続し、きめ細かい歯磨きをサポートします。

左が従来モデル「EW-DP53」に付属のブラシで、ヘッド先端の厚みは5mm。ネック部は7.3mmの厚みがあります。右は「EW-DT51」に付属のブラシ。ヘッド先端は3.2mm、ネック部は4.2mmと大幅にスリムになりました

左が従来モデル「EW-DP53」に付属のブラシで、ヘッド先端の厚みは5mm。ネック部は7.3mmの厚みがあります。右は「EW-DT51」に付属のブラシ。ヘッド先端は3.2mm、ネック部は4.2mmと大幅にスリムになりました

ブラシ部には、毛先が太さ約0.02mmの極細毛ブラシを採用。細い毛先が音波振動しながら歯周ポケットに入り込むのだそう。

極細毛ブラシ(コンパクト)」。硬めのブラシ毛の上に3mm出るかたちで極細毛を搭載。これにより、デリケートな歯周ポケットに毛が入りすぎないようになっています

極細毛ブラシ(コンパクト)」。硬めのブラシ毛の上に3mm出るかたちで極細毛を搭載。これにより、デリケートな歯周ポケットに毛が入りすぎないようになっています

「極細毛ブラシ(ラージ)」。口が大きい人はこちらを選んだほうが、より広範囲を一度に磨けます

「極細毛ブラシ(ラージ)」。口が大きい人はこちらを選んだほうが、より広範囲を一度に磨けます

「クリーン&ホワイトブラシ」。1本で歯垢除去と歯の表面の着色汚れ除去が同時に行えます

「クリーン&ホワイトブラシ」。1本で歯垢除去と歯の表面の着色汚れ除去が同時に行えます

「ポイント磨きブラシ」。毛先が歯と歯のすき間に入りやすく、歯並びの悪い部分や歯列矯正など磨きにくい場所もしっかり汚れ除去できます

「ポイント磨きブラシ」。毛先が歯と歯のすき間に入りやすく、歯並びの悪い部分や歯列矯正など磨きにくい場所もしっかり汚れ除去できます

「W-CLEANモード」なら、極細毛ブラシを使っても十分な歯垢除去力を発揮してくれる!

ということで、いよいよ検証開始。「EW-DT51」を手に持つと、細身でかなり扱いやすく感じます。さすがに手磨き用のブラシと比べると重いですが、口の中をこまごま動かす必要がなく、基本はブラシをゆっくり動かしていくだけなので、磨いていて疲れることはありません。

まずは、ブラッシング力がもっとも強い「W-CLEANモード」を試しました。これは「W音波振動」で横磨きと縦磨きを同時に行うモードで、ボタンを押すとまず横振動が始まり、1.5秒くらいで縦振動(たたき振動)が加わります。この縦振動がなかなかパワフルで、歯の表面や歯間の汚れがどんどんかき取られる感覚があります。

いっぽう、横振動は非常に振動が細やかというか、ソフト。極細毛ブラシで磨くと、細くやわらかい毛先で歯周ポケットを傷つけることなく、かつしっかりと歯と歯茎の間の汚れを取ってくれます。

最初に横振動のやさしい磨き心地から始めることで、パワフルな縦振動の強い刺激を緩和できるのは、よく考えられています。個人的には極細毛ブラシと「W-CLEANモード」の組み合わせなら、歯茎に負担をかけずによりしっかり磨けると思いました。

なお、「NORMALモード」と「SOFTモード」は縦振動のないやさしい磨き心地。「W-CLEANモード」の刺激が強すぎると感じたら、まずは「NORMAL/SOFT」から始めてもいいでしょう。

縦振動は、最初はびっくりするほどパワフル。いっぽう、横振動は動きが細かくくすぐったさを感じましたが、縦・横どちらの振動もしばらく経つとまったく気にならなくなりました

縦振動は、最初はびっくりするほどパワフル。いっぽう、横振動は動きが細かくくすぐったさを感じましたが、縦・横どちらの振動もしばらく経つとまったく気にならなくなりました

なお、「EW-DT51」の操作ボタンはひとつだけで、初期設定では「W-CLEAN/NORMAL/SOFT」の3モードを切り替えできます。ひとつのモードで磨き始めたあと、5秒以上経ってボタンを押すと運転停止。メモリー機能付きで、次回使用時にそのモードで運転開始するので、使用のたびにモードを選び直す手間がなくて便利です。

ただし、使い始めなどにすぐ運転停止したい時、ボタンを押すと次のモードに移行するため、すぐ停止できないのはちょっとイライラしました。運転開始/停止ボタンとモード切り替えボタンを別にするか、運転開始/停止は長押しで行うなどするほうが快適かもしれません。

本体のボタンで3モードの切り替えが可能。「●」はW-CLEANモード(オススメモード)、「1」は初期設定ではNORMALモード、「2」にはSOFTモードが割り当てられています。運転開始後5秒以内にボタンを押すと、押すごとに「●→1→2→停止→●」と運転が切り替わります。1と2は、専用アプリを使って自分の好きなモードに変更可能です

本体のボタンで3モードの切り替えが可能。「●」はW-CLEANモード(オススメモード)、「1」は初期設定ではNORMALモード、「2」にはSOFTモードが割り当てられています。運転開始後5秒以内にボタンを押すと、押すごとに「●→1→2→停止→●」と運転が切り替わります。1と2は、専用アプリを使って自分の好きなモードに変更可能です

「ドルツアプリ」を併用すれば、初心者でも“正しい歯磨き”を簡単に実践できる!

続いて、専用の「ドルツアプリ」を使った歯磨きを検証してみました。

App StoreかGoogle Storeから無料の「ドルツアプリ」をスマートフォンにダウンロードしてインストール。Bluetoothがオンになっていれば、「EW-DT51」本体と簡単にペアリングできます。日頃の口腔ケア、歯や歯茎の状態についてアンケートに答えると、ユーザーに適した歯磨きモードを教えてくれます。

スマホと本体のペアリングが完了すると、口の状態やケアの現状についてアンケートが取られます

スマホと本体のペアリングが完了すると、口の状態やケアの現状についてアンケートが取られます

歯茎の状態を答える際は、スマホのミラー画面に自分の口の映像が映り、その場ですぐに確認ができます

歯茎の状態を答える際は、スマホのミラー画面に自分の口の映像が映り、その場ですぐに確認ができます

筆者の場合、オススメモードは「W-CLEAN」でした

筆者の場合、オススメモードは「W-CLEAN」でした

アプリ内では、本モデルを使った歯磨きの正しいやり方を動画で教えてくれます

アプリ内では、本モデルを使った歯磨きの正しいやり方を動画で教えてくれます

画面の指示に従って歯を磨いていきます。歯磨き後に上手に磨けているか、歯ブラシを歯や歯茎に強く押しつけすぎていないかを診断してくれます

画面の指示に従って歯を磨いていきます。歯磨き後に上手に磨けているか、歯ブラシを歯や歯茎に強く押しつけすぎていないかを診断してくれます

歯にブラシを強く押しつけすぎるとナビ画面の周りが赤く囲われ、「押しつけすぎです」と表示が出ます。ただしこの表示は、かなり強い力で無理にブラシを押しつけないと現れません

歯にブラシを強く押しつけすぎるとナビ画面の周りが赤く囲われ、「押しつけすぎです」と表示が出ます。ただしこの表示は、かなり強い力で無理にブラシを押しつけないと現れません

「コースの作成」ページで、より自分に合った設定にカスタマイズできます。ブラッシングの強さと歯磨き時間、歯茎が腫れている場所や歯並びの悪い場所を選んでいくと、場所によって運転強度が変わるほか、歯並びの悪い場所ではよりていねいに磨くよう、ナビが調整されます

「コースの作成」ページで、より自分に合った設定にカスタマイズできます。ブラッシングの強さと歯磨き時間、歯茎が腫れている場所や歯並びの悪い場所を選んでいくと、場所によって運転強度が変わるほか、歯並びの悪い場所ではよりていねいに磨くよう、ナビが調整されます

「コースの作成」ページで、より自分に合った設定にカスタマイズできます。ブラッシングの強さと歯磨き時間、歯茎が腫れている場所や歯並びの悪い場所を選んでいくと、場所によって運転強度が変わるほか、歯並びの悪い場所ではよりていねいに磨くよう、ナビが調整されます

片手にスマホ、片手にドルツで歯磨きするスタイルは快適。スマホを口元に近づけると磨いている様子がよりくわしく確認できます

片手にスマホ、片手にドルツで歯磨きするスタイルは快適。スマホを口元に近づけると磨いている様子がよりくわしく確認できます

ちなみにアプリを使い、極細毛ブラシ×W-CLEANモードで歯を磨いたあと、歯垢染色剤を使って磨き残しをチェックしましたが、歯と歯茎のすき間は予想以上にしっかり磨けていました。いっぽう、磨き残しが目立ったのは八重歯の部分。ここはアプリに頼らず、歯垢染色液やデンタルミラーを使って、磨き残しのないブラッシング方法を自分で探すか、付属の「ポイント磨きブラシ」を使って別途ケアするのがよさそうです。

歯垢染色剤を綿棒で歯に塗布したあと、口をゆすぐと磨き残しがある部分だけ赤く残ります。歯の裏側は、特に八重歯の部分がほとんど磨けておらず、ショックを受けました

歯垢染色剤を綿棒で歯に塗布したあと、口をゆすぐと磨き残しがある部分だけ赤く残ります。歯の裏側は、特に八重歯の部分がほとんど磨けておらず、ショックを受けました

カスタムモードで八重歯の位置と歯並びの悪い位置を指定しておくと、通常のブラッシング後に「ポイント磨きブラシ」を使って八重歯部分を磨くよううながされました。これなら歯垢の取り残しもかなり防げそうです

カスタムモードで八重歯の位置と歯並びの悪い位置を指定しておくと、通常のブラッシング後に「ポイント磨きブラシ」を使って八重歯部分を磨くよううながされました。これなら歯垢の取り残しもかなり防げそうです

また、「EW-DT51」では、従来モデルにあった「磨き時間」の通知タイマーに代わり、「磨きポイント切替お知らせ」機能を搭載。カスタマイズコースでこの機能を「オン」にしておくと、磨く際に同機能が働き、一瞬停止することで次の磨きポイントに移るタイミングを知らせてくれます。ただ、この設定の仕方が取扱説明書に書かれていないのはやや不親切に感じました。

「磨きポイント切替お知らせ」機能は、「コースの各種設定」ページで選択。カスタマイズしたコース(筆者は「ていねい」というコース名で設定しています)の右側にある「レンチマーク」をタッチすると、コース内容の確認ページに入ります

「磨きポイント切替お知らせ」機能は、「コースの各種設定」ページで選択。カスタマイズしたコース(筆者は「ていねい」というコース名で設定しています)の右側にある「レンチマーク」をタッチすると、コース内容の確認ページに入ります

同ページの一番下に、「磨きポイント切替」スイッチがあるので、これを右側にスライドさせると、グレー表示から紺色表示に切り替わり、「オン」の状態になります

同ページの一番下に、「磨きポイント切替」スイッチがあるので、これを右側にスライドさせると、グレー表示から紺色表示に切り替わり、「オン」の状態になります

「コースの各種設定」ページに戻ろうとすると、「カスタムコースを別名で保存しますか?」と聞かれます。ここで別名で保存しないと「磨きポイント切替」の変更は反映されないので要注意です

「コースの各種設定」ページに戻ろうとすると、「カスタムコースを別名で保存しますか?」と聞かれます。ここで別名で保存しないと「磨きポイント切替」の変更は反映されないので要注意です

コース名を改めて入力すると「コースの各種設定」ページに新コースが表示。設定を本体に転送すれば、磨きポイントの切替通知をしてくれるようになります

コース名を改めて入力すると「コースの各種設定」ページに新コースが表示。設定を本体に転送すれば、磨きポイントの切替通知をしてくれるようになります

1時間でフル充電完了。手入れも超ラクで、毎日清潔に歯磨きできる

「EW-DP53」は充電・お手入れもとても簡単。歯磨きが終わったら、ブラシ部分と本体をさっと水洗いし、水気を拭き取った本体を充電台のリング部分に差し込むだけで充電を開始します。

また、ブラシスタンドが洗いやすいのもうれしいポイント。ブラシスタンドは水洗いしたブラシの水が下にたまって水垢が発生しやすいので、簡単に洗えるのは大助かりです。

本体が充電台のリングにしっかり挿さってぐらつきなど一切なし。見た目もすっきりして好印象です

本体が充電台のリングにしっかり挿さってぐらつきなど一切なし。見た目もすっきりして好印象です

歯磨き後の収納・充電の際、他メーカーの充電台に立てかけるタイプだと、本体底部と台座部分がくっつくため汚れがたまりやすいのですが、「EW-DT51」は本体が台座部分から浮いている状態なので汚れがたまりにくく、拭き取りもしやすいです

歯磨き後の収納・充電の際、他メーカーの充電台に立てかけるタイプだと、本体底部と台座部分がくっつくため汚れがたまりやすいのですが、「EW-DT51」は本体が台座部分から浮いている状態なので汚れがたまりにくく、拭き取りもしやすいです

ブラシスタンドはカバー部分を外して、中を簡単に洗浄することができます

ブラシスタンドはカバー部分を外して、中を簡単に洗浄することができます

「EW-DT51」は充電時間が短いのもメリット。約1時間でフル充電が完了し、「W-CLEANモード」や「W-GUMCAREモード」なら約45分、「NORMAL/SOFT/SENSITIVEモード」なら約90分連続運転できます。また、2分のクイック充電で2分磨けるので、充電し忘れでうっかりバッテリーが切れても安心です。

本体を充電台のリングに挿すと赤い充電ランプが点灯し、充電残量を示す青野ランプが点滅。1時間充電すれば、1日2回2分ずつ磨くとして、「W-CLEANモード」なら約11日間使えます。毎日歯磨き後に充電しない(できない)人には大きなメリットでしょう

本体を充電台のリングに挿すと赤い充電ランプが点灯し、充電残量を示す青野ランプが点滅。1時間充電すれば、1日2回2分ずつ磨くとして、「W-CLEANモード」なら約11日間使えます。毎日歯磨き後に充電しない(できない)人には大きなメリットでしょう

「EW-DT51」は持ち歩きに便利な携帯ケース付き。本体に加えて、歯ブラシも2本入れられます。高級感のあるつや消しブラックの筐体は軽量ながら剛性もあり、本体やブラシを保護してくれます

「EW-DT51」は持ち歩きに便利な携帯ケース付き。本体に加えて、歯ブラシも2本入れられます。高級感のあるつや消しブラックの筐体は軽量ながら剛性もあり、本体やブラシを保護してくれます

W音波振動と極細毛ブラシ、アプリ連携など全要素を結集し、やさしく効果的な歯周ケアを実現。シニア層から若者まで、幅広い層におすすめできる!

他メーカーの製品にはない「W音波振動」による磨き心地は予想以上に快適。軽く歯と歯茎の間に当てるだけで汚れがしっかり落とせるので、歯茎への負担も少ないと思います。ただ、すでに歯茎が腫れたり出血したりする人には刺激が強すぎるかも。そういう場合はNORMALかSOFT、SENSITIVEモードから始めて、歯茎に改善が見られてから「W-CLEAN」モードに移行するのがおすすめです。また、歯茎ケアに最適な「W-GUMCAREモード」もぜひ利用してほしい機能です。

コース選択ページで「W-CLEAN」「NORMAL」「SOFT」のほか、「SENSITIVE」「W-GUMCARE」モードも選べます。「SENSITIVEモード」は「SOFT」よりさらに弱い振動で、歯茎を労りながらブラッシングしたい人に最適。「W-GUMCAREモード」は横振動に間欠的に縦振動が加わり、歯茎に刺激を与えます

コース選択ページで「W-CLEAN」「NORMAL」「SOFT」のほか、「SENSITIVE」「W-GUMCARE」モードも選べます。「SENSITIVEモード」は「SOFT」よりさらに弱い振動で、歯茎を労りながらブラッシングしたい人に最適。「W-GUMCAREモード」は横振動に間欠的に縦振動が加わり、歯茎に刺激を与えます

極細毛ブラシは使い心地もよく、デリケートな歯茎にも安心して使えます。毛先がやわらかい分磨き残しが心配でしたが、歯垢染色剤でのチェックでは、歯と歯茎の間もしっかり磨けていました。いっぽう、クリーン&ホワイトブラシは、硬めのエンボス毛を採用し、ステイン(着色汚れ)除去にも効果的。従来モデルよりアタッチメント数は少ないですが、白い歯の維持にも貢献してくれそうです。

薄型ヘッドの採用で奥歯の奥までよりしっかり磨けるようになったのもうれしいポイントで、歯磨きがよりスムーズになったと実感します。特に口が小さめな人には、薄型ヘッドの恩恵は大きいと思います。

そして、よりていねいな歯磨きを望むなら、アプリを使ったブラッシングがおすすめ。歯科医監修の動画を見て、かつ自分の口元の映像も確認しながら歯が磨けるので、磨き残しがさらに減って、正しい歯磨きも身につきます。

ただ、毎回歯を磨くたびにアプリを起動するのはややめんどうかも。個人的には最初の1週間程度アプリを見ながら歯磨きし、あとは週に1〜2回程度アプリを使って磨き方の確認をすることで、正しい磨き方を維持できればと思います。

充電・お手入れに関しては文句なし。1時間で高速充電できるうえ、バッテリー残量なしでも2分充電で2分磨けるのが助かります。充電台が汚れにくく、ブラシスタンドも洗いやすいため、電動歯ブラシをずっと清潔に使い続けられそうです。

「EW-DT51」は虫歯予防だけでなく、歯周病の予防・改善にも同時に取り組みたい人に最適。アプリを利用すれば、電動歯ブラシ初心者も上手に使いこなせるでしょう。歯茎の衰えが気になり始めたミドル世代以降はもちろん、20代・30代の人にも、早め早めの歯周病予防におすすめできる電動歯ブラシです。

平島憲一郎

平島憲一郎

雑誌やWeb媒体において、生活家電の紹介記事やお試し記事を執筆。家電ジャンルは調理家電から掃除機、美容・健康家電など幅広くこなす。夫婦共働きのため、調理など家事も応分に担当(ただしあくまでダンナ目線)。立食いそばも好き。

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