レビュー
いつでもどこでも高い有効塩素濃度で除菌が可能

ドアノブなど触れる前にシュッ!作りたての次亜塩素酸で除菌できるパナソニックの携帯除菌スプレー

除菌への意識が高まっている、このごろ。家に帰って手を洗うだけでなく、外出先でも手を除菌したり、手で触れる前に除菌できるようにアルコール消毒液や除菌シートなどを持ち歩いている人が増えています。そんな人たちに向け、パナソニックが「次亜塩素酸 携帯除菌スプレー DL-SP006」を新たに発売。作りたての“新鮮な次亜塩素酸”を携帯し、ドアノブやトイレの便座など気になるところを除菌できます!

除菌には鮮度の高い次亜塩素酸が必要

「次亜塩素酸 携帯除菌スプレー DL-SP006」(以下、次亜塩素酸 携帯除菌スプレー)は、携帯できるスリムなスティック型でありながら、その本体内に「次亜塩素酸(次亜塩素酸水溶液)」を生成するデバイスを搭載しているのが大きな特徴です。必要なのは、単4形アルカリ乾電池1本と専用の塩水のみ。本体に入れた塩水が電解槽で電極分解され、pH8.5のアルカリ性電解水(次亜塩素酸水溶液)となります。

サイズは19(幅)×20(奥行)×154(長さ)mm。市場想定価格は6,000円前後(税別)

サイズは19(幅)×20(奥行)×154(長さ)mm。市場想定価格は6,000円前後(税別)

上部のキャップを外すとノズルが現れるので、プッシュして噴霧。一般的な携帯用スプレーと同じような構造です

上部のキャップを外すとノズルが現れるので、プッシュして噴霧。一般的な携帯用スプレーと同じような構造です

ただし、次亜塩素酸 携帯除菌スプレーはこの小さな本体内で次亜塩素酸水溶液を生成するのがポイント。陽極と陰極を仕切る隔膜がない電解槽で、塩水を電極分解します。電極を小型化するのと、単4形アルカリ乾電池1本で安定して制御できるようにするのはかなり大変だったとのこと

ただし、次亜塩素酸 携帯除菌スプレーはこの小さな本体内で次亜塩素酸水溶液を生成するのがポイント。陽極と陰極を仕切る隔膜がない電解槽で、塩水を電極分解します。電極を小型化するのと、単4形アルカリ乾電池1本で安定して制御できるようにするのはかなり大変だったとのこと

使用するのに必要な専用の塩水と単4形アルカリ乾電池は同梱されているので、購入後、すぐに使用できます。ただし、同梱されている10個の専用の塩水パックを使い切ったあとは別途購入が必要。別売の塩水パック(DL-SP10D)の市場想定価格は、90個(10の個裝が連なったワンシートが9個)で1,000円前後(税別)となっています

使用するのに必要な専用の塩水と単4形アルカリ乾電池は同梱されているので、購入後、すぐに使用できます。ただし、同梱されている10個の専用の塩水パックを使い切ったあとは別途購入が必要。別売の塩水パック(DL-SP10D)の市場想定価格は、90個(10の個裝が連なったワンシートが9個)で1,000円前後(税別)となっています

単4形アルカリ乾電池は、本体下からセットする仕様。1日1回の運転(電解)で、約1か月使用できるとのこと。ちなみに、同社のアルカリ乾電池「エボルタ」では50回、「エボルタNEO」なら70回と使用できる時間が長くなるので、交換の手間が抑えられます

単4形アルカリ乾電池は、本体下からセットする仕様。1日1回の運転(電解)で、約1か月使用できるとのこと。ちなみに、同社のアルカリ乾電池「エボルタ」では50回、「エボルタNEO」なら70回と使用できる時間が長くなるので、交換の手間が抑えられます

塩水はノズルを外したところから投入。1個(5ml)すべて入れます

塩水はノズルを外したところから投入。1個(5ml)すべて入れます

専用の塩水を入れたあと、本体中央にある「電解スイッチ」を長押しすれば電解が始まります。電解中は青色に点灯するので、消灯してから使用しましょう。1分ほど時間がかかりますが、無音なので場所を問わずに使えます

専用の塩水を入れたあと、本体中央にある「電解スイッチ」を長押しすれば電解が始まります。電解中は青色に点灯するので、消灯してから使用しましょう。1分ほど時間がかかりますが、無音なので場所を問わずに使えます

専用の塩水1個と単4形アルカリ乾電池を入れた状態でも重量は45g。衣類のポケットやポーチに入れておいても、じゃまになる重さやサイズ感ではないので携帯しやすさはバッチリ!

専用の塩水1個と単4形アルカリ乾電池を入れた状態でも重量は45g。衣類のポケットやポーチに入れておいても、じゃまになる重さやサイズ感ではないので携帯しやすさはバッチリ!

わざわざ次亜塩素酸水溶液を生成せず、すでに生成されている次亜塩素酸水溶液をパックにして投入する仕様にしたほうが手間もなくていいのでは? と思われるかもしれませんが、実は、次亜塩素酸水溶液は時間が経つにつれ除菌の効果が弱くなっていくのだそう。本製品で生成された次亜塩素酸水溶液は、生成後約4時間は有効塩素濃度が高い状態(40〜90ppm)を保持できるようになっていますが、さらに、それ以上経過した場合は、再度、電解スイッチを押せば、再び、作りたての状態の次亜塩素酸に復活させることができます。

除菌効果の高い状態を常に維持するため、次亜塩素酸水溶液を生成するデバイスを搭載する必要があったとのこと。なお、次亜塩素酸 携帯除菌スプレーに入れる塩水の濃度が異なると適正な有効塩素濃度で生成されなかったり、作動が途中で止まることもあるので、必ず専用の塩水パックを使いましょう

除菌効果の高い状態を常に維持するため、次亜塩素酸水溶液を生成するデバイスを搭載する必要があったとのこと。なお、次亜塩素酸 携帯除菌スプレーに入れる塩水の濃度が異なると適正な有効塩素濃度で生成されなかったり、作動が途中で止まることもあるので、必ず専用の塩水パックを使いましょう

生成してから何時間経過したかを知る機能は搭載されていませんが、電解は何度行っても問題ないので4時間以上経過したかもしれないと思ったら、念のため電解スイッチを押したほうが安心かも!

生成してから何時間経過したかを知る機能は搭載されていませんが、電解は何度行っても問題ないので4時間以上経過したかもしれないと思ったら、念のため電解スイッチを押したほうが安心かも!

次亜塩素酸による除菌とは、次亜塩素酸含まれるCl+が菌やニオイから電子を奪い、分解してその働きを抑制するというもの。一般的に次亜塩素酸は、菌などの表層だけでなく、内部まで浸透して素早く作用するため、汚れやニオイなどの分解スピードが速く、除菌力にすぐれているそうです

次亜塩素酸による除菌とは、次亜塩素酸含まれるCl+が菌やニオイから電子を奪い、分解してその働きを抑制するというもの。一般的に次亜塩素酸は、菌などの表層だけでなく、内部まで浸透して素早く作用するため、汚れやニオイなどの分解スピードが速く、除菌力にすぐれているそうです

噴霧は複数回。使う頻度によっては塩水パックの消費は高めかも

次亜塩素酸水溶液を生成したあとは、普通の除菌スプレーのように除菌したい物に吹きつければOK。ドアノブやテーブル、便座、衣類、帽子、靴など幅広く除菌できるそうです。革製品については、ものによっては変色のおそれがあるので、目立たないところで試すほうがいいとのこと(革製でない衣類、帽子、靴に使う時にも同様にしたほうが安心かも)。また、金属や木材に噴霧した場合は、サビや変色する可能性があるので、吹きつけた次亜塩素酸水溶液を布などで拭き取るほうがいいそうです。なお、除菌の対象は「物」。身体には噴霧しないようにしましょう。

ワンプッシュでけっこうたっぷりな量が噴霧される印象(下の動画参照)

ワンプッシュでけっこうたっぷりな量が噴霧される印象(下の動画参照)

上の動画はドアノブに噴霧しているシーンですが、複数回プッシュしているのは噴霧の様子を見せるためではありません。実は、取扱説明書に「便座やテーブルなどには5回噴霧、衣類や帽子、靴などには3回噴霧する」と記されているので、それにならった使い方をしました。ドアノブは便座やテーブルより面積が小さいので、もしかすると5回噴霧しなくてもいいのかもしれませんが、1回では足りなそう。
※パナソニックに問い合わせしたところ、1回の除菌で3〜5回噴霧を推奨しているということでした。

5回噴霧したドアノブは、けっこう濡れています

5回噴霧したドアノブは、けっこう濡れています

サビ防止のため、布で拭き取っておきましょう

サビ防止のため、布で拭き取っておきましょう

パナソニックによると、塩水パック1本で約50回噴霧できるということなのですが(実際に試してみたところ、48回噴霧できました)、前述のとおり、1回の除菌に複数回噴霧することが推奨されているため、50回除菌できるわけではありません。外出先でドアノブやトイレの便座、スーパーの買い物かごを除菌すると想定すると、1日1個の塩水パックでは足りない気がします。専用の塩水パックを持参していれば、いつでもどこでも次亜塩素酸水溶液が作れますが、塩水パックや乾電池のコストは人によって大きく差が出そう。

外出先で使用する机や椅子も除菌可能。薬品を使わない、塩水を電子分解した液体というところも安心感があります

外出先で使用する机や椅子も除菌可能。薬品を使わない、塩水を電子分解した液体というところも安心感があります

アルコール系の除菌剤の中には、便座への使用を禁止しているものがありますが、次亜塩素酸水溶液は問題なし!

アルコール系の除菌剤の中には、便座への使用を禁止しているものがありますが、次亜塩素酸水溶液は問題なし!

なかなか洗えないダウンも除菌したいですし……。そう考えると、やはり塩水パックの消費量は多くなりそうです

なかなか洗えないダウンも除菌したいですし……。そう考えると、やはり塩水パックの消費量は多くなりそうです

※変更履歴:以下の方法を追記しました[2021年2月3日 13:40]

ほかにも、エレベーターや自動販売機などのボタン類、会社にある電子レンジ、電車のつり革など、ちょっと考えただけでも除菌したいところはけっこうあるのですが……、こうした物に噴霧するのはちょっと気が引けます

ほかにも、エレベーターや自動販売機などのボタン類、会社にある電子レンジ、電車のつり革など、ちょっと考えただけでも除菌したいところはけっこうあるのですが……、こうした物に噴霧するのはちょっと気が引けます

ということで、噴霧しづらい場所の除菌はどうしたらいいのかパナソニックに聞いてみたところ、エレベーターのボタンなどの電気スイッチには機器内部に次亜塩素酸水溶液が入らないように注意しながら噴霧し、噴霧が難しいようならティッシュやハンカチなどの布に吹きかけてから、それらで拭き取ってもいいということでした

ということで、噴霧しづらい場所の除菌はどうしたらいいのかパナソニックに聞いてみたところ、エレベーターのボタンなどの電気スイッチには機器内部に次亜塩素酸水溶液が入らないように注意しながら噴霧し、噴霧が難しいようならティッシュやハンカチなどの布に吹きかけてから、それらで拭き取ってもいいということでした

なお、次亜塩素酸 携帯除菌スプレーに入れた塩水は1日で入れ替えることが推奨されています。電解スイッチを押せば有効塩素濃度が高い状態に戻すことはできますが、1日で使い切るようにし、使い切れなかった時はノズルを外し、溶液を捨ててください。

ノズルを外せば溶液を捨てることはできますが、もったいないので使い切ったほうがよさげ。プッシュしても噴霧されなくなったら空になったと判断してOKです

ノズルを外せば溶液を捨てることはできますが、もったいないので使い切ったほうがよさげ。プッシュしても噴霧されなくなったら空になったと判断してOKです

ちなみに、塩水(塩化ナトリウム水溶液)などを電気分解してできる水溶液のことを一般的に「次亜塩素酸」と言いますが、製法により、pH値や有効塩素濃度が異なり、その違いにより「次亜塩素酸水」(酸性)、「次亜塩素酸ナトリウム」(アルカリ性)と種類が分かれます。次亜塩素酸 携帯除菌スプレーで生成されるのはpH8.5のアルカリ性電解水(次亜塩素酸水溶液)で、次亜塩素酸水と次亜塩素酸ナトリウムの中間くらい。厚生労働省の基準ではプールの水質基準がpH5.8〜8.6とされているので、本製品で作られる次亜塩素酸水溶液はそれに近い感じですね。

名称が似ているので混同してしまいがちですが、まったく違うものなので気をつけましょう

名称が似ているので混同してしまいがちですが、まったく違うものなので気をつけましょう

中村 真由美(編集部)

中村 真由美(編集部)

モノ雑誌のシロモノ家電の編集者として6年間従事した後、価格.comマガジンで同ジャンルを主に担当。アウトドアからオタク系まで意外と幅広くイケちゃいマス。

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