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斜め45度の刃を搭載した斜め型ミキサー「TIGER EDGE」の実力を見てきた!

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タイガー魔法瓶が、刃を45度の角度に傾けた“斜め型ミキサー”「〈TIGER EDGE〉SLB-A100」(以下、「TIGER EDGE」)を発表。斜めの刃がどのような効果をもたらすのか、2024年7月23日の発売前に「TIGER EDGE(タイガー エッジ)」を見てきました。

市場想定価格は49,800円(税込)。プレミアムミキサーの位置付けですが、どれほどの実力なのか。「TIGER EDGE」で作ったジュースも飲んできました!

市場想定価格は49,800円(税込)。プレミアムミキサーの位置付けですが、どれほどの実力なのか。「TIGER EDGE」で作ったジュースも飲んできました!

角度45度の刃を搭載したミキサーの構造をチェック

「TIGER EDGE」の最大の特徴は、斜め45度の刃。2016年にエレクトロラックスが発売した「EBR9804S」も10度傾いていましたが、本体の台座を傾けて角度を付ける設計でした。それに対し、「TIGER EDGE」は刃の設置角度を45度にし、その刃を回転させるモーターも斜めに配置。45度まで角度を付けた据え置き型のミキサーは、「TIGER EDGE」のほかにはないそう。

普通なら水平に搭載されている刃が斜めに! 設置角度は45度

普通なら水平に搭載されている刃が斜めに! 設置角度は45度

刃の角度に合わせてモーターも斜めに搭載

刃の角度に合わせてモーターも斜めに搭載

刃やモーターが45度で搭載されているため、奧行きは結構あります。ただ、この構造にしたことで、カップの着脱は上下ではなく、前後にスライドさせる仕様となり、本体の上部に棚などがある状態でも使用可能に。高さを抑えたローフォルムで、カップを着脱する上部のスペースが不要なので、これまでミキサーを置けなかった場所でも使えそう。

サイズは171(幅)×352(奧行)×332(高さ)mmで、重量は4.3kg

サイズは171(幅)×352(奧行)×332(高さ)mmで、重量は4.3kg

取っ手を持って、手前に引くとカップが取り出せる仕様。上への移動が少ないので、本体上部に広い空間がない状態でも使えます。また、カップはトライタン(樹脂)製なので軽量。カップの重量は刃とふたが付いた状態で約800gです

取っ手を持って、手前に引くとカップが取り出せる仕様。上への移動が少ないので、本体上部に広い空間がない状態でも使えます。また、カップはトライタン(樹脂)製なので軽量。カップの重量は刃とふたが付いた状態で約800gです

電源コードはコードリール式なので、すっきりと収納できます。電源コードの長さは1m

電源コードはコードリール式なので、すっきりと収納できます。電源コードの長さは1m

刃が斜め45度でかくはん力がアップ!

刃を水平に搭載した一般的なミキサーと、刃を45度の角度で搭載した「TIGER EDGE」は発生する水流がまったく異なります(下の動画参照)。

一般的なミキサーの場合、食材がらせん状にカップ内を回りながら上下に流れ、刃の付近に戻った食材が切削されます。ただ、カップ内を1周するだけでは刃の近くに流れないため、回っているだけの時間も多いそう。それに対し、刃を斜め45度にすると、縦回転の渦水流や逆流の水流が生まれ、カップ内を1周回るたびに刃の近くに食材が流れます。さらに、異なる水流がぶつかることで乱流が発生し、刃に切削される回数がアップ。この水流により、刃に当たらず粉砕されないまま残る“切削残り”の少ない、滑らかな仕上がりを実現します。

速度や進む方向の異なる3つの水流が、食材を刃の近くに誘導

速度や進む方向の異なる3つの水流が、食材を刃の近くに誘導

食材を細かく切らなくていいから下準備が楽!

角度45度の回転と刃が生み出す水流により、切削効率が向上して、滑らかな舌触りのスムージーなどが作れるだけでなく、食材が効率よく刃に当たるため、食材を細かく切る下準備が不要なのもポイントです。230gくらいの小ぶりのりんごなら、芯や種を取り除けばまるごと粉砕できるとのこと(しかも1分程度で粉砕完了)。また、冷凍フルーツや市販の氷(3cm角未満)にも対応しています。

一般的なミキサーの多くは、食材を2〜3cm角にカットしてから投入します。にんじんなどの硬い食材は1cm角と指示してあることも。「TIGER EDGE」はにんじんでさえ、こんな大きさでいいんです!

一般的なミキサーの多くは、食材を2〜3cm角にカットしてから投入します。にんじんなどの硬い食材は1cm角と指示してあることも。「TIGER EDGE」はにんじんでさえ、こんな大きさでいいんです!

意外とこの下準備は面倒なので、ざっくり切るだけで調理できるのは時短にもなって便利。水分の多い果物をカットすると果汁が出てしまいますが、細かくカットしなくていいので、果汁がむだにならないのもいい!

ということで、実際にざっくりと大きめにカットしたにんじんとりんごを使ったジュースを「TIGER EDGE」で作ってみました。

1/3にカットしたりんごとにんじんを使用。このほか、牛乳とはちみつ、氷を入れます。

1/3にカットしたりんごとにんじんを使用。このほか、牛乳とはちみつ、氷を入れます。

カップに入れる食材の順番が指示されることも多いのですが、「TIGER EDGE」は自由に投入してOK。些細な点ですが、細かいことを注意する必要がないのはありがたい。カップの容量は1L

カップに入れる食材の順番が指示されることも多いのですが、「TIGER EDGE」は自由に投入してOK。些細な点ですが、細かいことを注意する必要がないのはありがたい。カップの容量は1L

カップを本体にセット。カップをセットしても、ふたがきちんと閉まっていないと作動しない機能も搭載しています

カップを本体にセット。カップをセットしても、ふたがきちんと閉まっていないと作動しない機能も搭載しています

操作は、回転速度を設定するダイヤルを回すだけ。時間の設定はないので、かくはんを終了する際は「0」に戻します

操作は、回転速度を設定するダイヤルを回すだけ。時間の設定はないので、かくはんを終了する際は「0」に戻します

回転速度の調整は10段階。食感を残したい場合は低速(小さい数字)、滑らかに仕上げたい場合は高速(大きな数字)を設定しましょう

回転速度の調整は10段階。食感を残したい場合は低速(小さい数字)、滑らかに仕上げたい場合は高速(大きな数字)を設定しましょう

今回は滑らかに仕上げたいので「8」でスタート。付属のレシピどおりに2分間かくはんしましたが、20秒くらいで食材の塊はなくなったので、もっと短い時間でもよさそう。

運転音はそれなりにしますが、食材を大きなまま調理できる他メーカーのミキサーと比べれば小さいと思います。モーターのパワーを大きくするのではなく、刃の角度を45度にし、水流を工夫することでかくはん力を向上させいるため、運転音を抑えられたそう。消費電力も410Wと小さめです。

完成したジュース。切削残りはまったくなさそう

完成したジュース。切削残りはまったくなさそう

カップを本体から取り外して移動する際も、カップが軽量なので、中身が入っていてもそれほど重くありません

カップを本体から取り外して移動する際も、カップが軽量なので、中身が入っていてもそれほど重くありません

ふたを取り外してグラスに注ぎます。注ぎやすさも上々

ふたを取り外してグラスに注ぎます。注ぎやすさも上々

注いでいるときからサラサラだなーと思っていましたが、飲んでみても、非常に滑らか! ミキサーで作ったジュースは、たまに食材が残っていることがありますが、「TIGER EDGE」で作ったジュースは目で見ても口に入れても切削残りを感じないほど完全に粉砕されていました

注いでいるときからサラサラだなーと思っていましたが、飲んでみても、非常に滑らか! ミキサーで作ったジュースは、たまに食材が残っていることがありますが、「TIGER EDGE」で作ったジュースは目で見ても口に入れても切削残りを感じないほど完全に粉砕されていました

カップの注ぎ口からの液だれもなし。こういうところもちゃんと配慮されています

カップの注ぎ口からの液だれもなし。こういうところもちゃんと配慮されています

お手入れも楽々

下準備が楽なうえ、「TIGER EDGE」はお手入れが楽なのもいいところ。刃の部分を取り外して洗えるだけでなく、カップとふたは食器洗い乾燥機に対応。カップにリブがないので、とても洗いやすいです。

カップに装着されているものは、すべて分解して洗浄可能

カップに装着されているものは、すべて分解して洗浄可能

一般的なミキサーには水流を調整するためにカップの内側にリブが付いていますが、「TIGER EDGE」は刃の回転で最適な水流が生み出せるのでリブがありません

一般的なミキサーには水流を調整するためにカップの内側にリブが付いていますが、「TIGER EDGE」は刃の回転で最適な水流が生み出せるのでリブがありません

刃は手洗いしなければなりませんが、カップやふたが食器洗い乾燥機で洗えるのはうれしい

刃は手洗いしなければなりませんが、カップやふたが食器洗い乾燥機で洗えるのはうれしい

中村真由美(編集部)
Writer / Editor
中村真由美(編集部)
モノ雑誌のシロモノ家電の編集者として6年間従事した後、価格.comマガジンで同ジャンルを主に担当。気づけば15年以上、生活家電の情報を追い、さまざまな製品に触れています。
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