レビュー

1本で6つのスタイルが楽しめる! 「ストレートアイロン マルチ6Way」を使ってみました

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カールを作るのが意外に難しい……

ストレートに満足したので、次は巻き髪に挑戦です。ちなみに、巻き髪を作るヘアアイロンには、おおまかに分けて2つのタイプがあります。1つが「滑らせるタイプ」。これは、ストレート用ヘアアイロンのように、髪を挟む内側のみ熱板があるタイプ。本体外側は加熱しないので、使用中に火傷の心配がなく、本体を両手で保持できるメリットもあります。もう1つは「巻き付けるタイプ」。これは、熱した丸い棒に髪を巻き付けるタイプ。火傷の心配はありますが、「滑らせるタイプ」よりも強いカールを作れるのが特徴です。

左が今回使用した「滑らせるタイプ」、基本的には髪を挟むヘアアイロンと同形状です。一方、「巻き付ける」タイプは昔ながらの「コテ」の形状(写真はEH-HT55)。棒状の加熱部にクリップがついた形です

EH-HW53は「滑らせるタイプ」のヘアアイロン。滑らせるタイプのヘアアイロンは、髪を挟んで本体を半周から1周回転させ、あとは下に滑らせるだけです。ところが、説明書だと簡単そうなのですが、最初の1回目に出来上がったのは、完全なるストレート。“誰でも簡単”というわけではなさそうです。使いやすさから言えば、グルグルと本体に巻き付けて、数秒待つだけの「巻き付けるタイプ」のほうが、アイロン初心者には簡単かもしれません。

「ヘアアイロンで髪を挟んだら、180から360度本体を回転。そのまま髪の下まで滑らせる」と、説明書を見ると結構簡単そうなのですが……

初の試みは見事に失敗。最後の「滑らせる」ところで、力を入れすぎるとせっかくのカールが伸びてしまうようです

とはいえ、説明書を読みつつ何度か試行錯誤していると、だんだんコツがわかってきました。特に重要なのは、最後にグッと髪を巻き込むこと、そしてゆっくりアイロンを滑らせること。また、滑らせるときに本体に角度をつけるのもポイントのようです。慣れれば「なぜ最初はできなかったんだろう?」と感じます。一度コツを覚えれば、かなり早く作業ができ、ロングヘアーの筆者でも、全体の髪を巻くのにだいたい12分程度。使い慣れれば、もう少しスピードアップしそうです。

ところで、最初はカールにするなら「巻き付けるタイプ」のほうが、シンプルで失敗がないと思っていた筆者ですが、現在はむしろ「滑らせるタイプ」で良かったと思っています。滑らせるタイプは、なんといっても髪を加熱する時間が「巻き付けるタイプ」と比較すると短い! ヘアアイロンを動かしながら加熱するので、1か所の髪が加熱されるのは、せいぜい2〜3秒程度。いっぽう、巻き付けるタイプは、希望するスタイルにもよりますが、髪を本体に巻き付けてから約10秒ほど加熱する必要があります。ヘアアイロンは頻繁に使用すると髪の傷みが気になるので、加熱時間が短いのはうれしいですね。

なんとか一番太い「カール38」での巻き髪が成功。できたカールは、根元を持って上下にビヨンビヨンと動かすと、くっきりとしたカールに仕上がるらしい

一番細い「カール26」(写真左)と、一番太い「カール38」(写真右)でカールを比較したところ

一番細い「カール26」(写真左)と、一番太い「カール38」(写真右)でカールを比較したところ

髪全体をカールさせたところ。ストレートよりもボリュームがあり、華やかな印象に。かなりイメージが変わります

カールにするだけで、アレンジの幅が広がる

ところで、カールすることでやりやすくなったのがヘアアレンジ。特に便利になったのが「お団子ヘアー」作りです。筆者は、暑い夏は髪をお団子まとめています。しかし、髪が長すぎて毛先が団子に収納できず、ピンピンと飛び出ていました。家のなかではよいのですが、さすがに外出するのはためらわれるほど……。ところが、一度カールしてお団子にすると、髪の一部が飛び出てもオシャレなイメージに。これなら、友人の披露宴のドレススタイルなどにも利用できそうです。こういったヘアアレンジは、美容室でお願いすると安くても5千円くらいはかかってしまうので、自分でできるのはうれしいですね。また、見た目がよいだけではなく、髪をカールさせてお団子にすると、髪が滑らないので1日崩れません。これから暑くなる季節。髪をまとめておけば首筋が涼しくて気持ちよく過ごせそうです。

カールを覚えると、「お団子ヘアー」がかなり手軽に。今までは美容院でお願いしていた華やかなスタイルも、アイロンでちゃんとカールしてから作るととても簡単に仕上げることができます

まとめ

今までは、髪をおろす時はドライヤーでブローしていましたが、ヘアアイロンはブローよりストレート、そしてツヤツヤになりました。なにより、ドライヤーを使うより簡単でスピーディーです。今後はドライヤーには戻れそうにはありません。

もちろん、いざという時にカールスタイルが手軽にできるのもうれしい点。ストレートが作れるうえ、3種のカール幅が作れるのに約5,000円(2015年5月20日現在)というのは、かなりコストパフォーマンスが高いと感じます。唯一気になったのは、アタッチメントの収納。色々なアレンジメントができるのはうれしいのですが、アタッチメントが5つもあると意外に収納場所に困りました。

ちなみに、筆者はカールの太さにはあまりこだわりがなく、同じロットばかり使用していました。筆者のようにカールの太さのこだわりがない場合は、「カール32」のアタッチメントのみ同梱の「ミタメアップ ストレートアイロン マルチ 2Way EH-HW12」も選択肢に入れてもいいかもしれませんね。

倉本 春
Writer
倉本 春
パソコン雑誌編集者からドッグカフェオーナーという、異色の経歴を経た家電ライター。家電を活用することで、いかに家事の手を抜くかに日々頭を悩ませている。
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