イベントレポート

淹れて描いて飲んできた! デロンギから横幅15cmのエスプレッソマシン「デディカ」登場

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もっと手軽に! デディカは「カフェポッド」もOK!

やっぱり抽出後のコーヒー粉を捨てるのは面倒……という、筆者のような無精者にうってつけなのが、カフェポッドだ。カフェポッドとは、直径45mmの統一規格サイズのフィルターにコーヒー粉をパックしたもの。ギュギュッと詰めるタンピングの必要がないので、不慣れな人でも失敗なくいつも同じ美味しさのエスプレッソを入れることができるし、抽出後にはこの袋をつまんでサッと捨てることができる。世界中で使用されているため、豊富な種類が流通しているのも魅力だ。

袋に1回分のコーヒー粉がギュッと詰められているカフェポッド。タンピングは不要だ

袋に1回分のコーヒー粉がギュッと詰められているカフェポッド。タンピングは不要だ

デディカには1杯抽出用と2杯抽出用のほかにポッド用のフィルターが付属。ポッド用フィルターに付け替えたらカフェポッドを入れるだけでOK

カフェポッドでも美味しいエスプレッソを淹れることができたので、今度はミルクを泡立てて、ラテアートに挑戦!

フォームドミルク&ラテアートに挑戦!

先に触れたように、デディカにはミルクを蒸気で泡立てる「フロッサー」も搭載されている。筆者はこの機能を持つカフェポッド専用のエスプレッソマシンを持っていたので知っているのだが、ミルクをラテアートに使えるようなフワッフワな状態に仕上げるのは案外難しいのだ(というか、作れた試しがない)。それ以前に、蒸気を上手くミルクに取り込めず、飛び散らかしてしまったり……。

だが、阿部バリスタの実演では、いとも簡単にフワッフワのフォームドミルクを作り、ササッとラテアートを始めたではないか。プロのバリスタが作ったフォームドミルクは、キメ細かく表面がツヤツヤ。コツは、スタバなどでもよく耳にする「ダンダンダンダン! クルクルクル、ダンダンダンダン!」というあの音にあるという。作り方のポイントを教えていただいたので、さっそく実践!

想定外のかわいいクマを描いた阿部バリスタのラテアート。フォームドミルクがフワフワなので、クマの顔が浮き立って見える

まずは本体のスチームボタンを押し、右横の小さなレバーを倒してノズル内の余分な水分を排出

まずは本体のスチームボタンを押し、右横の小さなレバーを倒してノズル内の余分な水分を排出

使用するのは冷たい牛乳(成分無調整)。なお、フォームドミルク作りの容器には、熱伝導率が高いステンレス製ミルクジャグを使うのがおすすめとのこと(別売)

ジャグの中の牛乳にフロッサーのノズルの先を入れ、先ほどのレバーを倒す

ジャグの中の牛乳にフロッサーのノズルの先を入れ、先ほどのレバーを倒す

ゴポゴポゴポーッと牛乳が泡立っていく。同時に温度も上昇。ジャグが触っていられないほど熱くなるその前位に停止するのが目安。だいたい65℃位だそう

次に、十分に泡立ったフォームドミルクを滑らかにするために、中の空気を抜く作業が必要。そのために行うのが、「ダンダンダンダン! クルクルクル、ダンダンダンダン!」というあの音の出る作業だ。かなり強めにテーブルに打ち付ける。この作業を繰り返すことで、以下のようテカテカの美しいフォームドミルクが完成するのだ。

左が泡立て直後、右が空気を抜く作業を行ったフォームドミルク。違いは歴然だ。キメの細かさもツヤ感も全然違う

できあがったフォームドミルクをエスプレッソに注ぐ。最初は高い位置からサーツと注ぎ、後半は低い位置から注ぐのがコツ

念願のラテアート。フォームドミルクの弾力が強く、のんびり描いていても泡がへたらない。専用のピンを使わせていただいたが、これ描きやすい! デディカと一緒にほしくなってしまった(笑)

作ったカフェラテを飲んでみた感想は、「家で作ったカフェラテとは違う! エスプレッソもミルクもコクがあって美味しい!」だ。自分で作ったことからくるひいき目からだろうか? 深みのあるエスプレッソのせいだろうか? 市販の牛乳にこんなコクを感じたのは初めてかもしれない。

イタリア生まれのエスプレッソのお供として、「スフォリテッラ」というイタリアの伝統菓子がふるまわれた。昼食後だったので高そうなカロリーが気になったが、なんとも美味しい!

全自動のハイスペックエスプレッソマシンも体験

デロンギでは、同社曰く“イタリア人のコーヒーにかける情熱がそのままそそぎこまれた”ようなこだわりのハイスペック全自動エスプレッソマシンも、堅調に売り上げを伸ばしているという。今回の体験会では、価格面でもちょっと敷居の高いそれらのモデルの実演も行われたので、紹介しておこう。

まずは、ボタン1つで豆挽きから抽出、フォームドミルク作り、そして内部の清掃までを自動で行うことができる全自動エスプレッソマシン「プリマドンナXS 全自動エスプレッソマシンETAM36365」(以下、プリマドンナXS/現行モデル)。これだけ多機能でありながらコンパクトで、また、操作のしやすさ、手入れの簡単さがウリだという。

ハイスペックながら横幅19.5cmのスリムさも魅力のプリマドンナXS。マイルドな味わいのエスプレッソが淹れられる「カフェジャポーネ機能」がユニーク(日本仕様)。操作パネルはタッチ式を採用

自慢は、ボタン1つでこんな美しい層(2:3の黄金比)の完璧なカプチーノが淹れられることだそう。なんとミルクの泡のサイズも調整できるようになっている

豆を挽くグラインダーは、「アロマ成分」を逃さないよう、摩擦熱が発生しにくく均一に挽ける低速回転コーングラインダーが採用されている

ミルク容器は取り外し式でそのまま冷蔵庫に保管できるほか、「内部自動洗浄機能」により、抽出後はボタン1つで内部を勝手に掃除してくれるなど、“手入れのしやすさ”への工夫が随所にこらされている

コーヒーかすやフィルターユニットの取り出しも簡単。ユニットの洗浄頻度は月に1回が目安だが、サッと水洗いすればOKだそう

また、5月10日に発売予定の全自動エスプレッソマシン「マグフィニカ ESAM03110S」(以下、マグニフィカ)もお披露目された。こちらは、全自動マシンのエントリーモデルという位置づけで、サイズも大きく操作パネルがダイヤル式になっているなど、仕様のちがいはあるものの、基本的な抽出機能はプリマドンナXSとほぼ同じだという。希望小売価格は95,000円となっている。

存在感たっぷりのマグニフィカ。レトロなたたずまいがむしろおしゃれに感じるのはさすがデロンギ。ポンプ圧は15気圧(抽出時9気圧)。サイズは、280(幅)×425(奥行き)×365(高さ)mm

操作パネルはアナログ式で無段階調節に対応。ツマミを回すことで感覚的に抽出量や濃さを調整でき、抽出温度は4段階から選択可能。より自分好みの味にカスタマイズできるようになったという

【関連リンク】
《2018年》全自動もミル付きも!タイプ別のおすすめコーヒーメーカー12選

高橋美幸(編集部)
Writer
高橋美幸(編集部)
家電製品アドバイザー。家電製品を中心にレポート・レビュー記事を担当。趣味は、バイクとカメラと作業中の家電の働き具合を監視すること。特に洗濯機。
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