牛島義之のアウトドアのススメ
牛島義之のアウトドアのススメ

アウトドアで本格的な熱々の焼きたてピザを味わえる「コンパクトピザオーブン」が手軽でイイ!

庭にレンガでピザ窯を作って、週末は仲間を呼んでピザパーティーを楽しむ、なんて憧れはあっても、ピザ窯を作れるような庭はない。そんな人、けっこう多いのでは? そこで“憧れのピザ窯ライフ”を夢見る人に紹介したいのが、BBQグリルに載せるだけで本格的なピザが焼けるONOE「コンパクトピザオーブン」。キャンプでも使えるので、外で焼きたてピザが食べたい人、必見です!

「コンパクトピザオーブン」って、どういうもの?

コンパクトピザオーブンは、BBQグリルに載せて使うオーブン。製品自体はステンレス製のフタのようなもので、熱源は一切ついていません。熱源となるのは、BBQグリルでおこす炭火となります。このオーブンの特徴は、なんと言っても炭火でピザが焼けること。炭火はガスの炎と異なり、燃焼時に水蒸気を発生しないため、ピザがパリッと焼き上がります。さらに、本体の底部分にセットするセラミック製のピザストーンが適度に水分を吸収すると同時に、熱せられた時に発生する遠赤外線で、さらに生地はパリッと! ボディが薄型で重量も3kgと軽いので、持ち運びやすいのも魅力です。

サイズは約375(幅)×290(奥行)×130(高さ)mm、重量は約3kg。正面のフタにはめ込まれた耐熱ガラス製の窓から、食材の焼き具合をチェックできます

本体の内側には、ヒーターなど熱源はありません。温度計のセンサーが装着されているくらいなので、ステンレス製のフタといった感じです

付属品は、ピザストーンとピザピール。このようなパーツはオプションのことが多いので、標準装備というのはありがたいです

ピザを焼いてみよう!

コンパクトピザオーブンという名前からピザ専用のオーブンのように思われがちですが、グラタンやローストビーフ、ケーキ、焼きイモなど、多様なオーブン料理を作ることができます。とはいえ、まずは王道のピザを焼いてみたい!

最初にすべきは、BBQグリルの炭で火をおこし、コンパクトピザオーブンを載せて予熱すること。庫内の温度管理は炭の量で調整するため、炭火に慣れていないと少々とまどうかもしれませんが、付属の取扱説明書やレシピ本を目安にすれば、それほどむずかしくありません。

コンパクトピザオーブン全体が載るBBQグリルで調理可能。今回は、ONOE「イクシードバーベキューコンロ-80 3way」を使用しました(同じメーカー製なので、コンパクトピザオーブンがピッタリとセットできます)。このように、コンパクトピザオーブンの横に余裕があるBBQグリル(Mサイズ以上)なら、オーブン調理をしながら隣でBBQを楽しむこともできます
※コンパクトピザオーブンの横に設置している網は「鉄鋳物グリル2937」(別売)

炭の量は1kgが目安。ピザを焼く場合は、火がおこった炭を左右に分けて配置することで焼きムラを防げます

火をおこしたら、ピザストーンを庫内にセットしたコンパクトピザオーブンをBBQグリルに載せ、予熱スタート

天面に装着された温度計は庫内温度を示しているので、150〜200℃になるまで待ちます。300℃以上になると本体が傷みやすくなるため、過熱し過ぎないように炭の量で温度調整しましょう

適した温度に達したら、予熱完了。今回は、市販の生地(直径22cm)に好きな具材をトッピングしたピザを、投入します。なお、生地の大きさは直径25cm以下でないと収まらないので注意。また、具がこぼれるとピザストーンに焼き付いてしまうので、トッピングはほどほどに!

付属のレシピ本によると、ピザの焼き時間は5〜10分。のぞき窓から焼き加減を確認すると、チーズがいい感じで溶けています。とはいえ、ちょっと見づらいのでフタを開けてみると……生地がちょっと焦げていました! このタイミングで、加熱時間は約4分。意外と早く焼けちゃいました

焼き上がったピザは、ピザピールを使って取り出します。落としてしまわないか心配でしたが、うまく取り出すことができました。周囲が少々焦げてしまいましたが、アウトドアで食べるなら、この程度は許容範囲!

カットして1ピースを持ち上げると、チーズがとろ〜り。高温で短時間で焼き上げるので、生地がサクサクなのはもちろん、アスパラガスも芯までやわらかく、かつ、とてもジューシーです

ピザの裏面もこんがり! これは、ピザストーンのおかげでしょう。パリッとした歯触りで、本格的なピザという感じです

なお、ピザを焼くのと同じ要領で、ほかのオーブン調理も行えます。ただ、料理により加熱温度や時間が異なりますので、付属のレシピ本を参考にしたり、のぞき窓から様子を確認しながら調理しましょう。耐熱容器に入れれば、グラタンやアヒージョ、シチューなどいろいろ作れますが、投入口の高さが8cmほどなので、あまり高さのある容器は入りません。

グラタンは200℃に予熱後、レシピ本のとおり15分加熱。少々焼き色が足りない印象だったので、さらに5分加熱しました

表面の焼き色が薄めだったのですが、底にあるマカロニは少し焦げていました。炭の量や材料の量によって焼き上がり時間は前後しそうですが、レシピを参考にすれば大失敗はしないと思われます

お手入れも簡単!

一般的にオーブンは手入れがめんどうなイメージがありますが、コンパクトピザオーブンは熱源がないため、調理器具と同じように食器用洗剤で洗浄できます。今回、ピザとグラタンを作りましたが、本体には若干の油汚れが付いたものの、さほど気になるレベルではありませんでした。ただ、ピザストーンには黒い焦げ付きが……。ヘラなどで焼け焦げをこそぎ落とし、油汚れは硬く絞った濡れふきんで拭き取って手入れしましょう。ピザストーンは使うにつれて黒ずんできますが、使用には影響ないそうです。

使用後の本体は少しはねた油が付いているだけで、汚れはほとんどありません。これなら濡れふきんで拭く程度でよさそうです

具材がこぼれた部分が黒く焦げてしまいましたが、炭化しているので比較的簡単に取り除くことができました。なお、水分を吸収するピザストーンは水洗いしないほうがいいそうです

まとめ

コンパクトピザオーブンを今回使ってみて、もっとも気に入ったのは“楽ちん”なこと。BBQは肉や野菜の焼け具合を気にしながら裏返したり、食べごろを見極めたりしなければならないため結構忙しいのですが、コンパクトピザオーブンは食材を入れて待つだけ。ゆったりと会話しながら気楽に調理できるので、BBQしている横でコンパクトピザオーブンを使うと、よりアウトドアが楽しめそう。

なにより、焼き上がったピザが本当においしい! 生地は水分が飛んでサクサクで、具材はジューシー。子どももよろこびそうな仕上がりだと思います。ただ、下からの加熱のみなので、食材の上面に焼き色は付きにくい印象。表面の焼け具合だけを見て判断すると、下側が焦げてしまった! という事態になりかねないので注意が必要です。

また、コンパクトピザオーブンを使うにあたり用意しなければならないBBQグリルは、他社製品でも使えますが、ピッタリと収まらない場合、隙間ができ、庫内温度が十分に上がらない可能性も。万全を期すなら、同メーカーのBBQグリルを準備するほうがいいかもしれません。

牛島義之

牛島義之

アウトドア雑誌の副編集長職を経てフリーランスとして独立。以降、アウトドアをはじめ、グッズ、クルマ、旅行などレジャー関連を中心に執筆している。

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