子供のころから“痩せの大食い”の異名を取り、本格的なダイエットとは無縁のえみぞうですが、アラフォー世代に突入して以降は、やはりそれなりに体型維持が難しくなってきたのも現実です。30代もなかばを過ぎると、体重以上に気にすべきは体脂肪率や筋肉量なんですね。体重はキープしているのに、見た目はやはり20代のころとは大きく変化していることに気付いたのは数年前。大慌てして体組成計を購入し、体重は変わらないのに、体脂肪率が増加していることに気付いて、大ショックを受けたものでした。
そして体重は増えていないのに体脂肪が増えているということは、つまり筋肉の量が落ちている証拠。そこから、ジョギングをしたり、自宅で腹筋などの軽いトレーニングをしたりして、なんとか体脂肪率低下に努めました。
ところがまたもや次の難関が訪れます。それは身体の部分ごとに偏りのある筋肉量。この夏、「タニタ食堂」で有名な計量機器メーカー、タニタさんの医療用の高性能な体組成計で分析してもらったところ、ジョギングやウォーキングで日ごろ鍛えている下半身はともかく、上半身の筋肉が著しく少ないという診断結果が出ました。
……これはちょっとした盲点でした。確かに下半身に比べると上半身はあまり鍛えていませんでした。しかも、脂肪評価では、上半身では利き腕である右腕に関しては”少ない”という判定結果でしたが、体幹部と左腕が”多い”という結果になりました。
とはいえ、上半身の筋力を強化すると思っても、腕立て伏せ以外にあまり方法が思いつきません。そこでトレーニンググッズをいろいろと探してみた結果、「これはよさそう!」と購入してみたのが今回ご紹介する商品です。
「La・VIE(ラ・ヴィ) ダイエットリング」です。その名のとおり、直径3cmほどのリング状のトレーニング器具。内側にグラスファイバーのスプリングが入っていて、その反発力を利用してギュッと押す効果でトレーニングができるということなのです。
上半身の筋力トレーニング器具といえば、すぐに思いつくのはダンベルですが、重りを持ち上げるといった動作は、アラフォー世代にとっては腰への負担が気になります。これであれば“押す”動作で鍛えるものなので、そのあたりは心配無用。
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ラバーグリップをしっかりと握って、ギューッと押したり、引いたり……。簡単な動作ですが、鍛えにくい腕の筋肉をトレーニング |
また、この器具の優れている点は、汎用性。二の腕だけでなく、ほかの部位のトレーニングにも使えることです。
たとえば“内腿”。考えてみれば、内腿だけピンポイントで鍛えるトレーニングってあまりないようにも思います。しかしこの器具を両太ももの内側に挟み、腿の力で閉じたり開いたりすれば腿の内側を効率的に鍛えることが可能です。普段部分的に伸ばしにくい内腿の筋肉のストレッチにもなるので意外に気持ちがよく、えみぞうは仕事中やテレビを見たりしながらも腿に挟んで押したり引いたりの動作を繰り返してトレーニングをしているほど。あまり苦痛だったりハードだったりするトレーニングは長続きしないので、それくらい無意識にできてしまうカジュアルさもこの器具の魅力です。
それ以外には、両手を前や上に伸ばしたり、腕を背中側に回した状態で、押したり引いたり。これにより、お腹や胸の筋肉など工夫次第でいろんな部位を鍛えることができます。
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お腹にギュッと押し当ててて、引き締め |
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腿の間に挟んで、足を閉じたり、開いたり。ピンポイントでは鍛えにくい内側の筋肉を鍛えてシェイプアップ! |
見た目はシンプルなのに、普段トレーニングしにくい部分を含めて効果的にトレーニングできる魔法のツール。クルマのハンドルと同じ形状とサイズなので、フックにちょっと掛けておいたり、家具のすき間に置いておいたり、使わない時にも場所を取らず、じゃまにならない点もポイント。二の腕のたるみや産後に骨盤が開いた影響で太くなった腿が気になる人は、明日からでもこれでシェイプアップを図って、年齢にともなう体型の崩れに少しでも抗ってみませんか?