イベントレポート
世界初公開の製品など、注目製品が目白押し!

「春のヘッドフォン祭2017」新製品&注目製品フォトレポート

4月29日と30日の2日間にわたって東京・中野にある中野サンプラザで開催されたヘッドホン・イヤホンの祭典「春のヘッドフォン祭2017」。第19回目の開催となる今回は、ゴールデンウィーク開始直後の開催ということもあり、会場には2日間でのべ9000人が来場。今年も、メーカー各社が本イベントに合わせて新製品発表会を開催したり、未発表の製品を参考展示するなど、イベントは大いに盛り上がった。ここでは、会場に展示されていた多数の製品の中から、注目製品のフォトレポートをお届けしよう。

今回で19回目の開催となる「ヘッドフォン祭」。今年は2日間で延べ9,000人が来場した

今回で19回目の開催となる「ヘッドフォン祭」。今年は2日間で延べ9,000人が来場した

スマホと組み合わせて使用する26gの超小型DAP「PAW Pico」などを展示〜Top Wing Cybersound Groupブース〜

Top Wing Cybersound Groupブースでは、イベント初日の午前中に同社取り扱いブランドの新製品発表会を開催。Lotooの超小型ハイレゾDAP「PAW Pico」と、ENIGMAcousticsのインイヤーイヤホン「Dharma D200」を発表し、ブース展示を行っていた。

「PAW Pico」は、本体サイズ約40.8(幅)×12.6(奥行)×46(高さ)mm、重量約26という超小型のハイレゾDAP。DACチップはTI社製の「3105」で、手のひらにすっぽりと収まるコンパクトボディながら、PCMは192kHzまで、DSDはPCM変換ながら5.6MHzまでサポート。ディスプレイが搭載されておらず、本体搭載の物理ボタン、もしくはBluetoothを使ってスマートフォン用の専用アプリからコントロールする形となっており、さながらハイレゾ版iPod Shuffleといったところだ。ちなみに、内蔵ストレージは32GBで、メモリースロットなどは用意されていない。小型軽量ながら、内蔵バッテリーでは約10時間の連続再生を実現しているのもポイントだ。現時点で発売時期や価格等は未定だが、日本では2万円台半ばの価格を目指しているという。

PAW Pico。本体はかなり小さい PAW Picoの側面。ロックスイッチも用意されている ボリュームダイヤルは日本のアルプス電気製だ アナログ出力は3.5mmのアンバランス1系統 PAW Picoの主な仕様

「Dharma D200」は、同社初となるダイナミック型ドライバー搭載イヤホンだ。10mm径のダイナミック型ドライバー1基というシンプルなドライバー構成を採用し、ダイナミック型ドライバーの利点を最大限に引き出すようにチューニングしているという。なお、同製品はLotooからの熱烈な要望により製品化に至ったということで、ENIGMAcousticsとLotooのコラボモデルとして展開されるという。価格は3万円台前半で、発売日は5月中旬〜下旬ごろを予定しているという。

Dharma D200 ケーブルは直付けでリケーブルには対応していない Dharma D200の主な仕様

カスタムIEMの新モデル「FitEar Custom」を展示。会場では特別価格での先行販売も〜FitEarブース〜

耳型を使ってユーザーの耳の形に合わせて作るカスタムIEMを多数手がけるFitEar。同社のブースでは、先日発表のあったカスタムIEMの新モデル「FitEar Custom」を中心に展示していた。

「FitEar Custom」は、新発想の「ミドルレッグシェル」の採用により、カスタムならではの環境適応能力はそのままに軽快な装着性を実現したというモデル。「FitEar Air」の開発等で得た3Dプリンターのノウハウを活用したり、付属のケースをペリカンケースからセミハードケースに変更することで、低コスト化を実現できたという。なお、ドライバー構成は非公表。価格はオープンだが、会場では先着100名限定ながら、75,000円の特別価格での先行販売も行われていた。

FitEar Custom。付属ケーブルは「FitEar cable 005」だ レッグ部分は、同社の他のカスタムIEMより若干短いミドルレッグシェル仕様となっている

8ドライバー搭載カスタムIEM「ES80」や世界初のアンビエント機構搭載カスタムIEM「EAS」シリーズを展示〜Westoneブース〜

Westoneブースでは、同社のラインアップ全モデルを一堂に展示していたが、なかでも注目を集めていたのが、イベント初日より受注開始となった8ドライバー搭載カスタムIEM「ES80」や世界初のアンビエント機構搭載カスタムIEM「EAS」シリーズだ。

「ES80」は、カスタムIEM「ES」シリーズのフラッグシップモデルで、同社ユニバーサルIEM「W80」同様、高域に4基、中域と低域に各2基の計8基のBAドライバーを搭載。ステージ上での利用を想定しており、「W80」と比較すると、高域のヘッドルームに余裕を持たせ、低域を若干持ち上げたチューニングになっているという。市場想定価格は198,000円前後となっている。

カスタムIEM「ES」シリーズのフラッグシップモデルとなるES80 コンパクトなシェルに8基のBAドライバーを搭載する ES80の主な仕様

「EAS」シリーズは、アンビエント機構を備えたユニバーサルイヤモニ「AM Pro」シリーズをベースに、カスタムIEM化を図った世界初のアンビエント機構搭載カスタムIEMだ。注文時にカスタマイズ可能なアンビエントフィルター(標準は16dBの「WM16」)に加え、外音をまったく入れないソリッドタイプのフィルターの2種類が標準で付属しており、利用環境に合わせてフィルター交換を楽しめるようになっている。ラインアップは、1BAの「EAS10」、2BAの「EAS20」、3BAの「EAS30」の3モデルで、市場想定価格は「EAS10」が69,800円前後、「EAS20」が99,800円前後、「EAS30」が118,000円前後となっている。

EAS30 フェイスプレート部分に取り外し可能なフィルターを搭載 フィルターは標準で2種類同梱されており、使用環境に応じて付け変えることができる アンビエント機構を備えているため、現状では3基のBAドライバーしか搭載できないという EASシリーズの主な仕様

5月発売のFiiO「X5 3rd gen」を先行展示〜小柳出電気商会ブース〜

小柳出電気商会ブースでは、FiiOのハイレゾDAP「X5 3rd generation」が、5月12日の発売に先駆けて展示されていた。

「X5 3rd generation」は、「X5」シリーズの第3世代モデルとなるハイレゾDAP。「X5 2nd generation」までは独自OSを採用しており、操作もスクロールホイールを使ったものだったが、今回の新モデルからOSがAndroid OSとなり、操作も3.97インチのタッチパネル液晶を使ったタッチ操作になるなど、大幅な進化を遂げた。なお、DACチップは旭化成エレクトロニクス製「AK4490EN」をデュアル構成で搭載。「X5」シリーズとして初めて2.5mm4極バランス出力にも対応している。市場想定価格は46,000円前後だ。

FiiO X5 3rd generation 左側面には、ボリュームダイヤルと物理コントロールキーを搭載 右側面には、電源ボタンやmicroSDメモリーカードスロットが用意されている チタニウムカラーの背面 ブラックカラーの背面 電源ボタンまわりのデザインがカラーによって若干異なる 樹脂製とラバー製の2種類のケースが標準付属するのもうれしいポイントだ

10万円切りの新作カスタムIEMの試聴機を用意〜くみたてLabブース〜

カスタムIEMなどを手がけるくみたてLabのブースでは、イベント初日より受注開始となったカスタムIEMの新シリーズ「NEXT 5」の「KL-CORONA」「KL-METEO」「KL-SIRIUS」の試聴機を用意。初日に伺った際は、試聴を求めて多くのユーザーがブースに訪れていた。

「NEXT 5」シリーズは、これまでのカスタムIEMの製作で培った技術を応用しつつ、より多くのユーザーに手が届きやすいように、手ごろな価格を実現したモデル。価格は「KL-CORONA」が70,000円、「KL-METEO」「KL-SIRIUS」が90,000円(いずれも税込)と、10万円を切る価格となっている。

KL-CORONA KL-METEO KL-SIRIUS NEXT 5シリーズは、シェル内部の樹脂充填にも対応。かなりキレイな仕上がりだ

また、先日正式発表されたユニバーサルIEM「TRIO」専用のカスタムイヤピースや、片耳に24基のBAドライバーを搭載した試作機(ネタ)といったユニークな製品も多数展示していた。

ついに正式発売となったTRIO専用カスタムイヤーピース ノズル部分には、フィルターが内蔵されている 片耳に24基ものBAドライバーを搭載した試作機 シェルのありとあらゆるところにBAドライバーを搭載 ここまで大量のBAドライバーが並ぶ様はまさに圧巻
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