選び方・特集

『君の名は。』『ラ・ラ・ランド』も発売! 今こそ観たいUltra HD Blu-rayプレーヤー特集

この夏、映画ビッグタイトルの「Ultra HD Blu-ray」版が次々とリリースされる−−7月26日には、邦画の興行収入ランキングで歴代2位の大ヒットを記録した『君の名は。』が、8月2日には、アカデミー賞で監督賞や主演女優賞など最多6部門を受賞した『ラ・ラ・ランド』がそれぞれUltra HD Blu-rayで登場。今こそUltraHD Blu-rayを再生できる環境を整える絶好のタイミングだ。ここでは、2017年夏時点で購入できるUltra HD Blu-rayプレーヤー/レコーダーをくわしく紹介していこう。

映画『君の名は。』(C)2016「君の名は。」製作委員会

映画『君の名は。』(C)2016「君の名は。」製作委員会

『君の名は。』発売元・販売元:東宝発売日:7月26日価格:Blu-ray コレクターズ・エディション 4K Ultra HD Blu-ray同梱5枚組(初回生産限定) 12,000円+税(C)2016「君の名は。」製作委員会

「Blu-ray コレクターズ・エディション 4K Ultra HD Blu-ray 同梱5枚組(初回生産限定)」は、4K UHD BD+本編BD+特典ディスク3枚、100Pブックレットを始めとした豪華封入特典付き

映画『ラ・ラ・ランド」(C) 2017 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved.Photo credit: EW0001: Sebastian (Ryan Gosling) and Mia (Emma Stone) in LALA LAND.Photo courtesy of Lionsgate.

『ラ・ラ・ランド』ブルーレイ&DVDは 8月2日発売(発売元ギャガ/販売元ポニーキャニオン)。価格は7,800円(C) 2017 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved.

「4K ULTRA HD+本編Blu-ray+特典Blu-ray<3枚組>」は4K UHD BD+本編BD+特典BDの3枚組コンプリート版だ

「4K ULTRA HD+本編Blu-ray+特典Blu-ray<3枚組>」は4K UHD BD+本編BD+特典BDの3枚組コンプリート版だ

Blu-rayよりもさらに高画質なUltra HD Blu-ray

Ultra HD Blu-rayプレーヤー/レコーダーの紹介に進む前に、まずはUltra HD Blu-rayについて簡単に説明しよう。

Ultra HD Blu-rayとは、現行のBlu-rayよりも高画質な映像を収録した次世代のパッケージメディアのことで、「UHD BD」などとも呼ばれている。Blu-rayに収録されているフルHDの4倍にあたる3840×2160ドットの高解像度映像を実現したほか、より広い明暗差を表現できる「HDR(ハイダイナミックレンジ)」や、広色域規格の「BT.2020」に対応し、映像のクオリティがBlu-rayから格段にアップ。DVDより高画質なのがBlu-ray、Blu-rayよりさらに高画質で4K/HDRの映像が収録されているのがUltra HD Blu-rayというわけだ。

従来Blu-rayを上回る高画質を実現したUltra HD Blu-ray

従来Blu-rayを上回る高画質を実現したUltra HD Blu-ray

4K/HDR対応テレビの普及に合わせ、「Netflix(ネットフリックス)」や「ひかりTV 4K」といった4K/HDR対応の映像コンテンツを手軽に楽しめる映像配信サービスが増えてきているものの、一般家庭で体験できる最高画質を体験できるという点では、やはりUltraHD Blu-rayが現時点で最強だ。『君の名は。』『ラ・ラ・ランド』ともに、映像特典、付属品含め豪華なパッケージを選ぶのはもちろん、映像作品を最高画質で余すことなく楽しみたいならUltraHD Blu-rayが最良の選択肢といえるだろう。

Ultra HD Blu-rayプレーヤー/レコーダーの最新ラインアップをチェック!

ここからは、『君の名は。』『ラ・ラ・ランド』の発売に備えてUltra HD Blu-rayの再生環境を準備したい人に向けて、2017年夏時点で購入できるUltra HD Blu-rayプレーヤーのラインアップを紹介しよう。

まずは、日本国内でUltra HD Blu-rayプレーヤーをいち早く投入したパナソニックの製品から。同社が6月16日に発売した「DMP-UB30」は、Ultra HD Blu-rayプレーヤーの入門モデルという位置付けの製品。横幅が非常に抑えられており、非常にコンパクトなデザインに仕上がっているのが特徴だ。

パナソニック「DMP-UB30」

また、2016年モデルの「DMP-UB900」もまだまだ注目度が高い。パナソニックハリウッド研究所(PHL)で培った技術を応用した独自4K対応エンジン「4Kリアルクロマプロセッサplus」を搭載し、いまやAVファンの定番機種となっている。

パナソニック「DMP-UB900」

ソニーからは、6月24日より同社初のUltra HD Blu-rayプレーヤーである「UBP-X800」が登場する。ハイレゾ音源やSACDに対応するなど、マルチな再生能力を備えているのがポイント。Bluetoothの送信機能も備えており、Bluetooth対応ヘッドホンやイヤホンと組み合わせれば、映画や音楽を夜中でも大迫力の音量で楽しめる。

ソニー「UBP-X800」

国内の有機ELテレビ市場で先行するLGエレクトロニクスも、Ultra HD Blu-rayプレーヤー「UP970」を発売している。今回紹介するUltra HD Blu-rayプレーヤーでもっとも安価なモデルながら、HDRの最高画質フォーマットである「DolbyVision」へのアップデート対応が予定されている。

LGエレクトロニクス「UP970」

ホームシアターファン向けの人気ブランドOPPOは、1月よりオーディオ機能の充実した「UDP-203」を発売中。パーツ・筐体をチューンアップしたハイエンド版の「UDP-205」も7月上旬発売を予定している。いずれも「DolbyVision」対応アップデートも実施される予定だ。

OPPO「UDP-203」「UDP-205」

今回紹介したUltra HD Blu-rayプレーヤー6機種のスペックは以下の通り。どの機種を選んでもUltraHD Blu-rayやBD/DVDを再生できるので、高画質・高音質へのこだわりや、ハイレゾ再生、ネットワーク機能などの機能性、予算などから、ぜひベストな1台を選んでほしい。


なお、ここまで再生機能に特化しているUltra HD Blu-rayプレーヤー6機種を紹介してきたが、最近ではテレビ放送の録画ができるレコーダーにもUltra HD Blu-ray対応モデルが登場している。パナソニックの「ブルーレイディーガ UBX7030/4030」「ブルーレイディーガ UBZ2020/1020」シリーズ、シャープの「AQUOSブルーレイ UT3100/ UT2100/ UT1100」シリーズなら、普段使うレコーダーでそのままUltra HD Blu-rayを再生できるので、レコーダー機能もほしいという人は、検討してみるのもいいだろう。

テレビ放送の録画ができるレコーダーにもUltra HD Blu-ray対応モデルが登場(写真は、上からパナソニック「ブルーレイディーガ DMR-UBX7030」、「ブルーレイディーガ UBZ2020」、シャープ「AQUOSブルーレイ BD-UT3100」)


Ultra HD Blu-rayの再生に対応するプレーヤー/レコーダと4K/HDR対応テレビを組み合わせれば、家庭でも最高の環境で作品を堪能できること間違いナシ。7月26日の『君の名は。』、8月2日の『ラ・ラ・ランド』の発売に備えて、ぜひUltra HD Blu-ray再生環境をそろえてみてはいかがだろうか。

折原一也

折原一也

PC系版元の編集職を経て2004年に独立。モノ雑誌やオーディオ・ビジュアルの専門誌をメインフィールドとし、4K・HDRのビジュアルとハイレゾ・ヘッドフォンのオーディオ全般を手がける。2009年より音元出版主催のVGP(ビジュアルグランプリ)審査員。

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