特集
高機能なハイエンドモデルから高コスパモデルまで!続々登場する最新機種も完全網羅!

《2019年》完全ワイヤレスイヤホン一気レビュー!音質や装着感をイヤホンのプロが徹底検証

7. AVIOT「TE-D01g」
IPX7防水&aptX対応!コンパクトなケースで50時間以上のバッテリー性能を確保した注目モデル

AVIOT「TE-D01g」 AVIOT「TE-D01g」を装着したところ

日本人による日本人のためのサウンドと使い勝手を追求した新進気鋭のイヤホンブランド、AVIOTの最新モデル。2017年秋に発表されたミドルクラス「TE-D01a」をフォローする価格帯の製品だが、機能性としては上位モデルに近く、格段のグレードアップを果たしているのが特徴となっている。

そのキーポイントとなっているのがクアルコム社製SoC「QCC3020」の搭載だ。こちらの持つロールスワッピング機能、バッテリー残量に応じてマスターを切り替える機能や電力消費の最適化などによりバッテリー持続時間を大幅に向上させ、約10時間もの連続再生を実現している。また、SBCはもとよりAAC、aptXコーデックに対応したほか、「QCC3020」内蔵のDSP機能を活用した音響調整、さらにはグラフェンコート振動板を採用する6mm口径のダイナミック型ドライバーの採用によって、良質なサウンドを実現したとアピールしている。

イヤホン本体は「TE-D01b」に近いインイヤーモニター的なデザインを採用。さらに、シリコンイヤーチップに加えてフォーム素材も用意することで、装着時にイヤホン本体が落下することを回避している。なお、「TE-D01g」は片側紛失時などに特別価格で代替え品を提供するプログラムも用意しているので、いざというときも安心だ。また、防水機能についてはIPX7レベルが与えられており、外出中の雨などはもちろん、装着したままシャワーを浴びても大丈夫なのはありがたい。

いっぽう、付属するケースはかなり小型なうえ、フタがマグネット開閉式なのでカバンの中で勝手に空いてしまうことがほとんどなく、扱いやすい。さらに、4回ほどのフル充電が行え、トータルで50時間ほどの再生が行えるのもありがたいかぎり。ボディカラーは、ブラック、ネイビー、アイボリー、パールホワイトの4色が用意されている。

さて、肝心の音はというと、アピールどおりJポップとの相性が抜群な元気サウンド。女性ボーカルはグッと前に迫ったはつらつとした歌声を聴かせてくれる。いっぽう、充分なボリュームが確保された低域によって、いつもより幾分パワフルなドラム演奏が楽しめる。上位モデル「TE-D01d」に比べると表現の繊細さなどでかなわない部分も見られるが、聴かせどころをわきまえた、巧みなチューニングだ。

イヤホン重量(片耳):約5g
再生時間:最大10時間
充電方法:専用ケース(内蔵バッテリー併用で50時間以上の再生が可能)
対応コーデック:SBC、AAC、aptX
カラーバリエーション:ブラック、ネイビー、アイボリー、パールホワイト

8. AVIOT「TE-D01d」
ケース込みで100時間超の超ロングバッテリーを実現!クアルコム最新チップ搭載の高コスパモデル

AVIOT「TE-D01d」 ロゴをあしらった大型の物理ボタンを搭載し、操作性はかなり良好 専用ケースには約1800mAhという大容量バッテリーを搭載し、最大100時間以上の音楽再生が可能 AVIOT「TE-D01d」を装着したところ

ジャパンコーディネイトをうたう新進気鋭のイヤホンブランド、AVIOTの新モデル。昨年秋に発表されたミドルクラス「TE-D01a」と上級モデル「TE-D01b」の間に位置する価格設定が為されており、イヤホン本体のデザインは「TE-D01a」と同系統となるが、プッシュボタンや本体カラーの変更などによって、高級感あるデザインにまとめ上げられている。

いっぽう、本体内部には「TE-D01b」に採用されたクアルコム製チップ「QCC3026」を搭載しており、アンテナ配線や搭載位置の変更なども加えて音切れの少なさを実現したほか、イヤホン単体で最大9時間ものバッテリー駆動も実現している。ちなみに本体収納ケースは、先の2モデルと異なるものが付属しており、バッテリーも約1800mAhという大容量を搭載する。こちらを活用することで、なんと100時間以上!もの音楽再生が可能となっているというからすごい。さらに、このケースはモバイルバッテリーとして活用することも可能で、スマートフォンなどに充電を行うこともできる。

装着性に関しては、「TE-D01a」同様3サイズのイヤーチップを用意。加えて、S/L、2サイズのイヤーウイングも付属されていて、確かなフィット感が追求されている。なお、イヤーウイングについては各サイズ2色ずつ同梱されており、気分によって入れ替えるだけでなく、使っているものがくたびれてきたら交換することもできるのも同様だ。

操作系については、「TE-D01b」に対してさらなる進化が施され、音量調整なども可能となった。ドライバーは、グラフェン振動板を採用する6mm口径のダイナミック型ユニットを搭載。コーデックは、SBCのほかAACとaptXにも対応する。ボディカラーはブラック、ダークルージュ、ネイビーの3タイプが用意されている。

サウンドキャラクターとサウンドクオリティに関しては、「TE-D01b」に準ずるイメージ。伸びやかでいて刺さることのないクリアな印象の高域と、必要十分な量感を持つ低域によって、心地よい響きとノリのよさとが絶妙にバランスした良質なサウンドを聴かせてくれる。おかげで、男性ボーカル、女性ボーカルともに肉感のよい、リアリティの高い歌声を楽しませてくれる。

いっぽう、演奏の細部まで聴いていくと、チューニング面でさらなる進化もうかがえた。ピアノは倍音成分がそろっており、一段とピュアな音色に感じられるし、低域のフォーカス感が高まったおかげか、エレキベースの音色もグルーヴ感がしっかり伝わるしまった印象のサウンドに変化している。音質といい使い勝手といい、そして何よりも価格の面で(「QCC3026」を採用しつつこの価格を実現しているのは素晴らしい)、とても魅力的な製品といえるだろう。

イヤホン重量(片耳):約5g
再生時間:最大9時間
充電方法:専用ケース(内蔵バッテリーで10回以上のフル充電が可能)
対応コーデック:SBC/AAC/aptX
カラーバリエーション:ブラック、ダークルージュ、ネイビー

9. アップル「AirPods」(第2世代モデル)
「Siri」による音声操作に対応したAirPodsの第2世代モデル

アップル「AirPods」(第2世代/Wireless Charging Caseモデル) 最新の「H1」チップを搭載し、低消費電力化や接続機器の切り替え速度が向上 Wireless Charging CaseはLEDの位置がケースフロントに変更され、外から確認できるようになった アップル「AirPods」(第2世代モデル)を装着したところ

完全ワイヤレスイヤホンの牽引役にして、ジャンル最大の販売数を誇るアップル純正モデル「AirPods」が新モデルへと進化した。本体に関して外観の変更はほとんど見られず、ケースも同じデザインながら、Qiによるワイヤレス充電に対応したこと(非対応ケース付属の製品も用意される)、LEDが外部に移動されて充電状況が外からわかりやすくなったことなど、いくつかの利便性向上が図られている。

とはいえ、イヤホン本体も情報をよく見てみると、いくつかの性能アップが盛り込まれているのがわかる。「AirPods」はもともと、取り出すだけでiPhoneと簡単に接続でき、左右を意識せず(実際形状的にはLRはあるが)装着するだけで音楽再生を楽しむことができるうえ、同じApple IDを登録したiPadやMacなどとペアリング情報が共有されるため、機器ごとに設定する必要もない。これまでもアップル製品のユーザーには、とても使い勝手のよい製品となっていたのだが、新世代の製品では声で音声アシスタント「Siri」を呼び出せるなど、いくつかの機能性アップも行われている。

これは、ワイヤレスモジュールの変更によって実現した機能性だと思われる。初代「AirPods」では「W1」というチップを採用していたが、新モデルでは「H1」へと変更され、低消費電力化や接続機器の切り替え速度向上など、主に使い勝手の面でグレードアップが行われている。使いやすさを重視した製品作りは、アップルらしい方向性だといえる。

しかしながら、「AirPods」も純然たるオーディオ機器であるのも確か。一番重要なのは、その音質だろう。ということで、さっそくiPhoneに接続して、そのサウンドをチェックしたが、初代「AirPods」に対して、ややニュートラルなサウンドキャラクターにシフトしたイメージだ。初代「AirPods」は、昔のBoseのようなアメリカ東海岸サウンドとも呼ぶべき音色傾向を持ち合わせていたが、最新の「AirPods」は、逆に中域重視のキャラクターが強まり、奔放さよりもまとまりのよさを重視したような印象となった。

ややウォーミーな音色傾向を持ち、女性ボーカルはいつもよりハスキーだが、高域への伸びやかさはしっかりと保たれていて、印象的な歌声を聴かせてくれる。ピアノの響きも伸びやかだ。解像感も高まってくれているのだろう、楽器の音色もリアリティが高まっている。音質については、確実なグレードアップを果たしている印象を持った。機能性といい音質といい、グっと完成度の高まった製品に生まれ変わったと思う。

インナーイヤー型なので、当然音漏れはある。また、街中で耳からポロリとこぼれ落ちた人を何人も見ている(そのうち2人の女性は線路に吸い込まれていった)。電車内で使用する際は音量に気を使う必要があり、歩きながらの使用は(こぼれ落ちるのを回避するためにも)避けてもらいたい製品だが、いっぽうでこの扱いやすさは大きな魅力といえる。特にアップル製品ユーザーにとっては、最有力候補となる製品だ。

イヤホン重量(片耳):約4g(片耳)
再生時間:最大5時間
充電方法:専用ケース(15分の充電で最大3時間の再生、内蔵バッテリーで24時間以上の再生が可能)
対応コーデック:SBC、AAC
カラーバリエーション:ホワイト

10. アップル「AirPods」
iPhoneやMacとの親和性が高いアップル純正イヤホン

アップル「AirPods」 イヤホン本体部分は、iPhone付属の「EarPod」のデザインを踏襲している イヤホン本体は、バッテリー内蔵の専用ケースで充電。専用ケースの充電もLightningケーブルを使う アップル「AirPods」を装着したところ

「AirPods」は、Apple純正となる完全ワイヤレスイヤホンだ。こちらの製品、iPhoneやMacOSとのペアリングがとても簡単にできるのが特徴。ケースを開けると、iPhone上に(AirPodsと)接続するかどうかの画面が表示され、接続を選ぶとペアリングが完了するという、とても扱いやすい接続メニューが用意されている。

また、耳に差し込むだけで自動的に電源がオンになり、片耳でも使えるなど、手軽さにおいてはかなりのレベル。バッテリー駆動時間は5時間だが、充電ケースを使用することで24時間以上のバッテリー駆動が可能となっている点もありがたい。対応コーデックは、AACとSBCだ。

音質は、とてもオーソドックスというべきか、中域のダイナミックな抑揚表現によってノリのいいサウンドを聴かせるタイプ。最高域を欲張らず、低域もちょっとした膨らみがあり迫力を感じるなど、まるで10〜15年前のBOSE製品のような、いい意味で懐かしさを感じる東海岸サウンド。女性ボーカルはややドライよりのニュートラルな歌声を楽しめる。

いっぽうで、LR方向の定位はやや極端。広がり感は大きいものの、センターと左右の間隔が広ぎる印象を持った。奥行き方向の広がり感もあまり感じられない。また、カナル型ではないため、音漏れが大きい点は注意が必要。電車内やオフィスでの使用はボリュームを控えて使ったほうがよさそうだ。

イヤホン重量(片耳):約4g(片耳)
再生時間:最大5時間
充電方法:専用ケース(15分の充電で最大3時間の再生、内蔵バッテリーで24時間以上の再生が可能)
対応コーデック:SBC、AAC
カラーバリエーション:ホワイト

11. SOUL「ST-XS2」
アンダー1万円で買える!外音取り込みやIPX7防水性能も備えた高コスパモデル

SOUL「ST-XS2」 クラムシェル型のオーソドックスなケースを採用。付属のカラビナで引っ掛けて持ち運ぶこともできる SOUL「ST-XS2」を装着したところ

SOULブランド初の完全ワイヤレスイヤホン「ST-XS」の後継にして、9,000円ほどのプライスタグを持つ高コストパフォーマンスモデル。価格はほぼ変わらず、バッテリー性能や防水性能など、機能性のグレードアップが押し進められている。

まず、「ST-XS2」ではバッテリー持続時間を強化。搭載チップの見直しやバッテリーの大容量化などを行うことによって、イヤホン本体の専属再生時間を先代「ST-XS」のおよそ2倍となる5時間まで向上させている。ここまでのロングライフ確保は、ありがたい限り。なお、付属の専用ケースはかなり小柄で扱いやすいものへと変更されているが、充電回数は4回から5回に増加され、トータル25時間もの利用が可能となっている。こちらもかなりのスペックだ。

また、ケースはマグネット式収納を引き継いで採用しているものの、イヤホン本体の取り出しもしやすくなっているなど、サイズやバッテリーだけでなく、使い勝手の面でも工夫が凝らされている。ケースのバッテリー状況を示すLEDは前面に1つのみだが、点滅の数により状況がわかるようになっているため、不便は感じないはずだ。

いっぽう、イヤホン本体の外観については、新たにイヤーフィンが採用され、IPX7の防水性能が与えられるなど、スポーツユースも想定されている様子がうかがえる。実際、IPX7の防水性能があれば、ランニング中の汗だけではなく突然の雨天でも安心。多少気を使う必要があるが、バスルームでの使用なども可能だろう(IPX7は1mの水深に30分間耐えられる)。

このほか、外音取り込み機能も装備する。カラーバリエーションはブラック、ホワイト、ネイビー、ピンクの4色を用意。コーデックはSBCに加えてAACにも対応している。

そのサウンドは、SOULらしいというべきか、メリハリのハッキリした中高域とたっぷりとした量感の低域が組み合わされた、迫力満点のサウンド。パワフルな低域は勢いのあるビートを楽しませてくれるし、高域のヌケのよさによって女性ボーカルはインパクトのある歌声を披露してくれる。それでいて、ただのドンシャリにならないところが「ST-XS2」のいいところ。低域は量感こそ高いが、ある程度のフォーカス感が確保されているため、ベースラインがクッキリとしていてグルーヴ感がよい。また、男性ボーカルも被さることもなく、クリアな歌声が楽しめる。価格も含めたトータルで考えると、よくできた製品だと思う。

イヤホン重量(片耳):-
再生時間:最大5時間
充電方法:専用ケース(内蔵バッテリーで5回のフル充電が可能)
対応コーデック:SBC/AAC
カラーバリエーション:ブラック、ネイビー、ホワイト、ピンク

12. Bose「SoundSport Free wireless headphones」
スポーツユースも想定したBose初の完全ワイヤレスイヤホン

Bose「SoundSport Free wireless headphones」 イヤホン上部にはオンオフ/音量調整ボタンを搭載 充電は専用ケースを使用。満充電で約5時間の音楽再生が可能だ Bose「SoundSport Free wireless headphones」を装着したところ

Bose初となる完全ワイヤレスイヤホン。ジョギングなどのスポーツユースにも配慮されており、本体は防滴仕様となっている。また、本体右側にはオンオフ/音量調整ボタンが配置されており、必要な操作はこちらから直接行えるようになっている。ワンボタンだけではなく、音量の+−まで用意されているのはありがたいきがりだ。また、連続再生時間も5時間と、ほかに類のないロングライフを確保している。2回分の満充電が行える専用ケーズとあわせて、大きなアドバンテージとなっているのは確かだ。

いっぽう、装着感に関しては、本体サイズがかなり大柄なものの、イヤーピースにウイングのついた「StayHear+ Sportチップ」を採用することで、安定した装着感を確保しているとアピールする。実際、試聴時に首を振るなどいろいろと試してみたが、よほど激しい動きをしないかぎり、外れてしまうことはなかった。

音質に関しては、Boseらしいサウンドというべきか、量感のある低域と張り出しのよい中域によって、実体感のあるリアルなサウンドを聴かせてくれた。特に男性ボーカルは、芯のしっかりした歌声に柔らかい低音がわずかに付帯して、なかなかセクシーな歌声に感じられる。チェロなどの弦楽器も、音に深みがあって印象的な演奏に感じられる。Bluetooth、しかも完全ワイヤレスになっても、Boseらしさあふれるサウンドが健在なのはありがたい限りだ。

ただし、注意点がふたつ。こちらの製品、かなり大柄な本体となっているため、女性の中には装着に違和感を覚える人がいるかも。また、「StayHear+ Sportチップ」は完全なカナル型ではないため、多少の音漏れが発生するので、混雑した電車内などでは音量に気をつけたいところだ。

イヤホン重量(片耳):約9g
再生時間:最大5時間
充電方法:専用ケース(内蔵バッテリーで2回分の充電が可能)
対応コーデック:SBC
カラーバリエーション:トリプルブラック、ミッドナイトブルー×イエローシトロン

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