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《2018年》完全ワイヤレスイヤホン一気レビュー! 音質や装着感を徹底検証

完全ワイヤレスイヤホン【2018年7月編】

2016年秋に、Apple「iPhone 7」シリーズがヘッドホン出力端子を廃止して以降、急激に注目度を高めているのがBluetooth方式のワイヤレスヘッドホン&イヤホンだ。実際、ここ1〜2年で過去の数倍に匹敵する新製品が各社から登場。いまやヘッドホン&イヤホンジャンルのなかでも、主流のひとつとなりつつあるのは確かだ。

ヘッドホン出力端子が廃止されたiPhone 7/iPhone 7 Plusの登場で、Bluetooth方式のワイヤレスヘッドホン&イヤホンが急速に拡大している(写真はiPhone 7 PlusとAirPods)

“ワイヤレス”という圧倒的な利便性をもつBluetoothヘッドホン&イヤホンだが、よくよく見てみると、最新モデルのなかにいくつかのトレンドがあることに気がつく。まず、中上級クラスの製品の大半が、aptXやAACなどの高音質コーデックに対応するようになったことだ。

これは、単純にいま主流のBluetoothモジュール(安価なものを除く)がaptXに対応したためで、ひと昔前のようにaptX対応を“自慢”することが差別化のアピールにはならなくなってきている。いま、高音質をアピールしたいのであれば、LDACやaptX HDへの対応が必須だ。とはいえ、音質面での底上げが進んでいることは、いちユーザーとして嬉しい限りではある。

いっぽうで、Bluetoothヘッドホン&イヤホンの低価格化、正確な表現をすると価格帯のワイドレンジ化というのも進んできている。これは、いままで市場になかった3,000円前後のBluetoothイヤホン、5,000円前後のBluetoothヘッドホンといった、エントリー向けの格安モデルが登場してきたからだ。

こちらは、Bluetoothの利便性をより多くのユーザーに提供すべく、音質や耐久性よりも手頃な価格を優先したモデルとなっている。そのため、大半の製品がスタンダードなSBCコーデックしか対応していなかったりするが、圧倒的な説得力を持つ低価格さで、過去にない数の売れ行きを示しているのも確かだ。

そのいっぽうで、LDACやaptX HDをも採用する5万円超の高級モデルも新たに登場してくるなど、いまやBluetoothヘッドホン&イヤホンは、さまざまなタイプや趣向のユーザーに向けた、多彩なラインアップが取り揃うようになってきた。

そういった、幅広い製品ラインアップのなかにあって、ここ最近特に注目を集めているのが、"完全ワイヤレスイヤホン"だ。「トゥルーワイヤレス」や「耳栓型イヤホン」、「左右分離型」など、いろいろな呼ばれ方をしているこちらのタイプ。一般的なBluetoothイヤホンに存在する左右の筐体を結ぶケーブル等を廃して、完全左右独立となったイヤホンとなっている。

そう、ワイヤレスといっても、Bluetoothイヤホンは左右の筐体(耳に装着する部分)をつなぐケーブルが必要となっており、ヘッドバンドで左右をつないでいるヘッドホンはまだしも、イヤホンに関しては、この左右の接続ケーブルの扱いに不満を持っているユーザーが少なからずいたのも確かだ。完全ワイヤレス方式のBluetoothイヤホンでは、左右の筐体それぞれに小型バッテリーを内蔵したり、機器の認識方法を工夫するなど、左右をつなぐケーブルを不要としたのだ。結果、これまでにないほどに身軽なワイヤレスイヤホンが登場することになったのである。

もちろん、完全ワイヤレス方式のBluetoothイヤホンならではのデメリットもある。連続再生時間が短かったり、紛失しやすかったり、スマートフォンに認識させるのにちょっとしたコツが必要だったりする。しかし、充電機能を持った小型ケースが付属していたり、独自の認識方式を採用することで手間なくスマートフォンでも使い始められたりと、最新モデルではさまざまな改善が行われ、デメリットも解消されつつある。

また、2018年に入ってからはさまざまなメーカー/ブランドから次々と新製品が登場し、完全ワイヤレスBluetoothイヤホンはますますの盛り上がりを見せている。そこで、今回から数か月にわたり、完全ワイヤレスイヤホンの新製品を紹介していこうと思う。内容は、音質をメインとしつつも、接続時の手間などユーザビリティも含めレビューさせていただく。もちろん、これまでの製品レビューも別ページに掲載しているので、多くの中〜、自分にとってのベストワンを選び出す参考にしていただけたらと思う。

目次
2018年7月追加分
1. BRAGI「The Dash PRO」
2. Nuforce「BE Free5」
3. NUARL「NT01」
4. hearable LAB「FF-TW10」
5. Jabra「Elite 65t」
2018年6月追加分
6. ソニー「WF-SP700N」
7. サムスン「Gear IconX」
8. パイオニア「SE-C8TW」
9. EARIN「EARIN M-2」
2018年6月以前に紹介した製品はコチラ
10. ソニー「WF-1000X」
11. Bose「SoundSport Free wireless headphones」
12. アップル「AirPods」
13. B&O PLAY「Beoplay E8」
14. ERATO「Apollo7s」
15. JayBird「RUN TRUE WIRELESS SPORT HEADPHONES」
16. NuForce「BE Free8」
17. ERATO「VERSE」
18. GLIDiC「Sound Air TW-5000」
19. YEVO Labs「YEVO1」
20. SOL REPUBLIC「AMPS AIR」

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1. BRAGI「The Dash PRO」
音楽プレーヤーに心拍計、防水対応まで!超多機能な完全ワイヤレスイヤホン

BRAGI「The Dash PRO」 専用ケースはスライド式。5回フル充電できる大容量バッテリーを内蔵 BRAGI「The Dash PRO」を装着したところ

BRAGIは、ドイツのミュンヘンに本拠を置く新進気鋭のブランドで、現在は完全ワイヤレスイヤホンのみをラインアップしており、また企業としての姿勢もイヤホンメーカーというよりヒアラブル(ヒアー+ウェアラブル)デバイスメーカーといったほうが相応しいインしようとなっている。

ちなみに、今回紹介する「The Dash PRO」は上位モデルに位置する製品で、さまざま機能を盛り込まれているのが特徴だ。たとえば、本体には4GBの内蔵メモリーとオーディオプレーヤーソフトが搭載され、スマートフォンなどと接続せず製品単体でも音楽を楽しむことができる。また、心拍センサーや3軸加速度メーター、3軸ジャイロスコープ、3軸磁力計も搭載されており、スマートフォン用の専用アプリと連動させることでランニングやスイミングなどの行動を記録し運動内容を解析することもできる。さらに、内蔵マイクで外音を取り込み音楽と混在させる「オーディオトランスパレンシー機能」やAlexa連携や翻訳アプリ「iTranslate」による40か国語以上の自動翻訳など、ウェアラブルデバイスとして充実した機能を誇る。

また、サウンド面では、ダイナミック型ではなくBA型ドライバーを採用しているのが特徴となっている。加えて、左右本体の接続にはNFMI(近距離磁気誘導)を採用し、高い接続性と低レイテンシーを確保しているとアピールする。なお、コーデックは、SBCとAACに対応する。バッテリーは、約5時間という十分な連続再生時間を誇る。加えて、専用ケースから5回の充電を行うことができるなど、完璧といえるスペックだ。

さて、実際に製品を活用してみると、専用アプリによる活用はなかなかに便利だ。さまざまな機能が盛り込まれているおかげで、スポーツに街中での音楽鑑賞にと、幅広い活用ができる。また、IPX7に対応する、最大水深1m(30分)に耐える防水性能もかなり重宝する。スイミング時に完全ワイヤレスイヤホンを利用する人はそれほど多くないかもしれないが、利用したい人にとっては数少ない選択肢のひとつとなる。そうでなくても、ぬれても湯船の中に落としてもまず大丈夫、というのはとても安心感がある。

実際のサウンドも、なかなかのクオリティ。BAドライバーならではというべきか、距離感の近いリアルなボーカルが楽しめるし、キレのよいダイナミックかメリハリ表現も持ち合わせている。音質はもとより、ウェアラブルデバイスとしての機能性も重視したい人にオススメのモデルだ。

イヤホン重量(片耳):約13g
再生時間:最大5時間(内蔵プレーヤーでの再生時)
充電方法:専用ケース(内蔵バッテリーで5回分のフル充電が可能)
対応コーデック:SBC、AAC
カラーバリエーション:ブラック

2. Nuforce「BE Free5」
IPX5準拠の防水にも対応!グラフェン振動板を採用した完全ワイヤレスイヤホン

Nuforce「BE Free5」 イヤホンチップはスピンフィットと共同開発した専用タイプを付属 専用ケースも非常にコンパクト Nuforce「BE Free5」を装着したところ

コンパクトなサイズ感とスタイリッシュなデザインという特徴を持ち、据え置き型の上級モデルからポータブル機器まで、幅広いラインアップのオーディオ機器を展開してきたNuForce。近年はイヤホンにも力を入れている同ブランドから、完全ワイヤレスイヤホン「BE Free8」の姉妹モデルというべき製品が登場した。それが「BE Free5」だ。

「BE Free8」で好評だった人間工学に基づくイヤホン本体のデザインはほぼそのまま、スポーツ要素に最適なIPX5準拠の防水機能も変わらず保持されているが、ドライバーユニットが変更され、新たにグラフェンコート振動板を採用する5.6mmユニットが採用されている。ドライバーが実質上のアップデートを施されているのにもかかわらず、「BE Free8」よりも安い1.1万円前後の実売価格を実現している、パッケージングの絶妙さに驚く。価値あるものを手頃な価格で提供してくれるのは、嬉しいかぎりだ。

また、イヤーチップも「BE Free8」同様、スピンフィットと共同開発した専用タイプを付属。さらに、音道管の角度調整や、イヤーフックの付属などとも併せて、装着感や遮音性の向上もさらなる追及がなされている。

バッテリーの持続時間は最大4時間とかなりのロングライフを確保。加えて、持ちやすいコンパクトサイズの専用ケースによって、4回以上の充電が可能となっているようで、うまく使いこなせば15時間以上の連続再生を実現できそう。屋外でもバッテリーの心配をそれほどしなくてもよいのは、大変ありがたい。

コーデックは、SBCとAACに対応し、「BE Free8」で対応していたaptX対応は今回省かれた。とはいえ、iPhoneユーザーなどにとってはそれほどウイークポイントにはならないはずだ。また、「BE Free5」ではカラーバリエーションも用意され、「グラファイトブラック」と「ネイビーブルー」の2バリエーションがラインアップされている。

「BE Free8」に対してはややラフな表現にも感じられるが、ニュアンス表現の丁寧さ、音のクリアさなど、基礎体力の高いサウンドはしっかりと保持されている。それに加えて、キレのよい高域が合わさったイメージへと変化している。じっくり聴き比べると低域のフォーカス感など解像度にちなんだ部分で多少の差異が感じられるが、メリハリのあるクリアなイメージの中高域によって、音質的な不足感はほとんど感じられない。逆に、歌声やアコースティック楽器の音色がとても自然で、聴き心地のよさも持ち合わせている。使い勝手と音質の両面から、この価格帯としては充分以上の魅力を持つモデルだ。

イヤホン重量(片耳):約12.6g
再生時間:最大4時間
充電方法:専用ケース(内蔵バッテリーで3回分のフル充電が可能)
対応コーデック:SBC、AAC
カラーバリエーション:ネイビーブルー、グラファイトブラック

3. NUARL「NT01」
使い勝手と接続性に配慮した独自デザインに注目! NUARL初の完全ワイヤレスイヤホン

NUARL「NT01」 イヤホン本体は、使い勝手と接続性に配慮した独特なデザインが印象的だ 専用ケースは持ち運びに配慮してかなり小さめに作られている NUARL「NT01」を装着したところ

音質はもとより、装着感やデザインなどにもきめ細やかな製品作りが特徴の日本発ブランド、NUARL。そのNUARLがはじめて手がけた完全ワイヤレスイヤホンが、この「NT01」だ。

装着感や扱いやすさに細やかな配慮を行うNUARLだけに、イヤホン本体のデザインはなかなかに特徴的だ。まず、装着時にLRの区別、装着方向が分かりやすいよう、完全非対称のデザインが採用されている。また、イヤーチップはノズルの先端に取り付けて耳穴の周囲を塞ぐ「フィッティングタイプ」と、ノズルの奥側に取り付けてより深く耳に入り遮音性を高める「プラグインタイプ」2種類を付属。音質や装着感などの好みに合わせて選ぶことができる。さらに、イヤーフックも付属。確かな装着感も追求されている。

操作ボタンは、誤操作を防ぐためにイヤホン本体上部に配置されている。一般的な完全ワイヤレスイヤホンだと、ハウジング外側が操作ボタンになっていることが多く、装着感を微調整する際に誤ってボタンを押してしまうことが多々あるが、そういったことなのいよう、確実な操作ができるように「NT01」では本体の上側に斜めに操作ボタンが配置されている。実際、このデザインだとかなり使いやすい。こういった配慮は、NUARLならではのアドバンテージといえるだろう。ちなみに、イヤホン本体内部にはナノコーティングによる撥水処理が施され、IPX4相当の耐水性が確保されているとのこと。スポーツユースなどにも、充分活用できそうだ。

もうひとつ、特徴的な部分がある。それは、完全ワイヤレスイヤホンの大きなデメリットとされる、接続の安定性だ。完全ワイヤレスイヤホンは、電波環境が悪い街中などでは音切れが発生しやすく、それに対してそれぞれの製品がさまざまな工夫を凝らしているが、もともとBluetoothを得意とするメーカーだけあって、接続性に関していろいろな検証を行い、筐体デザインやアンテナの配置などに工夫を凝らすことで実質的な音切れの少なさを追求しているという。実際、かなり過酷な場所でチェックしてみた(ほぼ全製品が必ずといっていいほど音切れする劣悪な環境で試してみた)が、確かに音切れは発生するものの、再接続までの回復も早く、それほど強いストレスを感じることはなかった。比較的、良好な接続を保持している製品といえるだろう。

連続再生時間は、約5時間と理想的な数値を確保。イヤホン本体を収納する専用ケースからの充電も含め、約12時間の利用が可能となっている。対応コーデックは、SBCとAACの2種類だ。

そのサウンドはというと、カラッとした、ややドライな音色傾向が特徴。実は、他のNUARL製品もそういったサウンドキャラクターを持ち合わせている傾向があるのだが「NT01」も同様で、音のキレがよく、ハリのある高域とフォーカスの高い低域によって、明瞭度の高いクリアなサウンドを楽しませてくれる。おかげで、ピアノなどはのびのびとしたインパクトのある演奏を聴けるし、チェロやベースなどの楽器も音階がハッキリとしていて強い躍動感を感じる。使い勝手に加え、音質面でも魅力あるモデルだ。コストパフォーマンスも、かなりのレベルといえるだろう。

イヤホン重量(片耳):約5g
再生時間:最大5時間
充電方法:専用ケース(内蔵バッテリーで1.2回分のフル充電が可能)
対応コーデック:SBC、AAC
カラーバリエーション:マットブラック、ブラックシルバー

4. hearable LAB「FF-TW10」
縦長のユニークな本体に大容量バッテリーを搭載し、約7時間の連続駆動に対応!

hearable LAB「FF-TW10」 縦長のイヤホン本体に大型バッテリーを内蔵することで、約7時間の連続駆動に対応 充電は付属のケーブル経由で行う形だ イヤホン本体と充電ケーブルを一緒に持ち運べるシリコンケースも付属 hearable LAB「FF-TW10」を装着したところ

finalなどを取り扱うS'NEXTが新たに手がける新ブランド、hearable LAB。ノイズキャンセリング・イヤホンの開発で知られる保坂明彦氏と、4K Ultra HD Blu-rayの規格策定に携わった田坂修一氏の両名がタッグを組んで立ち上げた新しいオーディオブランドの初製品となるのが、完全ワイヤレスイヤホン「flapFit FF-TW10」だ。

最大の特徴といえば、耳栓型の多い完全ワイヤレスイヤホンのなかにあって、縦長の本体デザインを採用していることだろう。アップルのAirPodと同じようなカタチだが、デザインコンセプトはまったくといっていいほど異なっていて、装着すると小型のワイヤレスレシーバーユニットのようにも見える。このため、イヤホン本体が多少動いても頬に近い部分の耳たぶに当たって押されるため、一般的な完全ワイヤレスイヤホンのようにポロリとこぼれ落ちてしまうことがほとんどない。接続性に配慮されたデザインなのだろうが、ノズルまわりのデザインやfinal製のイヤーチップも相まって、結果的には確かな装着感を持つ製品に仕上がっている。このあたりは、「flapFit FF-TW10」ならではのアドバンテージといってよさそうだ。また、防滴性もアピールされており、スポーツなどの利用にも配慮されている。

いっぽう、バッテリーは高い信頼性を持つドイツVARTA社製のものをチョイス。大容量タイプを採用することで、約7時間の連続再生が可能という、望外のスペックを誇る。その代わりに、専用ケースはなく、充電は直接本体にケーブルを接続して行うようになっている。完全ワイヤレスイヤホンはその小ささから何処に置いたか見失いやすく、さらに他社製品が提供している専用ケースからの充電も大いに便利だったりする。「flapFit FF-TW10」にも、専用ケースが付属して欲しかったところだ。このあたりは、新モデル等での対処に期待したい。

肝心のサウンドはというと、クリアで清々しいイメージのサウンドキャラクターが持ち味。解像感は必要十分なレベルだし、抑揚表現も派手な印象はないが、ディテール表現が巧みで、音がとても自然に聴こえる。ピアノの倍音のノリがよかったり、チェロの演奏がとても丁寧に感じられたりと、キレイに整った良質なサウンドにまとめ上げられているのだ。

また、音楽ジャンルを選ばない素直な音色傾向も魅力。RADWIMPSを聴くと、キレのよい演奏はそのままに、ギターのエフェクターやざわついたりハイハットやシンバルの音が鋭すぎたりせず、なんとも聴き心地のよいサウンドを楽しませてくれる。ボーカルも一歩前に出てきたかのような、印象の強い歌声を楽しませてくれ、聴かせどころをわきまえたセンスのよさを感じる。

デザインや使い勝手では多少好き嫌いが分かれるかもしれないが、こと音質に関しては完全ワイヤレスイヤホンとしては望外といえるレベルの完成度を持ち合わせている。耳からこぼれ落ちにくい装着感の高さも含めて、なかなかに魅力的な製品といえるだろう。

イヤホン重量(片耳):約9g
再生時間:最大7時間
充電方法:専用充電ケーブル
対応コーデック:SBC、AAC
カラーバリエーション:ブラック

5. Jabra「Elite 65t」
Siri/Googleアシスタント/Alexaに対応! ヘッドセットの老舗メーカーが手がける完全ワイヤレスイヤホン

Jabra「Elite 65t」 イヤホン本体。丸型ボディから飛び出している部分にマイクが内蔵されている 専用ケースからは2回分の充電が可能 Jabra「Elite 65t」を装着したところ

デンマークに本拠を置くイヤホンブランド、Jabraの完全ワイヤレスイヤホン。音声アシスタントのSiri、Googleアシスタント、Alexaのすべてに対応するなど、ウェアラブルデバイスとしても大いに注目されているモデルとなっている。また、イヤホン本体にはそれぞれ2つずつ、合計4つのマイクが内蔵され、音声アシスタントの操作に加え、環境音の取り込みなども行えるようになっている。いっぽう、iOS/android対応のアプリ「Jabra Sound+」も用意され、こちらを活用することで、外部音声のボリューム/聞こえ方の調整や、音楽再生時のイコライジング(5バンド)など、「Elite 65t」をさらに便利に活用することができる。なかなかの多機能モデルだ。

バッテリーの持続時間は約5時間と理想的な数値を誇る。専用のケースから2回分の充電が行えるため、合計で15時間使い続けることができる。十分な連続再生時間だ。いっぽうで、装着の有無を自動的に検知してくれる点も大いに便利だ。イヤホンを耳から外すと音楽再生を自動停止し、再度装着すると再生を再開してくれる。これによって、バッテリーの持ちがさらによくなってくれるので、大歓迎だ。コーデックはSBCに加えてAACにも対応している。左右イヤホン本体の接続は、途切れにくさが徳地用のNFMI(近距離磁界誘導)技術が採用されている。

機能性だけでなく、音質的にもなかなかの聴き応えをもつのが「Elite 65t」のアドバンテージだ。それほど解像感は高くないはずなのだが、ボーカルは声にしっかりとした厚みがあり、かつ細やかなニュアンス表現までしっかりと伝わってくれるため、感情表現豊かな歌声が楽しめる。特に、女性ボーカルの歌声が秀逸で、ほんの少し艶やかさの増した大人っぽい歌声となってくれるため、とても聴き心地がよい。いっぽう、男性ボーカルも低域の付帯音がしっかりと確保され、とても印象的だ。ウェアラブルデバイスとしての機能性はもちろんのこと、音質的にも十分な魅力を持つ、完成度の高い製品だ。

イヤホン重量(片耳):約6.5g(左)/約5.8(右)
再生時間:最大5時間
充電方法:専用ケース(内蔵バッテリーで2回分のフル充電が可能)
対応コーデック:SBC、AAC
カラーバリエーション:ゴールドベージュ、チタンブラック、カッパーブラック

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