選び方・特集
高機能なハイエンドモデルから高コスパモデルまで!続々登場する最新機種も網羅!

《2021年》完全ワイヤレスイヤホン一気レビュー!音質や装着感をイヤホンのプロが徹底検証

16. ソニー「WF-XB700」
スポーツユースを重視した貴重な重低音モデル

ソニー「WF-XB700」は、スポーツユースを重視した重低音モデルという、なかなかに貴重な1台だ。迫力の重低音を生み出すEXTRA BASSサウンドを最大の特長としつつも、スポーツユースにも十分な配慮がなされ、耳の3点で支えることで高いフィット感を保持する「エルゴノミック・トライホールド・ストラクチャー」やIPX4相当の防滴性能、イヤホン本体が左右それぞれにプレーヤーからの音楽信号を受け取る「左右同時伝送方式」などが採用されている。

加えて、イヤホン本体で約9時間、専用ケースからの充電を含めると最大18時間の再生が可能なバッテリー性能を持ち合わせているほか、10分の充電で約1時間の音楽再生が可能なクイック充電にも対応する。BluetoothコーデックはSBCとAACに対応。カラーバリエーションはブラックとブルーの2色だ。

重低音サウンドだけどスポーツモデルの完全ワイヤレスイヤホン。このアピールポイントそのものが、「WF-XB700」の特徴を端的に表しているといっていい。当然、その音色傾向はかなりの低音強調タイプで、分厚い低域によって迫力のサウンドを楽しむことができる。よって、EDMやJポップをメインに聴く人、重低音が好みの人にはピッタリとはまってくれる。いっぽうでハードロックやジャズとの相性はかなり悪くなってしまうが、それは重低音モデル全般にいえることだから致し方のないところ。好みがハッキリと分かれる製品だが、気に入る人にとっては替えの効かない魅力的な製品となってくれるだろう。

イヤホン重量(片耳):8g
再生時間:最大9時間
充電方法:専用ケース(内蔵バッテリーで約1回のフル充電が可能)
対応コーデック:SBC/AAC
カラーバリエーション:ブラック/ブルー

17. JVC「Victor HA‐FX100T」
「ビクタースタジオ」のエンジニアが音質を監修した完全ワイヤレスイヤホン

ビクタースタジオのレコーディングエンジニアがサウンド監修を行った証である「Tuned by VICTOR STUDIO」ロゴが与えられた、初の完全ワイヤレスイヤホン。とはいえ、この「HA-FX100T」は“完全ワイヤレスイヤホンであっても高音質で楽しみたいというユーザーの要望に応えるため「ビクタースタジオ」に音質の監修を依頼した”という経緯を持つ製品であり、実際にビクタースタジオで利用されているスタジオモニターヘッドホン「HA‐MX100V」とは製品の成り立ちやビクタースタジオ監修の意味合いが異なっていたりする。プロが認めた音をいつでもどこでも手軽に楽しめるというのが「HA-FX100T」最大の魅力といっていいだろう。

実際、完全ワイヤレスイヤホンとしての機能性は最新モデルならではの充実度を持ち合わせている。(型番は非公表だが)最新のクアルコム製SoCを採用することでロングライフと接続安定性を両立。イヤホン本体で最大8時間、専用ケースからの充電を加えると最大28時間の連続再生時間を実現している。また、接続安定性に関しても、TWS Plusに対応しているほかLDSアンテナなども採用されており、あらゆる接続での安定性が追求されている。コーデックはSBC、AACに加えてaptXにも対応。IPX4相当の防滴性能も確保されている。

マイク性能に関しても、ちょっとしたこだわりが盛り込まれている。cVcテクノロジーと高性能MEMSマイクの組み合わせによってクリアな通話が追求されていることに加えて、自動で音質を切り替えて会話を聞き取りやすくなる「はっきり音声」機能も搭載。ハンズフリー機能や片側だけで使用可能な点など、さまざまな便利機能を持ち合わせている点も注目だ。装着感については、円筒から斜めにノズルか突き出したシンプルなデザインと、片側約4.5gの小型ボディによってなかなかに良好だ。また、JVCのイヤーピース「スパイラルドット」が標準添付されているので、音質での優位性もうれしいポイントとなっている。

さて、肝心のサウンドはというと、中域重視、メリハリのはっきりした表現が特徴。帯域バランス的には低域が強めとなっているが、あくまでも中域が主役のチューニングとなっていて、ボーカルなどのフロントラインが強い存在感を主張する。加えて、リアル志向の音色傾向も持ち合わせているため、ボーカルはもちろん、アコースティック楽器の演奏も心地よいサウンドが楽しめる。特にピアノは、ハンマーのノックからホールへと音の広がりまで、すべてが感じ取られるくらいに情報量が多く、それでいて聴き心地のよい素直な音色ともなっている。スタジオモニターヘッドホン「HA‐MX100V」もボーカル、特に女性ボーカルが熱気あふれる歌声を聴かせてくれる魅力的なサウンドだった。そういった点で、両者のサウンドは共通するキャラクターを持ち合わせており、確かに「Tuned by VICTOR STUDIO」の看板に偽りなし、すぐれたサウンドを持つ製品といえる。

ちなみに、「HA-FX100T」は傘の部分が短い交換用イヤーピース「スパイラルドットSF(ストレスフリー) EP‐FX11」もオプションで用意されている。こちらを試してみたところ、音質的にも装着感としてもなかなかに良好だった。定位感のしっかりしたサウンドへと変化するため、音場表現が豊かに感じられる。また、低域もフォーカス感が高まってくれるので、ハードロックなども聴きやすくなり、男性ボーカルは落ち着いた響きに変化する。この組み合わせはなかなかだ。しばらく標準添付の「スパイラルドット」イヤーピースで楽しんだのち、ぜひ「スパイラルドットSF EP‐FX11」も試してみてほしい。

イヤホン重量(片耳):4.5g
再生時間:最大8時間
充電方法:専用ケース(内蔵バッテリーで約2.5回のフル充電が可能)
対応コーデック:SBC/AAC/aptX
カラーバリエーション:ブラック

18. Jabra「Elite 75t」
ファームウェアアップデートでノイキャン機能が追加され、使い勝手がさらに向上!

ウェアラブルデバイスとしてだけでなく、オーディオ用イヤホンとしても評判の高いJabraから、「Elite」シリーズ第4世代となる完全ワイヤレスイヤホン「75t」が発売されたのは2019年のこと。前モデルに対してイヤホン本体と充電携帯ケースが一段とコンパクトになったほか、連続再生時間も約1.9倍に伸びたことで好評を博していたが、なんと先日、ファームウェアのアップデートによってノイズキャンセリング機能が追加されることとなったのだ。アップデートでノイキャンが追加されるのは、完全ワイヤレスイヤホンでは初めてのことかもしれない。ということで、あらためて「Elite 75t」の詳細を紹介していこう。

まずは外観から。イヤホン本体のハウジング部分、Jabraロゴの入った円形のボタン部分からマイクの備わった部分が横に(少し)伸びている独特のデザインは先代から受け継いでいるものの、全体的に小型化され軽快な装着感となった。その結果、左側のボタン左右で音量調整ができた(右端が音量アップ/左端が音量ダウン)が廃止され、音量アップは右側イヤホン本体のボタンを長押し、音量ダウンは左側イヤホン本体のボタンを長押し、というように変更された。とはいえ、ごく一般的な操作系に変更されただけなので、一度説明書を読めば迷わず操作できるはず。逆に、長押し操作でワンステップずつではなく連続して音量がアップダウンしてくれるので、なかなか便利だったりする。

ちなみに、ノイズキャンセリング機能の効き具合は、フィット感のよい本体とも相まって、暗騒音の解消をメインとしたしっかりとした効果が体験できる。追加機能とは思えない良質さだ。また、追加されたノイズキャンセリング機能には、「HearThrough」と呼ぶ外音取り込み調整機能も備わる。スライドボタンひとつで外音取り込みの状態が変更できるのは便利だ。

バッテリー持続時間は本体のみで最大5時間、専用ケースからの充電を含めると最大24時間となっている。ちなみに、ノイズキャンセリング機能をオフにすると、これまで同様に、最大7.5時間、専用ケースと合わせると最大28時間の再生が可能。また、15分の充電で最大1時間の音楽再生が可能な急速充電機能が備わっている。いっぽうで、IP55の防塵防滴性能や、4マイク搭載による方向性をしぼった外音取り込み、AlexaやSiri、Google Assistantなどの音声コントロール、アプリを使ったサウンド調整など、好評だった機能性、ウェアラブルデバイスとしての良質さはしっかりと受け継がれている。ちなみに、コーデックはSBCとAACの2つに対応している。

さて、肝心のサウンドはというと、先代から続く、明瞭快活ないい意味でのドンシャリという方向性は変わらず。シンバル、ハイハット系の音はクリアで鋭く、ピアノの音もタッチが軽やかな、ノリのよい演奏を聴かせてくれる。いっぽう、低域は十分な量感を備え、ドラムやベースの演奏はかなりの迫力を感じる。イマドキの最新モデルと比較すると楽曲によってはやや明瞭さに乏しい印象も持つが、それは静かな場所で視聴した際の印象で、屋外など騒音レベルの高い場所ではそれほど気にならなかった。総じてまとまりのよいサウンドチューニングといえる。アプリのイコライザーを使えばある程度は好みのサウンドバランスに調整できるので、機能性の多彩さと合わせて多くの人が満足できるはずだ。

イヤホン重量(片耳):6.75g
再生時間:最大5.5時間(ANC ON)/最大7.5(ANC OFF)
充電方法:専用ケース(内蔵バッテリーで3.4回のフル充電が可能※ANC ON時)
対応コーデック:SBC/AAC
カラーバリエーション:ブラック/ゴールドベージュ/チタニウム

19. Beats by Dr. Dre「Powerbeats PRO」
最新AirPodsと同じApple H1チップ搭載! Beats初の完全ワイヤレスイヤホン

Beats初の完全ワイヤレスイヤホンがこの「Powerbeats PRO」だ。現行「AirPods」にも搭載されているアップル社製「H1」チップを採用することで、iPhoneやiPadなどとの接続性、利便性を追求したモデルに仕上がっているのが特徴となっている。

イヤホン本体は、一般的なカナル型というよりも、スポーツモデルのようなイヤーフックを採用したスタイルとなっている。しっかりした装着を実現する太めのイヤーフックなど、外観は「Powerbeats3 Wireless」に近いイメージとなっているが、ディテールはかなり異なっていて、完全ワイヤレスイヤホン専用にデザインされているのがわかる。

操作系は、上側に音量の+/−が可能なボタンと、再生/停止/受話などが行えるハウジング部のbマーク(ちなみに2回押しが曲送りで3回押しが曲戻し)、ふたつがレイアウトされている。こちらの操作感は良好で、とても扱いやすかった。また、本体にはセンサーが付属しており、装着すると再生が始まり、外すと再生が停止するようになっている。こちらもなかなかに便利だ。

専属再生時間は最大9時間ほど。専用ケースからの充電を含めると、24時間以上の使用が可能となっている。さらに、5分の充電で約90分の再生が行えるようになる急速充電機能(BeatsではFast Fuel機能と呼んでいる)も持っているので、外出時にバッテリー切れで困ることはまずないはずだ。

そのほか、専用ケースを開けてiPhoneを近づけるだけでペアリングしてくれたり、ケースの接続端子がLightningだったり(製品にはLightning to USB-Aケーブルが付属)、Siriに対応していたりと、iPhone/iPadユーザーにはとても扱いやすい仕様となっている。とはいえ、このあたりはAndroidユーザーにとってはデメリットになることが多いので、あくまでもiPhone/iPadユーザーをメインとした製品といえる。

さて、そのサウンドはというと、カリッとした、ハリのある中高音が特徴。ヌケのよい、広がり感のある清々しいサウンドが楽しめる。いっぽう低域は、十分な量感を持つが、全体の帯域バランスを崩すようなことはなく、どこまでもクリアな、上質な印象を感じさせるサウンドにまとめ上げられている。解像感がそれほど高くはないが、そういった不足を感じさせない。絶妙なチューニングといえるだろう。

サウンドも使い勝手も満足できる内容となっている「Powerbeats PRO」だか、唯一残念なのが音漏れに関して。「Powerbeats PRO」は、かなり盛大に音漏れするため、電車内などではボリュームを大きく絞る必要がある。決して大げさな話ではなく、開放型ハウジング採用のインナーイヤーに近いのでは、と思えるほどの音漏れだったりするのだ。というのも、先日たまたま電車内で「Powerbeats PRO」ユーザーを目の前にしたのだが、こちらは座っていて、その人は立っているのにもかかわらず、どんな楽曲を聴いているのか丸わかりだった。ラッシュ時の電車などでは、まず使えないといっていいだろう。「AirPods」も含め、アップル社製イヤホンは音漏れについてあまり配慮していない傾向があるので、そのあたりはあらかじめ注意が必要だ。

イヤホン重量(片耳):-
再生時間:最大9時間
充電方法:専用ケース(イヤホン本体と合わせて24時間以上再生可能)
対応コーデック:SBC/AAC
カラーバリエーション:アイボリー/ブラック/ネイビー/モス

20. Bose「SoundSport Free wireless headphones」
スポーツユースも想定したBose初の完全ワイヤレスイヤホン

Bose初となる完全ワイヤレスイヤホン。ジョギングなどのスポーツユースにも配慮されており、本体は防滴仕様となっている。また、本体右側にはオンオフ/音量調整ボタンが配置されており、必要な操作はこちらから直接行えるようになっている。ワンボタンだけではなく、音量の+−まで用意されているのはありがたいきがりだ。また、連続再生時間も5時間と、ほかに類のないロングライフを確保している。2回分の満充電が行える専用ケーズとあわせて、大きなアドバンテージとなっているのは確かだ。

いっぽう、装着感に関しては、本体サイズがかなり大柄なものの、イヤーピースにウイングのついた「StayHear+ Sportチップ」を採用することで、安定した装着感を確保しているとアピールする。実際、試聴時に首を振るなどいろいろと試してみたが、よほど激しい動きをしないかぎり、外れてしまうことはなかった。

音質に関しては、Boseらしいサウンドというべきか、量感のある低域と張り出しのよい中域によって、実体感のあるリアルなサウンドを聴かせてくれた。特に男性ボーカルは、芯のしっかりした歌声に柔らかい低音がわずかに付帯して、なかなかセクシーな歌声に感じられる。チェロなどの弦楽器も、音に深みがあって印象的な演奏に感じられる。Bluetooth、しかも完全ワイヤレスになっても、Boseらしさあふれるサウンドが健在なのはありがたい限りだ。

ただし、注意点がふたつ。こちらの製品、かなり大柄な本体となっているため、女性の中には装着に違和感を覚える人がいるかも。また、「StayHear+ Sportチップ」は完全なカナル型ではないため、多少の音漏れが発生するので、混雑した電車内などでは音量に気をつけたいところだ。

イヤホン重量(片耳):約9g
再生時間:最大5時間
充電方法:専用ケース(内蔵バッテリーで2回分の充電が可能)
対応コーデック:SBC
カラーバリエーション:トリプルブラック、ミッドナイトブルー×イエローシトロン

21. ヤマハ「Empower Lifestyle TW-E3A」
独自機能「リスニングケア」を搭載したエントリーモデル

オーディオ機器やホームシアター機器はもちろん、楽器から音楽制作機器まで、幅広いサウンド関連機器を手がけるヤマハから、初の完全ワイヤレスイヤホンが登場した。先日、「TW-E7A」「TW-E5A」「TW-E3A」という3モデルが同時発表されたが、いずれもユーザーのライフスタイルに寄り添うことをコンセプトとした「Empower Lifestyle」シリーズでの展開となる。また、3製品のうち「TW-E7A」のみノイズキャンセリング機能を持ち合わせている。今回は、3製品の中から先んじて発売されたエントリーモデル「TW-E3A」をピックアップして紹介していこう。

ヤマハ製完全ワイヤレスイヤホンの特徴といえば、AVアンプ開発で培った技術を応用したという独自機能「リスニングケア」を搭載することだろう。これは、「耳の安全を守る」ことに配慮した設計で、音量によって異なる聴こえ方を解析し、ボリュームごとに最適な帯域バランスになるよう補正してくれるというもの。実際には、専用再生アプリ「Headphones Controller」と連動し、設定された音量に合わせてイヤホン本体内のイコライジング機能(低域/中低域/中域/高域の4バンド)を自動調整。小ボリュームでも、迫力を損なわないサウンドを作り上げてくれるのだという。当然、エントリーモデル「TW-E3A」にもこの機能は搭載されている。

このほか、クアルコム社製SoC「QCC3026」を搭載し、高い接続安定性を提供するほか、TWS Plus(TrueWireless Stereo Plus/左右独立通信技術)にも対応。連続再生時間も約2時間の充電で6時間使用することができ、専用ケースからの3回分の充電も合わせると、最大24時間の音楽再生が可能となっている。コーデックも、SBCやAACに加えてaptXに対応する。このほか、ボタン操作によるSiri/Googleアシスタントなどボイスアシスタント機能の起動に対応していたり、IPX5相当の生活防水を有していたりと、充実した内容を誇っている。特に、「QCC3026」SoCを搭載しながらも1万円前後の価格帯を想定しているのは、なかなかに意欲的な価格設定といえる。

さて、実際の製品を手にしてみると、イヤホン本体は、最新モデルの中ではほんの少し奥行きが厚めのような気がする。これは、耳穴側に滑り止め用のシリコンカバーが付属しているためなのかもしれない。実際に装着してみると、片側6.3gという比較的軽量さとも相まってか、さほど違和感はなかった。ちなみに、専用ケースの方は持ち運びしやすい小型のタイプで、かつイヤホン本体が取り出しやすい(ハウジング部分の飛び出しが大きくつかみやすい)ため、好感が持てた。また、ハウジング部の操作ボタンは“カバーされた押しボタン式”といった印象のもので、やや硬めではあるものの、着実な操作が行えた。

さて、肝心のサウンドはというと(アプリを利用し「リスニングケア」をオンにしてウォークマンNW-ZX507で試聴)、低音はボリューミーで、高域もエッジのある煌びやかなキャラクターを持ち合わせている。ただし、重低音というよりは、クセのないモニター系統のサウンドをベースにややメリハリを強調したといったイメージ。それなのに、あまり聴き疲れしない不思議なキャラクターとなっている。これぞ「リスニングケア」ならではの恩恵なのだろう。また、音量を下げても結構ディテールが見える質のよいサウンドを聴かせてくれる。確かに、解像度を求めてついつい音量をアップさせてしまう、ということはなさそうだ。楽曲も、Jポップからクラシックまで得手不得手がなく、とても扱いやすい。ファーストモデルとは思えない、完成度の高い製品だ。

イヤホン重量(片耳):6.3g
再生時間:最大6時間
充電方法:専用ケース(内蔵バッテリーで3回のフル充電が可能)
対応コーデック:SBC/AAC/aptX
カラーバリエーション:ブラック/ホワイト/スモーキーブルー/スモーキーピンク

22. AVIOT「TE-BD21j」「TE-BD21j-pnk」
2BA+1ダイナミックのハイブリットドライバー構成を採用したAVIOT新フラッグシップモデル

「TE-BD21j」は、「TE-BD21f」の後継として登場したAVIOTの完全ワイヤレスイヤホンの新フラッグシップモデルで、完全ワイヤレスイヤホンとしては珍しく、BA(バランスドアーマチュア)型×2基、ダイナミック型×1基のハイブリッド・ドライバー構成を採用した製品となる。また、「TE-BD21f」同様、ロックバンド「凛として時雨」のドラム担当であるピエール中野氏とのコラボモデル「TE-BD21j-pnk」もラインアップされている。

「TE-BD21j」の特徴といえば、なんといっても2BA+1ダイナミックのハイブリットドライバー構成だろう。この構成自体は「TE-BD21f」から受け継がれているものだが、ダイナミック型ドライバーは8mm口径のユニットへと変更し、PETチタンコンポジット振動版を採用することで応答性を向上させている。また、2基のBA型ドライバーも、ダイナミック型ドライバーとのマッチングをコンピューター上で精密に解析すると同時に、熟練エンジニアによる0.1dBオーダーのチューニングを実施。結果として、中高音域の情報量を増やしながらクロスオーバー帯域での歪み感を極限まで減らしているという。ちなみに、イヤホン本体は「TE-BD21f」よりも小型化されたとのこと。実際の装着感も、なかなかに良好だ。

機能面の注目は、aptX Adaptiveコーデックの対応だろう。AACやSBC、aptXに加えて、aptX Adaptiveに対応することで、低遅延と高音質再生を両立。「TrueWireless Mirroring」にも対応しており、音途切れやノイズのないこれまで以上に安定した接続性を確保できるという。連続再生時間は、イヤホン本体で約9時間を確保。一段とコンパクトになった、航空機グレードのジュラルミン外装にアルマイト加工を施した専用ケースからの充電を含めると、約45時間もの音楽再生を楽しむことができる。また、外音取り込み機能やIPX4相当の防滴性能、防止用ストラップが付属するなど、ユーザーフレンドリーなパッケージングも持ち合わせている。

もうひとつ、iOS/Android OSで利用できる公式アプリ「AVIOT SOUND XXX」もなかなかのすぐれもの。10バンドイコライザー設定やGPS機能によるイヤホン紛失時の接続解除履歴確認、タッチセンサーのコントロール変更、外音取り込みモード時の音楽音量レベル調整、ファームウェア更新など、好みに合わせたカスタマイズを行うこともできる。

さて、実際のサウンドを確認すべく、「TE-BD21j」をOPPO Reno Aと接続を試みる。結果はaptXで接続してくれた。メリハリがしっかりしていると同時に自然音色の中域と、量感多めでやわらかい表現の低域、やや強めの高域と、絶妙なバランスに整えられたサウンドを持ち合わせている。音質の高さに関しては格別で、完全ワイヤレスであることを忘れてしま位相になる良質さだ。また、基本的には音楽ジャンルを選ばないオールラウンダーだが、どちらかといえばアコースティック楽器、クラシックやピアノ演奏にベストマッチしているようにも感じられる。特にピアノは、普段より弾みのあるタッチに変わったかのような、抜けのよい、心地よい響きがなんとも魅力的だ。

いっぽうで、ピエール中野コラボモデル「TE-BD21j-pnk」のサウンドもなかなかに好ましい。Jポップ、Jロックに関してはこちらのほうがマッチングよく、迫力のある、それでいて痛々しさをいっさい感じない絶妙な帯域バランスのサウンドに仕立てられている。Jポップなど最新音源を多く聴く人には「TE-BD21j-pnk」の方がマッチするはず。サウンドキャラクターの好み次第で、どちらを選ぶか決めるのがよさそうだ。

イヤホン重量(片耳):-
再生時間:最大9時間
充電方法:専用ケース(内蔵バッテリーで約4回のフル充電が可能)
対応コーデック:SBC/AAC/aptX/aptX Adaptive
カラーバリエーション:ブラック/シルバー/メタリックレッド/ピエール中野コラボモデル(ブラック)

記事で紹介した製品・サービスなどの詳細をチェック
関連記事
価格.comマガジン プレゼントマンデー
ページトップへ戻る