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《2020年》完全ワイヤレスイヤホン一気レビュー!音質や装着感をイヤホンのプロが徹底検証

16. ソニー「h.ear in 3 WF-H800」
機能満載の「h.ear」シリーズ初の完全ワイヤレスイヤホン

ソニー「h.ear in 3 WF-H800」 専用ケースは比較的コンパクト。イヤホンのバッテリーと合わせて最大16時間使用可能だ ソニー「h.ear in 3 WF-H800」を装着したところ

ソニー「h.ear」シリーズの完全ワイヤレスイヤホンとして誕生したのがこの「h.ear in 3 WF-H800」だ。

製品の特徴をひとことで表すならば、アクティブノイズキャンセリング機能“以外”全部入り、といった内容となっている。具体的には、圧縮音源の高音域を補完する「DSEE HX」、音声アシスタント機能(GoogleアシスタントやAmazon Alexaなどに対応)、装着検出機能による音楽再生のオンオフ、左または右だけの片側使用、左右同時伝送方式による高い接続安定性、アプリによるイコライザー調整など、最新モデルとしての多機能さを持ち合わせている。

また、バッテリーライフに関しては、イヤホン本体で最長8時間、専用ケースからは1回分の充電が行えるので、合計16時間程の使用が可能となっている。本体は十分以上だが、専用ケースはもう少しバッテリー容量が大きいとありがたかった。とはいえ、通勤などで頻繁に活用しても困ることのない、使い勝手のよさは十分に確保されている。

いっぽうで、デザインやカラーバリエーションなども「WF-H800」の魅力のひとつといえる。丸みを帯びたデザインは男女問わず幅広い層に好まれそうだし、片側約7.6g、かつ耳の3点で支える「エルゴノミック・トライホールド・ストラクチャー」デザインは、快適な装着感をもたらしてくれる。コントロールボタンも本体の上側に配置され、操作しやすい。人によっては“可愛らしすぎる”という意見が出てきそうだが、ことスタイルに関しては、まとまりのよさ、機能性ともに弱点のない巧みな造りといえるだろう。

専用アプリ「Headphones Connect」もなかなかに便利だ。5バンド式のイコライザー機能は、8種類のプリセットが用意されるほか、好みの設定にカスタマイズすることも可能。また、「DSEE HX」のオンオフ、接続タイプ(音質優先or接続優先)の切り替え、さらにはイヤホン本体ボタンのカスタマイズなど、幅広い機能性を持ち合わせている。メニュー表示も分かりやすく、なかなかに良好な使い勝手といえる。

なお、5色用意されているカラーバリエーションは、ウォークマンA100シリーズとの色調を合わせたものとなっている。とはいえ、全体的にポップなイマドキの色調が採用されているので、単体でも魅力的なカラーコーディネイトだと思う。

さて、肝心の音質はというと、中域の表現を重視した、バランスのよいサウンドにまとめ上げられているのが特徴だ。音色は刺激的過ぎず、曲によってはややライトな印象になるものの、その分音色表現の多彩な、最新のトレンドに近いサウンドが楽しめる。また、表現がていねいで、ボーカルの定位も近いため、表情豊かな歌声が楽しめるのもいい。聴いていてとても楽しい、良質なサウンドだ。

イヤホン重量(片耳):7.6g
再生時間:最大8時間
充電方法:専用ケース(内蔵バッテリーで1回のフル充電が可能)
対応コーデック:SBC/AAC
カラーバリエーション:レッド/ブラック/アッシュグリーン/オレンジ/ブルー

17. JBL「TUNE 120TWS」
アンダー1万円! TUNEシリーズ初のエントリー向け完全ワイヤレスイヤホン

JBL「TUNE 120TWS」 イヤホン本体は、外から見える表側と耳に入る内側で異なる配色にしたり、耳に入る内側をすぼめた形にするなど、デザイン性と使い勝手の両方に配慮。操作部分はクリック感のあるボタンタイプだ 薄型デザインの専用ケース。マグネット機構を備えており、イヤホンを近づけると勝手に収納されてくれる。USBの形状はmicroタイプだが、急速充電にも対応する JBL「TUNE 120TWS」を装着したところ

JBLはこれまで多目的用途の「Free X」やスポーツ向けの「ENDURANCE PEAK」「UA SPORT WIRELESS FLASH」などの完全ワイヤレスイヤホンをリリースしてきたが、新たに、販売価格が1万円を切るベーシッククラスの製品として「JBL TUNE 120TWS」が追加された。

こちらの製品、外観は(どちらかというと)「Free X」に近い、完全ワイヤレスイヤホンとしてはごく一般的なスタイルに見えるが、アウターハウジングと耳側を別色にしたり、耳側を一段すぼめた形にするなど、随所に独自の工夫が施されていたりする。このあたりは、装着性も含めたデザインづくりのように感じられる。また、専用ケースのデザインも薄型&幅広めの丸みを帯びたケースが採用されているが、こちらもカバンで邪魔になりにくいサイズ感だったりイヤホン本体が取り出しやすかったりと、“ファッション性に富んだデザイン”であると同時に、使い勝手についてもかなり熟考されている様子がうかがえた。

イヤホン本体は、最大で4時間ほどの連続再生が可能となっている。また、バッテリーを搭載する専用ケースもあわせると、最大で16時間の音楽再生が行えるため、実際の使用時にそれほど困ることはないだろう。ちなみに、約15分の充電で1時間ほどの音楽再生が可能な急速充電機能にも対応しているので、ありがたい。カラーバリエーションはブラック、ホワイト、グリーン、ピンクの4色を展開している。対応コーデックはSBCのみ。ハンズフリー通話はもとより、GoogleNowやSiriの呼び出しにも対応している。イヤホン本体のボタンから音量調整が行えない(ウォークマンでボリューム調整できない問題は修正ファームウェアを準備中)のが残念だが、この価格帯の製品だと意外と多いので、弱点といいきるのは酷だろう。

さて、肝心の音はというと、まさに旧きよき西海岸サウンドといったイメージの、明るくてカラッとしていてヌケのよい、清々しい音色傾向が特徴だった。メリハリはかなり強めで、かなり迫力よりの表現だったり、ピアノの音が伸びやかを越えてかなり鋭かったりするのだが、音色の明るさや音ヌケのよさが功を奏してか、耳障りどころか逆に気持ちいいと感じてしまう。とても印象的なサウンドだ。

ただ1点、イヤーチップの相性が少々シビアな傾向があり、筆者などは低域が抜けてしまい過ぎるバランスの悪いサウンドになってしまう傾向があった。今回の試聴では、SednaEarFitに交換して試聴を続けることとなったが、「低音があまり聴こえない」と感じる人がいたら、市販品のイヤーチップを試してみることをオススメしたい。

イヤホン重量(片耳):-
再生時間:最大4時間
充電方法:専用ケース(内蔵バッテリーで3回のフル充電が可能)
対応コーデック:SBC(一部端末ではAAC対応)
カラーバリエーション:ブラック/ホワイト/グリーン/ピンク

18. オーディオテクニカ「SOLID BASS ATH-CKS5TW」
SOLID BASSシリーズ初の完全ワイヤレス!最大約15時間のロングバッテリーにも注目

オーディオテクニカ「SOLID BASS ATH-CKS5TW」 10mm径の大型ドライバーを搭載するため、イヤホンはやや大柄だが、イヤホン単体で最大15時間の超ロングバッテリーライフを実現しているのは魅力的だ 専用ケースはクラムシェル型の細長タイプ。ケース内蔵のバッテリーで約2回フル充電できる オーディオテクニカ「SOLID BASS ATH-CKS5TW」を装着したところ

オーディオテクニカから、完全ワイヤレスイヤホンの新モデル「ATH-CKS5TW」が登場した。こちら、CKRシリーズ「ATH-CKR7TW」、スポーツモデル「ATH-SPORT7TW」に続く同社にとって3モデル目の完全ワイヤレスイヤホン製品で、既存2モデルとは異なり重低音モデル、SOLID BASSシリーズに属するモデルとなっている。

「ATH-CKS5TW」最大の特徴といえば、SOLID BASSシリーズならではの、重低音に特化したサウンドチューニングだろう。完全ワイヤレスイヤホンで、ここまで重低音をアピールした製品はほとんど存在していないし、10mm口径のダイナミック型ドライバーを搭載している製品は希少といえる。さらに、こちらの新設計ドライバーには硬度の異なる素材を組み合わせた2層構造の振動板を採用するなど、音質に対しても手抜かりがないところは、オーディオテクニカらしいこだわりといえるだろう。ちなみに、コーデックはSBC、AACに加えて、aptXにも対応している。

「ATH-CKS5TW」のイヤホン本体は大口径ドライバーを搭載しているため、最新完全ワイヤレスイヤホンのなかではやや大柄な本体サイズとなっているが、3Dループサポートを装備するほか、専用設計されたイヤピースを付属することで、安定した装着感を確保しているという。実際の製品を装着してみたところ、ピッタリとフィットし、首を振っても落ちることのない、アピール通りの安定した装着感を実現していた。

重低音サウンドにも並ぶ「ATH-CKS5TW」ならではの大きな魅力といえるのが、なんと、最新モデルのなかでも群を抜く、最大15時間というバッテリーライフだ。専用ケースからの充電も含めると最大45時間もの使用が可能となっている。これだけのロングライフっぷりは、嬉しいかぎりだ。

機能面では「オートパワーON/OFF」も便利だ。こちら、専用ケースからイヤホン本体を取り出すとパワーオン、収納するとパワーオフになるもので、他社製品でも多く採用されているが、「ATH-CKS5TW」は動作がとても安定している印象があった。特に初回時(接続したことのあるスマートフォンが範囲内にない場合も同じ動作となる)には、確実に自動的にペアリングモードに移行してくれるのでありがたい。また、本体上部に配置された小柄なマルチファンクションボタンは、音楽再生/一時停止(右側1回)、曲送り(右側2回)/曲戻し(右側3回)、音量調整(+は左側1回/−は左側2回)といった基本操作が行えるうえ、ブラインドでも押しやすく実際に試したところスムーズな操作が行えた。加えて、スマートフォン用アプリ「Connect」にも対応していて、このアプリから音楽再生のコントロールだけでなく、コーデックの切り替えや操作ボタンのカスタム、バッテリー残量の確認なども行うことができる。さらに、最後にBluetooth接続した場所を地図で確認することができる(イヤホンをなくした場合の参考になる)機能なども持ち合わせているので、大いに重宝しそうだ。

そのサウンドは、アピール通り量感豊かな重低音が特徴。ベースの音がとてもパワフルな、迫力のあるサウンドをとことん楽しむことができる。ベースやドラムの演奏はかなりパワフルで、圧倒的といいたくなるほどのグルーヴ感を楽しませてくれる。とはいえ、低域はディープ一辺倒ではなく、柔らかく広がる印象も持ち合わせているので、音の広がり、スケール感の壮大さも感じられるのは興味深い。いっぽうで中高域は、エッジのしっかりしたクリアとなっていて、女性ボーカルは、厚みのある、それでいて煌びやかな歌声を楽しませてくれる。

個性的でありながら、絶妙なバランスのサウンドにまとめ上げられた、絶妙な製品といえる。

イヤホン重量(片耳):約8g
再生時間:最大15時間
充電方法:専用ケース(内蔵バッテリーで2回のフル充電が可能)
対応コーデック:SBC/AAC/aptX
カラーバリエーション:ブラック/ブルー/カーキ

19. ag「TWS03R」
特徴的な外装&カラーリングで女性にもぴったりな1台

ag「TWS03R」 コンパクトなイヤホン本体。粉雪塗装を施したマット仕上げで、皮脂や指紋が付きにくくなっている。イヤーピースも汚れが目立ちにくい白色タイプだ ファンデーションケースのようなかわいらしいデザインの専用ケース。イヤホン本体と同じ粉雪塗装を施したマット仕上げを採用する ag「TWS03R」を装着したところ

finalがサウンド監修を行う新イヤホンブランド、agのエントリークラス完全ワイヤレスイヤホン。音質を最重要視した「TWS01K」に対して、「TWS03R」はデザインや使い勝手のよさに重点が置かれているのか、小型軽量なイヤホン本体やミニマムで扱いやすい専用充電ケース、落ち着いた印象のつや消し表面処理(粉雪塗装)、中間色調のポップさとシックさをあわせ持つカラーバリエーションなど、女性を意識した上品な印象の外観にまとめられているのが特徴となっている。その証拠に、イヤーピースは標準3サイズに加えてfinal製タイプEのSSサイズが付属している。

対応コーデックはSBCとAAC、続音楽再生時間は5時間程度(ケースからの充電込みで最大17時間)と、「TWS01K」に対しては音質もスペックも劣る部分はあるが、決して安かろう悪かろうというイメージはない。逆に、コンパクトなイヤホン本体&専用ケース、そして絶妙なカラーリングも含めて、積極的に使いたくなる&持ち運びたくなるのはこちらのほうが上かもしれない。

音質的にも悪くない。解像感は確かに「TWS01K」に劣るが、雑味のないクリアな印象のサウンドでまとめられている。加えて、ボーカルがグッと近い位置にいて、生き生きとした歌声を聴かせてくれる。特に女性ボーカルとの相性がよく、普段より幾分伸びやかな、張りのある歌声を聴かせてくれるので、聴いていてとても楽しい。Jポップなど最新曲との相性はとてもよい。手頃な価格も含めて、なかなか魅力的な製品といえる。

イヤホン重量(片耳):-
再生時間:最大5時間
充電方法:専用ケース(内蔵バッテリーで2.4回のフル充電が可能)
対応コーデック:SBC/AAC
カラーバリエーション:BLACK/BLUE/GREEN/RED/CREAM/MOMO

20. Noble Audio「FALCON」
カスタムIEMメーカーが本気で手がけた完全ワイヤレスイヤホン

Noble Audio「FALCON」 細長いノズルが特徴的なイヤホン本体。耳に当たる内側の形状もかなりこだわっている 専用ケースはクラムシェル型のオーソドックスな形状。内蔵バッテリーで4回のフル充電が行える Noble Audio「FALCON」を装着したところ

Noble Audioは、オーディオロジスト(聴覚学者・聴覚専門医)でありポータブルオーディオファンからは“Wizard(魔術師)”の愛称で呼ばれているジョン・モールトン氏によって設立された米国のイヤホン専業メーカー。これまでカスタムIEMやハイエンドイヤホンなどを手がけてきた同社から、初の完全ワイヤレスイヤホンが登場。それがこの「FALCON」だ。実はこちらの製品、先にクラウドファンディングによる販売が行われ、目標金額を大幅に上回る1400万円超の支援を達成するなど大きな話題となっていた製品で、このたび一般販売がスタートした。

最大の特長といえば、やはりサウンドに対するこだわりだろう。「FALCON」では、「Dual-Layered Carbon Driver(D.L.C. Driver)」と呼ばれるドライバーユニットを開発して搭載。振動板の樹脂層の上にカーボンファイバー素材できたパーツを重ねた特殊な二層構造を採用することで、完全ワイヤレスイヤホンに搭載例の多いグラフェンドライバーに対して歪みを約1/2に抑制。伸びやかな広域表現が可能になっているという。

また、組み合わせるアコースティックダンパーの選定とDSPによる徹底したチューニングを実施。有線モデルの周波数特性を基準としつつ、超低域をシャープに減衰させることでマスキング現象を回避するなど、最適なサウンドを作り上げるべく繰り返し微調整を行ったという。

音質に関してはもうひとつ、イヤホン本体のデザインにも注目したい。いわゆるイヤーモニターライクなデザインなのだが、一般的なモデルに比べてノズルの部分が長く、耳穴の奥まで入り込んでくる。これは、イヤーモニターではよく使われる、遮音性を高めるための手段だが、完全ワイヤレスイヤホンでここまでのノズル長を持つものはほとんどない。その分、遮音性が高まってよりピュアなサウンドが楽しめるが、人によっては少々気になるかもしれない。筆者も、左耳側がSサイズイヤーチップを使っても理想位置まで入るギリギリの太さだった。普段からSサイズイヤーチップを使っている人など、耳穴の小さい人は購入前に装着テストをしてみることをおすすめする。

いっぽうで、通信の接続安定性にもかなり注力した様子がうかがえる。接続安定性に定評のあるクアルコム社製SoC「QCC3020」を搭載したことに加え、「High Precision Connect Technology」というアンテナ設計技術を導入。信号強度がもっとも減衰しにくい場所にアンテナを配置するなどの最適化により、通信の安定した接続を実現したとアピールする。実際に少しテストをしてみたが、障害物がある場合でも5m程は安定して接続できているなど、十分な接続安定性を保持していた。よほど環境の悪い場所でもないかぎり、音切れは発生しなさそうだ。

ちなみに、この「FALCON」に搭載されている「QCC3020」は、iOS/Androidの両OSからのOTAファームウェアアップデート機能をサポートした最新世代となっている。2019年内配信予定の専用アプリを活用することで、アップデートも行えるため、将来的にも安心といえる。

このほかにも、IPX7の防水性能や専用アプリによるボタンのカスタマイズ、イコライザー調整機能の提供など、使い勝手についても満足できるレベルが確保されている。なお、コーデックはSBCやAAC、aptXに対応している。

さて、ウォークマン「ZX300」とaptX接続してそのサウンドをチェックしたところ、音のクリアさ、ダイレクト感の高さについて大いに驚いた。ピアノやチェロなど、アコースティック楽器の音色はとても自然で、かつメリハリもしっかりしている。完全ワイヤレスであることを忘れてしまうほど、有線イヤホンと変わらない印象の音色であり、とても良質なサウンドを聴かせてくれる。女性ボーカルはほんの少し擦過音が目立つが、音色の変調もなく普段通りの魅力的な歌声を楽しませてくれる。

Jポップとの相性のよさも特筆だ。MYTH & ROIDを聴くと、ぶ厚いギターの音と伸び伸びとしたボーカルが巧みに融合して、独特の魅力を持つサウンドが見事に再生されている。いっぽうで、坂本真綾「逆光」は、坂本真綾ならではのやさしい声色の歌声とグルーヴ感あふれるキレのよい演奏との意外な組み合わせが持つ面白さを存分に楽しませてくれる。とにかく、音楽が“楽しい”サウンドであることは断言できる。

よくよく確認してみると、aptX接続の影響だろう、ハイレゾ音源を再現しきるまでの情報量は持ち合わせていないのだが、いっぽうで音色がとても自然で、各楽器のバランスが良好だったりと、普段のNoble Audioと何ら変わらないサウンドキャラクターを持ち合わせている。完成度の高さに思わず感心させられる、すばらしい製品だ。

イヤホン重量(片耳):約7g
再生時間:最大10時間(70%音量時)
充電方法:専用ケース(内蔵バッテリーで4回のフル充電が可能)
対応コーデック:SBC/AAC/aptX
カラーバリエーション:ブラック

21. Bang&Olufsen「B&O PLAY Beoplay E8 3rd Generation」
価格.comプロダクトアワード受賞の人気モデルがさらにコンパクトに進化!

Bang&Olufsen「B&O PLAY Beoplay E8 3rd Generation」 従来モデルよりもさらにコンパクトになったイヤホン。フィット感も向上している 専用ケースも、本革を使った上品なデザインはそのままに、さらにコンパクトになった Bang&Olufsen「B&O PLAY Beoplay E8 3rd Generation」を装着したところ

ヤコブ・ワグナー (Jacob Wagner)のデザインによるスタイリッシュ&コンパクトなデザインと、上品な質感とが好評の「Beoplay E8」が、第3世代モデルへと進化した。

「Beoplay E8 3rd Gen」の特徴は、一新されたスタイルと、機能性の向上だ。イヤホン本体は3Dモデリングとユーザーテストを重ねることで、17%小型化され、重量も約7gから5.8gへと軽量化されたという。同時にフィット感も向上させていて、実際に装着してみると、かなりピッタリとした装着感をもたらしてくれるようになった。

いっぽうで、専用ケースのほうにも進化の様子が見られる。先代同様、本革とアルミニウムを組み合わせた専用ケースは、シックで上品なイメージこそ変わらないものの、ずいぶんとコンパクト化されており、いちだんと持ち運びしやすい印象になった。また、ワイヤレス充電にも対応しており、オプションのワイヤレス充電器「Beoplay Charging Pad」も用意されている。

また、機能面では連続再生時間が最大7時間と倍近くまで大きく向上。専用ケースからの4回分の充電を合わせるとトータル最大35時間使い続けられるようになった。通勤時に利用している人なども、まったく不満のない数値だろう。これはありがたい。

なお、付属品に関しても、SSサイズを含めた4サイズ+コンプライ・イヤーピースや、専用ケースの充電用に長めのUSB Type Cケーブルを同梱していたりと、細やかな配慮がうかがえる点はうれしいところだ。

新たにaptXコーデックに対応したという話なので、今回はOPPO Rino Aを使用し、aptX接続にてそのサウンドを確認してみた。外観そのままといった、上品なニュートラル志向のサウンド。ほんの少し中域重視だが、総合的にはナチュラルな帯域バランスを持ち、明瞭度の高いサウンドを聴かせてくれる。おかげで、ボーカルの歌声がとても自然だし、ギターの音色もイメージ通り。嫌なピークもなく、変な付帯音も感じず。スローな曲調の楽曲がとても情緒的なサウンドで楽しめる、聴きやすく心地よいサウンドだ。

それでいて、迫力がないわけではない。しっかりした量感の締まった低域を持ち合わせているので、演奏がとてもリズミカルに聴こえる。絶妙なセッティングといえるだろう。マテリアルもサウンドも良質な、オールラウンダーモデルだ。

イヤホン重量(片耳):5.8g
再生時間:最大7時間
充電方法:専用ケース(内蔵バッテリーで4回のフル充電が可能)
対応コーデック:SBC/AAC/aptX
カラーバリエーション:ブラック/グレイミスト

22. JBL「REFLECT FLOW」
約10時間の連続再生が可能なスポーツ向け完全ワイヤレスイヤホン

JBL「REFLECT FLOW」 比較的大きめの円を基調としたイヤホン本体。イヤーフィンで安定した装着感が得られる 専用ケースのサイズはやや大きめ。イヤホン本体と合わせて約30時間のバッテリー駆動時間を確保している JBL「REFLECT FLOW」を装着したところ

ハーマンインターナショナルから発売されたJBL「REFLECT FLOW」は、スポーツユースをメインとした完全ワイヤレスイヤホン。スポーツ向けの完全ワイヤレスイヤホンは、これまでアンダーアーマーとのコラボモデルが存在したが、JBLブランドとしては初の製品となっているようだ。

外観は、まさにスポーツ向け然としたもの。比較的大きめの円を基調としたイヤホン本体にイヤーフィン(3サイズ)が付属され、激しいスポーツを行っている最中でもフィット感が保たれるよう、充分な配慮がなされている。実際に装着してみても、フィット感はかなり良好だった。耳との接触面までカバーされたシリコン製のイヤーフィンによって、ピッタリとフィットしてくれる。アンダーアーマーモデルでノウハウを蓄積できたのだろう、とても良好な装着感だった。

このほか、IPX7の防水性能を確保し、ボタンを押すと再生音楽の音量が下がるトークスルー機能や、周囲の環境音を聴きやすくするアンビエントアウェア機能など、スポーツユースはもとより、屋外での使用にも充分配慮された製品となっている。

また、バッテリーのロングライブにも注目したい。約10時間の連続再生が行えるうえ、ケースから約2回の充電が行えるので、トータルで約30時間使い続けることができる。急速充電にも対応し、約10分の充電で1時間ほどの再生が行える点もありがたい。

もうひとつ、カラーバリエーションが豊富に用意されているのも特徴だ。ブラックに加え、ブルー、グリーン、ティールとなかなかカラフルなラインアップとなっているのは、スポーツタイプならではといえる。ケースも本体に合わせたカラーとなっていて、こちらもカラフルだ。そのため(ブラック以外は)カバンの中でもすぐに探し出せることだろう。

JBLらしいユーザーフレンドリーさは、そのほかにもいくつかあった。電源オン時はギターの音が鳴るという、これはBluetoothスピーカーと同じサウンド。ちなみに、トークスルーやアンビエントアウェア機能の切り替えもギターの音だった。これらは、ちょっとしたJBLらしさのアピールといったところか。ペアリングは、イヤホンを取り出すことで自動的にペアリングモードになってくれるので、スマートフォンとの接続はとても楽だった。“ケースから取り出すだけ”とうたっていてもそれでスムーズに接続できる製品は意外と少ないので、この安定っぷりは嬉しいかぎりだ。

いっぽう、操作系にちょっとしたくせを感じた。音楽再生操作は右側1回押しで再生/停止、左側2回押しで曲送りとなるが、曲戻しや音量調整はできない模様。その代わりに、左側は1回押しでトークスルーとアンビエントアウェア機能をオンにできるようになっている。音量調整が本体でできないのは、少々残念だ。

さて、肝心のサウンドはというと、JBLらしいという言葉がピッタリの、ヌケのよい晴れやかな音色傾向が特徴。女性ボーカルがのびのびとした奔放な歌声を聴かせてくれ、アコースティックギターも普段より抑揚がダイナミックな演奏を聴かせてくれる。いっぽう、低域はたっぷりとした量感を持ち、迫力あるサウンドが楽しめる。

スポーツ向け完全ワイヤレスイヤホンというと、音質は二の次の製品が多かったが、いつの間にかそんな時代は終わっていたようだ。ノリのよい、垢抜けた「REFLECT FLOW」のサウンドによって、フィットネスも大いにはかどりそうだ。

イヤホン重量(片耳):約8g
再生時間:最大10時間
充電方法:専用ケース(内蔵バッテリーで約2回のフル充電が可能)
対応コーデック:SBC、AAC
カラーバリエーション:ブラック、ブルー、グリーン、ティール

23. AVIOT「TE-D01g」
IPX7防水&aptX対応!コンパクトなケースで50時間以上のバッテリー性能を確保した注目モデル

AVIOT「TE-D01g」 AVIOT「TE-D01g」を装着したところ

日本人による日本人のためのサウンドと使い勝手を追求した新進気鋭のイヤホンブランド、AVIOTの最新モデル。2017年秋に発表されたミドルクラス「TE-D01a」をフォローする価格帯の製品だが、機能性としては上位モデルに近く、格段のグレードアップを果たしているのが特徴となっている。

そのキーポイントとなっているのがクアルコム社製SoC「QCC3020」の搭載だ。こちらの持つロールスワッピング機能、バッテリー残量に応じてマスターを切り替える機能や電力消費の最適化などによりバッテリー持続時間を大幅に向上させ、約10時間もの連続再生を実現している。また、SBCはもとよりAAC、aptXコーデックに対応したほか、「QCC3020」内蔵のDSP機能を活用した音響調整、さらにはグラフェンコート振動板を採用する6mm口径のダイナミック型ドライバーの採用によって、良質なサウンドを実現したとアピールしている。

イヤホン本体は「TE-D01b」に近いインイヤーモニター的なデザインを採用。さらに、シリコンイヤーチップに加えてフォーム素材も用意することで、装着時にイヤホン本体が落下することを回避している。なお、「TE-D01g」は片側紛失時などに特別価格で代替え品を提供するプログラムも用意しているので、いざというときも安心だ。また、防水機能についてはIPX7レベルが与えられており、外出中の雨などはもちろん、装着したままシャワーを浴びても大丈夫なのはありがたい。

いっぽう、付属するケースはかなり小型なうえ、フタがマグネット開閉式なのでカバンの中で勝手に空いてしまうことがほとんどなく、扱いやすい。さらに、4回ほどのフル充電が行え、トータルで50時間ほどの再生が行えるのもありがたいかぎり。ボディカラーは、ブラック、ネイビー、アイボリー、パールホワイトの4色が用意されている。

さて、肝心の音はというと、アピールどおりJポップとの相性が抜群な元気サウンド。女性ボーカルはグッと前に迫ったはつらつとした歌声を聴かせてくれる。いっぽう、充分なボリュームが確保された低域によって、いつもより幾分パワフルなドラム演奏が楽しめる。上位モデル「TE-D01d」に比べると表現の繊細さなどでかなわない部分も見られるが、聴かせどころをわきまえた、巧みなチューニングだ。

イヤホン重量(片耳):約5g
再生時間:最大10時間
充電方法:専用ケース(内蔵バッテリー併用で50時間以上の再生が可能)
対応コーデック:SBC、AAC、aptX
カラーバリエーション:ブラック、ネイビー、アイボリー、パールホワイト

24. NUARL「N6 Pro」「N6」
新開発のダイナミック型ドライバーを搭載し、2種類の音色から選べる完全ワイヤレスイヤホン

NUARL「N6 Pro」 専用ケースは従来モデルよりやや大きくなり、バッテリー容量が大きく増えている NUARL「N6 Pro」を装着したところ NUARL「N6」 専用ケースフロントには、バッテリー残量を確認できるLEDも搭載する NUARL「N6」を装着したところ

良質なサウンドと特徴的でスマートなデザインを持ち、コストパフォーマンスのよさにも注目が集まるNUARL(ヌアール)から、完全ワイヤレスイヤホンの新モデル「N6 Pro」「N6」が登場する。

こちら、幅広いラインアップを有するNUARL製完全ワイヤレスイヤホンの中でも、フラッグシップとアッパークラスに位置する製品。その最大の特徴といえるのが、新開発のオリジナル「N6」ダイナミック型ドライバーの搭載だ。こちら、ドライバーユニット自身を銅製の金属筐体に収めモジュール化することで、有線イヤホンと変わらない音質追求を実現。同時に、製品組み上げ時のクオリティのばらつき抑制にも寄与しているという。そのほかにも、筐体の新設計や3ボタンの採用など、音質はもとより装着性や操作性など、あらゆるポイントからの改良が押し進められている。

また、外観を見ると「N6 Pro」「N6」両者の違いはカラーバリエーション程度にとどまっているように感じられる。新開発のイヤホン本体はまったく同じ形状で、「N6 Pro」は表面にマット仕上げが、「N6」は表面に光沢仕上げが施されている。これに「N6 Pro」はゴールド、「N6」はシルバーのメッキパーツが組み合わされている。

実際に装着してみたところ、フィット感はかなり良好になっている。外観から、イヤホン本体が結構大きくなったように感じたのだが、装着してみるとそれほど重さを感じない。良好な重量バランスを実現しているのだろう。また、小型のイヤーフィンも従来モデルに比べて格段に効果的となり、耳からのこぼれ落ちを巧みに防止してくれそうだ。

3ボタンに関しては、使いやすさは格別のものといえる。操作には多少の慣れが必要ではあるが、誤操作の可能性がとても低い、確実な操作ができるのはありがたいかぎりだ。

クアルコム社製SoC「QCC3020」搭載と大型バッテリーの採用によって、最大11時間という連続再生時間を実現している点もうれしいかぎり。専用ケースと合わせて最大55時間もの再生が可能というので、これは大きな魅力といっていいだろう。ちなみにこちらの「QCC3020」は、ファームウェアアップデート機能をサポートした最新世代となっていて、NUARLアプリからアップデートが行えるようになっている。これもありがたい。

両者最大の違いといえば、搭載されているドライバーだ。どちらも「N6」、6mm口径のダイナミック型ドライバーを採用しているのには変わらないが、「N6 Pro」にはPEEK(Polyetheretherketone)と単層カーボンナノチューブ(Single Wall Carbon Nanotube)という2枚の振動膜を真空蒸着したSWCNT複合振動板を採用する「NUARL DRIVER [N6]v5」が搭載され、高い分解能を生かしたフラットなサウンドに仕立てられているという。もうひとつの「N6」には、PEEK振動膜の表面にTPEとチタンを被膜蒸着したPTT多層被膜振動板を採用した「NUARL DRIVER [N6]v3」を搭載。こちらは、キレのあるパワフルな音色を生かし、幅広いジャンルにマッチする現代風の味付けに仕立てた、という。

実際、両者のサウンドは似て非なるサウンドキャラクター、といえるものだった。ウォークマン「ZX300」にaptXコーデックで接続し試聴してみたところ、まず「N6 Pro」は、完全ワイヤレスイヤホンであることを忘れてしまいそうな解像感の高さを持ち合わせており、煌びやかな音色の高音によって、鮮度感の高いサウンドを楽しむことができた。ピアノの音はピンとハリがあって、かつ伸びやか。女性ボーカルは、ややハスキーなイメージながらも、生き生きとした歌声となっている。いっぽう、低域は必要十分な量感、といった印象だが、フォーカス感がよいため中域をマスクすることもなく、グルーヴ感の高いサウンドが実現できている。分解能が高いためか、音の広がり感も良好だ。なかなかに良質なサウンドといえる。アコースティック楽器がメインの楽曲をよく聴く人には、魅力的な選択肢といえるだろう。

いっぽうの「N6」は、ボーカルなどの中域がしっかりと押し出されている、距離感の近いサウンドが特徴だ。一歩前に出てきてくれたかのような、距離感の近さによって、メリハリのしっかりした、生き生きとした歌声を楽しむことができる。基本的には、クラシックからJポップ、EDMまで、幅広いジャンルの楽曲をそつなくこなす優秀さを持ち合わせているが、特におすすめなのはボーカル系だ。

ぜひ、両者のサウンドを聴き比べて、好みの1台を選び出して欲しい。

■N6 Pro
イヤホン重量(片耳):約7g
再生時間:最大11時間
充電方法:専用ケース(内蔵バッテリーで5回のフル充電が可能)
対応コーデック:SBC/AAC/aptX
カラーバリエーション:マットブラック、レッドカッパー

■N6
イヤホン重量(片耳):約7g
再生時間:最大11時間
充電方法:専用ケース(内蔵バッテリーで5回のフル充電が可能)
対応コーデック:SBC/AAC/aptX
カラーバリエーション:グロスブラックとシルバー

25. ソニー「WF-SP900」
スマホがなくてもOK!水中でも使える万能機

ソニー「WF-SP900」 ソニー「WF-SP900」を装着したところ

IP68の防塵・防水性能を持ち、本体内に4GBメモリーを搭載することでスマートフォンいらずで単体の音楽再生も実現。左右本体の接続にNMFI方式を採用しつつ、アンテナ構造にも改良を施すことで安定した接続と低遅延を確保した、ソニーの最新スポーツモデル。既存モデルとして、ソニーは「WF-SP700N」というコンセプトの近いモデルが存在しているが、メモリー内蔵だったり高い防水機能を誇っていたり、逆にノイズキャンセリング機能が省かれていたりと、両者では使いこなしがかなり異なってくる。また、後発モデルのアドバンテージとしては、イヤーチップ装着位置を2段階調整できるようにし、アークサポーターを付属するなど、装着性にかなりの工夫が盛り込まれている点が挙げられる。

また、防水に次ぐトピックといえる内蔵メモリー再生に関しては、16bit音源にとどまっていてハイレゾ音源は再生不可だが、MP3やAACはもちろん、FLACやWAVなど幅広いファイル形式に対応しているので使い勝手はよさそう。4GBの容量によって、128kbpsのMP3ファイルで約920曲、16bit/44.1kHzのWAVファイルでも約80曲入れられるため、ランニングなど、スマートフォンも持ちたくない状況などで重宝しそうだ。

そのほか、周辺の環境音をマイクから取り込むアンビエントモードやイコライザー調整も可能となっている。こちら、効果のオンオフは本体ボタンから直接行えるが、スマートフォン用アプリを活用することが前提となっていて、アンビエントモードは「ボイスモード」と「ノーマルモード」を、イコライザー調整は8タイプのなかから好みのものを選ぶようになっている。また、ケース本体はNFCによる簡単接続に対応しており、NFC対応スマートフォンやウォークマンであれば、かざすだけで簡単に機器接続を行うことができる。

接続の安定性に関しては、なかなかのレベルに達していると感じた。もちろん完全ワイヤレスイヤホンとしての限界はあるが、両耳を手で覆うなど極端な悪環境を作らないかぎりスマートフォンとの接続は維持されるし、切れたとしても復帰が素早くスムーズだ。また、左右間にNMFI方式を利用しているおかげか、切れるときには両方いっぺんに切れ、両方いっぺんに(しかも素早く)つながるため、特に大きなストレスを感じることはなかった。

不満点は装着感だ。これは、個人個人で状況が大きく異なってしまうし、もともと筆者はカナル型イヤホンが外れやすいために(耳型を採取する)カスタムIEMにハマった、という経緯を持つ、メーカーにとっては嫌らしいタイプのユーザーであるため、話半分くらいに受け取って欲しいのだが、どのサイズのイヤーチップでも耳から外れやすく、特に右は3サイズどのアークサポーターでも耳に引っかかってもらえず、試聴中にポロリとこぼれ落ちてしまうことがあった。最終的に左右ともにLサイズのイヤーチップ(2段階のうち右のみ手前を使用)、アークサポーターは左L右Mを使うことで何とか試聴が行えたが、ソニー製カナル型イヤホンでここまで苦労した記憶がないため、逆に同社既存イヤホン付属イヤーチップの出来のよさを改めて感じた次第だ。対して「WF-SP900」は、ピッタリとフィットして欲しいスポーツタイプだからこそのシビアさを持ち合わせているようなので、可能であれば一度試聴ならぬ試着することをお勧めしたい。

話は変わって、基本スペックを少々。対応するコーデックはSBCとAAC。カラーは3色が用意されている。連続再生時間は最大約3時間だが、単体再生のプレーヤーモードだと約6時間までのびる。プラス、ケースから最大3回分の充電が可能となっているので、再生時間に関してはごく一般的な内容といえる。
軽量化の意味もあって、ドライバーはBA型か採用されている。これが功を奏しているのか、音質的にもなかなかの出来映え。クリアネスなキャラクターが特徴で、帯域特性としては多少聴感上のナローさが感じられるものの、煌びやかな高域やたっぷりとした量感の低域によって、違和感なく音楽を楽しむことができる。

女性ボーカルは高域のちょっとしたピークと重なるため、擦過音が強めの歌声。その分、普段より歌声に力がこもっているようにも感じる。いっぽうで男性ボーカルは、同じようにサ行が強めなものの、ちょっと鼻にかかったかのような歌声がセクシーだ。ハイハット、金管楽器などは、とても煌びやかな演奏に感じられる。ベースやドラムなどのリズムパートは、低域にしっかりとした量感があり、それでいてフォーカス感もあるので、軽快なテンポのリズミカルな演奏が楽しめる。Jポップ、アメリカンロックなどとはなかなかに相性のよいサウンドキャラクターといえる。いっぽうで、女性ボーカルもヌケのよいのびのびとした歌声が楽しめるなど、ジャンルを問わない優等性っぷりも持ち合わせている。こと音質に関しては、巧みなまとめ上げといえる。

多機能故に操作性がやや煩雑となってしまうが、使いこなせばかなり便利な、完成度の高い製品といえるだろう。

イヤホン重量(片耳):約7.3g
再生時間:最大3時間(Bluetooth ON時)/最大6時間(Bluetooth OFF時)
充電方法:専用ケース(内蔵バッテリーで2.5〜3回分のフル充電が可能)
対応コーデック:SBC、AAC
カラーバリエーション:ブラック、ホワイト、イエロー

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