世界最大のコンシューマーエレクトロニクスショーであるIFA2017。今年はオーディオ分野、特に“ワイヤレス”“スマートスピーカー”をキーワードにした製品の当たり年だった。ここでは、会場で見つけた幅広いブランドのオーディオ製品をまとめて紹介していこう。
ヘッドホン・イヤホンから注目ブランドの製品を紹介してこう。
まず、小規模ながらブースでプレスカンファレンスを開催して新製品を披露したのが日本でも人気を高めつつあるSkullCandyだ。最新モデル「HESH 3」は、Bluetooth接続対応のワイヤレスヘッドホン。129ユーロという求めやすい価格ながら、最新の40mmドライバーやデジタルアンプを搭載。4色のカラーバリエーションを展開し、ファッショナブルで使いやすい同社らしい製品を追求している。
ライフスタイル・オーディオ・ブランドを掲げるSkullCandy
最新ワイヤレスヘッドホン「HESH 3」を発表
快適なクッションと最大22時間のバッテリー駆動がウリ。クイックチャージ機能にも対応している
カラーバリエーションは4色展開だ
地元ドイツからIFA 2017出展したヘッドホンブランドであるベイヤーダイナミックは、テスラテクノロジーを搭載するBluetoothイヤホン「Xelento wireless」とワイヤレスヘッドホン「Aventho wireless」を初披露した。
「Xelento wireless」は、日本でもすでに発売されている「Xelento remote」をベースにしたワイヤレスモデルで、価格は1199ユーロを予定。「Aventho wireless」はテスラテクノロジーを搭載するオンイヤーヘッドホン「T51 p」をベースに開発されたワイヤレスヘッドホンで、聴覚チューニングアプリ「MIY HEADPHONES APP」と連携し音質の最適化も可能とする。価格は449ユーロを予定。
「Xelento wireless」は首に掛けられるリモコン部のデザインも珍しい
テスラドライバー搭載の「Xelento wireless」のデザイン
テスラドライバー搭載のワイヤレスヘッドホンの入門モデルとなる「Aventho Wireless」
Lightning直結でiOSデバイスへ対応するポータブルDAC「Impacto Universal」も出展
日本からの出展でハイエンド製品を披露していたのがオーディオテクニカだ。同社は世界初披露となるヘッドホン最上位モデル「ATH-ADX5000」を発表。58mmのドライバーを搭載し、「コアマウントテクノロジー」という新技術によりワイドレンジな再生に対応。欧州での価格は2190ユーロとまさにハイエンド価格だ。
オーディオテクニカの開放型ヘッドホンの最上位モデル「ATH-ADX5000」
また、ギターアンプで知られるMarshall headphoneブランドからは、日本未発売のワイヤレスヘッドホン「MONITOR Bluetooth」が出展されていた。発売済みの「MONITOR」をベースにしたワイヤレスモデルで日本での発売にも期待できそうだ。
Marshall headphone「MONITOR Bluetooth」(写真右)