Googleアシスタント・Amazon Alexa・アップルSiriなど、マルチAI戦略を推進!

最新スマートスピーカー「G3」「P3」などオンキヨーのAI製品群を見てきた

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2017年11月30日、オンキヨー&パイオニアマーケティングジャパンは、オンキヨーブランドより発表されたスマートスピーカー「G3」と「P3」の日本市場導入を記念した報道関係者向けの体験会イベントを開催。スマートスピーカー最新2機種のデモンストレーションのほか、同社のAIに関する最新の取り組みについての解説が行われた。スマートスピーカー2機種の詳細を中心に、レポートをお届けする。

最新スマートスピーカーなどオンキヨーのAI製品群を見てきた

スマートスピーカーの国内投入第1弾はGoogleアシスタントとAmazon Alexaをサポート

「G3」と「P3」は、オンキヨーブランドから発売される最新のスマートスピーカーだ。それぞれGoogleアシスタントとAmazon Alexaという異なるAIアシスタントを搭載しており、2機種そろって展示され、それぞれ体験できるというのは、日本国内では今回が初となる。

「G3」は、Googleが開発するAIアシスタント「Googleアシスタント」をサポートするスマートスピーカーだ。円筒形のスタイルが多いスマートスピーカーとしては珍しく、ボックススタイルの筐体を採用している。コンパクトな筐体ながら、新開発のカスタムウーハーとバランスドーム型ツイーターを組み合わせた2ウェイスピーカーを搭載。Bluetooth機能も搭載しており、スマートスピーカーとしてだけでなく、Bluetoothスピーカーとしても使えるのもポイントだ。市場想定価格は25,000円前後(税別)。国内出荷はすでに開始されており、早ければ本日当たりからユーザーの手元に届いているという。

Googleアシスタントをサポートする「G3」。市場想定価格は25,000円前後(税別)

Googleアシスタントをサポートする「G3」。市場想定価格は25,000円前後(税別)

「P3」は、Amazonが開発するAIアシスタント「Alexa」をサポートするスマートスピーカー。楕円形のユニークな筐体には、64mm径のデュアル・フルレンジウーハーと、デュアルパッシブラジエーターを搭載。先に紹介した「G3」はモノラル再生のサポートだったが、「P3」は単体でステレオ再生が楽しめるようになっている。また、Wi-Fiベースのワイヤレス・オーディオ技術「DTS Play-Fi」をサポートしているのもポイント。「DTS Play-Fi」に対応したさまざまな機器と連携してマルチルームオーディオを楽しむことができる。

さらに、本体背面にはラインイン/ラインアウトも装備。「DTS Play-Fi」を組み合わせれば、「P3」に接続したレコードプレーヤーの音声を他の部屋に設置した「DTS Play-Fi」対応機器経由で再生するといった使い方もできるという。こちらは、Amazonでの招待制販売となっており、現在はオファーメールの希望を受け付けている段階となっており、実際の製品が手元に届くのは年内を予定しているとのこと。市場想定価格は30,000円前後(税別)だ。

Amazon AlexaとDTS Play-Fiをサポートする「P3」。市場想定価格は30,000円前後(税別)だ

Amazon AlexaとDTS Play-Fiをサポートする「P3」。市場想定価格は30,000円前後(税別)だ

両モデルに共通しているのは、オーディオメーカーらしく、音に非常にこだわっているということ。さまざまな利用シーンが想定されるスマートスピーカーは、筐体サイズがどうしても小さくなりがちだが、そういった限られた筐体サイズでもいかにいい音を鳴らせるかということを考え、スピーカーユニットはもちろん、DSPやアンプについてもかなり注力したという。

また、スマートスピーカーにとって、音を出すスピーカー部分と同じくらい重要な、ボイスコマンドを受け取るマイクについてもかなり注力しているという。特に今回発表されたスマートスピーカーのひとつ「G3」では、マイク基板を天面ラバー部に直接固定してほかの筐体と接触しないフローティング構造とすることで、大音量で音楽を再生している際も、高精度な音声認識を実現。こちらはすでに特許出願中とのことで、今後「G3」以外にも展開を進めていきたいということだ。

「G3」の音質に関するポイント。音の出るスピーカー部分だけでなく、音を取り込むマイクについてもこだわったという

「P3」はデュアル・フルレンジウーハーを搭載し、単体でステレオ再生に対応

「P3」はデュアル・フルレンジウーハーを搭載し、単体でステレオ再生に対応

今回の体験会では、「G3」と「P3」のそれぞれの音を実際に体験することができた。音のデモンストレーションは比較的広めの会場で行われたが、最初に聴いたときは、コンパクトな筐体からは想像できない、サイズ感を超えた非常にパワフルなサウンドに驚いた。「G3」は比較的中広域に重きを置いたHiFi志向のサウンドチューニング、「P3」はデュアルパッシブラジエーターによる厚みのある低域が印象的で、これまでのスマートスピーカーのような“ながら聴き”だけでなく、音楽をしっかりと楽しめるレベルにしっかりと仕上がっていた。ボイスコマンドによるやりとりも非常に明瞭で聴きやすく、このあたりのサウンドチューニングは、さすがオーディオメーカーといったところだ。

Googleアシスタント・Amazon Alexa・アップル Siri まで、AI全方位展開を推進

今回のイベントでは、スマートスピーカーを含めた同社のAIに関する最新の取り組みについても解説が行われた。

同社は現在、今回お披露目された最新スマートスピーカー2機種に搭載されている「Googleアシスタント」と「Amazon Alexa」のほかにも、iPhoneのLightning接続に対応した「RAYZ(レイズ)」シリーズでアップルの「Siri」をサポート。また、SoundHoundが手がけるAIアシスタント「Houndify」に対応したスマートスピーカーの開発にも着手するなど、「マルチAI戦略」を推進している。

オーディオメーカーとしては非常に珍しいマルチAI戦略を推進

オーディオメーカーとしては非常に珍しいマルチAI戦略を推進

イベントに登壇したオンキヨー AI/IoT事業戦略室室長の宮崎武雄氏は、「AIは、ユーザーにより多くの音楽を聴く機会を提供するための重要なパーツ。AI自体も選んでいただけるように、マルチAI戦略を進めている。音楽に触れる機会を増やすため、家の中で使うスマートスピーカーだけでなく、屋外で使用するイヤホンやヘッドホンも手がけている。車の中で音楽を楽しむという点も注力しており、トヨタヤフォードが主導するスマートデバイスリンク(SDL)コンソーソシアムにも参加し、ロードノイズや閉鎖空間といった車ならではの特殊環境においての音声認識の精度を高める研究開発も進めている。」と、マルチAI戦略のさまざまな取り組みを紹介。今後については、「音楽が生活に溶け込み、生活がさらに鮮やかになるようにAIを活用していきたい。」と意気込みを語った。

オンキヨー AI/IoT事業戦略室室長の宮崎武雄氏

オンキヨー AI/IoT事業戦略室室長の宮崎武雄氏

音楽に触れる機会を増やすため、スマートスピーカーだけでなく、イヤホンやヘッドホン、車載スピーカーといったさまざまなデバイスの開発を進めているという

体験会イベントでも、同社デバイスとAIを活用したさまざまなデモンストレーションが行われていた。写真は、スマートスピーカー「P3」とPhilipsのスマートLED「Hue」との連携デモンストレーションの様子

スマートスピーカー「G3」と「Chromecast builit-in」をサポートした同社AV機器との連携デモの様子

スマートスピーカー「G3」と「Chromecast builit-in」をサポートした同社AV機器との連携デモの様子

パイオニアブランドから発売されているLightning接続イヤホン「RAYZ」も展示。こちらは、アップル「Siri」をサポートしている

ネインと共同したAndroidアプリ「Notification App」のデモンストレーションの様子。パイオニアブランドのワイヤレスヘッドホンを組み合わせることで、スマートフォンに届いたメールや通知を読み上げてくれる

遠山俊介(編集部)

遠山俊介(編集部)

PC・家電・カメラからゲーム・ホビー・サービスまで、興味のあることは自分自身で徹底的に調べないと気がすまないオタク系男子です。最近はもっぱらカスタムIEMに散財してます。

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2017.12.9 更新
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