イベントレポート
水中でも使える完全ワイヤレスイヤホンに最新ウォークマンまで!

【IFA 2018】日本にも来る!? ソニーの最新オーディオ製品を現地からまとめてレポート

“Signature”シリーズで登場!ハイエンドリスニングイヤホン「IER-Z1R」

IFA 2018のプレスカンファレンスで発表されたソニーの最高音質“Signature”シリーズで登場するリスニングイヤホンが「IER-Z1R」だ。コンセプトはコンサートホールの特等席で聴いているような音楽の楽しさの提供だ。

 “Signature”シリーズで登場する「IER-Z1R」

“Signature”シリーズで登場する「IER-Z1R」

やわらかいハンガーケーブルで装着感も向上

やわらかいハンガーケーブルで装着感も向上

イヤホン構造はダイナミック型ドライバーとBA型ドライバーのハイブリット式。ドライバー構成は、低中高域を担当する12mm径ダイナミック型ドライバー、高域を担当するBA型ドライバー、超高音域を担当する5mm径ダイナミック型ドライバーの3ウェイ構成だ。12mm径のダイナミック型ドライバーはマグネシウムドーム振動板採用し、沈み込む低域と繊細な中広域を両立。高域はマグネシウム振動板を採用したBA型ドライバーでクリアな音を、超高域は独自開発のアルミニウムコートLCP振動板と外磁型磁気回路を採用した5mm径ダイナミック型ドライバーで100kHzまでをカバーする。

3つのドライバーは、1つのインナーハウジングに取り付け最適な位相で音が合わさる「リファインドフェイズ・ストラクチャー」構造を採用。ドライバーユニット後方部の拡張音響空間に極細の音響管を接続するサウンドスペースコントロールもソニー独自だ。

イヤホンのハウジングは汎用金属のなかでも非常に高度のすぐれた密度6.7g/立方メートルのジルコニウム合金ハウジングで、表面には高級時計等で用いられるペラーシュ加工が施された。ソニーのプロフェッショナル向け製品を手がける国内工場で組み立て生産が行われる。欧州では2200ユーロで11月以降に順次発売予定となっている。

ジルコニウム合金の筐体にはメイドインジャパンの表記も

ジルコニウム合金の筐体にはメイドインジャパンの表記も

ソニー初のステージモニター「IER-M9」「IER-M7」

ソニーのハイエンドイヤホンとしてモニター系イヤホン「IER-M9」「IER-M7」もIFA 2018のソニーブースで披露された。

ケース内での展示となった「IER-M9」

ケース内での展示となった「IER-M9」

「IER-M7」

「IER-M7」

「IER-M9」「IER-M7」は、ステージモニターを目指したイヤホンとして、ソニーが初めて送り出すハイエンドモニターイヤホン。「IER-M9」はBA型ドライバーを5基、「IER-M7」はBA型ドライバーを4基搭載する。ソニーミュージックやPAエンジニアと協力し、ライブステージの上で用いるステージイヤーモニターとして必要な「演奏者自らが奏でる音色」「各楽器間のバランス」「正確なリズム」の再現を目指したという。

いずれも、新開発のBA型ドライバーを搭載。「IER-M9」は、BA型ドライバー5基をLow、mid1、mid2、High1、High2として、「IER-M7」はBA型ドライバー4基をLow、mid1、mid2、High1という構造で使用している。「IER-M9」のHigh2にあたる高音域担当のBA型ドライバーには、比剛性の高さと内部損失の高いマグネシウム合金を振動板に採用。BA型ドライバーからの音を放射する構造に、不要振動を抑えるマグネシウムインナーハウジングを採用したほか、BA型ドライバーユニットから音導管までの高音域をロスなく伝達する「オプティマイズドサウンドパス」により、高音域をロスなく伝達するという。

ステージモニターイヤホンとしてモニター用途を想定するため、遮音性も徹底。ノイズブロック構造によるユニバーサルイヤホンとして業界最高性能の遮音性能を実現している。欧州では発売予定のない製品で、アジア向けには8月発表済みだ。

有線ハイエンドヘッドホンを刷新する「MDR-Z7M2」

香港ハイエンドショーで先行披露された有線ハイエンドヘッドホンの「MDR-Z7M2」も、IFA 2018で披露された。「NDR-Z7」の後継にあたるモデルで、新たなサウンドのテーマとして音場を感じるための“空気感”の再現を掲げる。

有線タイプのハイエンドヘッドホン「MDR-Z7M2」

有線タイプのハイエンドヘッドホン「MDR-Z7M2」

ドライバーユニットには、大口径70mmHDドライバーユニットを搭載。一般的な人の耳殻を上回るサイズで平面に近い波動を実現する。ヘッドホングリルには「MDR-Z1R」で採用していたフィボナッチ数列を参考にした「フィボナッチグリルパターン」を採用。開口部を均一化して空気の伝搬を阻害せず、なめらかな超高域特性を実現している。振動板は「アルミニウムコートLCP振動板」で、「LCP」(液晶ポリマー)にアルミニウム薄膜をコーティングするとともにドーム部分を大型化。全帯域で高くフラットな内部損失を実現し、ボーカルを艶やかに表現するという。またマグネットもヘッドホンとして最大級サイズの「大型ネオジウムマグネット」を採用する。

ハウジングには低音をコントロールする「ビートレスポンスコントロール」を搭載。端子部は銅合金のなかでも抵抗値が低く強度にすぐれる「コルソン金属製ジャック」で、ソニー専用の高音質はんだを採用。ハンガーから連続してケーブルが出る構造は「MDR-Z1R」と同じだ。

本体も、エルゴミック立体縫製イヤーパッドを始めとした装着性、高耐久性を追求した構造となった。重量は340gだ。再生周波数帯域は4Hz〜100kHzまで。本体には4.4mmバランスケーブルも付属する。欧州では800ユーロで9月より順次発売される。

「MDR-Z1R」にも採用された「フィボナッチグリルパターン」や「エルゴミック立体縫製」を取り入れることで、サウンドや装着感も向上している

“EXTRA BASS”スピーカーがGoogleアシスタント搭載で登場!

スマートスピーカーは、ソニーの重低音スピーカー“EXTRA BASS”ブランドからGoogleアシスタント内蔵の「SRS-XB501G」が登場する。

大型サイズで三脚設置も可能な「SRS-XB501G」

大型サイズで三脚設置も可能な「SRS-XB501G」

特徴は125mmのサブウーファーと45mmのフルレンジユニットを搭載した巨大な本体。三脚に立てて設置も可能で、屋内だけでなく中庭などにも持ち出して使えるデザインだ。 本体はIP65の防塵・防水に対応したタフネス仕様で、バッテリー内蔵により最大約16時間の連続再生が可能。スピーカー前面にはライティング機能も搭載さており、シーンや空間に合わせて演出する機能も利用できる。もちろん、Wi-Fi内蔵のGoogleアシスタント内蔵スピーカーなので、音声による楽曲再生や対応機器のコントロールも可能だ。欧州では350ユーロで10月以降順次発売予定だ。

折原一也

折原一也

PC系版元の編集職を経て2004年に独立。モノ雑誌やオーディオ・ビジュアルの専門誌をメインフィールドとし、4K・HDRのビジュアルとハイレゾ・ヘッドフォンのオーディオ全般を手がける。2009年より音元出版主催のVGP(ビジュアルグランプリ)審査員。

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