据え置きタイプのオーディオ製品は、“ネットワーク再生”と“スマートスピーカー”がキーワードだ。
パナソニックはTechnicsブランドのワイヤレススピーカー“OTTAVA S”「SC-C50」を初披露。3.1chスピーカーを内蔵した一体型オーディオOTTAVAシリーズの最新モデルで、BluetoothとWi-Fiによるハイレゾネットワーク再生機能、ストリーミングオーディオ再生に対応。自動音場補正にも対応する。価格は749ユーロで9月中に発売予定。
Technicsは“OTTAVA S” 「SC-C50」を発表
一体型のネットワークオーディオプレーヤーという位置付け
ハイエンドのSACD一体型ネットワークプレーヤーも参考出展されていた
IFA 2018でも特にユニークなスピーカーを出展したのがデンマークのBang & Olufsen(B&O)による「Beosound Edge」だ。円形の大型プレートのような外見をしたスピーカーで、壁掛け設置や床置きに対応。音量に応じて本体のベースポートが可動することで、音量に応じた最適な音質が得られるとしている。ジャイロスコープを内蔵し、本体を転がすような操作でボリューム操作もできる。Wi-FiとBluetooth対応のワイヤレススピーカーで、価格は3500ドル。デザインコンシャスなB&Oらしいモデルだ。
壁掛け設置も可能なデザインの「Beosound Edge」
ポートが音量に応じて可動する驚きの機構
Masrshallのギターアンプをモチーフにしたデザインのワイヤスピーカーを展開しているMasrshall Speakersは、「ACTON II」と「STANMORE II」をスマートスピーカー化した「ACTON II VOICE」と「STANMORE II VOICE」を披露。Amazon Alexa対応版と、Googleアシスタント対応版の2種類を展開予定で、価格は「ACTON II VOICE」が299ドル、「STANMORE II VOICE」が399ドルとなっている。なお、Amazon Alexa版が秋発売で先行し、Googleアシスタント版が追って発売される予定だ。
Amazon Alexa対応版の「ACTON II VOICE」「STANMORE II VOICE」
Googleアシスタント対応版の「ACTON II VOICE」
デンマークのスピーカーブランドであるLIBRATONEは、同社のワイヤレススピーカーをスマートスピーカー化した「ZIPP 2」「ZIPP 2 MINI」を披露。360度サウンドを再生するスピーカーで、対応ボイスアシスタントはAmazon Alexaだ。アップルの「AirPlay 2」にも対応予定とのこと。価格は「ZIPP 2」が279ポンド、「ZIPP 2 MINI」が229ポンドだ。
LIBRATONEのスマートスピーカー「ZIPP 2」「ZIPP 2 MINI」。ポップなカラーバリエーションも魅力的だ
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