新製品レポート
睡眠を妨げるノイズをマスクする完全ワイヤレススタイルの面白ガジェット

寝ながら使うイヤホン型デバイス「BOSE NOISE-MASKING SLEEPBUDS」がついに日本上陸!

イヤホンやヘッドホン、スピーカーなどを手がけるBoseが開発した入眠サポート用イヤホン型デバイス「BOSE NOISE-MASKING SLEEPBUDS」。価格.comマガジンでも、米国での新製品発表会の模様をレポートしたが、本日都内で同製品の新製品説明会が行われ、日本市場にも投入することが発表された。価格は3万円(税別)だ。

イヤホン型デバイス「BOSE NOISE-MASKING SLEEPBUDS」

イヤホン型デバイス「BOSE NOISE-MASKING SLEEPBUDS」

「BOSE NOISE-MASKING SLEEPBUDS」は、イヤーピースによるパッシブノイズキャンセリングと、専用スマートフォンアプリ「Bose Sleep app」と連携したヒーリングサウンドの2種類で睡眠を妨げる騒音をマスクするという独自の“ノイズマスキンングテクノロジー”で、入眠をサポートするという新感覚のイヤホン型デバイス。イヤホンではなく、あえて“イヤホン型デバイス”と書いたのは、「BOSE NOISE-MASKING SLEEPBUDS」自体にスマートフォンに内蔵された音楽などを再生できる機能が搭載されていないためだ。

本体は寝ながら使用する際にケーブルを気にせず使用できるよう、ケーブル類が一切ない完全ワイヤレスイヤホンのような形状を採用。専用スマートフォンアプリ「Bose Sleep app」とは、Bluetooth Low Energy(BLE)で接続される形となる。睡眠時もそのまま装着して使用することを想定しているため、本体はシャツのボタンほどのコンパクトさ。数ある同社製品の中でも最小サイズだという。重量も片耳わずか1.4gと、装着しているのも忘れるほどの軽さだ。

イヤーピースを除く本体部分はわずか1cm四方。重さも約1.4gと非常に軽量だ

イヤーピースを除く本体部分はわずか1cm四方。重さも約1.4gと非常に軽量だ

長時間に渡る就寝時にもしっかりと使えるように、内蔵バッテリーで約16時間の連続駆動を実現。専用ケースには本体充電を1回行えるバッテリーも用意されており、本体内蔵のバッテリーとあわせると最大32時間使用することができる。また、本体が隠れるような状態になっても専用アプリと安定した通信が行えるよう、通信部にレーザーエッチングアンテナを使用したのもポイント。回路基板にもフラッシュメモリーを内蔵し、使用中にヒーリングサウンドが突然切れないようにも配慮されている。

「BOSE NOISE-MASKING SLEEPBUDS」の分解模型

「BOSE NOISE-MASKING SLEEPBUDS」の分解模型

レーザーエッチングアンテナを使用することで、本体が隠れるような状況でも安定した通信を確保している

レーザーエッチングアンテナを使用することで、本体が隠れるような状況でも安定した通信を確保している

基板にフラッシュメモリーを搭載し、ヒーリングサウンドが途切れるのを防いでいるのもポイントだ

基板にフラッシュメモリーを搭載し、ヒーリングサウンドが途切れるのを防いでいるのもポイントだ

製品のコアである“ノイズマスキンングテクノロジー”は、イヤーピースによるパッシブノイズキャンセリングで外部から耳に入るノイズを低減した上で、ヒーリングサウンドを流してノイズをかき消すという仕組み。Boseといえば、マイクで外音のノイズを拾い、ノイズに対して逆位相の信号を重ねることでノイズをかき消すアクティブノイズキャンセリング機能を備えたヘッドホンが有名だが、今回の製品はあくまでもノイズをかき消すことを目的に開発されたということで、アクティブノイズキャンセリング機能はまったく備えていない。

イヤーピースは専用開発されたもので、装着したまま枕に耳を押し付けたときに痛くならないように、やわらかいシリコン素材を使用。寝ている間にズレないようにスタビライザーも設けられている。

イヤーピースはスタビライザー一体型。パッケージにはS/MLの3サイズが付属している

イヤーピースはスタビライザー一体型。パッケージにはS/MLの3サイズが付属している

専用スマートフォンアプリ「Bose Sleep app」を使って流すヒーリングサウンドも、波の音や木の葉のざわめく音など全10種類を用意。いずれも、ノイズをより効果的にマスクするような加工が加えられているという。今後、流せるヒーリングサウンドの種類の拡充も予定しているとのことだ。

専用アプリ「Bose Sleep app」。ヒーリングサウンドの選択だけでなく、スリープタイマーや目覚まし機能も用意されている

ヒーリングサウンドは10種類用意。今後拡充していく予定とのこと

ヒーリングサウンドは10種類用意。今後拡充していく予定とのこと

今回行われた新製品説明会では、リクライニングチェアと枕を用意した専用の体験ブースが用意され、「BOSE NOISE-MASKING SLEEPBUDS」の効果を実際に寝ながら体験することができた。

「BOSE NOISE-MASKING SLEEPBUDS」の効果を実際に寝ながら体験

「BOSE NOISE-MASKING SLEEPBUDS」の効果を実際に寝ながら体験

サイドテーブルに置かれた「SOUNDLINK REVOLVE」から街中の騒音や人の会話、いびきといったノイズが大音量で流すというデモンストレーションだったが、「BOSE NOISE-MASKING SLEEPBUDS」を装着しただけでノイズがかなり低減したことに驚いた。ヒーリングサウンドを流さない状態だと、車の排気音などの低域、クラクションなどの高域はかすかに聴こえるが、人の声のような中域はかなりマスクされている印象だ。

そして、ヒーリングサウンドを流しはじめると、先ほどまで聴こえていたはずの低域や高域のノイズがまったくといっていいほど聴こえなくなった。人によってはヒーリングサウンドが流れているだけでも眠れないという人もいるだろうし、そういう人にとってヒーリングサウンドが入眠サポートに効果的なのかは判断が難しいところではあるが、ノイズをかき消すという点では、耳が詰まるようなアクティブノイズキャンセリング特有の感じもなくてかなり効果的だと感じた。

イヤーピースについてはすき間からノイズが進入するのを防ぐためか、通常のイヤホンのものよりやや大きなつくりのよう。通常のイヤホンではMサイズのイヤーピースを使う筆者も、今回はSサイズでちょうどイイ感じだった。実際に寝返りするような感じで枕に耳を何度か押し当ててみたが、本体が非常に小さく作られているため、痛くなるようなことはまったくなかった。

昨今、ライフスタイルの変化から睡眠の悩みを抱える人が増えており、睡眠の質を高めるさまざまなグッズが販売されている。音楽を流す方向性の製品はこれまでもあったが、今回発売された「BOSE NOISE-MASKING SLEEPBUDS」のように、ノイズをかき消すというアプローチの製品はありそうでなかったので、なかなか面白い存在になりそうだ。

遠山俊介(編集部)

遠山俊介(編集部)

PC・家電・カメラからゲーム・ホビー・サービスまで、興味のあることは自分自身で徹底的に調べないと気がすまないオタク系男子です。最近はもっぱらカスタムIEMに散財してます。

紹介した製品の最新価格・クチコミをチェックする
関連記事
ページトップへ戻る